授業も終わり、そろそろ機体を動かす事をしないといけないと思った所に、丁度真耶姉さんが来た。
真耶「あれ?こんな所でどうしたの?」
「いや、そろそろ機体を動かす事に慣れないとと思ったんだけど、アリーナを使うには申請が要るって聞いたからどうしようか悩んでたんだ。」
真耶「そういう事なら私が許可取ってきてあげる。」
「え、良いの?」
真耶「代表決定戦も近いんだし機体を動かす事に慣れないと、勝負にならないよ。」
「そうだよね。しかも未だ初心者レベルだからある程度形にしないとね。」
真耶「そういう事だから、多分明日には許可が降りるんじゃないかな?許可が降りたら、連絡するね。」
「有り難う。」
そう言って真耶姉さんは職員室に入って行った。
許可が出るまでは、取り敢えずシュミレーターとかをやるしかないようだ。
シュミレーターに入って二時間程訓練をしていると、簪に似た生徒が近づいてきた。
楯無「君って確か二人目の子だよね?」
「確かにそうだが、何か用か。」
楯無「来週にクラス代表決定戦をするって聞いたから、君を鍛えてあげようかなって思ったんだけどどう?」
「あんたは専用機持ちって認識で正しいんだな?それなら宜しく頼む。」
楯無「ええ、専用機を持っているわよ。じゃあ宜しくね。明日から訓練しようと思うんだけど、放課後空いてる?」
「ああ、基本的に空いてる。丁度明日から訓練しようと思ってたから丁度良い。」
楯無「じゃあ明日放課後に第3アリーナで待ってるから。」
そう言うと彼女は去っていった。
シュミレーターを終わり部屋に戻ると簪が作業していた。
簪「お帰り、クラス代表戦とかやるんだね。」
「もうそこまで広まってるのか?」
簪「そこら中で噂になってる。」
「そうか。」
簪「織斑一夏も出るなら叩き潰してほしい。」
彼女はかなり食い気味にそう言った。気のせいか、俺と似た感情を感じる。
「それはどうしてだ?」
理由を聞くと彼女は憎々しげにこう言った。
簪「私の専用機はあいつのせいで開発が凍結された。今は自分で作ってる。」
「あいつが不用意にISに触ったから、簪の機体が凍結されたのか?」
簪「そう。だからあいつがヘラヘラしてるのを見てると、気分が悪くなってくるの。」
そうか俺と似てあいつに人生を弄ばれた被害者なんだ。通りで俺と似ている筈だ。
「分かった。出来るだけ善処する。」
そんな話をしていると、不意に俺の腹から音が聞こえた。
「そうだった、未だ晩御飯食べてないんだった。簪もなんか食べるか?」
簪「私は良「ぐ~」ッ!食べる。」
彼女は顔を赤くしながら答えた。
「じゃあ、食堂も閉まってるだろうし、俺が作るよ。」
簪「料理できるの?」
「ああ、簡単なやつなら作れるぞ。味は保証しないがな。」
そう言って俺は備え付けのキッチンに向かった。
作ってる間、簪は興味無さげにしながら、俺の方をチラチラ見てきていた。何故だろうか。今まで感じたことの無い気恥ずかしさを感じながら調理をして行った。
「出来たぞ。」
彼女の前に皿を出すと、目をきらつかせながら
簪「カレー何て久しぶりかもしれない。」
待ち切れなさそうにしながら、俺が準備するのを待っていた。
「頂きます。」
簪「頂きます。」
久々に作った割には、上手く出来たな。カレーは家族内で上手くいかなかった時に、食べて最後笑顔で皆楽しく暮らしていたときの思い出だ。
「そういえば、簪のお姉さんに会ったぞ。」
そう言うと彼女の雰囲気が柔らかかったものから冷たい物に変わった。
簪「へぇ、あいつに会ったんだ。」
俺はすぐに気づいた。これは地雷だと。
簪「私の前であいつの話をしないで。」
「済まなかった。踏み込みすぎてしまったな。お詫びに俺の弱いところを教えよう。」
簪「え、」
「俺は母親に捨てられた。子供の頃に。」
これを聞かされた彼女は困惑している様子だった。
「俺は、潜在的に人を避ける性質でな、こういう事を話せるのは心を許せる人だけなんだ。」
簪「だから?」
「俺が無神経な事を言ったのは、もう変えれないし、君がどう思うかは分からない。でも人の手によって傷つけられた所が俺に似ていると思った。だから俺から心を許すことで俺にも君の心を許してほしい。」
簪「分かった。さっきの事も赦すし、これからも仲良くしてほしい。」
「有り難う、簪だから少しで良いから悩みを俺に打ち明けてほしい。ちゃんと解決策が見つかるまで俺も考える。」
そう言うとさっきまでの柔らかい雰囲気が戻ってきていた。
簪「私の専用機と私の姉に対しての問題を、一緒に考えてほしい。」
「ああ、分かった。だが今日はもう遅いそろそろ寝よう。このまま考えてもいい案を出せそうにない。」
簪「分かった。明日のお昼に食堂で一緒考えよう。」
そうして俺達は片付けをして寝た。
書いてる最中作者もよく解らなくなっているので可笑しい点が、沢山有ると思いますが、笑って流していただけると有り難いです。