AK-12の禁止リスト 連載版   作:一ノ瀬0512

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お久しぶりです。毎回指揮官が死ぬ二次創作、作者は生きています。
妖精建造で資源が枯渇しました。しばらくデイリーしかできないです。


今回のメインはP90です。AKAN姉妹とP90が事件の謎を追います。

名探偵だよ、AK-12さん。





第三十四話 P90「AK-12の眼は直死の魔眼ではありません。銃で撃って物を壊しても眼の効果じゃなく銃弾の威力です」

 ここはグリフィンS13地区。特徴がないのが特徴の地区である。当然のことながら基地も特徴がない。ゲームと変わらぬ標準的な基地だ。

そんな基地の使われていない地下室から今回の物語は始まる。

 

 

時刻は深夜二時、E.I.L.Dも眠る時間帯。一人の男が椅子に縛り付けられている。手足はロープで固く縛られ、口には猿轡をかまされ声を出せないようにし、テープで目隠しをされている。

その傍らには一体の戦術人形がいる。彼女はこの男を助けに来たのではなく、彼女がこの男をここに連れてきたのである。

男の拘束がきちんとできていることを確認した彼女はポーチからある物を取り出す。それは黒曜石から作られたと思われる原始的なナイフだ。そのナイフは見るからに古いだけではなく得体のしれない不気味さを放っている。博物館で展示されるようなものではなく、人の皮を剥ぐためにあるかのように。

人形は男のワイシャツの袖をめくりナイフの刃をあてる。男は手足を縛られ声を上げられないながらも必死に抵抗しようと、がたがたと椅子を揺らす。それに構わず人形は男にナイフを突き刺す。それでも男は椅子を揺らす抵抗を止めない。そんな男に腹が立ったのか、人形は男に自分の愛銃、P90を突きつける。

 

「S13地区の指揮官さー、次動くとこれつかって動かないようにしちゃうよー」

 

男、S13地区の指揮官が動かなくなったのを確認した戦術人形、P90は男の肉を切り出す作業に入る。黒曜石のナイフは鋭くても持ち主のP90が人肉を切る作業は得意ではないのだろう。なかなか切れない。

それは指揮官の苦痛が増すだけだが、P90は気にせず無理やり指揮官の肉を切り落とす。

どこかの太い血管を傷つけたのか、勢いよく血があふれ出した。

P90は腕をまくり切り取った指揮官の肉を貼り付ける。

するとP90の外見が瞬く間に変化し、指揮官と同じ外見になった。

 

「これは物凄く痛いな。痛覚を切っていてよかった」

 

 

 


 

 

・・・翌朝

 

 

S13地区の射撃訓練場で二体の人形が射撃訓練に励んでいた。

一体は円形のターゲットの真ん中に命中させ、もう一体はターゲットを粉砕している。弾丸が違うのだろうか。

的に命中させている人形、AN-94は疑問に思った。AK-12とAN-94の使用弾薬はどちらも5.45x39mm弾だ。威力に差はない。

「AK-12、どうやって粉砕しているの?」

AN-94の質問に射撃を止めたAK-12は答える。

四式が持っていたコミックの主人公は死の線が見えるという特殊能力を持っていて、その線をなぞるとどんなものでも切断できる。AK-12は深度演算モードを利用し、それを再現したのだという。

そんな彼女の説明にAN-94は聞き入った。彼女はドヤ顔でAN-94に説明している。

そんなAK-12を見てAN-94は思う。

 

(私を騙だまそうとするAK-12も素敵だ)

AN-94は彼女の嘘に気づいていた。彼女がハッキングされた軍用人形を使い、ターゲットを脆いものに交換しているのを見ていた。くだらない嘘もAN-94にとってはかわいいお茶目に映るようだ。恋は盲目とはこういうことをいうのだろう。

そんな二体の元に一人の人物が近づく。

「ようお二人さん、せいがでるな」

 

声をかけたのはこの基地の指揮官だ。指揮官も射撃訓練をしに来たのかとAN-94は聞いたが指揮官は首を横に振った。二人に頼みたいことがあるから三十分後にきてくれといい、指揮官は戻っていった。

 

 

一時間後、AK-12とAN-94は指揮官がいる執務室にやってきた。三十分後と言われてなぜ一時間なのかと言えばあの後シャワーを浴び、スプリングフィールドのカフェでお茶をしていたからである。

指揮官の遅刻に対する説教に関しては、AK-12は最初から聞き流し、AN-94は最初、指揮官の話を真面目に聞いていたものの、AK-12から聞き流していいと言われ、AN-94も適当に聞き流した。

