錬金術師と心火を燃やしてみよっか?   作:神咲胡桃

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TRANS-AMさん、ジョー. さん、感想ありがとうございます!
ジョー. さんにご指摘については、自分でも考えてタグを追加しました。ありがとうございました!


それにしても黒夜ちゃんへのヘイトがヤバいことに……。


21 敗北……してみよっか………?

《三人称side》

 

《ショットライズ》

《パンチングコング!》

《Enough power to annihilate a mountain》

「さあ、ぶっ潰すぞ!」

 

パンチングコングにフォームチェンジしたキャロルは、バーンスマッシュが放った火球を巨大な拳「ナックルデモリッション」を振るい、弾きながら接近する。

 

「はああああ!」

 

キャロルの振るう助走が付いただけのたった一発の拳が、バーンスマッシュの火球を打ち砕き、ドッパァアアアアアンッ!!と豪快な音を響かせながらバーンスマッシュを吹っ飛ばす。

 

「うひゃぁ~。いたそぉ~」

「でたらめだぞ、あの威力…」

 

響はその威力に思わず両手で、身体を抱きしめる。その間にもキャロルは止めを刺すために、必殺技を発動する。

 

「これで止めだ!」

《パワー!パンチングブラスト!》

 

両手でショットライザーを構え、引き金を引くと両腕のナックルデモリッションがロケットのように撃ちだされ、バーンスマッシュを貫く。

 

 

 パ ワ ー パ ン チ ン グ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

胴体に大きな風穴を開けたバーンスマッシュは爆発。七海の元に合流するために、キャロルが移動しようとすると響が声をかける。

 

「ねえ!待ってよ!お話をしy――――」

「オレにそんなつもりはない!それに……ッ!」

 

振り向いた瞬間、キャロルが頭を押さえる。キャロルの頭の中にノイズが走る。しかしそれはすぐに収まる。それよりも今はあの奏者たちだ。キャロルとしては時間が惜しいが、このことに関してはしっかり言わなければならないと思い、奏と翼を指差す。

 

「そこの二人には、こちらとしても因縁があるのでな」

「ッ………」

 

指を刺された2人はその因縁に心残りがあるために、そろって顔を背ける。

 

「え?因縁って……あ!行っちゃった……」

 

何も知らないのか、響は2人の反応を不思議に思う。その隙にキャロルはテレポートジェムを使い離脱する。その時、3人の奏者に通信が届く。

 

『3人とも!急いで黒夜くんが向かったエリアに向かうんだ!』

「師匠?どうしたんですか?」

 

通信の主は弦十郎からなのだが、なぜか焦っているように感じられた。その弦十郎から告げられたことは、3人にとっては驚愕することだった。

 

「黒夜くんが先ほどとはまた別の仮面ライダーと戦闘している。至急彼女を止めてくれ!」

「「「ええええええッ!」」」

 

 

 

《黒夜side》

これがハザードか……。原作見てたからその強さは知ってるけど、これは確かに強いね。

 

「ははっ!どうしたの?こんなんじゃ私は満たされないよ!」

「きゃあ!」

「あああ!」

 

目の前にいる仮面ライダーグリスと赤い仮面ライダーが吹き飛ぶ。いや、私が吹き飛ばした(・・・・・・・・)。なんて言うんだろうね?こう、自分の体を動かしてるのが自分じゃないというか、まるで俯瞰して見ているような感じ。破壊衝動に飲まれているのって、こういう感じなんだ。

 

「はああ!」

「ふっ」

「なっ!?あああッ…!」

 

赤い仮面ライダーの攻撃を掴んだ私が、なんども拳を叩きつけ殴り飛ばす。

 

《ロボッットォイングゥゥリスゥゥゥ!》

《ブルァァァァァ!》

「らああああ!」

 

次はグリスか。でも今は、ハザードの私の方が強い。

 

「でやあああ!」

「その程度!」

 

グリスの拳を左腕で逸らし、続けて振るわれたツインブレイカ―を屈んで躱す。かと思ったら、振るった勢いのまま体を回転させて、後ろ回し蹴りを放ってきた。この攻撃は予想外だったから食らっちゃったけど、左手の防御が間に合ったからそんなにダメージはない。

 

「やっぱり強いね。やっぱり諸々のアドバンテージはそっちにあるよね」

「……なんで、暴走してないの?それを使えば、そろそろ暴走するはずなんだけど」

「そんなの簡単だよ。これを作ったのは私、何かしらの設定をすることは出来る。例えば、自らの理性を別の領域に逃がしておくことで、暴走を免れたりね」

 

