錬金術師と心火を燃やしてみよっか?   作:神咲胡桃

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特殊タグが「|」につけようとしたら、変な感じになってしまう。理由知ってる人いたら教えてください。…私が下手なだけじゃないよね?

そしてアプリゲーム「シンフォギアXD」では超激唱ガチャが開催中!☆6キャロルが欲しすぎる。何でこういう時に石のお得パックを販売しないのか……。



31 危険な狼、強襲しよっか?

《3人称side》

 

『さあ、第2ラウンドを始めましょう?』

「ふん。バイカイザーだかバカイザーだか知らないが、また倒してやる!」

 

キャロルはショットライザーで撃ちながら、バイカイザーとなったネリに接近する。キャロルの放った銃弾と拳は、命中するがネリは微動だにしない。

 

「なにッ!?」

『アハハハ…!そんな攻撃じゃぁ、痛くも痒くもないよ!』

「ぐあッ!」

 

ネリはキャロルに向けて、お返しと言わんばかりに拳を放つ。その拳はキャロルを捉え、大きく弾き飛ばした

 

「ガッ!?」

「ハアアア!」

「無駄無駄無駄!」

「グゥ…!」

 

今度は七海が接近し、ツインブレイカ―で激しい連続攻撃を繰り出すが、ネリはその全てを躱し、いなし続ける。そして一瞬の隙をつき反撃を食らわせ、ネビュラスチームガンの2丁拳銃を連射し、七海を吹き飛ばす。

更にネリが両手を掲げると、右手に赤色の、左手に青色の大きな歯車の形をしたエネルギー体を生み出し、2人に投げつける。

 

「「アアアアッ!」」

『アハハハ!これがバイカイザー!これが帝王の力!素晴らしい!アハハハ!』

「グ、ゥゥ。舐め、るなぁ!」

「ク、アアア!」

『まだ無駄なあがきを続けるの?』

 

ダメージを押して立ち上がる2人を、ネリは嘲笑う。しかし2人の心は折れない。なぜなら背中を預けることのできる、信頼する家族がともにいるのだから。

 

「お前がオレの家族を手に掛けようとした借りを、まだ返していないからな。おちおち、寝ていられるか」

『ウフフフ…。なんとでもほざけばいい。私たちの勝ちは揺るがない!』

「そいつはどうかな…?」

 

そう言ってキャロルが取り出したのは、出発前にエルフナインから渡されたプログライズキー。

 

「七海!まだ行けるだろう?」

「当たり前……。妹に守られてばかりじゃ……」

《チャージ!》

「姉なんて名乗っていられない!」

《オーバーグリスゥ!》

《オーバーチャージィ!》

《オーバーグリス!》

 

七海はクラッシュブースターをスクラッシュドライバーにセットし、オーバーグリスへとフォームチェンジする。それを見たキャロルも、新たな力「アサルトウルフプログライズキー」の「アサルトグリップ」を握り展開、ショットライザーに装填する

 

《アサルトバレット!》

《オーバーライズ!》

《Kmen Ridar......Kmen Rider......》

「ふん!」

 

銃口を真上に向け引き金を引いて撃ちだされた銃弾は、いつものように進行方向をキャロルに向けるがいつもと異なる部分があった。それは撃ちだされた銃弾が狼の幻影を纏っていること。オオカミの幻影はキャロルに噛みつき、その身体をアーマーへと変えていく。

 

《レディーゴー!アサルトウルフ!》

《No chance of surviving》

 

明るい青色と白色がベースのシューティングウルフと違い、深みのあるブルーとブラックがベースとなったボディスーツ。その色合いは危険を匂わせ、しかし変身者に危害を及ぼすことはない。この幼き体で悠久の時を生きてきた少女には、”頼りになる家族”がいるのだから。

 

「セーフティーリミッター稼働良好。パーソナルアラウンドにも不備はない…。エルフナインめ……いい仕事をしてくれる!」

「当たり前です!危険だと分かっている物を、キャロルに使わせるわけにはいきませんから!」

 

アサルトウルフの各システムがきちんと働いていることを確認し、キャロルは家族のありがたみを再確認する。

 

「さあ、一気にぶっ潰す!」

「「オオオオ!」」

『小癪な!』

 

七海とキャロルは同時に駆けだし、まずキャロルがネリに飛び蹴りを食らわせる。それは躱されるが、後から続く七海が拳打を浴びせキャロルも攻撃する。挟撃される形となったネリは、たまらず後退する。

 

『くぅ…!』

「逃がすか!」

 

七海の背部のマシンパックショルダーから蒸気が勢いよく噴射され、空いた距離を一瞬で詰めるとがら空きの胴に拳打を叩き込む。

 

「ハア!」

『ガァ…!野良犬如きが!』

「狂った人形が何をッ!」

 

ショットライザーの銃撃でネリを怯ませたキャロルが、攻撃を続けるも攻撃をいなしたネリに、後ろ向きで蹴りを入れられ地面を転がる。しかしキャロルは転がった状態で、振り向いたネリを狙いショットライザーを連射する。

 

『グァアア!』

「一気に決めてやる!」

「先生!これを使ってください!」

 

セレナが怪我を押してキャロルに投げ渡したのは、アタッシュショットガンよりも大き目の銃。その名を「オーソライズバスター」。セレナがエルフナインと協力して作っていたアタッシュウェポンとは、また別系統の武器である。

とにかく今重要なのは、オーソライズバスターはアタッシュウェポンよりも高出力な代わりに、その負担も凄まじいものになっておりアタッシュショットガンをも超える反動が発生する。そのためこれの使用は半ば諦めていたが、アサルトウルフならばと思い渡したのだ。

 

『このぉ!』

「はっ!」

『グハァ!』

 

