幻想郷エイリアン   作:螢雪

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こんにちは。
この「幻想郷エイリアン」、実は、別作品の「マッハ20の初代死神でも幻想郷は辛かった」の番外編だったのですが、あろうことか独立しました。
調子に乗って独立したこの作品。誰にも読まれることなく埋もれそうで怖いのですが…。読んでくれれば幸いです。


その1.1「異世界に来たからって受け入れてくれる訳じゃない」

「…銀さん、知ってますか?」

「何だよ」

「この作品、元は『東方Project』と『暗殺教室』のクロスオーバー作品の、番外編だったらしいんです」

「はぁ?じゃあ俺らはおまけ扱いかよ。気分悪りぃな」

「ですが、諸事情により、この作品は独立したんですよ」

「はっ!ザマァみろ殺せんせー!テメェと違ってこっちは人気者だからな!下克上成立だ!」

「別に人気だったから独立したわけじゃねぇよ!」

「んで、この作品のコンセプトは何なの?」

「それが銀ちゃん、『とりあえず馬鹿騒ぎして、最後にシリアスっぽい感じでまとめる』らしいヨ」

「計画性皆無だなオイ」

「だってここの作者、この前まで受験してて、第一志望落t」

「やめろおおお!それ以上言うな!」

「んじゃ、まぁ、銀魂×東方Project、ゆる〜く始めますか」

 

 

 

 

 

 

 

とある空間に、作者にとって都合のいいように、以下のメンバーが集められた。

 

 

 

坂田銀時

 

志村新八

 

神楽

 

お妙

 

長谷川泰三

 

近藤勲

 

土方十四郎

 

沖田総悟

 

山崎退

 

桂小太郎

 

エリザベス

 

坂本辰馬

 

高杉晋助

 

河上万斉

 

来島また子

 

武市変平太

 

柳生九兵衛

 

 

 

「ちょっと待てええええええええ!!」

 

銀時が天を見上げて絶叫する。それはいつもの光景だった。

 

「何でこんなに人数多いんだ!いくらなんでもこれはやり過ぎだろぉ!」

「仕方ないネ。こんなクッソつまんねー作品、少しでも面白くするには人数増やさなきゃならないヨ」

「ていうか、むしろこれ人数多すぎて逆につまらなくなるパターンですよね」

 

万事屋のメンバーが一通り騒ぐのを、他のメンバーが周りで見つめる。

 

そうやって騒いでいる中、頭の中に直接声がかかって来た。

 

「『銀魂』の諸君、単刀直入に言うが、君たちには生きている身体を少しの時間だけ借りさせて、このゲームに参加してもらう。ゲームが終了したら、元の世界に元の時間で元の身体に元の魂を復活させて戻すから安心してほしい」

「もともともともとうるせぇよ。というかお前誰だよ」

「私は神だ」

「ポプテピピックかよ」

 

頭の中に直接聞こえてくる声に臆すことなく、マイペースを貫く銀時。しかし、次のセリフでその余裕そうな調子が崩れる。

 

「ルールを説明しよう。これから君達は指名手配され、命を狙われることになる」

「は!?何でだよ!何で俺らが殺されなきゃなんねーんだよ!」

「だから、ゲームが終わったら元に戻ると言っているだろう」

「そこじゃねーよ、心配してるところはよ!」

「文句を言うな。これは神である私が決めたことだ。神の言うことに異論があるのか?」

「当然あるね!俺は仏教徒なんでな!」

「嘘つけ銀ちゃん。この前『何で誰も俺にクリスマスプレゼントくれねぇんだよ』って嘆いてたネ」

「神楽!余計なこと言うな!」

 

再びギャアギャアと騒ぎ始める銀時。その肩にポンと手を置く者がいた。

桂小太郎である。

 

「案ずるな銀時。指名手配如き、怖くも何ともないぞ」

「そりゃあお前は毎日指名手配犯だからな!てかそこじゃねぇっつってんだろ、さっきから論点がズレてんだよ!」

「それで、逃げてもらう場所を説明する」

「無視すんじゃねぇ自称神!」

 

銀時の叫びを何とも思っていない神(自称)は、説明を続けた。

 

「舞台は、君達のいる江戸や歌舞伎町ではない。幻想郷という、未知なる地だ」

「幻想…郷?」

 

聞き慣れない単語に、新八が聞き返す。

 

「簡単に言えば、みんな大好き異世界だ」

「何だよその言い方」

「幻想郷は、日本に比べれば小さいが、それなりに広い。逃走中ほどハードなマップではない。だが…」

 

神(自称)は、まるで楽しむように、少し間を置いて続けた。

 

「そこに住む住民の中には、君たちなど比じゃないような力を持つ少女がウジャウジャいる。生き残るのは至難の業だと思うぞ」

 

神(自称)がそう言うからか、その言葉には不思議な信憑性があった。

 

「そして急で申し訳ないが、今すぐに開始したいと思う」

「ちょ早くね!?俺らまだここに来て5分も経ってないんですけど!」

 

