あとがきに大事なお知らせがあります。
《2課side》
ノイズとスマッシュの同時発生から1日経ち、2課の司令室では弦十郎と了子、装者の3人、黒夜がいた。
「先日の襲撃では、皆ご苦労だった。ノイズとスマッシュ、この2体が同時に現れたことで、ネフシュタンの鎧を着た女性が黒幕とみていいだろう」
「おそらく相手はソロモンの杖を持っているはずよ。ソロモンの杖なら、ノイズを使役することが可能。スマッシュも、あの女性が操っているのでしょうね」
「了子くんの言うとおり、向こうはノイズとスマッシュのどちらも、操ることができる。悪く捉えるなら、どちらも相手にしないといけない。だが、ノイズとスマッシュが同じ陣営のモノならば、第三者の介入を警戒する必要はないという事でもある」
弦十郎と黒夜の言葉に、装者たちは浮かない顔をする。その理由を知っている2人は、話題を変えることにした。
「……それで、仮面ライダーの方だが……我々としては彼女たちと手を組みたいと思っている」
「まあ、そうよね。彼女たちはノイズとスマッシュのどちらとも戦える。協力し合う関係になれば、これからの戦いも楽になるわ」
2人の言葉が暗に誰に向けられているか、装者たちは分かっていた。しかし当の本人が声を上げる。
「でも向こうはそう思ってないんじゃないかな?」
「それはどういうことだ?」
「そのまんまの意味ですよ。こちらが手を組みたいと思っていることは、とっくに知られてるんでしょ?彼女たちにその気があるなら、とっくに提案を持ちかけてくるなりしてるはずだよ」
「そういえば、あの青い仮面ライダー……因縁がどうとかって」
響の疑問に、翼と奏が顔を伏せる。それを見た響はさらに気になり、弦十郎に目を向ける。その時、黒夜が立ち上がり部屋を出ようとする。
「どこに行くんだよ?」
「帰る」
「何を勝手な……」
「1つ言っておくけど、私は貴方たちに協力はしてるだけで、2課の一員なわけじゃない」
「そんな……そう言わずにもっと協力しましょうよ」
「響ちゃん、貴方のそれは良いとこなんだろうけど……ごめんね、私には合わない」
そう言って黒夜は、響が伸ばそうとする手を拒絶する。響はそのやんわりとしながらも、確かな拒絶に口を閉ざしてしまう。
「分かった。今日はここまでとしよう」
「そうそう、今日は帰れそうにないから夕飯はいらないって、クリスに言っておいてくれないかしら」
「ん。了解」
了子の伝言を受け取り、黒夜は部屋を出る。しばらくして、翼と奏も部屋を出る。
「それでは、私たちも」
「先に上がらせてもらうぜ」
「はい、お疲れ様でした……」
響は2人の背中を見送り、再び弦十郎の方を向く。
「あの、翼さんと奏さんどうしちゃったんですか?」
「ふむ、響くんには知ってもらっておいた方が良いか……。実はだな……」
そうして彼の口から語られるのは、奏と翼が七海たちと戦ったこと。そしてその際、七海を激怒させてしまったこと。
「そんなことがあったんですね……」
「響ちゃんは、七海ちゃんのことをどう思ってるの?」
「私ですか?……悪い人じゃないと思います!」
了子の問いに、響は迷うことなく答える。
「どうして?」
「だって、2年前のコンサートでの時、その七海さんが助けてくれましたもん。それにノイズとも戦ってくれているんですよね?」
「実に響くんらしいな」
「えへへ……。それになんていうんだろう。なんだか、信念みたいなものを感じるんです」
「信念?」
「誰かを守りたい。大切にしたいっていうような……うまく言えないんですけど……。あっ!今日未来と出かける約束してるんだった!すいません師匠、私も上がります!」
「おう!楽しんで来い!」
「はい!」
響は駆け足で部屋を退出し、それを見届けた弦十郎は了子に尋ねる。
「響くんが言ったこと、了子くんはどう思う?」
「………………」
「了子くん?どうした?」
「えっ?あ、ああ、ごめんなさい。……そうね。あの子らしいとは思うし、あの子が言ってたように七海ちゃんはノイズとも戦ってる。手を組むことは出来なくても、対立する必要はないし……。いっその事、そこらへんはあの子に任せてみる?」
「響くんなら確かに、翼や奏よりかは歩み寄りやすいだろうが……。とりあえず黒幕と思われる女性を探すことが先決だな」
これからの行動を決めた弦十郎は、オペレーターに向かって指示を出していく。
《キャロルside》
