やはり俺の実力至上主義な青春ラブコメはまちがっている。   作:シェイド

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ところどころ抜粋してお送りします。
八&帆のチャットをひたすら書いただけの話です。
ほぼ時系列通りに並べてます、多分。


番外編:個人チャット①

《一之瀬》

 

『比企谷くん、だよね?』

 

『うっす』

 

『クラスの方でも自己紹介したけど、一之瀬帆波です。これから三年間よろしくね!』

 

『比企谷八幡です。よろしく』

 

 

***

 

 

《比企谷君》

 

『比企谷君』

 

『なんでしょうか?』

 

『比企谷君の誕生日っていつか聞いていい?』

 

『8月8日』

 

『そっか、ありがと』

 

『え、それだけ?』

 

『うん?あ、私の誕生日は7月20日だよ!』

 

『いや、お前の誕生日は聞いてない』

 

『?』

 

『なんで誕生日聞いてきたのかってことだ』

 

『クラス全員の誕生日をお祝いしてあげたいから!』

 

『そ、そうか』

 

『うん!』

 

 

***

 

 

《鬼》

 

『ねえ比企谷君』

 

『逃げないでよ』

 

『数学しよう、数学。ほら、ノートと参考書が待ってるよ』

 

『嫌すぎるだろ……』

 

『私の教え方が悪いのかな?』

 

『そんなことはないと思います!』

 

『私のこと、嫌い?』

 

『嫌いではないな。苦手ではあるけれど』

 

『ならどうして逃げてるの!』

 

『お前が追ってくるからだろうが!』

 

『逃げるからでしょ!』

 

『埒があかん……こうなったら寮に帰ってやる!』

 

『寮?部屋なら逃げられないけど……勉強する気になったんだね!』

 

『……っていうのは嘘だね?』

 

『嘘?嘘じゃねえって、俺は寮の方に走ってるぞ』

 

『後ろを見ろ』

 

『……ごめんなさい』

 

『許しません!』

 

 

***

 

 

《捻くれ君》

 

『比企谷君って星之宮先生と仲いいよね?』

 

『いや全然』

 

『毎日一緒にご飯食べてるのに?』

 

『毎日じゃねえよ』

 

『一緒に食べてはいるんだね』

 

『……強制的に、だけどな。ここ大事だぞ』

 

『そうなの?星之宮先生曰く、自分から進んで一緒に食べたいですって言ってくるらしいけど?』

 

『おい、騙されるな一之瀬。俺がそんなこと言うところが想像できるか?』

 

『できない!』

 

『即答かよ』

 

『保健室裏にはマッカンが売られてるんだよ。お前も飲むだろ?あれ、あそこでしか売ってないから通うしかない。マッカンを買うついでに時間短縮で近くで飯を食べている。その場所がたまたま保健室裏だった。……それだけだっての』

 

『そうなんだね。なら今度私と一緒に食べようよ!』

 

『なんで?』

 

『やっぱり星之宮先生にあーんされたくて通ってるんだね?』

 

『ぜひご一緒させてください!』

 

『戸塚くんと千尋ちゃんも誘うかな』

 

『彩加は俺に任せろ!』

 

『相変わらずだねー』

 

 

***

 

 

《一之瀬委員長》

 

『一之瀬』

 

『どうしたの比企谷君』

 

『今、俺の部屋にいるか?』

 

『うん、戸塚くんと千尋ちゃんも後から来る予定だよ。今は私だけだね。勝手に本読んでるけどいい?』

 

『読んだ後に聞かれても困るんですけど?それよりも冷蔵庫の中身ってあるか?』

 

『ちょっと待って』

 

『おう』

 

『何もない!』

 

『今スーパーに来ててな。必要な食材なら買ってくるぞ』

 

『ありがとう!なら人参とジャガイモと玉葱と……』

 

『マッカンは?』

 

『昨日飲んだからいい!』

 

『やっぱ昨日減ってたのはお前が飲んだからか……』

 

