それでは、どうぞ
ご飯食べ終わったら遊ぼう、だ?別に俺らはいいけど(チョロい)、Roseliaの人たちは……。
「えー、いいじゃんいいじゃん」
「あこもさんせー!!」
「あこ、リサ。遊びで来ているのではないのよ」
ですよね〜、そうなると思ってた。
「そうですよ、今井さん」
「も〜、紗夜まで〜。いいじゃんビーチバレー」
「ビーチバレーやりましょうよ〜」
「ほら、砂浜で運動すると演奏に必要な基礎体力がつくっていうじゃん?」
「むっ……演奏に必要というのであれば仕方がないですね。やりましょう」
「あ、じゃあビーチバレー終わったらスイカ割りやりませんか?みんなでスイカ割りしようって話をしてたんです」
「あ〜なんであたしらおいてってご飯食べてるの!?あたしらもお腹減った〜」
「あ、お疲れ様ですみなさん」
「ポピパとRoselia全員集合って感じやな」
「お〜、お前ら、ポピパとRoseliaがビーチバレーやるらしから、その後にでもスイカ割りやろうぜ」
「お、いいね〜、あたしらも参加しとく?」
「さすがに3バンドってなったら時間かかりそうだから俺らはいいっしょ。しぐれと千夏が参加したいならどっちかに混ぜて貰えばいい」
あと、正直なところ女の子だらけのところに男が混じってはいけないってのはもうn回言われてるから。
「了解〜、リサさん、混ぜてもらえますか?」
「しぐれこっちに入る?いいよ〜」
「じゃあ、私はポピパのみんなとかな?いいかな?」
「もちろんだよ!よろしくね」
しぐれがRoselia側、千夏がポピパ側に混じることが決定した。
「そしたら、開始は今きた3人が飯を食ってからになるのかな?」
「あ、そうだ!海の家にギター預かってもらえないか聞いてみるね?」
「お〜う」
なんか相変わらず自由すぎませんかねポピパさん達……。
___
あれから30分後。なんかギター預かってくれたらしい。やったな香澄。
「それじゃ〜、Roselia対Poppin‘ Partyの試合を始めま〜す」
「審判は俺と有咲が務めま〜す」
「んなっ!そう簡単に名前呼ばれると困るってか……」
なんか有咲が照れているっぽいが、知らん。だって正直市ヶ谷よりも有咲の方が呼びやすいんだもん。許せ。
「ボールはポピパからか」
おたえが綺麗にスマッシュを決めて、あっけなく一点が決まった。これすぐに勝負がついちまうんじゃねえの?
「お、やっるね〜」
「これルールはどうなってるんですか?」
「ん〜、詳しいことはわからないけど、バレーと同じルールじゃないの?」
「落としたら負け、ってことですかね。あと、3回以内に相手に返すとか」
「ふっふっふ〜、次はあこの番だぞ!」
なんか色々カオスだがこのゲーム、大丈夫か?
次はあこのサーブなのね。ちゃんとサーブできるのだろうか。
「めっちゃボール高く上げたな」
「あれサーブミスったら痛いやつやん」
ボールに伴ってあこ自身もめっちゃ高く飛んだ。こりゃ〜エースものだろ
『あ……』
綺麗に打ち損じた。そして顔から落下した。重力が仕事をしすぎている。落下速度だけ異常に早かったぞ?
「あこちゃん、大丈夫?」
「宇田川さん、大丈夫ですか?」
「うう〜、口の中ジャリジャリする〜」
あれだけの高さから落下してよく鼻血とか出さなかったな、尊敬するぞ。
「で、Roseliaはあこちゃんにこのまま続行させるの?どうするの?」
正直このまま続行できるとは思わねえけどな。
「いえ、ここは私が……あこちゃんの、仇をとります!」
……燐子さんが出ますか〜。
___
その後、紗夜さんが本気の臨戦態勢になって、ゲームはいよいよ終盤へ。
ここまではRoseliaが2ゲーム、ポピパが2ゲームの接戦。
Roseliaは紗夜さんとしぐれ、リサさんが中心に攻め、そしてポピパの方は香澄とおたえ、沙綾を中心に攻めているという感じだ。で、りみと千夏が交代で入っている。
こうして女子の中で競技してるのを見ると、しぐれも千夏の身体能力が極めて高い、というかお化けということがよくわかっちまう。そりゃそうだよな。俺らと一緒に遊んでるというか、普通にスポーツとかできてるんだもんな。やっぱりこいつら頭おかしいわ(褒め言葉)。
「そんじゃ〜、ラストセット〜。サーブはRoseliaから!15点先取!はじめ!」
北斗の掛け声とともにリサさんのサーブからゲームが始まる。さすがに5ゲーム目ともなるとなかなか慣れてきたようで、サーブも連携も両方ともかなりスムーズになってきていた。
得点はともに譲らず、ポピパが抜け出したと思えばRoseliaが取り返す、そんなシーソーゲームが展開される。ポピパは千夏とおたえが、Roseliaはしぐれとリサさんが意味のわからない身体能力を見せているから終わらないっていうのもあると思うんだ。なんで相手方の本気のスパイクを体投げ出して取れるの?意味わからないって。あ、そしてごちそうさまです(眼福)。
「ポピパ〜、マッチポイントやで〜」
そうこうしているうちにポピパマッチポイント。Roseliaは1点差をつけられている。
「取り返すわよ、紗夜」
「ええ、もちろんです」
「最後のサーブは、私かな?」
「千夏、頑張って〜」
「うん、頑張る」
これで決まるとあって、両方とも気合が入っている。にしても最後が千夏のサーブか。このゲーム終わるんじゃねえの?
