《三人称side》
ヘルカイザー……新たな力を得たらしいネリは、セレナに殴りかかる。
「ハアアア…ハァ!」
「グッ!」
咄嗟にスラッシュライザーを掲げて防ぐが、拳の一撃でセレナは軽く後ろに下げられてしまいました。
セレナはその威力に驚きながらも、追撃を防ぐためにソードクリスタを放つ。
「これならッ!」
「アハハハ…。目障りだなぁ。フンッ!」
ソードクリスタを突撃させるが、ネリは2丁のネビュラスチームガンと体から小型の歯車『ギアソーサー』を計12個飛ばし、ソードクリスタを迎え撃つ。
「ッ!ハアアッ!」
「フン。フフフフ……」
ソードクリスタとギアソーサーが飛び交う中、セレナのスラッシュライザーとネリのネビュラスチームガンがぶつかり合う。
「フッ!」
「クッ!」
ネリが至近距離で発砲するが、直前にセレナが腕を弾いたことで命中しない。
今度はセレナが斬りかかるも、ネリがネビュラスチームガンで防ぎさらに蹴り飛ばす。
「強い……」
「当たり前だよ。私は取り戻すんだ」
「なら私は守ります。それが私の戦う道だから」
セレナが取り出したのはセインティングペガサス、ピアッシングユニコーンとも違うムゲンライズキー。
《リバース!》
《ムゲンライズ!》
「変身!」
《スラッシュライズ!》
ギアソーサーを弾き飛ばして戻ってきたソードクリスタと掲げたスラッシュライザーから、光の柱がネリに向かって伸ばされる。
ネリは躱したが、光の柱はネリの背後で蛇のような龍―――サーペント型のファントムモデルとなり、ネリを背後から突き飛ばしてセレナをその長い体で囲む。
《ブレッシングサーペント!》
《
白い身体に蒼い蛇が巻きついたような装飾が施され、ソードクリスタは龍の翼のような装飾となり背部に装着された。
「バーチャライズブレード!」
バーチャライズブレードを召喚したセレナは、ランチャーモードに切り替えてネリに向けて光弾を発射する。
それをネリはギアソーサーを盾にすることで防ぐ。
《ファイナルブレッシングブラスター!》
「ハァ!」
「甘く見るなぁ!」
バーチャライズブレードの銃口から、サーペント型のファントムモデルを模したエネルギー弾がネリに向かっていく。
ネリはギアソーサーを組み合わせて巨大な1つの歯車としてエネルギー弾を迎え撃った。
2つがぶつかり合い、派手な爆発が起きた。
そしてマリアは、3体のマギアに囲まれ苦戦を強いられていた。
『人間、殲滅!』
『撲滅!』
『爆滅!』
「さっきから物騒なことばかり言うわね!でも、私もやられてるばかりじゃないの」
マリアは不敵に笑って、コネクティブユニットのダイヤルを操作し、それと同時に3体のマギアが攻撃を仕掛ける。
《デュアルリンク!ヘルメス》
マリアがダイヤルの中央のボタンを押した瞬間、マリアの姿が消えその一瞬後、マギアたちが何かに斬り飛ばされる。
「あいにくと、速さには自信があるの」
マギアたちが声がした方向に視線を向けると、そこにはリンクギア『ヘルメス』を纏ったマリアが立っていた。
マリアは再び駆けだし、その俊足を持ってマギアたちを翻弄、次々と攻撃を加えていく。
「これで終わりよ!」
【ETERNAL†MOMENT】
マリアが手にした剣を掲げると、大量の剣が複製され今度はマギアたちを包囲するように展開される。
そして、掲げられた剣を振り下ろすと、複製された剣が一斉に突撃していき、串刺しになったマギアたちは爆発した。
『にん、げん……せん……』
《調side》
私と切ちゃんは、どこかにいるらしいネフィリムという完全聖遺物を探していた。
だけど、かなり探しているのにまったく見つからないことに苛立ちを感じていた。
仮本部の方に連絡を取っても、ネフィリムと思わしき反応は見つからないらしい。
「…全然見つからない」
「落ち着くデスよ調。とりあえず、この破壊跡を追うデスよ」
「…うん」
そうして切ちゃんと進んでいくと、壁に空いた一際大きい穴から、黒い動物の様な何かが出てきた。
何かを噛んでいるように口と思われる部分を動かしていた”それ”の傍には、アウラネルがいるのを見た瞬間、私たちはその黒いのがネフィリムと確信した。
「…いた、アウラネル!」
「大人しくお縄に着くデスよ!」
「ああ、やっと来ましたか。ですが、すでに目的は果たしました。後は成長を待つのみ」
《ポイズン!》
《フォースライズ!》
アウラネルは仮面ライダー滅に変身して、アタッシュアローを構える。
相手の強さを、私たちはよく知ってる。
だから、私は切ちゃんを見て頷くと、切ちゃんも意図が伝わったのか頷き返してくれた。
《デュアルリンク!クルースニク》
《デュアルリンク!ツクヨミ》
リンクギアを纏った私たちは、同時にアウラネルに攻撃を仕掛ける。
「デース!」
切ちゃんが真正面から斬りかかり、その背後から私がヨーヨーで援護する。
