前半、シェルター内での会話
後半、キャロル&セレナVSアウラネル
忘れてたら参考にどうぞ(33話終了の時点)
キャロル→パンチングコング
セレナ→バーニングファルコン
アウラネル→エンジンブロス
《3人称side》
「まさか、了子さんが……」
「今まで私たちを騙していた……という事かしら」
リディアンの地下にあるシェルターでは、避難した2課のスタッフたちが忙しなく動いていた。
なんせ襲われたのはリディアン音楽院なのだ。平日の昼間だったため、数多くの生徒がこのシェルターに避難しており、やることはたくさんあった。
そんな中、オペレーターである藤尭朔也と友里あおいは、持ち込んだパソコンで外の様子を見ていたのだが、了子が裏切ったことに呆然としていた。
「外の様子は、どうなっている……」
「「司令!?」」
弦十郎の声に振り返った2人は、腹に包帯を巻き緒川に肩を支えられている弦十郎の姿に、思わず狼狽えてしまう。
「その怪我は……」
「問題ない。了子くん、いやフィーネと戦った時に腹を貫かれただけだ。大したことではない」
「いや十分重症じゃないですか!」
「問題ないといっているだろう。それより、現場はどうなっている」
弦十郎を心配する2人を宥めつつ、外での様子を聞く。
そんな4人に声をかけるリディアンの生徒がいた。
リディアンの地下シェルターには、2課の職員のみが使用できる部屋がある。本来2課の施設等が使用不能になった時用の場所だが、避難した人数が予想以上だったために一部のブロックを民間人の避難場所にしている。ここに来れたのはそのためだろう。
未来は響から隠し事(2課関係)を聞き出す際の一悶着で、弦十郎たちと出会っていたため、無理に追い出されたりはしなかった。
「あの!私にも教えてください!響は、響はどうなってるんですか?」
「未来ちゃん…」
「未来君か。朔也…」
「分かりました」
そう言って朔也は、目の前のモニターにパソコンの画面を映す。
「…っ!そんな……」
「リディアンが…ボロボロに……」
「こんなのって……」
まず最初に映ったのは、全壊したリディアンだった。その悲惨な光景に、未来についてきた3人のリディアンの生徒たちは、絶句する。
「ッ!?高出力のエネルギー反応!これは、デュランダルからです!」
「なんだと!一体何をするつもりだ…」
やがて、デュランダルから一発の光弾が放たれ、クリスの命がけの絶唱によって防がれた。
「そんな、クリス……。もっと、話したいこともあったのに……」
「君の中には、まだ何かが残っていたのか……。(だとしたら我々は、なんと無力だ!)」
悪い流れは続く。奏が2課の物とは違うLiNKERを注射し、翼と共にデュランダルを狙いに行った。
「あいつら、狙いはデュランダルではない……?」
「司令!デュランダルが立てられている場所から、一定範囲のリディアンの校舎にわたり、謎のエネルギー反応が!」
「それらのエネルギーは全てデュランダルに蓄積されている模様!」
「まさか、リディアンの一部に何かしらの細工をしているのか」
「おそらく翼さんと奏さんはそれに、気づいたという事でしょう」
そして翼と奏の連携技は、リディアンに張られたバリアを破壊し、デュランダルが立てられていた校舎を倒壊させた。しかし、肝心の2人の反応が見つかることはなかった。
「天羽々斬及びガングニール、反応途絶しました……」
「身命を賭して、続く砲撃を止めたか……。命を燃やしたお前たちの歌声、世界に届いたぞ……世界を守ったぞ!」
遂に残る装者は、響一人となった。しかしその響は、3人がいなくなったことにショックを受け、呆気なくフィーネに吹き飛ばされる。
「響!」
「くっ…!」
「分かんないよッ!?どうしてみんな戦うのッ!?」
響がフィーネに蹴り飛ばされるのを見た未来が悲鳴を上げ、ついてきた生徒の1人が叫んだ。
「痛い思いして……怖い思いしてッ!?死ぬために戦っているのッ!?」
「………分からないの?」
「え……あッ!?」
「……分からないの?」
「あ…あぁ、うぅぅ……。うわあああああああああああッ!」
未来の問いかけに、叫んでいたツインテールの少女は呻き声を上げるだけだった。彼女も分かっているのだ。立花響が、自身の友人が、何のために戦っているのかなど。
「司令!周辺区画のシェルターにて、生存者を発見しました!」
「そうか…良かったッ!」
未来たちの会話に、自らの無力さを痛感し苦渋の表情で聞いていた弦十郎に、緒川が報告する。
その時、緒川についてきたのか母親に追いかけられている小さな子供が、モニターを指差しながら言った。
「……あッ!カッコいいお姉ちゃんだ!」
「ビッキーのこと、知ってるの?」
「うん!助けてもらったの!」
「……あの子の、人助け」
声を上げた小さな女の子は、響が初めてシンフォギアを纏った時に助けた女の子だった。
小さな女の子の言葉に、先ほど叫んでいた少女がポツリと呟いた。