銀時達はどこを見ても真っ白な空間にいる。恐らくスタート地点だ。この後に何らかの方法で幻想郷に落とされるのだろう。

 

「ああ、時間で思い出したが、今回は3日間逃げてもらう」

「なんでそんなに!?殺せんせーは1日だって聞いたぞ!?」

「人数が多いだろう?的が多いと思うが、逆に協力して抵抗しやすいという面もあるからな。まぁ、悠長にしてられないから、もう始めるぞ」

「だから早えって!」

「あと、流石にその人数を纏めとくと、ここの作者の身がもたないから、複数のグループに分けて、別々の場所に降り立ってもらう」

「そんなこと言っていいのかよ!」

「あの〜、質問いいですか〜?」

 

不意に長谷川が挙手をした。自称神に促され発言を続ける。

 

「俺はどのグループに入れられるんですか?多分、いつも行動している仲間がグループになると思うんだけど」

「その通りだ。だから君には…」

 

万事屋グループとして、銀時・新八・神楽。

 

真選組グループとして、近藤・土方・沖田・山崎。

 

攘夷志士グループとして、桂・エリザベス。

 

鬼兵隊グループとして、高杉・万斉・また子・変平太。

 

女子グループとして、お妙・九兵衛。

 

…、

 

「あ」

「『あ』じゃねーよなんで俺の存在忘れてんの!?」

あらぬ方向へ怒鳴る長谷川。そのまま続けて怒鳴る勢いだったが、その肩に手を乗せられる。

 

「騒ぐな長谷川さん。ぼっちなのは長谷川さんだけじゃないんだ」

「は?銀さん、俺の他に一体…」

 

銀時が指差す方向を見ると、

 

「あはははは!金時、わしがいつぼっちだって言ったぜよ?わしには陸奥がいるからな!そうじゃろ?陸奥…」

 

坂本が目を向けた先には、誰もいない。

 

「あり?わしはてっきりここに陸奥がいるんじゃないかと…」

 

慌ててあたりをキョロキョロど見回す坂本。しかしどこにも陸奥の姿はない。

 

「…じゃあ長谷川・坂本ペアで」

「何言ってんだよ自称神!そんな余り物の寄せ集めなんて酷いよ!校外学習で『好きな人とグループ作ってください』って言われてみんなが楽しく騒いでいる時に、隅っこにいるような人みたいになるじゃんか!」

 

一瞬の空白。

 

「それは俺じゃねぇか!」

「何自分で自分の首絞めてるんですか!」

 

項垂れる長谷部に新八が今作初のツッコミをかます。

 

「じゃ、そういうことで、おーい」

 

自称神が誰かを呼んだ。と、銀時達の前に何か入り口が開く。両端がリボンで結ばれており、中には奇妙に目が沢山覗いている。

 

そしてその中から、1人の少女が…、

 

「初めまして、『銀魂』の皆さん。私は幻想郷の賢者をやっています、永遠の17歳、八雲紫でございます」

 

再び、空白に包まれる。先に口を開いたのは新八だった。

 

「いやどう見てもおばsブフォっ!!」

 

新八のセリフが途切れた。紫が音速の速さで新八の鳩尾を打ち据えたのだ。

 

「私は永遠の17歳。決しておばさんではありませんわ。よろしい?」

「よ、よろしいです…」

 

指をポキポキと鳴らす紫に、咳き込みながら新八が答えた。紫は満足したように頷き、自分の背後のスキマを消した。

 

と、不意にお妙が紫に近づく。

 

「…?何か?」

「ふーん、17歳ってことは私よりも年下ってことよね。なのになんで…」

 

次の瞬間、一瞬でお妙は紫の胸を鷲掴みした。

 

「なーんでこんなに豊かなものをつけてるの〜?」

「な、何いきなりこの女ってちょっと待ってイタタタタタタ!!何この女尋常じゃない握力でああああああああああああ!!!」

 

お妙に胸を痛めつけられ、絶叫する紫。あろうことか幻想郷の賢者が悲鳴をあげている。

 

「大丈夫ですお妙さん!俺は薄くても平気、いや薄い方が好きです!」

「さりげなくディスってんじゃねぇぞテメェエエ!」

 

お妙の肩に手をかける近藤を、お妙は振り向きアッパーカットでぶっ飛ばす。その隙に紫がスキマで逃げて難を逃れる。

 

「そ、それでは私の説明を…」

 

1、2回目深呼吸をした後、何事もなかったかのように紫は説明を始めた。そこら辺は流石幻想郷の賢者である。

 

「今回、私は自称神に命じられ、中立の立場に立つことになりました。幻想郷を監視し、行き過ぎた行為が無いように見張ります。その他詳しいルールはその幻想郷ガイドにありますので、お困りの際は利用してください。図鑑もありますので、相手の情報を取得する際に使ってください」

「ああ、うん…」

「どうしましたか?自称神様」

「うん、もういいよ…」

 

それでは、と紫は周りを見渡し、

 