今の私はハザードトリガーによる破壊衝動に、とっくに飲まれている。ただ、言ったように理性は逃がしているので、破壊衝動には抗っていないながらも、理性を保てている。だから会話をすることができる。そのかわり動きはどうにもできないけど。

なんて言ってたら、グリスが再び拳を放ってきたので受け止め、私たちは組み合う格好となる。

 

「そんなこと……!」

「できるんだよ!考えてもみてよ。このビルドも、ハザードトリガーも、全部私が作ったんだよ。ボトルは貴方のを使っているし、ノイズを倒せるようになったのも貴方のボトルを解析したから。それでも大半は私が作った。ならこのくらい手を加えることができる。そしてその理由、貴方ならわかっているでしょ?」

「……貴方も私と同じ、転生してきたということ?」

「せいか、いっ!」

「グハッ!」

 

グリスとの組み合いを強引に振りほどき、拳を振るう。が、彼女はそれを耐え、私の腕を掴んで離さない。

 

「だとしても、貴方のような人に……!」

「そうそう、風鳴翼だけど、命に別状はないみたいだよ。案外早く復帰して、今も別の場所でノイズを倒してる。何故か怪我の状態が安定していて、酷くなっていなかったみたい。貴方がワザと置いてった(・・・・・・・・)ウォッチボトルのおかげで」

「ッ……!」

「ウォッチボトルの効果で、怪我の悪化が止まっていた(・・・・・・・・・・・・)。そしてあなたもある程度、こうなることを予測していた。…結局は貴方も気になっているんでしょ?この世界はホントに私たちが知っている通り(・・・・・・・・・・・)なのか。それが分かれば、ある程度自分の好きなようにできるものね」

「違うッ!」

「違わない!貴方があのキャロルの運命を変えたのも、全ては自分の為!」

「チガウッ!」

 

グリスはそう叫ぶと、私を力づくで押しのけ、ベルトのレバーを下ろす。私もハザードトリガーのボタンを押し、レバーを回す。

 

《マックスハザードオン!》

《ガタガタゴットン! ズッタンズタン! ガタガタゴットン! ズッタンズタン!》

 

レバーを回すごとに私の体から、漆黒のオーラが立ち上っていく。

 

《スクラップフィニッシュ!》

「あああアアアアッ!」

《Ready Go! オーバーフロー!》

《ハザードフィニッシュ!》

 

グリスのキックと私の上段蹴りがぶつかり、競り勝ったのは……………私だった。

 

「ふん!」

「う、ぐ、うう、ああああああッ…!」

《ヤベーイ!》

 

私の蹴りが突き刺さり、グリスは吹っ飛んで地面を転がる。それでもまだ意識はあるみたい。

 

「ぐ、ぐううう!」

「さて、と。一応上があなたと話し合ってるみたいだし、連れて変え……ッ!?」

「はああああ!」

「グウウウ!」

 

急に横から現れた仮面ライダーに殴られる。…何この威力、尋常じゃないよ。

 

「キサマがァァアア!」

「あらあら、愛しの彼女をやられて怒ってるのかな?」

「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!」

 

うわ~。すごい怒ってる。ヤバいな……これ以上は……。

 

「黒夜さん!」

「あ、響ちゃん。翼に奏も」

「宵姫、何をしている!」

「おいおい、なんかヤバそうなことになってやがんぞ」

「ウ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!」

「ウグッ!」

 

巨大な拳をもろに食らってしまった。こうなったら……

 

「先生!落ち着いてください!」

「離せッ!セレナァ!オレが、アイツをぉぉ!」

「ッ!ごめんなさい先生!」

 

セレナと呼ばれた赤い仮面ライダーが、乱入してきた仮面ライダーをグリスの方に投げ飛ばし、クリスタルのようなものを割る。3人の足元に魔方陣が現れ、強烈な光を放つ。光が消えた時には3人の姿は消えていた。

 

「あ……」

「黒夜さん!?」

 

変身を解いて、倒れこもうとしたら響ちゃんが支えてくれた。

ヤバ、気を抜いたら一気に疲労が……。でもまあ、データは取れたし…ちょっとだけ、休もう……。ああ、クリスに…どやされ、る、な…ぁ……。

そして私の意識は暗転した。

 

 

 

 

 

 

 




黒夜ちゃんの頭脳がすごいチートになってしまった。ハザードの破壊衝動から理性を守れるってヤバくね?

これでまた黒夜ちゃんへのヘイトが大変なことに……

黒夜ちゃんってどんな感じ?

  • 狂気のマッドサイエンティスト
  • 実は悲しい過去が……
  • ほんとはハッピーエンドの為に動いてる
  • 普通に外道
  • 面白そうなことに興味が尽きない
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