イナズマイレブンinオーガ 今日の格言「天才とバカは紙一重」   作:みくも

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なんとなく適当なノリで書きました。途中で終わる可能性あります。


今日の格言「ベッド!?ベッドだと!?一体どんなプレイをしたというのだ!?事情聴取だ!デートの詳細についての事情聴取を取るぞ佐倉!(サンダユウ)」

 ピッピッピッと立体映像で映し出された映像をスクロールする。

 

「問題なし、問題なし、問題なし、問題なし」

 

 映像の内容は王牙学園の監視カメラデータだ。未来の世界を背負って立つ人材が不祥事を起こしてはならないとしてこの王牙学園に監視カメラは至るところにつけられている。

 

 そして、そのデータの監査を放課後、行い管理するのも未来の世界を背負って立つ人材でなければならないと成績上位者の一部で構成された『王牙学園学内情勢維持委員会』(以降、めんどくさいので風紀委員で)は存在する。

 

 成績上位者とはいえほとんどの成績上位者は基本的に鍛練とか勉学とかに時間を費やしたいのかこの委員会に所属してるのはたったの二人だけだ。

 

 俺、佐倉信玄と

 

「佐倉、問題行動だ。問題行動を発見したので粛清に出る」

 

 サンダユウ君だ。サンダユウ・ミシマ。王牙学園の中でも風紀の鬼とされる。凄まじく規律に忠実で兵士として、軍人としてとてつもないポテンシャルを持つ。だが…こいつには徹底的な問題がある。

 

 俺は俊敏な速度で風紀委員室から外へ出ようとするサンダユウの足をギリギリ掴んだ。

 

「何だ?佐倉。問題行動の粛清は迅速に行うべきだ。この学園の生徒のために不穏分子は抹殺しなければならない」

 

「どこだ?映像のどこに問題があった?」

 

「迅速な抹殺を」

 

「うるせー見せろ。60キロ近い足枷を着けて不穏分子を止められるのか?」

 

「止められる止められないの話ではない!止めるのだ!」

 

「分かった。映像を見せて解説してくれ。納得できたらお前に協力する」

 

「…」

 

「協力者は多い方がいいだろ?」

 

「…分かった」

 

 サンダユウは不服そうに席につき一つの映像ファイルを俺に見せた。

 

 そこに映っていたのは…

 

 

 

 普通に自販機で飲み物を買ってる一組の男女だった。

 

 

 

「…なあ」

 

「何だ?立派な規律違反だろう?」

 

 どや顔をするサンダユウ。こいつのヤバイところはちょっとした何かを規律違反として行動するところだ。要するに度を越した真面目君だ。

 

「何がおかしいんだ?この映像?」

 

「まずひとつ目。彼氏の方を見てくれ」

 

 動画が再生される。

 

(彼氏)『リノ。どれ飲みたい?』

 

(彼女)『訓練で激しく動いちゃって疲れたからスポドリかなー』

 

(彼氏)『分かった。待ってて。(自販機でスポドリを購入する音)はいスポドリ!(ニッコリ)』

 

(彼女)『ありがとう!(ニッコリ)』

 

 映像をここでサンダユウが止める。

 

「分かったな?」

 

「分かるかボケ」

 

「まず、兵士として他人から渡された飲食物を飲むのは危険だ。あの女は兵士としての自覚が足りん。頭に持病でもあるのかと聞きたいくらいだ」

 

「そうだな。俺も(主にお前に)聞きたい」

 

「さらに二つ目。この女『激しく動いた』と言っていた。ふしだらな奴め。貴様のように頭の中がリビドーで満たされた奴がこの国を根底から腐敗させるんだ」

 

「そうだな。そういう(お前みたいな)奴がな」

 

「こんな、うらやま…じゃなかった。けしからんことをする輩には徹底的な正義の制裁が必要だ」

 

 ああ、言い忘れたがサンダユウは年齢=彼女いない歴だ。

 

「(嫉妬の制裁だろ)分かった。俺が行ってくる。今回は注意喚起だけだ。まだ一回目だしな」

 

「分かった。頼むぞ佐倉」

 

 うまく言いくるめて俺は部屋を出る。カシュンという音とともに自動ドアが開く。

 

 俺はゆっくりと王牙学園の廊下を歩き件の自販機の前に到着する。例のカップルは自販機の隣のベンチに座っていた。

 

 よく見ると彼氏の方は成績上位者の一人、ミストレーネ・カルスだった。マジか。あの野郎。つい昨日まで別の女の子と遊んでたじゃねえか。

 

