錬金術師と心火を燃やしてみよっか?   作:神咲胡桃

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10 天羽奏を、救ってみよっか?

《キャロルside》

複数の画面に流れるデータに目を通しながら、オレは両手を忙しく動かす。

 

「こんな時に限って余計なことをしてくれる!ノイズは七海たちに任せて、私は聖遺物の方を………ん?全く違う反応が現れただと?」

 

送られてくるデータの内、目に留まった反応に違和感を持ち、調べることにする。その結果、新たな反応はノイズでも目的の聖遺物でもないことが分かった。

 

「この反応はノイズのものと酷似している。ということは、今いるノイズと何らかの関係があるという事か?」

 

ああくそ!今は時間が惜しい!気になることは多いが、とにかく今は情報収集と七海たちのサポートが先だ。

 

「一体何が起きている……?七海、セレナ。無事でいろ………」

 

オレはただ、そう願う事しかできなかった。

 

《七海side》

あっぶなかった~!まさか変身して突入しようとしたら、天羽奏が絶唱使う直前で、しかも死にかけてるなんて思わなかった。というか展開速くない?私の予想だともうチョイ遅いと思ったんだけど。

 

「おい!あんたら、いったい何もんだ?」

 

そんでまあ、ギリギリのところで天羽奏を助けてノイズに睨み聞かせてたら、なんか聞かれた。そりゃそうだよね。助けられたとはいえ、敵か味方か分かんないんだし。

 

「とりあえず貴方は、そこの女の子守っててよ」

「あっおい!」

 

天羽奏の後ろに倒れている少女を指差し、守るように言いつける。……あれが多分、立花響なんだろうね。

まずはノイズを片付けないといけない、ということでセレナと共にノイズと戦闘を開始する。

 

「ハアアア!」

 

まずは走りながらツインブレイカ―を連射。フュ~。数が多いから適当に撃っても余裕で当たるね。そんで接近したら、アタックモードに切り替えて近くにいるやつを殴り飛ばす!

次いで、3体のノイズが突撃してきた。一番前にいたノイズをツインブレイカ―を装着した左手で薙ぎ払い、2体目を返しの薙ぎ払いで吹き飛ばす。3体目は強引にアッパーで打ち上げる。

 

「っ!やらせるか!」

《スクラップフィニッシュ!》

 

背後から飛びかかってきたノイズ2体に気付いた私は、即座にスクラッシュドライバーのレバーを下ろし、オーバーヘッドキックの要領で蹴り飛ばす。蹴り飛ばしたノイズは巨大な芋虫みたいなノイズに激突、周囲を巻き込み爆発した。

 

「まったく、うじゃうじゃと出てきちゃって。………これでも使ってみますかね」

 

つい最近完成……というわけじゃないけど、今まで使うタイミングがなかったもう1つのスクラッシュゼリー(・・・・・・・・・・・・・・)を取り出す。殲滅戦にはちょうどいいしね。

 

《タンクゼェリィィ!》

 

「変身」

そう言いレバーを下ろすと、「ケミカライドビルダ―」と巨大なビーカーが私を覆うが、いつもと違う点が1つ。どこからともなく現れた2体の小型戦車「マウントキャタピライザー」の砲身を、私を覆っているビーカーに接続していること。

マウントキャタピライザーから供給されるように、青い液体がビーカー内に注がれていく。

 

《注ぐぅ!狙うぅ!撃ち放つぅ!》

《タンクゥイングゥリスチャァァァジ!》

《ドォッガアアアンン!!》

 

マウントキャタピライザーはビーカーを液体で満たすと、自身も分解しながらビーカーの中に入る。そして、中の液体が撃ちだされるように外に放出されビーカーも収納されていく。

そこに居たのは、青いスーツに、ついさっき分解したマウントキャタピライザーと思われる装甲。両肩には戦車の砲塔を思わせる装備が装着されている。

 

「仮面ライダーグリス タンクチャージ。……心火を燃やして、狙い撃つ」

 

私がそう名乗ると、足部に装着されている「ハードキャタピラ」を稼働させ、滑るように地面を走行する。ノイズもただ見てるだけじゃなく、巨大ノイズが粘液みたいなのを飛ばしてくる。

 

「ふっ……。これで、はっ!」

 

