あの後、迎えに来た真耶姉さんにグレーテルの事を説明し、真耶姉さんが乗ってきた車に乗って学園に戻っていた。
真耶「もう、急に休学申請出して何処かに行っちゃうから、心配したからね。」
車に乗ってから今までずっと小言を言われていた。まあ仕方ないな。
「ご免なさい、これからはしないって約束するよ。」
真耶「本当に?」
「本当だよ。」
そう言うとようやく何時もの真耶姉さんに戻り、
真耶「お帰り。」
と言った。
「ただいま。」
と言うとグレーテルが静かなことに気付いた。肩に頭を乗せていた為、よく顔は見えないが、寝ているようだ。この子の兄弟?姉妹?を反射的にとはいえ殺してしまったからせめての罪滅ぼしにこの子を引き取ったので、幸せにしたいなと思った。
学園に戻ると簪やシャル、他のメンバーが揃っていた。あ、これ怒られるやつだ。
それから暫く怒られていたが、皆言いたいことが無くなると俺に抱きついてきた。
部屋に戻ろうとすると楯無が話し掛けてきた。
楯無「貴方ともう一人を鍛えるように言われたの、明日からで良いから道場に来て。」
「分かった。放課後で良いか?」
楯無「ええ、その位の時間の方がお互いに都合が良いでしょ。」
「ああ、そうだな。では放課後に道場に向かう。」
部屋に着いたので、ベッドにグレーテルを下ろして、シャワーを浴びにいく。シャワーを浴びているときにグレーテルの服をどうするかという難問に気付いた。
「あ、どうするか。束さんに頼むか?さすがに女子の服を買いにいくのはハードル高いからな。よし、そうしよう。」
頭を拭きながらアリーヤの待機形態を装着して、束さんに連絡をした。
束「どうしたの?」
「済まないんだが、角々鹿々でね。」
束「ああ、そういう事。丁度良かった。此方も訳ありな子を拾ったからそのついでに作ってあげる。」
この返答に嬉しくなった俺はつい、
「マジか、有り難う。愛してるぞ。」
と言ってしまったので、普段言わない俺からのこの言葉に束が固まってしまった。
束「そ、そんなのあ、当たり前だよね(///∇///)」
その言葉を最後に、通話が切れた。またやっちまった。勢い任せに言ってしまった事に反省しながら、疲れていたのでそのまま寝てしまった。
朝起きると左右にグレーテルと簪が寝ていた。起こさないように抜け出すとパソコンを起動させた。亡国機業に居る実行メンバーに連絡を取り情報を流してもらった。報酬に俺の幼少期の写真を送信した。
久しぶりにシャル達と飯を食べていると何処に行っていたのか聞かれたが言うのは不味いのではぐらかしておいた。皆をあの街と関わらせたくないので、何とかしたが、簪は疑っていた感じだったので、後で調べるつもりだろう、止めさせるために何か一つ言うことを聞く事で、手を打った。
放課後になり、道場に向かうと胴着を着た織斑と楯無が居た。
楯無「来てくれたんだね。」
ワ「な、何でお前が!」
楯無「私が呼んだのよ。」
織斑はあれ以来俺を、目の敵にしているので俺は、無視をしたまま、道場の隅に座り込みスマホを起動し、電子書籍を読む。
ワ「おい、お前はふざけているのか!」
楯無「そういう君は、私に勝てたのかな?」
楯無よ、以外とお前も切れ味の有る言葉を投げるもんだな。
楯無「じゃあ、君から始めようか。」
俺は、黙っていたが俺の父が生きていた時に父の同僚に近接戦闘術を習い、鍛えられたので、接近戦は得意なのだ。
「仕方ないな、やるか。」
そう言って、制服のジャケットを脱いで放り投げる。
楯無「じゃあ、私からいくわ。」
凄まじい速度の突きを腕を掴むことで回避し、直投げの要領で投げると受け身をとった楯無が驚いていた。
楯無「嘘ッ!こんなに動けるなんて聞いてないわ!」
だろうなと思いながら、投げて首元に手刀をもっていくと、
楯無「降参よ、降参。離して(///∇///)」
楯無の上から退くと、織斑が俺に突っ掛かってきた。
ワ「お、俺と戦え!」
楯無を見ている目から、楯無に惚れているのは分かっているので、後の理由を楯無から聞くと、今までの失態を取り替えそうとしているとの事だったらしい。俺を倒して良いとこを見せようとかそういう魂胆なんだろうな。
「はあ。さっさと終わらせよう。」
ワ「お前に負けるか、卑怯者!さっきだってなんかしたんだろ!」
「....(こいつ此処まで頭がおめでたくなったのか?)」
俺が黙っていることを良いことに好き放題言っているので、アリーヤと白式がキレていてヤバイので、構えを取り人差し指で誘う。
ワ「どりゃあ!え、うわぁ!」
投げ技で決めようとしたらしいが、動きが鈍いので逆に投げてやった。やることもやったので、自室に帰ろうとすると、楯無が後ろから抱きついてきた。そういえばあの場に居なかったな。
「ただいま。」
楯無「お帰り、心配したんだから。」
震えているところから多分泣いているのだろう。俺の動きを途中まで見ていたのだろうが使いが殺られたのだろう。そりゃ心配になるよな。俺は、自分の戸籍と情報を弄っているから一般人だと思われているからな。仕方ないな。
暫く背中を貸していると、
楯無「もう、良いわ(///∇///)」
と言うので顔を見ていると弄りたくなってしまったので、
頬を摘まんで少し弄っているとあたふたするので攻めをしているときは、楽しそうだが以外と純情な事が分かったので十分として指を離してやると、頬を抑えながら見上げてくるので可愛くて抱き締めてしまった。
あの後生徒会長権限で、部屋を同部屋にしていることに気づくまでまだ掛かるようだ。
何とか捻り出しました。ちょっと気分転換に別の小説を書こうか悩んでいる今この頃です。皆さんもコロナ気を付けてくださいね。それでは。