 監視カメラの映像でこちらの動きはサンダユウに筒抜けだ。ここはそれらしい注意をしなければ。

 

「よう。ミストレーネ・カルス」

 

「…佐倉か。何か用?」

 

「いや、いちゃこらしてるところ悪いが少し話を聞かせてもらう…っておい!待て!」

 

 一瞬だった。ミストレが彼女を抱えて走り出したのは。速い。運動系の科目がトップクラスなだけはある。

 

 王牙学園の入り口付近で見つけたのでこのままだと王牙学園の外に出る。つまり、監視カメラの視界の外だ。

 

 サンダユウに連絡を取る。秒で出た。

 

『佐倉!ミストレが王牙学園の敷地外へ出るぞ!』

 

「分かってる!なんとか捕まえる!」

 

『いいか!非リアの代表としてなんとか捕まえろ!リア充死すべし慈悲はな』

 

 通信を切る。本音出てんじゃねえか。てか誰が非リアの代表だ。

 

 だがまずい。敷地外は風紀委員の権限の外。あと百メートルほどで敷地外だ。逃げられた場合、それは風紀委員の責任となる。

 

 こういう時のために俺はこの学園の複雑に入りくんだ校舎の完璧な地図とどのルートで最短距離を走れるかを頭に叩き込んだが、もう校門への一直線。つまり近道は使えない。

 

 …もう…これしかない!

 

「ミストレ!昨日遊んだレイナちゃんはどうした!?」

 

「サイテー!」

 

 パチンというビンタの軽快な音。バランスを崩して右に倒れるミストレ。

 

 ミストレが抱えていた女の子…名前はリノといったか…がミストレをぶったのだった。

 

「何でよ!私が一番だって!オンリーワンだって言ったじゃない!嘘だったの!?もうこれで浮気34回目だよ!?」

 

 キム○クか。てかやっぱり浮気だったのか。ミストレには悪いがここは修羅場になってもらおう。てか34回目って、33回許す彼女寛容すぎだろ。

 

「ちがうよ!リノ!あいつの口からデマカセさ!知らない男の言葉と僕の言葉どっちを信じるのさ!?」

 

「そ、それは…」

 

 33回浮気した彼氏と俺、天秤にかけられるのか…(困惑)

 

 ところが突然リノはハッとしミストレをにらむ。

 

「レイナちゃんって情報処理学科のレイナちゃんよね?私、電話番号知ってるから!」

 

 そう言うとリノちゃんは携帯でレイナちゃんに通話をしようと試みる。

 

 ミストレはその場から逃走しようと試みる…がいざこざの隙に追いついてたのであっさり俺に捕まった。

 

「ちょ…何だよ!離せよ!」

 

「風紀委員が離すと思うか?」

 

 リノが「繋がった!」と叫ぶ。どうやら無事レイナちゃんはでてきたらしい。

 

「…もしもし、レイナ、ミストレと…まだ付き合ってたんだ。あいつ、また浮気してたの!」

 

『そんな…そんなのって…(レイナちゃん電話越し)』

 

「許せない!!(ガチャーン!とともにレイナちゃん登場)」

 

 校舎2階の窓ガラスが割れて金髪碧眼の美少女(レイナちゃん)が降ってきた。あの…ここに風紀委員いるんですけど…。

 

「私がミストレのたった一人の愛の奴隷って言うのは嘘だったの!?信じてたのに!これで72回目の浮気じゃない!」

 

 だからなんで71回も許すねん。

 

 すると校門付近にいた女子の一部が騒ぎ始める。

 

「ミストレ…俺じゃないとダメとか言ってたじゃん…」

 

「嘘ですわ!ミストレ様また浮気したと言うのですか!?」

 

「一緒のベッドで寝たじゃない!」

 

「ルイ○ィトンのペアリングの誓いはどこに言ったの!?」

 

「僕は死にましぇーんって言ってたじゃない!」

 

 お前ら本当に中学生か?

 

「ベッド!?ベッドだと!?一体どんなプレイをしたというのだ!?事情聴取だ!デートの詳細についての事情聴取を取るぞ佐倉!(サンダユウ)」

 

「お前は黙ってろ」

 

 




オリジナル設定
シンゲン・サクラ
王牙学園の成績上位者の一人。
生まれつき貧乏だったが努力の末、王牙学園へ入学。
サンダユウとともに『王牙学園学内情勢維持委員会』に属する。
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