≪七海side≫
「お姉ちゃん、今日は家にいましょう」
「……はい?」
ある日の朝、私が起きると、いつものように私のお腹に頭を擦り付ける様に寝ていたセレナが起きて、そんなことを言ってきた。
「どうしたの急に?」
「いえ、なんだか急にそう思ったんです」
なんじゃそりゃ。うーん、なんでセレナがそんなことを言い出したのか分からないけど、たまには良いかな?
思えばそんなに休みを取ったことなかった気がする。いや勿論、日々の中で休憩とかは取ってはいた。だけど丸一日を休みにしたことはなかったな。
……ん?もしかして休みが欲しいのかな?だけど1人だけ休むのは気が引けるから、私も休ませようとしてる?
「うん。セレナはいつも頑張ってるし、たまにはお休みしてもいいよ」
「? えっと、お姉ちゃんもですよ。それに先生やエルさんも」
……ますます意味が分からない。何故私やキャロルにエルもなんだ?
「お姉ちゃんも、たまには体を休めるべきです。ということで、今日はみんなでお休みしましょう」
「はぁ……」
まあたまには良いかな。
それから、セレナと一緒に朝ごはんを作り、キャロルとエルも起きてきたので、朝食を取った。因みに朝食は野菜ジュースを使ったおかゆと、ソーセージ、お漬物だ。
「……休み?」
「お休みですか?」
朝食後、キャロルとエルにも今日はお休みだという事を伝えたら、首を傾げられた。そんな2人にセレナが趣旨を説明する。
「……ということで、今日はみんなでお休みです!」
「だけどお休みといってもどうするんですか?」
「うーん。皆で外に出かける?」
「どうせなら家でゆっくりしませんか?」
家でゆっくりねぇ…。といっても何をするか。
頭を捻って考えていると、セレナがニコニコと笑顔を浮かべながら、何かを持ってきて私たちの前で広げた。
「何だそれ?」
「なんですかそれ?」
「もしかしてツイスターゲーム?」
ということで、特に思いつくこともなかったので、ツイスターゲームをやることに。
……なんだけど。
「お姉ちゃん、右足を赤です」
「はいはいっと。ってこれ結構きついなぁ」
「エルさん、右足を黄色に」
「と、届かない……」
現在の私の姿勢は、両手を後ろに足は少し開くような感じでブリッジしてる感じだ。ただエルの姿勢、というか位置が際どい。
エルの姿勢は私の両足の間に右手を置いて、左足が私の顔のすぐ左隣りに置いてあり、私の左半身に腕立て伏せのような姿勢で覆い被さっている状態。
そんでもって、さっきの指令で右足を黄色ね。黄色はどこだっけ……って黄色の位置私の顔の右隣りじゃん!ちょっ、それはまずいって!絵面的に!
「ぬ、ぬぬぬ……」
しかし悲しいかな。私は今の姿勢の維持でいっぱいいっぱい。そんな状態の私は声を上げることは出来ず、加えて心の声が届くはずもなく、エルは健気にも右足を黄色に向けて伸ばす。
「と、届いたぁ……」
そうして、エルの右足がなんとか黄色の位置に届く。あ、ああ!エ、エルの、その、か、下腹部がわた、私の顔のすぐ上に……
「くっ、くぅ……」
「ちょっ、エル。すごいプルプルしてるんだけど!いっ一端ストップ、ストップ!」
「ヒャァ!?ナ、ナナ姉えダメ、です、ふあぁあ。そこに息、吹き替けちゃ……も、もうダメ、です……ふみゃ!?」
「むぎゅ!?」
「お二人とも、大丈夫ですか!?」
「全く何やってるんだ」
遂にエルの耐久も限界に達し、脱力したように倒れ込む。もちろんその下にいた私も巻き込まれた。
……それだけならどれだけ良かったか。
「むぐ?」
「ひゃんっ!?」
「う、う〜ん」って言ったつもりだったけど、何かに口を塞がれてくぐもった声しか出せなかった。
……ま、まさか……もしかしてだけど〜♪もしかしてだけど〜♪ってやかましいわ!ああダメだ。動揺して変なこと考えちゃってる。で、でも今私の顔に乗っかってるのって!
「む、むぐぐむぐ!(訳 ちょっ、どいてどいて!)」
「ん、ひゃあああん!」
ダメだ声を出そうとしたらエルに息がかかってしまう。……っ!?こ、こんな時にかぎって鼻がムズムズする。ヤバイ……こんな状態でくしゃみなんてしたら……
「むぐぐ!む、むうー!」
「ひやっ!?あ、あ、あ、だめ、ナナ姉え。そんにゃとこりょ」
慌てて危険を伝えようとしたら、さらにエルが悶えるという悪循環。あ、ヤバイもうダメ……。
「ふ、ふぁ、ふえぇ……ふあっくしゅん!!」
「ふあああぁぁあああんんんんん!?!?!?」
その後、側で見てたセレナとキャロル(顔を赤くして惚けてた。助けてよ)によって、ツイスターゲームは中止となった。
ちなみにエルは現在セレナによって介抱されている。顔を火照らせてるのがなんとも艶めかsいやいや、何考えてるんだ私は・・・。
私はというと何故か拗ねているキャロルに抱きつかれている。解せぬ。
もしかしてだけど〜♪のネタ知ってる人いるのかな?
今回のEX編はコロナ騒動から思いついたネタ。いわゆる日常回。コロナも第2波が来てる地域もありますし、皆さんも気をつけてください。
好評ならたまにEX編書きます。こんなのが見たい!など送ってくださると書きやすいし、書こうというやる気が出ます。
奏者たちの技を、ゼロワンライダー風にしてほしい?特殊タグ付けるのメンド・・大変だけど(参考程度です。)
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やってほしい!
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別にやらなくてもいいよ?
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作者の苦労など知らん。
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文字に色つけないの?