錬金術師と心火を燃やしてみよっか?   作:神咲胡桃

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前回の話の続きです。

そしてついに来たぜ未来さんと奏さんとセレナちゃんのイグナイト!
課金の準備しないと……(手遅れ)
個人的には未来さんは、仮面ライダードライブタイプトライドロンの進之介とベルトさんみたいに、シェム・ハと精神同居してほしいですね!まあ、見た目的にはセレナちゃんが好きですけど。

さらにゼロワンの次のライダーの情報も出ましたね。気になる人は、ユーチューブのバンダイ公式チャンネルにゴー!
ただこれだけは言わせてくれ。あんまネタバレ的なのは言えないけど、こう思った人は必ずいるはず。
仮面ライダー迅バーニングファルコンと、リュウソウジャーを思い出したと言う人が……(確信)
……え?エンディングテーマあるの?(喜び)










祝福の光

《七海side》

 

「……楽しかったね」

「……うん」

 

デートから帰った私たちは、家の屋根に寝っころがり綺麗なまん丸の月を眺めていた。

 

「「…………」」

 

水族館に行った後も、私たちのデートは続いた。

喫茶店で昼食を取り、テーマパークで遊び、ショッピングモールで買い物をした。

今着ているのも、お互いがお互いの為に選んだパジャマである。

 

「ねえ、ナナ姉え」

「ん?」

「……ううん。なんでもない」

「そっか………ねえキャロル」

「なに?」

「……やっぱ何でもない」

 

さっきからこの調子である。デートしていた時は、気にしていなかったけど、こうして改めて2人っきりになると、やはり意識してしまう。

隣で寝転がるキャロルを盗み見る。

…綺麗だ。今のキャロルはデートの時の少女の姿ではなく、いつもの幼女姿である。それでも、可愛いではなく綺麗という言葉が浮かんでくる。

月明かりに照らされ浮かび上がるキャロルの顔。生きていくたびに、その愛らしい表情には威厳が生まれ、凛々しさを纏った。

しかし今日、その表情は崩れていた。愛らしく、楽しげで、可愛らしい顔に、確かに崩れていたのだ。

他ならぬ私とのデートで、私の目の前だけで(・・・・・・・・)

 

(あ、やば……)

 

そう考えた瞬間、もう止められなかった。止めたくなかった。

 

「キャロルッ!」

「あ……」

 

キャロルを思いきり抱きしめる。

ああ…腕の中にある温もりが心地よい。胸元にかかるキャロルの吐息が心を刺激する。急に引き寄せられたのに不快な顔一つせず、逆に自分から体を摺り寄せてくるキャロルが愛しい。

キャロルの全てが欲しい(・・・)。このつぶらな瞳も、整った鼻も、煌びやかな金髪も、美しい声を紡ぐこの口も、フニフニしている耳も、腕の中にスッポリと収まってしまう小さな体も、小さくてプニプニな手も、柔らかくて滑らかなお腹も、か弱そうだけどしっかりと地面を踏みしめる足も、家族のことを第一に思う優しい性格も、凛々しくてかっこいいお仕事モードの性格も……挙げればきりがない。

まあ、簡単である。私は文字通り、キャロルの全てが欲しい。

今すぐにでもどこかの部屋に閉じ込めて、私が全てをお世話して、私だけのキャロルにしてしまいたい…。

この感情が、思考が危険なのは分かっている。それでも止めたくない。良いじゃないか、妄想の中だけでもこういうことを考えたって。

 

「……ナナ姉え」

「うん?どうしたの?」

「寂しかった…」

「え?」

 

キャロルの上目づかいが、私の心を荒ぶらせる。危険な思考が、私を支配しようとする。

 

「……そっか。ごめん」

「ナナ姉えは?」

「私は……うん、寂しかったかな」

「じゃあ、もっとギュ~ってしよ?」

 

そう言ったキャロルは、私の背中に腕を回し抱きしめてくる。短い腕と小さな手がもたらす感触が、私の思考をヒートアップする。

だから私は………抱きしめ返した。

 

「……キャロル。貴方は私にとってお月さまだ」

「…………」

「お日様は暗闇を照らさない。そもそも闇が生まれない。その強すぎる光は、闇に慣れたものを拒むかのように、居場所をなくしてしまう」

 

こんなこと、立花響や小日向未来に言ったらこわいなーなどと思いながら、続きを話す。

 

「私にはお日様の光は眩しすぎる。でもキャロル、貴方は違う。キャロルは私を優しく照らしてくれる。居場所を作ってくれた。生きる意味を与えてくれた。貴方がいるというだけで、私には戦うに十分な理由になる」

 

前世で暗い過去を持つ私には、立花響のような輝きは眩しすぎるのだ。

暗い過去を持っていながらも、それを乗り越え、幸せな時間を築いていく主人公。そんなものに私はなれないけど、それでもお月さまの傍にいることくらいは、許してもらえるよね?

だからさ、キャロル………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――キャロル、貴方のことが好き。世界で一番、貴方のことを愛しています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャロルの目が限界まで見開く。

やがて、その目に涙が溜まり、一滴の涙がこぼれた。

 

「あ…あ、あ…ああ……」

 

次々と涙があふれる。しかし、キャロルはそれを止めることなく口を開く。

 

 

 

 

 

 

―――わ、私も…私もナナ姉え…七海を、この世の何よりも、愛しています……

 

 

 

 

 

 

……もう、言葉は不要だった。どちらからともなく、私たちは顔を近づけ………初めてのキスを交わした。

私とキャロルは恋人になった。

 

 

 

 

 

 

 

「「~~~~ッ!!!」」

 

先ほどの告白から数分経つと、徐々に理性と言うものは戻ってきたようで、今私たちは顔を背けて羞恥に悶えていた。

 

「~~~ッ!!」

 

いやこれヤバすぎる、ヤバすぎるって!

何勢いでとんでもないこと言っちゃったの私!いやでも断られなくてよかったとは思ってるし、キャロルと恋仲になれたのはすごくうれしいよ?でもやっぱこれとそれは別って言うしさぁ!

……どうしよう。これで勢いで頷いただけだから、やっぱ無しとか言われたら確実に死ねる自信がある。

 

「ナ、ナナ姉え…」

「な、なにかなキャロル!」

「その、あんまり外に長くいたら身体に悪いから……」

「そ、そうだねうん!」

 

実際顔どころか体中が火照ってるんだけどね……。

 

「それじゃ戻って寝ようか、キャロル」

「……うん!」

 

 

お互いの手を繋ぎ、家の中に戻る私たちを、空に浮かぶ月は祝福するかのように照らしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 




遂にカップル成立ですよ!ななキャロ、ななキャロ(お祭り騒ぎ)
温めに温めたアイディアをよーやく出せて良かった……。まあ他にもあるんですけど。

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