「では、開始致します」

 

大量のスキマを展開させた。

 

 

 

 

 

ルール

 

・ゲームは72時間、つまり3日間にて行われる。

 

・逃亡者の詳しい情報は、幻想郷の住民全てに、夢のお告げ感覚で事前に知らされている。ただし繰り返し同じ情報が提供されるわけでは無いので、忘れる可能性も充分にある。

 

・逃亡者を殺したものと、逃亡者の中で生き残った者には褒美が与えられる。(ただし同士討ちはこれに含まない)

 

・逃亡者には、幻想郷について詳しく書かれた「幻想郷ガイドブック」と、幻想郷の住民について事細かに記載されている「図鑑(ポケモン図鑑風)」が配布される。各自、これを活用されたし。

 

……

 

 

 

 

 

「ったく、なんでこうなるんだよ」

 

スキマの中に入った一同は、グループごとに別の場所に飛ばされる。

 

その中の1つ、万事屋グループは、やたらと霧の多いところに飛ばされた。

 

「だいたい殺せんせーの方は、きちんとしたオチが出来てるって話じゃねぇか、それで番外編なんて作ったら、最後にグダるだけだろ」

「ネタ補充の時間稼ぎらしいですよ。全く、僕らの扱いがぞんざいですよね」

「それどころか、ここの作者はアニメでバラバラに見てるだけで、原作はバラガキ篇にすら到達してないらしいヨ」

「マジかよそれ!ちょっと待てそれはおかしいだろぉ!」

「しかも全部TSU○AYAで借りたものらしいネ。あと暗殺教室も全部TSU○AYAとも言ってたヨ。休日が暇だって言ってて…」

「それただのボッチじゃねぇか!休日に一緒に遊んでくれる人がいなかっただけだろ!」

「あーあー、もういい。とりあえず今は現状を気にするぞ」

 

銀時の鶴の一声で新八と神楽が口を閉じる。それを確認した銀時は、

 

「よし、じゃあまず霧だらけのここはどこだ?」

「ガイドブックで見るには…、恐らく『霧の湖』ですね。名前からしてそうですし、他に霧が立ち込めてそうな場所は見当たりません」

 

新八がガイドブックを見つめてそう答える。それに銀時が顔をしかめ、

 

「湖?そんなものどこにあるんだ?」

「ちょっと歩けばあるんじゃないでしょうか」

「じゃあ探してくるネ」

「ああっ神楽ちゃん待って!こんな霧の中じゃ迷子に…!」

 

新八の制止も聞かずに神楽が霧の中に消えてしまう。

 

「おいおいおい神楽!ただでさえ命の危機だってのに余計なことするんじゃねぇぞ!」

「そうですよ神楽ちゃん!戻ってきてください!」

 

慌てて2人が神楽の後を追うと、

 

「見て見て銀ちゃん、新八!なんかでっかい館がある!」

「「館?」」

 

神楽の元へ追いつくと、神楽が見上げている館の姿が浮かび上がった。

 

「うっわ〜、真っ赤っ赤じゃん。銀さんこういうところ嫌いだぞ…。赤く染めて許されるのはマックだけだ」

「あと郵便局ネ」

「全然違いますよ、ここは『紅魔館』。…吸血鬼が住む館です」

 

新八がそう言い終わるや否や、

 

「帰るぅぅぅぅぅううう!!!」

「ちょっ、銀さんーーーーーーーーー!?」

 

豪速で回れ右をした銀時はそのまま逃げるように走り抜けた。というか逃げた。

 

「もう恥とかそんなん知らねぇ!なんだよ吸血鬼って!これ以上銀さんを震え上がらせないで!」

「逃げるのはわかりますが僕らを置いてかないでください!」

 

瞬く間に銀時が霧の中に消える。しかしすぐさま帰ってきた。

 

…回転しながら。

 

「ブフォっ!!」

 

新八の顔面に激突した銀時。そのまま2人もろとも倒れる。

 

「銀ちゃん!?」

「ちょ、何があったんですか!」

「ラリアットが!霧の中からラリアットが飛んできた!」

「ラリアットォ!?」

 

新八が復唱したその直後、

 

「何個か気があると思ったら…、お客さんじゃなくて指名手配の方々だったんですね」

「じょ、女性の声?」

「この声…どこか嫌な感じがするネ」

 

3人が警戒する中、銀時が飛んできた方向から現れたのは、

 

「あの〜、門番サボって狩りに行ってたこと、咲夜さんに言わないでくれますか?」

 

死んだ鳥を片手に持って返り血を浴びている、紅美鈴がそこに立っていた。

 

 

 

 

 

紅魔館近くで早くも騒ぎが起きている中、同様に騒ぎが起こっているところがあった。

 

「あのぉ副長、なんだか周りが騒がしいんですが、本当に大丈夫なんですか?」

「気のせいだ山崎。俺らはこの中に溶け込んでる」

 