『―――いくら泣きわめこうと、貴様を絶望から救うものはいない。どれだけ手を伸ばそうと、その手を掴むものなど―――』
『―――ここにいるよ』
「七海ちゃん……」
「七海くんか……」
響たちの方では、七海が現れ変身するとフィーネと戦い始める。
「ねえ、カッコいいお姉ちゃんと金ぴかのお姉ちゃん、助けられないの?」
「……助けようと思ってもどうしようもないんです。私たちには、何もできないですし……」
「じゃあ、一緒に応援しよ!ねえ、ここから話しかけられないの?」
「あ……うん、できないんだ……いや、まてよ?学校のシステムが生きていれば、リンクしてここから声を送れるかもしれません!」
長い金髪の少女が、諦めに似た感情と共に女の子の案に首を横に振る。
それでも折れない女の子は、次の案を出す。こんどは朔也がその案は無理だと言おうとした時、それでもできるかもしれないと考えを導き出す。
「何をすればいいですかッ!」
「待って、ヒナ」
「……止めても無駄だよ。私は響の為に―――」
未来をヒナと呼んだ黒鉄色のショートカットの少女が、未来を呼び止める。未来は確固たる意志を持って、呼び止めた少女を見る。
「ううん、私も手伝う」
「私もです」
「え……」
止められるとばかり思っていた未来は、思いもよらない言葉に驚く。そしてショートカットの少女だけでなく、金髪の少女も協力を申し出る。
『だったら私が手を繋ぐ!誰かの手を繋ぐことは、彼女にしかできないことじゃない!』
『彼女が伸ばした手を、私が掴んでやる!』
「……うん。あたしも……あたしにも手伝わせてッ!こんな時、大好きなアニメなら、友達の為にできることをやるんだッ!」
「……うんッ!皆で響を助けようッ!」
足がすくんでいたツインテールの少女も、七海の言葉で勇気を出して一歩踏み出した。
―――その後すぐに、4人によって学校の予備電源は復旧され、彼女たちの歌声は響たちに届くこととなり、それは奇跡を起こした。
《3人称side(キャロル・セレナ)》
「ちぃ!こいつらに構ってる暇はないというのに…!」
「さあ、スマッシュを追加してあげましょう」
「セレナ!一気に蹴散らすぞ!」
「分かりました先生!」
フィーネと装者たちが戦っている場所から、少し離れた場所ではキャロルとセレナが、アウラネルと戦闘を繰り広げていた。
《フルチャージ!》
《ウェアウルフズアビリティ!》
《カバンストラッシュ!》
《シューティングカバンショット!》
キャロルが撃ちだした青いオオカミ型のエネルギー弾と、セレナが放った黄色の斬撃が、アウラネルが新たに生み出したスマッシュを撃破する。
「今だッ!」
「ハアアア!」
キャロルとセレナがそれぞれのアタッシュウェポンを手に、アウラネルに向かって走り出す。
「セイッ!」
「フッ!」
「キャア!」
セレナがアタッシュカリバー振るうが、アウラネルのスチームブレードによって弾かれ、斬りつけられる。
「このぉ!」
「当たらなければ意味はないですよ」
「だったら!」
キャロルがアタッシュショットガンを撃つも、アウラネルにすべて躱される。
アタッシュショットガンを捨て、接近戦を挑むキャロル。パンチングコングのガントレット「ナックルデモリッション」が命中するも、アウラネルが交差した腕に受け止められる。
「こんなものですか」
「グアアア!」
パンチングコングのパワーを受け止められたことにより、キャロルに動揺が生まれその隙をついたアウラネルが、ネビュラスチームガンでキャロルを撃つ。
「私はネリとモネよりも、各種能力を強化されています。今までは完全聖遺物だったわけですが、もともと私はライダーシステムの運用を目的としていますからね。そう簡単にいくと思わないでください」
「……ということは、貴様のマスターとやらは、あのフィーネとかいうやつではないな?わざわざライダーシステム用の貴様に、ネフシュタンの鎧を使わせる意味はない。データが取りたかったならそれこそ誰かしらの人間に使わせれば良いし、戦闘力目的ならそれ専用の人形を作れば良い」
「へえ……」
「そしてライダーシステムは、オレたちとの戦闘データをもとに、その贋作を作ったんだろう?だが、フィーネはあの様子だと、聖遺物というところにこだわっているように見える。つまりバイカイザーやお前が使っているそいつも、そしてお前たちでさえ、フィーネ以外の誰かが作った。違うか?」
「ふむ…。まあ、ほぼ正解といったところですかね」
「ほぼ…?」
アウラネルの言い回しに、キャロルは疑問を憶える。しかしアウラネルは、それ以上問答する気はないと言わんばかりに、スチームブレードを分解、ネビュラスチームガンに取り付け、ライフルモードに強化すると、2人に構えて撃つ。
「させません!」
セレナが主翼「バーニングスクランブラ―」を展開して銃弾を防ぎ、翼から羽部分にあたる「バーニングフライヤー」を射出する。
セレナによって遠隔操作されたバーニングフライヤーが、綺麗な曲線を描きながらアウラネルに迫るも、全てアウラネルに撃ち落とされてしまう。