ネリが背後からキャロルに襲い掛かるも、振り向きざまにオーソライズバスターを撃つ。反動がキャロルを襲うが、なんとか堪えることができた。そのままシューティングウルフプログライズキーを、オーソライズバスターのスロットに装填する。

 

《Progrise key comfirmed. Ready for buster》

《バスターダスト!》

「ハアアア…フン!」

 

オーソライズバスターの銃口から、オオカミの顔を模したエネルギー弾が撃ちだされる。ネリは赤と青の先ほどよりも巨大な歯車で、エネルギー弾を迎撃しようとする。

しかし、エネルギー弾は巨大な歯車をいとも簡単に食い破り、ネリを咥えて轟音と共に壁に縫い付ける。

 

『ぬ、ぬああああ!!』

「七海!」

「うん!」

《アサルトチャージ!》

《マグネティックストームブラストフィーバー!》

《ブースト!バースト!》

《オーバーバースト!》

《バーストフィニッシュ!》

 

同時に飛び上がった2人は、未だに壁に縫い付けられているネリ目がけて、必殺キックを発動する。

 

「「ハアアアアア!!」」

『グウウウアアアアアア!!』

 

 

          ブ ラ ス ト

                 

   バ ー ス ト      

    フィ ニ ッ シュ   

                 

                 

 ス ト ー ム

                       

 

七海とキャロルのキックを食らったネリは、壁を突き破り地面を転がる。さらに変身が解除され、所々破損しているネリとモネに分離した。

 

「ガハッ……」

「この…憶えておきなさい」

 

ネリが捨て台詞を残すと、ネビュラスチームガンから出てきた煙が2体を覆い、その姿を消す。

 

「はあ、はあ、はあ…。なんとか、退けることができた」

「七海!」

「お姉ちゃん!」

「ナナ姉え!」

 

ネリとモネが撤退したのを確認した途端、七海が膝から崩れ落ちる。キャロルやセレナ、エルフナインは、慌てて七海の元へ駆け寄る。目立った外傷はないので、おそらく疲労がたまっているのだろう。

 

「はあ、はあ、ごめん。セレナとエルフナインは大丈夫?」

「はい!私は少し休めたので…」

「ボクも怪我はしてません」

「……七海」

「…………キャロル。その…ッ!?」

 

七海とキャロルの間にぎこちない雰囲気が流れ、どうしたもんかと七海が考えていると、いきなりキャロルが七海に抱き着いた。

 

「ごめんなさい……グス……ごめんなさい…」

「あ……。あ、ああ…。わた、私も…ごめん、さない……。ごめんなさい…!」

 

七海の胸に顔をうずめたキャロルが嗚咽を漏らし、ごめんなさいと繰り返すのを聞いて、七海も零れる涙を抑えることは出来なかった。

結局の所、2人とも寂しかったのだろう。何百年という時を共に過ごし、家族としてお互いの傍にいたことで感じていた温もりは、いつの間にか”当たり前”として身に沁みこんでいたのだ。それが一時的とはいえ、感じられなくなっていたことは、2人にとってはまさしく身を引き裂かれる思いだったのだ。

それは時として、依存と思われるかもしれない。2人がそばに居られないだけで、心身に大きな異常をきたしてしまうのだから。しかし、皮肉にも今回の仲違いでこれは単なる依存ではないと、2人は悟ることになった。

 

(やっぱり七海の傍にいると安心する。だけど、胸がドクン、ドクンって高鳴る。でも悪い感じはしない。むしろもっと味わいたい。……ああ、そうか。オレは、私はナナ姉えのことが…)

(知らなかった。私がこんなに、キャロルを心の拠り所にしているなんて。キャロル、キャロル…。名前を呼ぶたびに愛おしくなる。……ああ、そっか。私は、キャロルのことが…)

((好きなんだ))

 

自分の気持ちに気付いた2人は、そっと身体を離す。このまま胸から溢れそうな気持ちに従って、衝動のままに動きたい。だが、今の現状を放っておくわけにもいかない。

 

「ネリとモネの最低限の目的は、私たちの陽動。そしてそれを指示したのはアウラネル」

「わざわざオレたちに陽動したという事は、装者側にも何らかの陽動ないし小細工を弄しているだろうな。エルフナイン、ここの他にノイズの反応はあるか?」

「は、はい!…えっと、あ!ありました!これは…東京スカイタワーにノイズとシンフォギアの反応があります!」

「ということは、そっちは装者たちの陽動か」

「よし。相手の目的が分からない以上、まずは奏者たちと合流しよう。戦力は多い方が良い」

「手を結ぶのか?」

「場合によるね。エルフナインは戻って、オペレートをお願い。セレナは……」

「行けます!」

「うん。それじゃあ、行こう!」

 

七海たちは立ち上がって、東京スカイタワーに向かって走り出す。七海の頭では、原作でのシーンが浮かんでいた。

 

(一期の終盤で、奏者たちが東京スカイタワーでノイズと戦っていたはず。原作と全く、とは言わないけれど、原作に似た状況。原作を知っている物が動いている?それとも世界の修正力?……とにかく今は急ごう)

 

一抹の不安を胸に、七海たちは東京スカイタワーへと走る。

 

 

 

 

 

 




七海はキャロルが好きですが、それはあくまでも好きなキャラクターに対しての”好き”でした(過去形)。分かりやすく言うなら、アイドルのファンみたいな感じ。
キャロルは言わずもがな、家族としての隙でした(過去形)。
恋愛表現とか恋愛パート難しくてよく分からんから、クオリティは見逃して(懇願)。

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  • もうちょっと更新頻度を早くしてほしい
  • 戦闘描写をもっと濃く
  • キャロルと百合百合せえや
  • 早く話を進めてほしい
  • 特にないなぁ
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