ここは人里。幻想郷内で唯一の人間の居場所である。人里内は妖怪の手出しができないように決まりがあるので、寝る時に人里にいれば絶対に安全だ。

 

幻想郷の人間は、ちょうど銀魂の世界の一般人のような服装だ。そして真選組グループは、

 

「しっかし、4人とも非番だなんて偶然があるのか?もしやこれを狙ってたんじゃ…」

「深いことは考えない方がいいでさぁ。それよりも土方さんは自分の心配をした方がいいんじゃないですかい」

「あん?どういうことだ沖田」

 

たまたま非番だった4人は、今は私服を着ている。つまりこの人里内に溶け込んでるはずなのだが…。

 

「周りをみてくだせぇ」

 

沖田の言葉に、その他が周りの様子を伺う。

 

「あの人、煙が出てる棒を咥えているわ。大丈夫なのかしら…」

「赤くない?棒の先っちょ。あと臭くない?」

「わっ!あいつ口から煙を出してるぞ!」

 

周りが発している言葉はそういう類だった。そしてそれが示すのは、

 

「煙草が原因じゃないですかー!」

 

人里には、煙草は流通してなかった。よってこの中では、煙草を吸っている土方は異端とされているのだ。

 

「やめてくだせぇ土方さん。あんたが異端だと思われたら、一緒にいる俺らまで疑われちまいますぜ」

「あん?俺に煙草を止めろだと?」

「そうですよ副長!変な煙吸ってる奴がいるって妖怪の耳にでも止まったら、報酬を狙われて襲われますよ!」

「はん、妖怪なんかに誰が怯えるか。大体俺はもう煙草をやめようとはしねぇ。2度とヌルヌルボールとかヌメヌメボールとかズルズルボールとかを探したくねぇからな」

「は?…ヌルヌルヌメヌメ…ズルズル?」

 

山崎が首を傾げていると、真選組グループの背中から声がかかった。

 

「おい!そこの怪しい煙を吐いてる奴!事情を聞かせてもらおうか!」

 

後ろを振り向くと、そこには青い服を着た女性が仁王立ちしている。

 

「上白沢慧音…、歴史を消したり創ったりする能力を持ってるみたいでさぁ」

「歴史ぃ?社会科泣かせだな」

 

すかさず図鑑をかざした沖田が情報を伝え、土方が感想を述べる。だがすぐに山崎が突っ込む。

 

「ちょっ、そんなこと言ってる場合じゃないですよ!」

 

ゴタゴタとする真選組グループを眺めていた慧音は、ハッと気づいて叫んだ。

 

「もしかしてお前ら…指名手配の奴らか!?」

 

その言葉に周りがどよめく。「ちっ」と土方が舌打ちするも、前に進み出て、

 

「何を言っているんですか慧音さん。俺はここの住人で…」

 

(落ち着け、俺らは私服で周りとカモフラージュ出来てる。なんとかここの住民だと誤魔化せば…)

 

そう信じてペラペラと方便を口に出す土方。しかし、

 

「助けて〜!この人に襲われる〜!」

「っ!?」

 

土方がギョッとして振り向くと、沖田が山崎の側に寄って声を上げていた。

 

「沖田テメェ…」

 

土方がキレるも、沖田に構う暇はなかった。すぐさま慧音の号令がかかり、人里の人間達が土方を捕まえようと襲いかかったからだ。

 

「テメェ後で覚えとけよぉ!!」

 

土方の捨て台詞もだんだんと遠くに消えていく。

 

「さ、今のうちに逃げるぜ」

「沖田さん…、そんなことして大丈夫なんですか?」

「仕方ねぇさ。あんなに意固地に煙吸ってるんじゃ、ホントに俺らも襲われちまう」

「まぁ確かにそうですが…」

「しかしこうも早く土方さんを取られちまった…」

 

悲観した沖田は、土方が消えた方向を見つめて呟いた。

 

「身代わりは2日目までは持っといておきたかった…」

「初めから副長を身代わりに使うつもりだったんですか!?」

「当たり前だ。ちなみに次はお前だからな、山崎」

「それ予め言うものじゃないですよね!?」

 

山崎がギャーギャーと叫ぶも、何とか落ち着きを取り戻す。

 

「…そういえば局長はどこ行ったんですか」

「お妙さんを探しに行ってくるって言って消えちまった」

「何やってんですかもう…」

 

頭を抱える山崎だが、もう人ごとではない。

 

「おいお前」

 

後ろからかかった声に山崎が怯える。

 

「…けけけ、慧音さん?何ですか?」

「これ、お前の懐から落ちたんだが…」

 

そう言って慧音が見せたのは、

 

「…これは食べ物なのか?」

 

 

 

あんぱんだった。

 

 

 

「…あ、あはははは、そうなんですよ食べ物です」

 

苦笑いしながら山崎はあんぱんを受け取る。そして、

 

「…ここじゃ手に入んないですけどね!」

 

そう言うなり一目散に逃げ出した。

 

「待てっ!お前も指名手配の奴だな!」

 