目が覚めた時、目に入ったのは寝室の天井だった。ここは一人で寝るための寝室、確か前回はナナ姉えが使ってたはず。
「……くそ。自分を取り乱すとはな」
右手を頭に載せ項垂れる。立花響を振り切り、ナナ姉えとセレナが戦っているはずの場所に向かったら、そこには仮面ライダービルドと倒れているナナ姉えがいた。その瞬間、オレの頭の中を怒りが埋め尽くした。そしてセレナに無理矢理撤退させられ、家に帰った時には気を失っていた。
「はぁ……」
溜め息が口から零れ、2つ置いてある枕の片方を胸に抱き寝返りを打つ。ナナ姉えを守るために作った仮面ライダーバルカンだったのに、また守ることは出来なかった。その事実がオレの心を刺激する。そうして悶々としていると、立花響と言葉を交わした時のように、頭にノイズが走る。
「ぐッ!?」
あまりの痛みに、思わず頭に手を当て痛みをこらえる。なんだ、なんなんだこれは。まるで何かを思い出そうとしているような……。だが思い出したくない。思い出してしまうと、全てが変わってしまいそうな気がする。いやだ、思い出したくない、嫌だ、いやだ、イヤだ……。
コンコンコン
「キャロル?起きてますか」
「ッ!……ああ、エルフナインか?どうした?」
「起きたんですね。セレナ姉さんがご飯を作ってくれたんですけど……食欲はありますか?」
「ああ、食べよう」
「それじゃあ、リビングで待ってますね!」
次第に足音が離れていき、オレはゆっくりと息を吐く。頭に走っていたノイズはいつの間にか消えていた。とりあえず、セレナが作ったご飯を食べに行くか……。
《七海side》
私は自責の念に駆られていた。
昨日の戦闘、私はまたもビルドに手が出なかった。フルボトルを取られ、しまいにはそれを解析されてハザードトリガーを作られた。そして私と同じ転生者。
なんとか”あれ”は完成させたけど、問題は私があれを使いこなせるか。今のメンタル状態では後ろ向きな考えしか浮かばず、セレナの作ったご飯を食べ、気分転換の為に外に出ることにした。
「ん?ここは……」
気付いたら私の足は、小日向未来と出会った公園に向かっていた。彼女に「一人で抱え込むのは、良くないと思うよ」なんて偉そうに言っておいて、私の方が抱え込んでるんだよなぁ。
ここに居てもどうしようもないし、移動しようとした時、私に声がかけられた。
「あれ?七海ちゃん!」
「……え?」
振り向いたその先には、私に声をかけた小日向未来がいた。……いやそれは良い。ただ、なんで、なんで……
「七海?……って、ええ!?」
なんで立花響が一緒に居るの!?
読んでいただきありがとうございます。
前書きにも書いた通り、大事なお知らせ……というよりお願いです。
現在届いている感想に、特定のキャラについて言われているものがあります。感想を頂いている身としては心苦しいですが、特定のキャラについて言われる際には、他の方も見ることを考慮したものを書いてください。
そもそもこのお願いをしている理由は、現在頂いている感想を不快に思っているからというわけではなく、これから先の話を書く際、さらにヒートアップした感想が届くことを考慮したためです。
私だけが読むのならいいのですが、他の方にも見える仕様状、人によっては気にしてしまうかもしれません。これが自意識過剰なのは理解していますが、読者のみなさんに少しでも私の作品を楽しんでもらいたいので、今回こういったように書かせていただきました。よろしくお願いします。
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なんか当てはまるものがある?
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もうちょっと更新頻度を早くしてほしい
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戦闘描写をもっと濃く
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キャロルと百合百合せえや
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早く話を進めてほしい
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特にないなぁ