「そんなッ!」
「フフフ……」
『お2人とも聞こえますか!フィーネの方に、ナナ姉えが向かいました!』
「分かった。なら、ここをさっさと終わらせないとな」
《アサルトバレット!オーバーライズ!》
《Kamen Rider......Kamen Rider......》
「ふん!」
《ショットライズ!》
キャロルが撃ちだした銃弾が、青い狼の幻影を纏いアウラネルに襲い掛かる。アウラネルには避けられるも、オオカミの幻影はキャロルに食らいつく。
《レディーゴー!アサルトウルフ!》
《No chance of surviving》
狼の幻影はアーマーへと変化し、アサルトウルフへとフォームチェンジを完了する。
「セレナ、それを貸せ」
「え?え、ああ、はい、どうぞ」
「行くぞ!」
セレナからアタッシュカリバーをもらったキャロルは、アウラネルに斬りかかる。
アウラネルは振り下ろされたアタッシュカリバーを、ライフルモードのネビュラスチームガンで受け流し、続くセレナのスラッシュライザーの斬撃を防ぐ。
「ハアアア!」
「せやあああ!」
「くっ…」
2人の連続攻撃を防ぐも、アウラネルの表情は歪んでいく。
「「ハアアア!」」
「ぐっ……ガッ!」
2人が同時に横に振るった武器を、咄嗟に自身の武器を立てることで受け止める。
しかし2人は武器を上に勢いよく動かし、それによって腕を上に挙げられたアウラネルのがら空きの胴体に、2人の蹴りが突き刺さる。
「返すぞ「わっ!」…これで決める!」
《バスターオーソライズ!》
《アサルトチャージ!》
キャロルはアタッシュカリバーをセレナに投げ返し、オーソライズバスターのスキャンエリアに、シューティングウルフプログライズキーをスキャン、更にアサルトグリップの起動スイッチ「アサルトスターター」を押す。
「ハア!」
《プログライズダスト!》
《マグネティックストームブラスト!》
右手にショットライザー、左手にオーソライズバスターを構え、同時に引き金を引く。
ショットライザーから撃ちだされたオオカミ型のエネルギー弾が、オーソライズバスターから発射された光弾を咥え、アウラネルに炸裂する。
プ ス ト ー ム
ロ ブ
グ ラ
ラ ス
イ ト
ズ
「グアアア!」
「私も行きます!」
《インフェルノウィング!》
《Progrise key comfirmed. Ready to utilize》
セレナはバーニングファルコンプログライズキーの起動スイッチを押し、スラッシュライザーから外してアタッシュカリバーに装填する。
「ハアア!」
《バーニングレイン!》
《バーニングカバンストラッシュ!》
「ウアアアッ!」
セレナはアウラネルに接近し、右手のスラッシュライザーと、左手のアタッシュカリバーで斬りつけ、背後に回り打ち上げる。
高く打ち上げられたアウラネルを、炎を纏ったバーニングフライヤーが切り刻む。
「ハァァァ……セイヤァ!」
真上のアウラネル目がけて飛ばされた2つの斬撃は、アウラネルに命中し爆発した。
バ ー ニ ン グ
レ ス
ト
イ ラ
ッ
ン シ
ュ
「グハッ!……これ以上は、厳しいですか。また会いましょう…」
そう言って、ネビュラスチームガンから噴出した煙で身を隠し、煙が晴れた時にはその姿はなかった。
「逃げたか……。エルフナイン、七海の方はどうなっている?……エルフナイン?」
「せ、先生。あれ……」
「あれ?……なッ!?」
キャロルがセレナが指差す方向に目を向けると、そこには空に向かってそびえ立つ4色の光の柱があった。
しかし、その柱からは危険な感じはしなかった。温かみを感じるというか、安心するというか……。
「何が起こっている。……行くぞセレナ!」
「はい!」
2人は光の柱に向かって走っていく。
さあ、役者はそろった
板場弓美の髪型って、あれツインテールだよね!?こういうの全然分かんないんだよなぁ……。
無印編あと1,2話で終われると思います。
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なんか当てはまるものがある?
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もうちょっと更新頻度を早くしてほしい
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戦闘描写をもっと濃く
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キャロルと百合百合せえや
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早く話を進めてほしい
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特にないなぁ