目の前で慧音も通り過ぎて、どこかに消えていくのを見届けた沖田は、溜息をついて頭をかいた。

 

「早速、全員バラバラか」

 

そう言って、人里の中を再び歩き出した。

 

 

 

「フフフフフハハハハハ!おいエリザベス!何で俺らは追われている身なんだ!俺らはただ参拝に来ただけだろう!」

『そうだそうだ!』

「何がそうだそうだですか!思いっきり指名手配されてる身のくせに!」

「何っ!?もうバレたのか!俺らはてっきりこの幻想郷に溶け込んでると思ってたんだがな、おかしいぞ」

『同感です』

「同感ですじゃないです!明らかにそのゆるキャラもどきが全然溶け込んでないですから!この変な着ぐるみヤロー!」

「ハハハハハ!おい早苗さんとやら!俺のエリザベスに追いつけてないぞ!これでは日が暮れてしまうな!フフフフフハハハハハ!」

 

 

 

 

 

人里、真選組の騒ぎとは反対側の隅…

 

「もう…終わりぜよ…」

「誰かー!この超ネガティブモードの坂本さんを助けてあげて〜!!」

 

壁に体育座りで寄りかかる坂本を励まそうと、長谷川が助けを呼んでいる。

 

「もういい加減元気出して坂本さん!よくわからない山からここまで逃げれたのは良かったじゃないですか!」

「わしの問題はそこじゃないんじゃ…」

 

闇に包まれた坂本が、まるで何かに取り憑かれているように、負のオーラを放ちながらブツブツと言い出した。

 

「ここの作者はロクに原作を読んどらんのじゃろ?じゃったら作者にとってわしの出演回数がどれだけ少ないことか…。アニメならまだしも、漫画の方は作者曰く、わしの最後のセリフ『今年大河「竜馬」でしたね』らしいし…。これじゃわしのキャラを把握してないに等しいき…」

「ああ確かに!なんか語尾が土佐弁と何か違う気がする!でも諦めないでよ!」

「このまま曖昧なまま進めるよりはいっそ消した方が良いって、絶対作者そう言うに決まってるぜよ…。ああ、わしはこのゲームを楽しむことなく死んでゆくのかぜよ…」

「いや『死んでゆくのかぜよ』は明らかにおかしいでしょ!完璧じゃなくてもいいから作者もうちょっと粘れよ!」

「あ、船酔いが…」

「ええ?坂本さん今は船乗ってないでしょ!」

「ここにワープしたのが辛かった…」

「スキマ通っただけで気持ち悪くなるの!?どんだけ乗り物に弱いんだよ坂本さん!ってかあれは乗り物じゃないからね!?」

 

あわあわと辺りを見渡す長谷川。どこかに酔い止めの薬をもらおうとしたが、指名手配の身なので声をかけるのがはばかれる。それよりも、幻想郷内で酔い止めがあるかどうかすら疑わしい。

 

困りきっている長谷川だったが、運良く助け舟が入った。

 

「大丈夫ですか?調子が悪そうです」

 

長谷川が振り向くと、人里の住民と思われし少女が坂本を介抱している。

 

「ああ、ちょっと気持ち悪いんじゃ…」

「でしたら一旦吐いた方が楽です。はい」

 

その少女がおまるのようなものを坂本に差し出した。坂本は感謝を述べる暇もなくそこに吐く。

 

「ああ、よかった…」

 

少し怪しいが、長谷川と坂本は頑張って見れば一般人に見えなくもない。怪しいが。

 

優しい人がきてよかったと胸をなでおろした長谷川だったが、その少女の頭に目を向けると、

 

 

目を剥いた。

 

 

「すまんのう、迷惑をかけてしまって…」

「いえいえ、困った時はお互い様です。あと吐き気を抑える薬がありますので渡しておきますね」

「おお、ありがたいのぅ…」

「いつもここで薬を配ってますから」

 

坂本はまだおまるに目を落としていたが、ふと足元に広がる影に目を奪われる。

 

坂本の足元には、今、介抱してくれている少女の頭の影が写っていた。頭の影に目をやると、

 

 

頭から何かが二本、突き出していた。

 

 

驚いてつい顔を上げてしまった坂本。その顔を見た少女が「あ」と呟き、坂本はと言うと、

 

 

頭に生えたうさ耳に釘付けになった。

 

 

 

 

 

「晋助さーん、買ってきたっすー」

「おう」

 

晋助がまた子から受け取ったのは、

 

「…美味いな」

 

人里で買ってきたみたらし団子だった。

 

「しっかし、何でいつもみたいに動かないんですか?私うずうずしてるっす」

「冷静になれ。俺らの目的を忘れたか」

「忘れてなんかいませんよ」

 

割って入ってきた声にまた子が振り向くと、

 

「俺はただ…壊すだけだグホッ」

 

変平太が高杉にコスプレしてキメるも、すぐさままた子に鳩尾を殴られる。

 

「その後の言葉はわかってるっす!言わせるか!」

 