相手との実力差を埋めるために私たちが考えたのは、私たちのコンビネーションで攻めること。
そのためにたくさん訓練してきた。だけど、アウラネルはいとも容易く私たちの攻撃を捌いてしまった。
「なるほど。コンビネーション攻撃ですか。嫌いではないですよ」
「…そうやって上から目線で!」
「いられると思うなデース!」
《奏side》
あたし達は松代にある施設の外で、平行世界のキャロルたちの襲撃を警戒していた。
……というかなんかややこしいな。平行世界の方はサウザーで良いだろ。
「奏さん!お疲れ様です!」
「よお響……って翼、あんま気ぃ張ってたら、いざって時に動けないぞ」
「わ、分かってる」
「まあ、翼先輩の気持ちもわかるな。来たやつらを迎え撃つよりも、こっちから攻めた方が気が楽だしな」
丁度暇だなーって思ってたら、あたしのとこに響、翼、クリスの3人がやってきた。
いつも通りの翼を適当にからかってやり、多少緊張も崩してやる。
「……さて、こっちは順調かね?」
「言って向こうにはフィーネにドクターウェル、キャロルやエルフナイン、それに黒夜もいるんだろ?大丈夫だって考えるしかないだろ」
「そうだな。ここで気にしていても、私たちに手伝えることもないわけだからな。襲撃の警戒に努めよう」
翼の言うとおりだな。言うてうちの科学者は才物揃いだしな。
そう考えていると、司令の旦那からマリアたちの方が襲撃されたことが伝えられた。
それとほぼ同時に、施設の近くで爆発が起きた。
「こっちも来たか……」
「すぐに向かうぞ!」
私たちが爆発地点に向かうと、そこには多数のトリロバイトマギアと変な形のマギアを引き連れたサウザーがいやがった。
「キャロルちゃん!」
「……オレのことは、この世界のオレから聞いたのだろう?」
「やはりか……なぜこの世界を破壊しようとする!」
「ふんっ……オレを叩き潰したお前たちがそれを言うとはな……」
「何?」
何言ってんだこいつ?あたし達がお前を倒した?
前にアイツを倒したのは、七海と黒夜だったはずだ。でも、何か違う気がする。
そういや、前に七海が何かを言ってたな……。
「ああ…この世界では違うんだったな。オレは世界を分解しようとせず、オレの知る歴史でもなかった」
「世界を分解……?なあ、お前って死んでるのか?」
「……オレが何なのかも聞いたか。だが、それはどうでも良いことだ。今のオレには―――」
《ゼツメツ!Evolution!》
《ブレイクホーン!》
キャロルが変身しようとして、あたし達も変身しようとした時、響が一歩踏み出した。
「どうでも良くないよ!」
「……何?」
「だって、今の私たちは手を繋げる!お願い、何があったのか話して!私はそれを全部受け止める!」
「相も変わらず、この世界でも甘ちゃんか。くだらんな。変身」
《パーフェクトライズ!》
《When the five horns cross,the golden soldier THOUSER is born.》
《Presented by Alchemist!》
「オレは奇跡の破壊者だ。この憎しみが尽きることはない!」
平行世界のキャロルは響の言葉を一蹴し、仮面ライダーサウザーに変身した。
私もショットライザーのバックルを腰に巻き、ランペイジガトリングプログライズキーを起動する。
《ランペイジバレット!》
「ッ!奏さん、待ってください!」
「響、ありゃ聞く気はないぞ。なにより、あたし達には守る者がある」
「……分かりました。なら、私はあのキャロルちゃんに話を聞いてもらえるように、私はキャロルちゃんの拳を開いて見せます!」
「へ……ラァ!」
響の覚悟を聞き、後輩が育っていることが分かり頼もしいと感じた。
ランペイジガトリングプログライズキーを強引に開き、ショットライザーに装填する。
《オールライズ!》
《Kamen Rider......Kamen Rider......》
「変身ッ!!」
《フルショットライズ!》
ショットライザーをバックルから外し、引き金を引く。
複数のライダモデルがあたし達の周囲で動き回り、5つの銃弾があたしに向かってくる。
「フン!ハァ!」
飛んできた銃弾を殴りつけ、さらに返す刀でもう一発を裏拳で殴る。
「オラァ!」
さらに回し蹴りで3発の銃弾を蹴りつけ、最後にあたしの顔を装甲が包む。
《Gathering Round! ランペイジガトリング!》
《マンモス!チーター!ホーネット!タイガー!ポーラベアー!スコーピオン!シャーク!コング!ファルコン!ウルフ!!》
「
「
「
あたしは仮面ライダーランペイジバルカンに変身し、響たちはシンフォギアを身に纏う。
ぜったいにここはやらせない。あたし達の大事な仲間がいるんでなぁ!
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