朝、起きた俺は下の階に在る食堂でモーニングを食べていた。
不意に前世の記憶が蘇り、この後かなり不味い事が起きることを思い出した俺は端末を取りだし、在ることをした。
「これで良いだろう。」
一人でやった割りには上手く痕跡を残さなかった俺を誉めてやりたい。準備を終えた俺は、ゆっくりと食べ始めた。
箒「うん?おはようバレンディ良い朝だな。」
「箒か、おはよう今日は忙しくなりそうだぞ。」
箒「??まあお前が言うならそうなんだろうな。」
箒は俺が言った意味が分かっていない様子だが、まあ良いだろう。朝飯を食べ終わった俺は、部屋に戻り時間までアリーヤ達と戯れていた。
時間になると専用機組と一般組に別れてビーチに集合していた。
鈴「何か朝に集まるように言われたけど、あんた何でこっちに居るの?箒?」
箒「私も何故呼び出されたのか分からないんだ。」
簪「じゃあ仕方ない、理由が説明されるまで居るしかない。」
シャル「ねぇ、何かあっちの方から凄いスピードで突っ込んでくるんだけど大丈夫だよね?」
シャルに言われて後ろを向くと、砂煙を大量にあげながら近付いてくる何かが見えた。
「なんだアレ?」
アリーヤの望遠機能を使って見ると煙の先頭に辛うじてウサミミが見えたので察した俺は、織斑先生に伝えると織斑先生は溜め息を吐きながら待ち構えた。
千「あのバカは、普通に来れないのか?」
そう言って近付いてきたウサミミにアイアンクローを掛け始めた。
束「い、痛たたた!ちーちゃん相変わらず遠慮がないな~」
アイアンクローを掛けられているのにもかかわらず普通に会話をしているのを見て、少し引いてしまった俺は、悪くないと思う。
束さんがアイアンクローを受けている間、ゆっくりと束さんが通った後を歩いてくる銀髪の少女に気づいた。よく見ると目を閉じたまま歩いてくるので束さんが言っていた子なのだろう。
クロエ「どうも初めましてクロエ・クロニクルと申します。」
「ああ、聞いているかもしれないが、俺はジェラルド・バレンディだ。宜しく頼む。」
クロエと挨拶をしていると束さんがアイアンクローから抜け出して挨拶していた。クロエは黙って束さんの近くに控えていた。
束「やっほ~皆のアイドル、束さんだよ~一人を除いて宜しく~」
挨拶しているがその一人に含まれている織斑は自分の事とは思っていないようで、話し掛けて軽くあしらわれている。
束「そうだ!ジー君機体見せて!どうゆう風に進化マップが延びてるか気になるんだ!」
束さんに言われた通りアリーヤを渡すと空中にキーボードを出現させて解析し始めた。
ワ「あの~束さん?俺の機体は見なくて良いんですか?」
束「ん?君の機体は、見る価値も無いよ。だって中身がスカスカだもん。面白いよね持ち主と同じになってるんだもん。」
ワ「え?」
束「多分私が言っただけじゃ信じないだろうから、白式のコア人格に聞いてみたら?」
そう言って束さんは、アリーヤに避難している白式のコア人格を画面に擬人化させて表示した。
ワ「なあ?君が白式か?」
白式「そうだけど、貴方みたいな人とは話すこと無いから。」
ワ「何でだよ!?俺の機体のコアだろう?」
白式は溜め息を吐きながらあの試合の時の映像を流しながら説明し始めた。
白式「貴方最初の時、女性に対して差別発言したの覚えてる?あの時に貴方に見切りをつけたのよ。それに貴方マスターに向かって卑怯者とか、臆病者とか好き勝手言ってくれたじゃない。そんな人の事を誰が支えたいと思うのよ。何か可笑しいかしら?」
ワ「俺はそんな事言ってない!その映像だって合成したんだろ!ああそうか!君はジェラルドに何かされたんだな。今助けてやるぞ!」
何を言い出すかと思えば、やはり俺に対する言い掛かりだったので正直予測通りだった。もう俺にはアイツに言えることは無いと思っていた時に、真耶姉さんがこっちに走ってきた。
真耶「はあはあ、織斑先生、米軍の機体が暴走してこちらに向かっているようで、米軍から支援要請が来てます!」
遂に来たか、準備をしてある上にスコール達に情報を渡してあるので俺達が出撃している間に片がつく予定である。
俺達は、部屋を借りて作戦会議を始めた。
千「現在目標は、マッハ13で此方に向かっているようだ。周辺海域を教師部隊で封鎖をした上で、専用機組で迎撃する。良いか?チャンスは一回きりだ。この中で高機動戦闘が出来る者は、前衛を務めろ。目標の詳細なスペックは、転送されていない足止めに集中しろ。高火力パックが来ている者は狙撃とにかく削ることに集中しろ。バレンディは、追加されたパックを使って遊撃を任せる。」
ワ「あ、あの~俺の名前がないんですけど?」
千「ほう?お前はイグニッションブーストすら出来ないのにどうやって倒すつもりだ?」
ワ「それくらいどうにかなる!俺のワンオフアビリティで切ればすぐに片がつく!」
アイツはまた、気づかないようだラウラの時の事を覚えていないのか?そう考えていると、織斑先生が俺が思っていた事を言っていた。
千「米軍はただ暴走機を止めろと言っているだけで、有人機か無人機かは、一切通達されていない。その状態でどう判断する?お前が間違えて有人機だった場合、中に居た操縦者事斬ることになるがその時お前は責任が取れるのか?」
ワ「で、でも!まだ有人機じゃないかもしれないじゃないか!」
千「まだこの問答を続けるようならお前をこの事案が終わるまで拘留することになるが、構わんな?」
ワ「くッ!」
まあ可能性を考えると妥当だな。俺は追加されたパックの準備に取り掛かった。
まだあんな事になるとは誰も知らない。
気力が切れてしまったので凄い途中になってしまいましたが、流していただけると幸いです。