すかさず踏みつけるまた子に便乗して万斉も蹴りを食らわす。ある程度暴れたところで、2人は高杉に向き直った。

 

「万斉、説明してやれ」

 

団子を頬張りながら高杉が言う。

 

「晋助殿は『壊すだけだ』とは言ったものの、それが全てに対して言っているわけではないでござる。腐った世の中のことを示唆しているわけでござるから、平和な幻想郷は壊す対象外、というわけでござる」

「…ちょっと、『ござる』を多用しすぎじゃないっすか?」

「作者の技量の問題でござる」

「ま、そう言うわけだ」

 

食べ終わった串を投げ捨て、高杉は立ち上がった。

 

「攻撃されればそれなりの抵抗はするから大丈夫だ。それよりこのゲームを完遂して、報酬を使って鬼兵隊を…」

 

高杉が3人の方を向く。そして、

 

 

刀を抜いた。

 

 

「なっ…!?」

 

状況を把握する間もなく、高杉がいる場所から爆発が起きた。

 

「敵襲!?」

「今の攻撃…空からでござるか!?」

「晋助さん、ご無事ですか?」

「私の攻撃を防ぐなんて、やっぱり指名手配されるほどの実力ね」

 

4人目の声。それは鬼兵隊グループの中の声ではない。空からだ。

 

「…不意打ちとは気に食わんな。危ねぇじゃねぇか」

「私もあなたの行動が気に食わないの。これでおあいこね」

 

空に浮かんでいる女性は、緑の髪に赤い服、そしてピンク色の傘を構えている。

 

「風見幽香、別名四季のフラワーマスターらしいですね」

 

変平太が図鑑の内容を読み上げる。その隣でまた子が怒鳴りつける。

 

「おいコラ!晋助様に何しやがるんだ!何もしてねぇじゃねぇか!」

「…キャラ崩壊してないか?」

「何かしたって?さっき捨てたでしょう。その串」

 

確かに高杉はさっき、串を投げ捨てた。

 

「ここは私の花畑なの。今投げ捨てた串が植物に悪影響を及ぼしたら、どうするつもりなの?」

「何だ、そんなこと…」

「そんなことでは無いようです」

 

また子のセリフを変平太が遮る。

 

「図鑑によると、あの妖怪は普段は優しいものの、花を傷つけたり汚したりする者は容赦なくぶっ飛ばすようです。別名の由来は多分そこからですねぇ」

「はん!ぶっ飛ばせるものならぶっ飛ばしてみな!」

「ちなみに、この図鑑の情報が正しければ、恐らく軍艦が100あっても倒せないかと…」

「う!?」

 

驚愕の言葉に固まるまた子。変平太は、はあ、とため息をつき、

 

「ま、大人の女性は守備範囲外ですけどもね」

「あんたの守備範囲はどうでもいいっす!」

「あ、幽香さーん」

 

再び新しい声が加わる。見ると幽香の側に1人の少女が近づいていた。

 

「何してるんですか?これから鑑賞会するんじゃ…、あ」

「メディスン、離れてなさい。後で鑑賞会は行うから待ってて」

「メディスン…」

 

変平太はそう呟くと両手を上に突き上げて、

 

「パーフェクト!そのメディスンとやらを私の元へ!」

 

変平太の叫び声にメディスンが露骨に嫌な顔をする。幽香が呆れ顔で叫んだ。

 

「変態に用はないわ。ビビって漏らす前に帰りなさい」

「私は変態ではありません。フェミニストです」

「は?フェミニ…?」

「あっこら!コソコソと逃げ出さない!」

 

こっそりと逃げ出すメディスンを目につけた変平太は、勝手に花畑の中に入って後を追い始めた。

 

「あっちょっ、勝手な行動は許さないっすー!」

「変態が行っちゃった…、まぁメディスンにかかればあんな変態は1発ね」

「変態じゃないですフェミニストです」

「何で聞き取れてんのよ」

 

呆れ顔で首を横に振り、改めて高杉を見つける幽香。

 

「…?あなた、妖力も霊力も感じられないわ…?」

「それがどうした。俺は根っからの人間だ」

「…じゃあただ己の肉体を使って私の攻撃を完璧に防いだ?」

「そうなるな」

「…面白いわ」

 

次の瞬間、幽香の目が狂気の目へと変貌した。

 

「こんなにワクワクするのは何年振りかしらね」

 

その顔に高杉も狂気の顔で答える。

 

「おう、じゃあ存分に楽しませてやるよ」

 

 

 

「しかし、何故お妙ちゃんが選ばれたんだ?」

「さぁねぇ。私は前、歌舞伎町四天王の分裂騒ぎの時に薙刀で無双はしてたけど、相手は所詮モブだったし」

「ここは強者が集う幻想郷だ。お妙ちゃんは戦闘をする機会が少ないから、ひょっとしたらお妙ちゃんが1番不利じゃないのか」

「長谷川さんを忘れてるでしょ九ちゃん。あの人私よりも戦った機会ないし、私が薙刀で無双されてる時、あの人ダンボールを身に纏ってフルボッコにされてたわよ」

「じゃあ、特に強い順に選んでいるわけでも無いのか…、言われてみれば、あのニートがいるのに月詠って奴がいないのもおかしい…」

「それは多分話し方のせいだと思うけど」

 