「それじゃ、サーブいきま〜す。しぐれ、勝負だね」
「ちなったん、いいよ!」
千夏の手からボールが空に投げ上げられる。まさかのジャンピングサーブ。
空中で掌に綺麗にバチンとあたり、そしてドライブのかかったサーブがしぐれに向けて一直線に飛んでいく。ビーチバレーであんな速さ出せるのね?
「おお〜、いいサーブだね〜。リサさん、お願いします」
「しぐれ、ナイスレシーブ!友希那、お願い!」
「ええ、いくわよ」
友希那さんはそう言い残し、ボールを目掛けて飛んで行った。
___
ビーチバレーは終わり、今度はスイカ割りの時間になった。
え?決着はって?ギリギリポピパが勝った。普通だったらデュースで決着がつかなかっただろうが、先取のゲームだったので決着がついた。
「では、スイカ割りをします。そのスイカはこれです。どうぞ。特注の一級品です」
『でか……』
スイカ割りの参加者は俺、北斗、冬樹、しぐれ、千夏のいつものメンバーと、ポピパからは香澄、おたえ、沙綾、Roseliaからはあこ、リサさん、そして燐子さん。まあ、他の人は……お察しの通りだ。
「割れたらみんなで食べましょ〜!早いうちに割った方が美味しいよ!冷えてるからね!」
ということで、スイカ割りの開始だ。
「最初は誰からいく?」
「ポピパメンバーからでいいよ〜☆」
「リサさんもそう言ってることだし、ポピパ、、Roselia、俺らの順番でいいかな?」
「いいんじゃないか?俺らがやったらどうせすぐ終わっちまうし」
「スイカ割りってそんなに早く終わることってあるの?」
「自分らにはプロがいるんや、沙綾」
「じゃあ早速始めてみよっか!」
しぐれの一言でスイカ割りが開始された。スイカは砂浜に割れた破片が落ちることの無いよう、きちんと綺麗なシートの上に置かれていざスタート。
「香澄〜、もっと右だぞ〜」
「いやいや、左やろ!」
「そのまままっすぐ行け〜!」
「戸山さん、頑張って……!」
「……お前ら、絶対楽しんでるだろ」
参加していない有咲が遠くからツッコミを入れてくる。相変わらずツッコミ属性は健在なんだな。
「どっちに行ったらいいかわかんないよ〜!!」
「そこだ!振れ!」
「えっ!こう?」
香澄の振り下ろした棒は、スイカにわずかにあたって砂浜についた。
「惜しかったね、香澄」
「さ〜や〜……次はよろしく……」
―
かれこれ言ううちにポピパの順番もRoseliaの順番も終わってしまった。
「我が聖剣が威力を振るうときっ……!」
と言いながら出陣して行ったあこはなんかまた気合を入れて棒を振りすぎてこけていた。
しかも顔面から砂浜に着地。痛そう(小並感)。
で、とうとう俺らの番になったわけだ。
「んじゃ、まずは俺から行きます〜」
「はいはい、みんな〜、食べる準備するよ〜」
「え〜、でもケイくん、割れるとは限らないよ?」
「リサ先輩とか、結構ガッツリ当たってても割れる気配すらなかったしね」
「香澄ちゃん、沙綾ちゃん、……まあ、見てて。ケイちゃん、すごいから」
香澄、沙綾、千夏がそう言っているのを横目に、俺は準備を始めた。
よし、スイカはあそこだな。
「んじゃ、いきま〜す」
「圭介〜、あんまり力強く行きすぎんなよ〜」
「そのまままっすぐやで〜」
「本当に圭介、スイカ割れるの?」
「ま〜ま〜、リサさんも、Roseliaの皆さんも、静かに見てましょ☆」
「お前らいい加減静かにしとけ」
予め把握したスイカの位置と自分の位置とを再度確認し、スイカに向かってスタスタと歩いていく。
「ん〜、この辺かな?よいしょ、っと」
俺は棒をかなりのスピードで振り下ろした。
「バゴっ!」
『……は?』
スイカが割れた鈍い音とともに、スイカ割りに使う棍棒まで折れた。
「我ながら今日も完璧だな。よし、お前ら、食うぞ」
なんかみんなからすごい目で見られてたけど、俺そんなにすごいことしたかな……?