『嵌めないでよ!』

 

『いや、自爆したよねお前……ポイントはちゃんと回収するからな』

 

『はーい』

 

 

***

 

 

《八幡君》

 

『比企谷君』

 

『なんだ?』

 

『今日の晩御飯何がいい?リクエストのまま作っちゃうよ!』

 

『なんでもいいぞ』

 

『じゃあトマトサラダね。あと焼きトマトのうどんでも作ろうかな』

 

『すまん、撤回させてくれ』

 

『なんでもいいとか言うからだよ!(。-`ω-)』

 

『トマトは嫌がらせだろ……俺が嫌いだと知ってて言ってるよね?』

 

『うん!』

 

『うわー、その場にいなくても今一之瀬が満面の笑みを浮かべてるって想像つくわ……じゃあ、戸塚の肉じゃが』

 

『今日は戸塚くんと千尋ちゃん来ないよ?』

 

『なら適当に済ますわ』

 

『私と二人きりなの嫌なんだ?』

 

『そういうお前はいいのかよ』

 

『もう慣れちゃったからなぁ……比企谷君は手のかかる弟みたいな感じ?』

 

『一之瀬お姉ちゃん、カレーがいいな。トマトは入れないでね』

 

『いいよ!』

 

『ありがとう一之瀬お姉ちゃん!』

 

『スクショしてクラスグループに送ったよ』

 

『お前マジでふざけんな』

 

 

***

 

 

《一之瀬(おかん)》

 

『おい、一之瀬』

 

『ん?どうしたの比企谷君』

 

『……お前、俺のマッカンとアイス知らね?』

 

『何のことかにゃー?』

 

『昨日、マッカン4つとチョコ味のアイスを買って冷蔵庫に入れてたんだが、そのうちマッカンとアイスが消えてたんだよ』

 

『知らず知らずのうちに食べたんじゃないの?よくあるじゃない、気づいたら買ってたもの食べちゃってて忘れてる時って』

 

『それはないな。お前らといる間に一度確認したが、ちゃんとあった。俺の灰色の脳細胞がそう言ってる』

 

『ポアロ好きなの?で、そのことにはいつ気づいたのかにゃ?』

 

『風呂から上がった後にだな』

 

『ふむふむ』

 

『冷蔵庫見たらなくなってたんだよ』

 

『不思議だねー?』

 

『マッカンが三本になってて、アイスが消えてたんだ……さらに少ししたら匿名の端末からポイントが送金されてきた』

 

『じゃあ犯人はその匿名の人だね。はい解決したよ!』

 

『その匿名の人は俺の部屋に出入りできる三人のうちの一人だろうな』

 

『……でも、戸塚君も千尋ちゃんも勝手に食べたりしないと思うよ?』

 

『俺もそう思う。それに、犯人は一つ大きなミスを犯してしまった』

 

『み、ミス?』

 

『戸塚と白波は、マッカンを飲まないんだよ……なぁ、一之瀬?』

 

『え、えー……私は何もしてないよ!いいがかりだにゃ!』

 

『すでに戸塚と白波から言質はとってある』

 

『……ごめんなさいm(_ _)m』

 

『……っていうのはハッタリだったが、やっぱ一之瀬だったんだな』

 

『だ、騙したね!!』

 

『人のもの勝手に盗っておいて何言ってんだ。お前最近俺の部屋のものが自分のものだと考えるようになってないか?』

 

『だって毎日のようにいる部屋だし……』

 

『出禁にするぞお前だけ』

 

『仲間はずれにはしないでー!』

 

 

***

 

 

《八幡お兄ちゃん》

 

『ねぇ、比企谷君』

 

『なんだ』

 

『なんで起きてるの?今3時だよ?5時間後から学校始まるよ?』

 

『それブーメランだからな』

 

『ブーメラン?』

 

『気にするな。そんなことより、こんな時間にメッセージ送るとか何考えてんだよ。俺が起きてなかったらどうしてたわけ?』

 