魔法の森。妖怪や魔女が住むと記載されており、危険のように聞こえるが、

 

「…全然音がしないな。むしろ怪しいぐらいに」

「ね?言ったでしょ?」

九兵衛とお妙は、魔法の森の中の1本の木に寄りかかって座っている。全く隠れる気がない2人だが、お妙が以下の提案をしたのだ。

 

『調べてみたら、妖怪の数と人里の人間の数が大体同じなの。そして人里の人間は人里から離れようとしない。だから人里の外にいれば見つかるリスクは半分に済むわ。そしてここ、魔法の森。ただでさえ森の中で見つけられにくい上に、ここを拠点としている妖怪達は全体の半分もいない。ほとんど妖怪の山ってところに住んでいるのよ。だったら、ここでじっとしていた方が、見つかることはまずないんじゃない?』

 

実際にこの理論は正しかった。偶然がない限り確実に見つからない。

 

…偶然がなければ。

 

「…あん?何だお前ら」

 

突然、2人の右側から声がかかる。ギョッとして右に目を向ける2人。茂みだらけのはずなのに、ガサガサという音が全くしなかったのに…!

 

見るとそこには、

 

「人里の人間か?特に強い力も感じないし。危ないから人里に帰るのが身のためだぜ」

 

そこには箒に跨ってこちらを眺める、白黒の服で黒い大きな帽子を被った金髪の…、

 

…魔女?

 

「くっ」

 

九兵衛がすぐさま立ち上がり、刀に手をかける。

 

「わわっ、ちょっといきなり何するんだ!?そんな物騒なもの構えて」

「仕方ないでしょ、彼女達は指名手配されてるの。魔理沙、あなたまさか忘れたの?」

 

背後から別の声がかかった。振り向くとそこには同じく金髪の少女。彼女の周りには人形が浮かんでいる。

 

「何言ってんだアリス。忘れてなんかいないぜ。しかし、まぁ…」

 

魔理沙が見物するように2人を眺める。

 

「随分と可愛いな、そっちの方は。そんでお前はかっこいい」

「何?魔理沙口説こうとしてるの?」

「違う違う。外の世界の中にも目を惹かれるやつがいるんだなってことだぜ」

「それ結局口説いてるじゃないの」

「だから口説いてねぇって。ま、とりあえず」

「殺しちゃうのはもったいないわね」

 

そう言うなり魔理沙とアリスはお妙と九兵衛に接近する。

 

1人なら何とか抵抗して、最悪お妙だけでも逃げられたかもしれない。だが2人いるのでは庇いようがない。

 

お妙は剣道を指導するほどの腕前であるが、それが幻想郷に通用するだろうか。九兵衛の実力ですら疑わしい。

 

「…銀さん達は、こんな目にあってなきゃいいけど」

 

 

 

 

 

「なぁ、神楽。…お前さっき嫌な感じかするって言ってたよな」

「うん。そして予想的中ネ」

 

神楽が美鈴を指差して叫ぶ。

 

「私のチャイナキャラと被ってんじゃネーヨ!!」

「そこじゃねぇだろおおお!」

 

どうでもいい点を気にする神楽に新八が思わず突っ込む。

 

「おい新八、あのブラッディチャイナの身代わりになってくれねぇか」

「何で俺がなんなきゃいけねぇんだよ!ていうか変なあだ名つけんな!」

 

万事屋の3人がゴタゴタとしているのを、ぽかんとした目で見る美鈴。まぁ、と気を取り直し、

 

「とりあえず、うちにあがったらどうですか?」

「うちにあがる!?」

 

うちとは当然ながら紅魔館を指しているのだろう。そして紅魔館に足を踏み入れたら最後…。

 

「嫌だああああ!俺あの鳥みたいになりたくない!もうお家に帰る〜!」

「情けないこと言わないでください!」

「あ、でもババアが家賃明日までに払えなかったら追放って言ってたな」

「何さらっとヤベェ事実晒してんだお前!僕はともかく神楽ちゃんの住む場所が無くなるじゃねぇか!」

 

 

人間の里、太陽の畑、魔法の森、そして紅魔館。

 

銀魂のメンバーは、それぞれの場所で、

 

 

「…万事休すじゃねぇか」

 

 

 

 

 

「えっこれ続くの!?番外編のくせに!?」

「言ってなかったか?」

「聞いてませんよ一切!」

「じゃあ今言った」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(子供の声で)3年Z組銀八先生ー!(ロングバージョン)

 

 

銀八「はーい、今日は新たな交換留学生を紹介しまーす」

 

神楽「はーいセンセー」

 

銀八「なんだ神楽」

 

神楽「留学生は私だけで充分です。これ以上留学生を増やすと、私の存在感が薄くなります」

 