___
「またみんなで遊びたいな〜、今度はAfterglowも、パスパレも、ハロハピも、みんなで!」
「いいじゃんいいじゃん、面白そうで」
「それ絶対疲れるやつだな」
スイカをみんなで食べながら今日一日あったことを振り返る。
自由時間に砂浜に出たらポピパとRoseliaがいて、海の家で昼飯を食った後にビーチバレーとスイカ割り。なかなか内容濃いな、海でできることほとんど全てやったんじゃないのか?
「さて、そろそろ俺らは帰るとするか。ポピパも帰るだろ?」
「うん!そうする!」
もうすぐ、楽しかった1日が終わる。少しの寂しさを胸に、俺らはギターを取り戻すべく海の家に向かった。
__
『ありがとうございました!』
「いいっていいって。代わりにどうだい?一曲、弾いてがないかい?」
「え?」
「お嬢ちゃん達、バンド、やってるんだろ?」
という会話があったらしく、夕暮れどきの海の家でポピパのワンマンライブが始まった。といっても、一曲だけっぽいけどな。ドラムがないから打ち込みでやって、空いた沙綾は歌うらしい。何それ豪華。
「みんな〜!準備はいい〜?……聞いてください、『八月のif』」
キーボードのメロディーから始まる、夕暮れ時の夏の浜辺に綺麗に調和した歌詞。
何より香澄と沙綾が歌っていることがいい。夏らしさを感じる。
「いいな。この曲」
「せやな。感動するわ」
「なんか、あたしらもこんな曲やってみたいね」
「うん、いつかは、野外で……」
「なんかやる気出てきたな。これ終わったら戻るか」
「うん、そうしよう」
演奏も終盤に差し掛かる。どうやら感化されたのは俺らだけでは無いようだ。
「いい曲ね」
「ええ……」
最後のメロディーもキーボード。控えめに言ってめちゃくちゃ綺麗。好き。語彙力皆無だけど。
「いい曲が書けそうな気がするの」
演奏が終わるや否や、湊さんらは合宿場所に戻って行った。いい刺激になったのだろう。実際俺もいい刺激になった。頑張らんと。
「お疲れさん、いい曲だったぞ」
「ありがと〜!あのね、すっごく気持ちよかった!海で歌えてよかった!」
「俺らも聞いてて気持ちよかったぞ」
「お楽しみのところ悪いが、そろそろ電車なくなるんじゃないか?」
北斗がそう言うと、有咲が早速スマホで時間を調べる。
「うわ、やっべえ、今すぐ出ねえと帰れなくなるぞ!お前ら、急げ!」
『わ〜!!』
「じゃあな〜、気をつけて帰るんやで〜!」
「またね〜、ポピパ〜」
ポピパを見送った後、太陽が水平線に沈んでいくのを眺めながら残された俺らは、今後にやりたいことの話をしていた。
「私は、みんなで少しでも多くのステージに立ちたいな」
「あたしもちなったんと同じ。あ、でも、野外でライブやってみたいかも」
「自分も1回野外ライブ、やってみたいんや」
「お、ケチコクと被るなんて珍しいね〜」
「俺は……武道館とか、せっかくなら立ってみたいな」
「お、北斗言うな。自分らなら、きっと立てるで」
「圭介は?」
「ああ、ずっと考えてた。……高2の終わりから高3の初めにかけて、ドームツアーと武道館をやろうかなって考えててな。受験の関係でな。どうせお前らまあまあな大学いくんだろ?」
『……わかった(で)』
「そうと決まりゃ、明日からまた練習だな!んじゃ、帰りますか!」
『おう!』
夕日を背景に、俺らも5人で、足並みを揃えてコテージまで戻って行った。
これで一応アニメ1期は終了ってことになリます。適宜日常会を混ぜつつ、ガルパのストーリーを拾って行きつつ2期に突入できればなと考えています(なお、ガルパのストーリーをほとんど見ていない作者の顔)
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