《七海side》
「ふぃ~。疲れたぁ~」
コンサート会場から戻った私は今お風呂に入浴している。やっぱりお風呂は偉大、はっきり分かんだね。
「ナ、ナナ姉え…。くすぐったいですよ~」
ほっこりまったりしていると、私の腕の中から声が聞こえた。まあエルなんだけどね。私は基本妹たちと入浴してる。因みにローテーションはエル→キャロル→セレナ→全員で一巡。私と入らない日の2人の妹は一緒に入ってる。今日はエルの日で、キャロルとセレナが一緒に入る。
「ん~?エルが可愛いのがいけないんだよ~」
「か、かわっ!?」
「ふふ。真っ赤になって可愛い~」
「む~」プクプク
ほんっとに可愛いなぁ~ちくしょうめ!
それからもう少しだけお風呂を堪能し、のぼせない程度で上がる。エルの体を拭いてあげ、リビングに戻ると先にお風呂に入り終わっていたキャロルとセレナが、冷たい飲み物を用意してくれていた。
「お姉ちゃん、エルさんどうぞ」
「ありがと~セレナ」
「ありがとうございますセレナ姉さん」
そう言えばエルがセレナをさん付けから、姉さん呼びに変化させていた。仲良きことは良いことだね!
それはともかく、飲み物を飲みながら今回の一件で疑問に思ったことについて考える。それは原作との微妙な相違点だ。たとえばセレナの時。セレナは本来絶唱のバックファイアに耐え切れず、亡くなるはずだった。だが彼女から話を聞く限り、絶唱を使う直前でネフィリムの攻撃でやられそうになったらしい。つまり絶唱によってではなく、ネフィリムの攻撃で死にそうになったという事だ。それは結局、偶然私が近道の為に壁をぶち破ったことで防がれたらしいけど気になる。
そして今回の件。天羽奏の件も何かおかしい。私とセレナはコンサート会場で爆発が起きてすぐに会場に向かった。だけど着いたと思ったら、天羽奏は槍掲げてたしノイズの攻撃で死にそうになってたし。展開速すぎない?とは思ったよ?………やっぱり原作とは一部微妙にずれている。勿論ここは現実だ。全てがアニメと全く同じとはなるわけない。……今後は警戒しないといけないね。
3人の妹たちを見る。どうやらトランプで遊ぶらしい。
…………最初は惚れたキャロルに、原作とは違う運命を辿らせようとしてただけなんだけどね。やっぱり現実とアニメとじゃ勝手が違う。1人だけに決められない。今みたいな暮らしに愛着が湧きすぎてしまった。
「ナナ姉え!一緒にトランプしよ?」
「そうだね~。キャロルが寂しそうな顔するから、構ってあげないとね」
「べ、別に寂しいわけじゃ、ないもん…」
「だめですよ~先生?寂しいなら寂しいっていわないと」
「だ、だからそう言うわけじゃないといってるだろ!」
「はいはい。エルが準備してくれてるし、2人とも行こう?」
まさかこんなことになるとは思ってなかったけど、それでもこの暮らしを守り続けていこう。それがこの世界で、私が紡ぐ物語だ。
《???side》
「うーん。やっぱり何かおかしいんだよね。私が知ってる展開じゃないし。私も知らない何かが動いてるのかな?この存在もあるし…っていうかこれ私と同じだよね?だってこれ………」
薄暗い部屋で、複数の画面が文字の羅列を次々と流していく。それを一人の少女が、これまた複数のキーボードを使って操作する。
「おーい飯ができたぞ、ってまーたやってんのかよ」
「ん?ご飯出来たの?じゃあ今いくよ」
「ああ、早く来いよ?」
「ああー待ってよー」
白髪の少女が部屋から出ると、キーボードを操作していた黒髪の少女も席を立つ。
その席の正面の画面に映っていたのは、ノイズと戦っている仮面ライダーグリス。そして、キーボードの近くに置かれているのはレバーがついており、何かをはめ込むスロットが2つある物体。
物語は加速する。誰も知らない未来へと………。
最終回じゃありませんよ?
ということで、次回から無印編に本格的に突入していきます。
気に入ったら、お気に入り登録、高評価お願いします!
奏者たちの技を、ゼロワンライダー風にしてほしい?特殊タグ付けるのメンド・・大変だけど(参考程度です。)
-
やってほしい!
-
別にやらなくてもいいよ?
-
作者の苦労など知らん。
-
文字に色つけないの?