銀八「お前はその瓶底メガネで充分キャラを保ってるから大丈夫だ。さ、入りなさい」

 

(数人の少女が入ってくる)

 

銀八「ゲンソー共和国から来た生徒の方々だ。本当はもっといるのだが、尺の都合上、少しずつ増やしていくことになった。じゃ、順に自己紹介しろー」

 

魔理沙「霧雨魔理沙です、魔法使いやってます」

 

アリス「アリス・マーガトロイドです、同じく魔法使いやってます」

 

早苗「東風谷早苗です、巫女やってます」

 

美鈴「紅美鈴です、門番やってます」

 

紫「八雲紫です、妖怪やってます」

 

土方「はい先生」

 

銀八「なんだ」

 

土方「なんというか、次元を超えている気がします。聞いてはいけない単語がチラホラ聞こえました」

 

銀八「原作であるこの漫画自体が既に次元超えてるから問題ありません。1000に1を足すようなものです」

 

神楽「センセー」

 

銀八「なんだまた」

 

神楽「チャイナキャラが被ってます。センセーは私から全てを奪うつもりですか」

 

銀八「オメーの瓶底メガネだけは絶対に奪わないから、それでキャラを保ってなさい」

 

紫「銀八先生」

 

銀八「なんだー」

 

紫「学校内で喫煙とはいかがなものかと」

 

銀八「これは煙草じゃありません。レロレロキャンディーです」

 

紫「キャンディーからは煙は出ません」

 

銀八「だからー、ものすご〜くレロレロしてるから、煙が出てるんです」

 

(銀八、口からキャンディを出す。紫、後ずさる)

 

銀八「それじゃ、今日は授業の時間を使って交流会だ。お互いに質問していいぞー」

 

長谷川「はーい、魔理沙さんとアリスさんに質問。魔法といっても、どんなことするんですか」

 

魔理沙「私は主に光線を放ちます」

 

アリス「私は主に人形を操ります。時々人間も操って遊びます」

 

土方「先生、やっぱり何かおかしいと思います」

 

銀八「カウント5したくせに結局終わらなかった原作の方がよっぽどおかしいから問題ありません。100000に1を足すようなものです」

 

長谷川「じゃあ、早苗さんは何か特技ありますか?」

 

早苗「奇跡起こせます」

 

土方「先生、」

 

銀八「100000000に1を足すようなものです」

 

長谷川「じゃあ美鈴さんは何かありますか?」

 

美鈴「気を操ることができます」

 

沖田「せんせー、あそこにサイ○人がいます。流石に別のジャンプからキャラを引っ張ってくるのは駄目駄目の駄目人間だと思います。隣の瓶底メガネ並みに」

 

神楽「ああん!?やんのかコルァ!?」

 

銀八「気なんて本気を出せば、ラジコン並に簡単に操れるので、特に問題ありません」

 

長谷川「せんせー、あのおばさんは新任教師ですか?」

 

紫「だーれがおばさんだオラァ!?」

 

銀八「彼女は永遠の17歳です。誰がなんと言おうと17歳です。どんなにおばさんに見えても、その事実は覆りません」

 

紫「フォローはありがたいですけど余計イライラするのは気のせいでしょうか?」

 

銀八「気のせいです。それと思い出しました。新任教師がいます」

 

沖田「そのおばさんじゃないんですかい」

 

紫「バラバラにするわよ?」

 

銀八「違います。そのおばさんっぽい17歳ではありません」

 

紫「このクラスを消滅させるわよ?」

 

銀八「では、入ってください」

 

(2人が入ってくる)

 

慧音「上白沢慧音だ。こいつらと同じくゲンソー共和国から来た。科目は全教科可能だから、主に先生方の補佐に回る」

 

幽香「風見幽香です。ゆうかりんランドから来ました。生物を教えます」

 

銀八「とても魅力的な女性がたですが、お前らは生徒で、この人たちは先生です。そこはきちんとわきまえるように。ちなみに先生は今日この2人と呑みに行きますが、決してそういう意味ではありません」

 

近藤「大丈夫です先生!俺はお妙さんしか見てないです!」

 

銀八「そのお妙は今日は休みだ。彼女を付け回すストーカーによるストレスが原因だ」

 

近藤「何だと!そいつは一体誰なんですか先生!」

 

銀八「このクラスの生徒です」

 

近藤「誰だ!俺のお妙さんに迷惑をかけている奴は!俺がぶっ殺してやる!」

 

銀八「ならばある程度長い紐を用意して、自分の首に括り付けて足を浮かせてみなさい。そうすれば犯人がわかります」

 

近藤「わかりました!今日帰ったらやってみます!」

 

銀八「交流会はこれで終わりだ。解散」

 

 

 

 

新八「帰って紅魔郷やろ…」




元は4話まで書き進めていました。
なので間隔を開けて4話までは一定に更新できます。
あと、最後のおまけは毎回したいです。
元は番外編だったのに、その中におまけってなんだよ…。
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