人間と人形の幻想演舞 作:天衣
初の小説ですがよろしくお願いします。
この幻想人形演舞の小説を書き続けている人が、
個人的に探してもあまりいなかったので、衝動的に書きました。
この作品を読むにあたっての注意事項です。
・この小説は、東方projectの二次創作作品である「幻想人形演舞」、「幻想人形演舞~ユメノカケラ~」を元に執筆した三次創作の小説です。ネタばれ注意です。
・オリジナル展開多めです。オリキャラもいて、主人公もしゃべりますし何なら別パートで人形もしゃべらせます。
・原作とはキャラが違うところも多々あります。要はキャラ崩壊注意。
・つたない文章です。
それでも良ければ、どうぞご覧ください。
ーー追記ーー
形式を意識して文章を一部変えたりしてみました。
多分、今出している全話(序章~17章)そうします。ご了承ください。
「ねぇ…。」
「ねえ、起きてくれないかしら?」
何やら女性の声がする。
「……少しだけお話しましょ?」
「…ううん?」
目を開けると金髪のロングヘア―に大人っぽい紫の服を着ていて、変わった形をしている日傘?を差したお姉さんが目の前にいる。顔ははっきりとは見えない。
「やっと起きた。ごきげんいかが?」
「えっと…はい…元気です。…あなたは?」
「私?私は八雲 紫(やくも ゆかり)。初めましてかしら?」
…うん、知らないな。こんな綺麗な人。
「少なくとも、あなたのような美人を僕は知りません」
「あら、美人だなんて。ありがとう♪」
真っ暗な空間の中、謎の女性と会話をする。変な夢だ。
「突然だけど、あなたは幻想郷ってご存じ?」
「……あー、まぁ」
「…知らないかしら?」
詳しくはないが、友達から聞いたことがある。
東方projectってゲームの世界の名前?だったかな。
「幻想郷というのは、忘れられたものがたどり着く場所なの。
いないとされているものが存在する世界。妖のたぐいも…」
「いないとされるもの…あやかし…」
何とも信じがたいがホントにそんな世界があるんだったら行ってみたいものだ。
「あら、興味があるという顔ね。フフフッ、私もあなたに興味があるの」
「へ!!?///」
思わず声を上げる。美人の女性のアプローチにドキドキしてしまった。恥ずかしい。
「折角だから、あなたの事を色々聞いてもいいかしら?」
「え!?あっはい…///」
グイグイ来るなこの人…こういうの慣れてないよ…。
「君は男の子?それとも女の子?」
「!お、男です…。」
何だか男らしくないと言われてるみたいでちょっとヘコむ。
可愛い物好きだし女々しい所があるのは認めるけど。
「フフッごめんなさい。少々、意地悪だったかしら?お名前は何ていうの?」
「…舞島 鏡介(まいじま きょうすけ)です」
「舞島 鏡介…フフッいい名前ね」
名前を褒めて貰えるなんて人生初めてだ。割とありふれた名前だし。
「え、えっと…こう言ってはなんですが、僕の事なんか聞いてどうするんです?」
「備えあれば憂いなし というでしょ?」
「これはあなたを示す大切なものですもの。しっかりと管理しなくては、ね?」
「は、はぁ…」
女性は何やら意味深なことを言って笑みを浮かべると、
『博麗神社前~、博麗神社前~………』
何やら低めの声のマイク音声が聞こえてきた。
「あら、そろそろ時間のようですわよ。時間というのは本当に早く過ぎてしまいますわ」
「…もしかしたらまた会えるかもしれませんわね。楽しみにしていますわ。」
「!ちょっとまっ…」
女性は姿をくらませた。
不思議な感じだった。こんな夢は初めてだ。感傷に浸っていたその時、
「ーーーーい!--きろーー!」
「ーーーッ!?」
大声が耳元に聞こえ、体が飛び上がって目が覚めた。
ぼやけた視線が徐々にクリアになり、焦点を合わせるとそこには見覚えのある人物がいた。
「いつまで寝てんだ?もう着いたぞ」
「あ、ああ。ごめん、大森」
彼は大森 哲也(おおもり てつや)。
僕の友達で、東方projectオタクだ。今日は彼の聖地巡りに付き合い、こうして博麗神社(はくれいじんじゃ)にやって来た。
まぁ興味なかったんだけど……正直暇だったから断る理由もなかった。
「君達、もう終点だよ」
バスの運転手に呼びかけられる。
「すみませーん今降ります―!…ほら行くぞ」
「うん。」
急いで二人は運賃を払い、バスを降りる。
「「ありがとうございましたー!」」
元気よく挨拶をすると、運転手さんは手を軽く上げてバスを発進させる。
見送るバスは段々と小さくなり、ついには見えなくなった。
「さて、ついに来たぜ博麗神社!ここは一度行ってみたかったんだよ~!」
「それは何回も聞いた。」
テンションが高い大森を尻目に、次のバスの時間を確認する。
「うわ…三時間後か……田舎だからなぁ」
「んーまぁ大丈夫でしょ。三時間も観光できると考えればいいんだよ」
「いや-キツイよ三時間は……はぁ…」
予想以上の待ち時間に、行かなきゃ良かったと思わずため息が出てしまう。
「ほれ行こうぜ?早く行きたくて俺もう我慢できねぇよっ!」
「…はいはい。」
…まぁ行くといったのは自分だからな。さっさと済ませてしまおう。
いつもの調子で会話をしつつ、二人は博麗神社に繋がる石段へと歩みを進めた。
「…そういえばさ」
暇つぶしに大森に話題を振る。
「バスで寝てた時に変な夢見たんだよ」
「あん?どうせしょうもないのだろーが」
「やくもゆかりっていう綺麗な女性が出t」
「その話kwsk」
大森の顔つきが変わる。何て切り替えの早さだろうか。
「えっとその人がさ、こっちの事色々聞いてくるんだ」
「は?何それうらやま。ゆかりんに会ったとか」
「ゆ、ゆかりん?えーっと、しかもその人にアプローチされちゃったんだ。正直恥ずかしかった」
「な、何だと!?俺が罪袋だったらお前を抹殺するところだぞっっ!!パルパルパルパル」
大森が嫉妬の念を飛ばしてくる。相当羨ましいようだ。
夢であっても好きなゲームのキャラクターが目の前にいると嬉しくなるものなの
だろうか。正直、自分にはない感情だ。
「そ、それで!?ゆかりんはどうだったんだ!?やっぱりふつくしかったのか!?」
鼻息が相当荒い。正直キモイ。
「顔はハッキリ見えなかったんだけど…それでも美人とわかるくらいだった」
「ハーーーーーーーーーーーッ!!!」
慣れてはいるが、ホント騒がしい奴だなぁ。
「いいなぁー俺も夢の中でいいから東方のキャラに会ってみてぇよぉーー!」
「ハハハ…」
そんな他愛もない会話をしていると神社の鳥居が見えてきた。
「もうそろそろかな?」
「おっキタキターー!よし俺が一番乗りだぁーーーー!!」
そういって大森は階段を一段飛ばしでダッシュする。
「ちょ!…まぁいいか。こっちは体力あんまりないしゆっくり行こう」
大森が石段を駆け上がっていく様子を見ながら、自分のペースで歩く鏡介であった。
どうも、てんいです。
この小説は、自分がピクシブに投稿したものをそっくりそのまま転載しています。
とりあえずは今書いてるところの途中まで投稿していくつもりです。