それをすべて避けつつ両肩の砲塔「ブレイクゲイザー」で砲撃する。

撃ちだした光弾は巨大ノイズに命中し、周囲のノイズも巻き込むほどの威力で爆発する。

 

「よし!次々行くよ!」

 

行けると確信した私は、ノイズの集団に向かって砲撃を開始していく。

 

《セレナside》

 

「たくさんの人が笑っていた。なのに貴方たちは恐怖を運んできた。そして罪もない人々を……絶対に許しません!」

 

私は怒っています。F.I.S.でレセプターチルドレンとして扱われていた私は、こんなにも人々が笑顔でいる場所を綺麗だと思っていました。……ついさっきまでは。しかしノイズが現れたことで、恐怖が飛び交う地獄へと変わってしまった。ゆえに私はノイズと戦うんです。

迫りくるノイズを近接武器にもなるスラッシュライザーで斬り捨て、主翼であるバーニングスクランブラ―を伸ばした左手に沿うように片翼だけ展開。左手を振るい、バーニングスクランブラ―から羽部分「バーニングフライヤー」を放射状に飛ばし、ノイズを一斉に切り刻む。

 

「よし。お姉ちゃんとの訓練の成果が出てる!…っ!?」

「はっ!」

「お姉ちゃん!?」

 

訓練の成果が出ていることに手ごたえを感じていると、死角から襲いかかってきたノイズに反応できませんでした。ダメージが来ると身構えましたが、お姉ちゃんが助けてくれました。やっぱりお姉ちゃんは頼りになります!

 

「油断しない!一気に決めるよ!」

「はい!」

 

お姉ちゃんがスクラッシュドライバーにフルボトルを装填するのを見て、私も必殺技を発動する。

 

《ディスチャァァジボトル! 潰れなぁぁい》

《インフェルノウィング! バーニングレイン!》

「「はあああああ!!」」

 

お姉ちゃんが2発のミサイルを撃ちだし、私はスラッシュライザーで炎の斬撃を飛ばす。

 

      バ ー ニ ン グ

              

              

  チャ―ジ クラッシュ    

   

一際大きな爆発が起こり、コンサート会場に現れたノイズは一掃されました。

 




仮面ライダーグリス タンクチャージ
第2のオリジナルフォーム。スーツは大部分が黒に青が少しある。変身時は巨大なビーカーに2台の装甲兼サポートの小型戦車「マウントキャタピライザー」が砲塔を接続、青色の液体を注ぐ。その後はマウントキャタピライザーが各装甲と武装に分離し、ビーカー内で装着される。
マウントキャタピライザーの装甲となる部位は顔、胸、上腕、太もも、足。武装は砲塔が肩に装着される。1台で半身の前述した部位に装着される。
主な攻撃は拳での打撃、もしくは両肩の砲塔での砲撃。
このフォームでも勿論「マシンパックショルダー」は装着されてなく、そのかわり両肩に載せるように砲塔「ブレイクゲイザー」が装備されている。ブレイクゲイザーの撃ちだす高威力の光弾は並のノイズなら一撃で撃破できる。また、マウントキャタピライザー時でも砲撃は可能。タンクチャージ変身時は変身者のサポートをし、変身を完了したときはビーカー内の液体を排出する役目も担っている。フルボトルを使用した攻撃(ツインブレイカ―時は除く)は、主にブレイクゲイザーを使用する。
足部に装着されているキャタピラ「ハードキャタピラ」を稼働させることで、地面を走行することが可能。マウントキャタピライザーに搭載されいているAIが砲撃の照準を補助しているため、変身者は装甲に集中できる。
必殺技は足元、砲身の後方部分からヴァリアブルゼリーを噴出してアンカーとし、超高威力の光弾を撃ちだす「バースティングフィニッシュ」。


因みに必殺技名の演出どうでしたか?ゼロワンのライダー出てくる二次創作だったら大体やってますよね。というわけで、n番煎じですが七海も混ぜてやってみました。でも結構大変でしたね。
不評だったらやめようかなと思いますが…。


奏者たちの技を、ゼロワンライダー風にしてほしい?特殊タグ付けるのメンド・・大変だけど(参考程度です。)

  • やってほしい!
  • 別にやらなくてもいいよ?
  • 作者の苦労など知らん。
  • 文字に色つけないの?
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