『比企谷君が気づく前に消そうかなって……でね、私はクラスのために頑張れてるのかなって、これでいいのかなって考えちゃったら眠れなくなったの』

 

『……頑張ってんだろ。少なくとも俺よりは』

 

『比企谷君と比べてもなぁ……』

 

『ちょっと?一之瀬さん酷くない?』

 

『だって比企谷君、今日の数学の授業で数分間寝てたでしょ』

 

『……え、なんでお前知ってんの?背中に目でもついてる?エンペラーアイ持ちなの?』

 

『エンペラーアイが何なのかは分からないけど……柴田くんに教えてもらったよ』

 

『またあいつかよ……』

 

『数学で寝たことも問題だけど、人付き合いも悪い比企谷君と比べても慰めにならないよ?』

 

『委員長がクラスメイトに辛辣な件について』

 

『事実だからなぁ』

 

『俺は悪くない、眠たくなるような数学が悪い』

 

『坂上先生に直接言ってみる?』

 

『全力で遠慮させていただきます』

 

『にゃはは……』

 

『……一之瀬』

 

『ん?』

 

『俺には、お前のやっていることを間違ってないと証明することは出来ない』

 

『……やっぱりそうだよね』

 

『でもな、間違っている証明も出来ない。だから、その、お前が悩むことはないぞ』

 

『慰めてるのか分かりにくいよ……相変わらず捻くれてるんだから』

 

『うっせ』

 

『……Aクラスとの差が広がってるのに?』

 

『まだ一学期も終わってないのに考えすぎだろ。3年の最後にAクラスであればいいんだし、気を張りつめすぎだ』

 

『考えすぎかな?』

 

『考えすぎだし悩みすぎだっての。まあお前はクラスのリーダーポジションだし、仕方ないことかもだが』

 

『……これからも何かに悩んだら、相談していいかな?』

 

『俺ごときだと話を聞くぐらいしかできないぞ』

 

『それだけでいいの』

 

『……まぁ、話す相手もいないしな』

 

『……そういや、前に坂柳さん達と一緒にいたところ見たんだけど』

 

『……黙秘権を行使する』

 

『あ、逃げた』

 

 

***

 

 

《ヤンデレ委員長》

 

『比企谷君!』

 

『返事して!坂柳さん達とはどういう関係なの!』

 

『こうなったら家に突撃して……』

 

『待って、もう夜遅いからやめてね?』

 

『坂柳さんに迫ったって……好きなの?人の恋路に口出しをするつもりはないけれど……相手が相手だから……』

 

『断じて違うからね?そこだけは誤解するんじゃない』

 

『じゃあ橋本くん?』

 

『男じゃねえか』

 

『でも、部屋に来いって言ってたよね?それも私たちを追い出して入れるつもりだったみたいだし……』

 

『野暮用があったんだよ。あんまり他の奴には言えないような野暮用がな』

 

『本当に?』

 

『本当だっての。橋本が来なかったら坂柳が俺の部屋に来るんだぞ?それが一番嫌だ』

 

『坂柳さんとも共同生活するの?人数増えたら確かにその分、節約できるけど……』

 

『え、何?俺たち共同生活してた……してるな』

 

『まぁ、なんにせよ違うから。それに、Bクラスに不利なことはしてないから許してくれ』

 

『……』

 

『あの、無言怖いのでやめてもらっていいですか?』

 

『私は誰にも言わないから、坂柳さんに捕まれてる弱みを教えてくれたら他のことには目を瞑ってあげる』

 

『明日からバカンスだろ?早く寝て遅刻しないようにしないとな』

 

『誤魔化したね』

 

『明日追及するからね!!』

 

『やめてくれよ……おやすみ』

 

『おやすみ!』

 




このシリーズ最短の話でした。本編が長いから、凄く物足りない感覚に陥りますね……。
チャット難しいですね。これからは本編に組み込んでいくことになる予定。

次は何を書こうかな……。
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