錬金術師と心火を燃やしてみよっか?   作:神咲胡桃

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11 白黄七海の過去、少しだけ知ってみよっか?

《七海side》

どーしてこうなったかなぁー。セレナと一緒にノイズを倒して、そんで帰るだけだったのになぁ。あ、ちなみに聖遺物の方は諦めたよ。崩落が危険ってことと時間がかかり過ぎたことを建前にしたけど、今回の聖遺物については取ったら今後がまずいしね。

でもって今は、天羽奏に槍を向けられている。

 

「何の用かな?」

「悪いけど、私たちと来てもらうよ。あんた達のことと、シンフォギア以外にノイズを倒せる力。それについても話してもらう」

「貴方を助けてあげたからそれでチャラにしてくれない?」

「それについては感謝してる。だから、力づくなんてことはさせないでくれ」

「奏!」

 

当たり前だよね。ノイズをシンフォギア以外でも倒せる力なんて、彼女たちからしたらぜひとも欲しいだろうし。というか風鳴翼まで来ちゃったよ。めんどくさくなる前に退散するのが吉だね。

私は懐からテレポートジェムを取り出し、地面に叩きつける。

 

「なっ!?まて!」

「悪いけど、帰らせてもらうよ。可愛い子たちが待ってるしね」

「行かせるか!」

 

天羽奏が駆け寄ってくるけどもう遅い。ああ、それと――――

 

「1つ言っておくけど、これはノイズを倒すために作ったわけじゃないよ」

 

それだけ言うと、私とセレナは魔方陣からの光に包まれた。

 

《奏side》

 

「以上が、コンサート会場でのノイズ襲撃の顛末です」

 

顔が厳ついおっさんに、私の相方の翼が今回の事件の顛末を報告をする。今いる場所は特異災害対策機動2課の基地。んでもって、おっさん…風鳴弦十郎は司令官で、翼と私は2課で戦うシンフォギア奏者。

 

「なるほどな。謎の戦士、か」

「はい。しかもどうやら現れた2人とも、少女の声でした。これは奏が聞いたことですが」

「本当か奏くん?」

「ああ。それに片方がもう片方をお姉ちゃんって呼んでた」

 

私にも妹はいた。だが、あの時ノイズに…!あの金ぴか野郎は私にはもういない妹を連れていた。それが私の心を刺激する。

 

「しかし名前まで分からないか……」

「仮面ライダー。それが彼女たちの名前よ」

「何・・・?」

「了子さん。何か知ってるのか」

「ええ。知ってるわよ。櫻井了子としてではなく、フィーネとして(・・・・・・・)だけどね。もちろん会話もしたわ」

 

そう言って眼鏡をクイッとあげて聖遺物関連の研究者である了子さん、いやフィーネが語る。了子さんは2年前ぐらいのある日。何を思ったのか自身の正体を打ち明けた。証拠として超常的な力を使ったりしてな。理由はまだ何も教えてくれないけど、おっさんが容認したんで私たちも信用することにした。ホント、懐が広いと言うかなんというか……。

時々、フィーネとして助言をしてくれたりもするけど、私たちにとっては了子さんだからフィーネの時も了子さんって呼んでる。

 

「どっちでもいいよ。それより了子さんが知ってることを教えてくれ」

「あらあら。それじゃあまず、彼女たちの名前は仮面ライダー。だけどそれはあの姿のことを言っていて、ちゃんと変身者がいるわ。その変身者の名前は白黄七海。錬金術士よ」

 

思ってもみない言葉にその場にいた全員が呆気にとられる。だってそうだろ?錬金術士とか空想の類だと思ってた。………いやよく考えたら私たちの使ってるシンフォギアとかも、元を辿れば空想の類だったもんじゃねえか。

了子さんは説明を続ける。

 

「彼女は数百年前から生きていて存在していたわ。私の正体を皆に話した時、私がどうやって私の魂を生き長らえさせたかは教えたわよね?彼女もそれと同じことをしているわ。とはいっても、彼女は錬金術士らしく本人のホムンクルスを作って、そこに彼女の記憶を転写して新たな生を受けていたけどね」

「まさか了子さんと関係があったなんて…」

「確かにそうなんだけど、私が知っているのは金色の彼女だけよ。最後に会ったのは200年ぐらい前かしら。もっともそれが最初の出会いでもあるんだけど」

 

懐かしむように目を細め、了子さんは話をするが私が知りたいのはそっちじゃない。

 

「七海ちゃんが変身しているのは、仮面ライダーグリス。昔は何のことか分からなかったけど、ロボットがモチーフみたいね?強さはかなりのもので、昔は私が手も足も出なかったほど。小さなボトルを使って強力な技を使うことが可能。そしてノイズを倒すことができる。これは知らなかったわ」

「あの赤い仮面ライダーについては何も知らないのか?」

「ええ。あの時は見なかったし、彼女は何も話していなかった。おそらく私と戦ってから、彼女が作ったのでしょうね」

「ということは、奏が聞いたようにその仮面ライダーというのは、ノイズを倒すために作られたモノじゃない?」

「そうなるわ。もっとも真相は彼女しか知らないでしょうね」

 

その後も了子さんたちが話し合ってたけど、私の気はそっちにはもう向いてなかった。

仮面ライダー……。そいつがあれば、ノイズとも戦える。私にとってLiNKERを使わなきゃ戦えないシンフォギアよりも、仮面ライダーのほうが、よっぽど魅力的に見えた。仮面ライダー、それがあればやつらを、ノイズをぶっ潰せるんだ。次了子さんが言ってた七海ってやつが現れたら、絶対逃がさないようにしないとな。

 




ん?奏さんの様子がおかしいぞ?(すっとぼけ)
フィーネって、結構可愛いと思いません?調べた時に見た二次創作の絵で惚れました(浮気野郎)

奏者たちの技を、ゼロワンライダー風にしてほしい?特殊タグ付けるのメンド・・大変だけど(参考程度です。)

  • やってほしい!
  • 別にやらなくてもいいよ?
  • 作者の苦労など知らん。
  • 文字に色つけないの?
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