やはり俺の実力至上主義な青春ラブコメはまちがっている。 作:シェイド
干支試験の続きは今週中には出せるかと……。
《ロリ悪魔》
『おはようございます』
『なんだ?』
『ただの朝の挨拶ですよ。比企谷君は挨拶を知らないんですか?』
『いや、お前が連絡してくるってことは、無茶振りさせるつもりだろ?』
『酷いです比企谷君、私はただ挨拶を送っただけなのに……』
『おはようさん。はい、これで終わりな』
『比企谷君の疑い深い言葉に私は傷つきました。このままでは掲示板に比企谷君に傷モノにされたと書かなければなりませんね……』
『オーケー、分かった。書かれたくない場合何すればいい?』
『今から言う番号の部屋に行ってください。出来ますよね?』
『何番だ、さっさと行ってくる』
***
《ロリの皮を被ったドS悪魔》
『おいこら坂柳、お前の指定した部屋に行ったら神室が出てきて汚物を見るような目で見られたぞ。どうしてくれる』
『真澄さんと親交を深めてもらおうと思ったのですが……コミュニケーションの苦手な比企谷くんには難易度が高すぎましたね。ごめんなさい』
『一瞬素直に謝ってんのかと思ったが、煽ってるな?あまり俺を舐めるなよ。会話くらいしたぞ?』
『どのような会話を?』
『……挨拶して、坂柳の名前出したら扉閉められた』
『ただ一方的に語りかけてるだけじゃないですか。会話してませんよね?』
『……はい』
『嘘はダメですよ。罰として今からご飯奢ってください』
『いやあの、俺これから彩加とデートなんで……』
『そうですか。では今から書き込みを……』
『何してる、行くなら早く行くぞ』
『戸塚彩加さんとの約束はいいので?』
『彩加は優しいからな。どこかの誰かと違って優しく許してくれたぜ。天使だろ?』
『……やはり掲示板に』
『すいませんでした』
***
『今暇ですか?暇ですね、ちょっと付き合ってください』
『勝手に暇って決めつけるなよ?俺だって割と忙しいんだぞ?』
『何か用事でも?』
『これから世界を救う戦いに行かなきゃならないんだ』
『暇ですね、図書館で待ち合わせしましょう。来なかったら……』
『世界なんてどうでもいいな。いつでも救えるし付き合ってやるよ』
『相変わらずの掌の返しようですね。ですが私の言うことに従順になることは良いことです。これからもよろしくお願いしますね?』
『おかしいな、これからもよろしくお願いしますね?なんて、美少女から言われてみたいランキング第3位の言葉なのに全く嬉しくないぞ』
『……』
『すいませんでした。今すぐ図書館に行きます』
***
『お前、チェス強すぎない?もしかしてプロだったりする?』
『まさか。ただの趣味ですよ。でも比企谷君も中々やりますね。初めて同年代に負けそうになりました』
『お前ボッチ舐めるなよ?妹が遊んでくれないと一人でやれることしかすることがないんだ。ずっとやってたボードゲームでその辺の奴に負けるわけねえだろ。……スマブラとか、対人系は最弱だがな』
『ボードゲームも対人ゲームですよ?今度はオセロでもやりましょう』
『え、、』
『もしかして今回で終わりとでも思いましたか?チェスがあれだけ出来るなら他のもある程度は出来ますよね?それに、あれだけのチェスの腕前を持つ人間は貴重です。これから週一で私に付き合ってください』
『確かにチェス程とは言わんが出来はする。だが、それに俺が付き合う理由がない。週一とか尚更嫌だ。はい、この話終わり』
『写真』
『一回につき10枚ならいいぞ。もし週一でチェスやるならその1日につき100枚で』
『構いませんよ。なんなら今日の分も渡しましょう。チェス5回なので50枚ですね』
『……待て』
『どうしましたか?もしかして写真要らないですか?』
『いや、写真は要る。拡散されたら面倒だしな。けどそこじゃない。お前、何百枚写真持ってる?』
『そうですね……2000枚程でしょうか』
『は?』
『星之宮先生と比企谷君が一緒にいる頻度が多すぎるんですよ。保健室裏で一緒にお弁当食べていたり、膝枕をしていたり。そうと思えば学校の廊下で抱き合っていたり、腕に抱きつかれていたり……禁断の関係を疑ってしまうくらいには、距離感も狂っていますし』
『全部無理矢理だ。マッカンを買うためにあの場所に行くしかないんだっての。それで買いに行けば毎回星之宮先生に捕まるんだよ……禁断の関係なんて断じて違うからな。身体的距離は近いだろうが、精神的距離は地球と月くらい離れてるから』
『ふふっ、それだけ運命の糸でつながっていると言うことではないのですか?』
『嫌すぎる運命なこと……つーか意外だな』
『何がです?』
『いや、お前でもそんな乙女チックなことを言うんだなと思って』
『そんな……酷いです比企谷君。私だって女の子なのに……一之瀬さんに報告しますね』
『全然普通だな。うん。何もおかしいことなんてなかったわ。変なこと言って悪かった、俺が間違っていたぜ』
『見事な掌返しですね。もはや比企谷君と言えば土下座と掌返しと言っていいかもしれません』
『酷すぎる』
***
『こんばんは。暇なので近況をお聞かせください』
『……もう寝る寸前なんで明日でいいか?』
『ああっと、手が滑り始めました』
『オーケー分かった。報告するから手の滑り止めろ』
『ふふっ、止めましたよ』
『つーか俺から情報搾り取る必要ある?神室や橋本使えよ、せっかくの部下だろ』
『使ってますよ。ただ他クラスからの視点も聞きたいじゃないですか』
『わかったよ……。彩加の天使度が名前呼びをしあうことで更に上がった。以上』
『聞いてもいないのに戸塚彩加さんとの情報を送らないでください。近況は近況ですが、ただの惚気じゃないですか。それに、毎回天使天使送ってくるだけなので飽きました』
『飽きたって……まあいい』
『……生徒会の権力は想像以上に大きい。自治を任されるレベルではないが、試験に干渉出来る程には持っていると見て間違いないだろうな』
『そうですか。堀北会長については?』
『類まれな天才で努力も怠らない完璧人間、とでも言えばいいのか?人間関係も能力のある奴ばかりと関わっている感じだ。本人はあまり意識していないようだが』
『確か、Dクラスに妹がいましたね?その辺りについては?』
『全くと言っていいほど話がないな。本人も話している様子はない』
『本人を尾行してるとは驚きました。中々積極的で素晴らしいです』
『尾行なんてそんな面倒なことするわけがないだろ。……何故かは知らんが、俺が行く先々に生徒会長が現れるんだよ』
『なるほど……分かりました。報酬はいつものでいいですか?』
『写真だよね?毎回意味深な言い方するのやめよう?』
『別にいいではないですか。何か問題でも?』
『今も現在進行形で一之瀬からメッセージ量が半端ないんだっての。電話までガンガンかかってきてるし……』
『ええ、彼女に前の比企谷君との会話を送りましたから』
『お前マジ覚えてろよ』
『ふふ、楽しみにしてますね』
比企谷がBクラスに居る上、坂柳とつながりがあるなら一之瀬とは無人島試験前でも連絡先交換するよな、って妄想の結果、既に交換し終わってる体で話作ってます。
基本的に妄想から派生してるので、勝手に出来上がってる人間関係だったり、聞いたことないイベントが起きている場合もありますが、「どうせ作者の頭の中でストーリー進んでんだろ」ぐらいに思っていただければ幸いです。
なお本編は明日出す予定。