説教が無駄であると理解した指揮官は本題に入る。

 

二週間前、S18基地の指揮官が遺体で発見された。遺体は肺を刺され、全身の皮を剥がされた状態で発見された。直接の死因は何らかの刃物により肺を刺されたことによる多臓器不全。皮は死後に剥がされたと思われる。副官の人形だったカルカノM91/38は頭を撃ち抜かれ死んでいた。解剖の結果、使用された弾丸は5.7x28mm弾と分かり同基地のP90とFive-sevenが事情聴取されたが、二体ともアリバイがあった。5.7mm弾は流通量が多くないため、武器弾薬を調達可能なロボット人権団体の仕業と判断され団体を襲撃。拠点にいた者を全員殺害するも証拠は見つからず。

その四日後、S19地区で事件が発生。同基地指揮官が寝ているWA2000をナイフのようなもので殺害。その後指揮官は死亡した状態で発見される。

指揮官とWA2000は誓約した関係であり、夫婦仲は良好で殺害する動機は見当たらない。

殺害されたWA2000はなぜか衣服がはぎ取られており、指揮官に関しては肉の一部がはぎ取られていた。

その翌日にはD08地区の女性指揮官によってIDWが殺害される。IDWを殺害した指揮官を皆が探すと自室で死んでいるのが発見された。この指揮官はIDWと誓約しているが同性カップルというより親子のような間柄で仲は良好だった。指揮官は周囲の人形にIDWに彼氏ができたら私が見定めてやると話すくらいの親バカッぷりを発揮していたという。

IDWも衣類を先の事件と同様衣類をはぎ取られており、指揮官に関しては脚の肉が一部剝ぎ取られ、胸と心臓を撃たれていた。死因は銃弾を受けたことだと思われる。使用された弾薬は5.7x28mm弾。そして同基地のP90とFive-sevenにはアリバイがあった。

 

事件の経緯を説明すると指揮官は備え付けの冷蔵庫から私物の合成レモネードを取り出した。

「痛ましい事件だけど、ここで起こったことじゃないのよね。私たちはどうすればいいのかしら。知らない人から声をかけられてもついて行ってはいけませんって皆に言えばいいのかしら」

 

皮肉を込めながらAK-12が指揮官に尋ねる。彼女の皮肉に反応せず、話を再開する。

S13地区で所属不明なP90を見かけたと報告があった。

「AK-12とAN-94はまずP90とFive-sevenに話を聞いた後、その不審なP90を探し出してほしい。うちのP90が犯人かと本社の人間は疑っている」

 

グリフィンの一部はこの基地のP90が犯人なのではないかと疑っていた。よって指揮官に調査するよう指令がくだされたのだ。

とはいえ、指揮官一人で調べるのにも限度がある。高い電子戦能力を持つAK-12とそのパートナーのAN-94にも調査させることにした。

そうやって調査をした後、怪しい人形は見つからなかったと本部に報告すればいい。

P90は指揮官に成り代わった後、自分の行為がどこまで発覚しているのか調べた。すると予想以上に自分の所業が把握されていてどうするか考えた結果、真面目に調査をして見つからなかったことにすればいいとの結論にいたった。

AK-12とAN-94は指揮官の指示を受け、P90のところへ向かった。

 

 


 

 

P90は自室にいた。机に布を広げて作業をしている。WA2000のコスプレをしてバレた時に部屋に乗り込まれ、報復としてコスプレ衣装はもちろん私服まで全て破かれた。下着もである。このご時世、衣類だって安くはない。それなのに衣類を全て買いなおすはめになった。そのため、日々の食事も満足にとることもできず、みんなが街のケーキ屋の新作スイーツをリスみたいに頬張っているなか、P90はバッテリーの補充だけだ。ちなみにP90のスキル名は『リスのお嬢さん』である。

そんなP90だが、グリフィンの仕事以外にも内緒で副業を行い、少しだけお金に余裕ができた。副業で得たお金で布を買い、ゴミ箱から漁って入手したWA2000の服をクリーニングし、衣装のサイズ調整をしていた。

鼻歌を歌いながら布を切ったり、縫い合わせたりする幸せな休日。

そんなP90の休日は5.45x39mm弾の銃声とともに終わりを告げた。

 

AK-12は銃撃でドアロックを破壊し部屋に押し入る。

部屋に入った先ではP90が銃を構えていた。AK-12は勢いよく助走をつけ、P90に対しドロップキックを決める。蛙のような声をあげながらP90は吹き飛び、壁にぶつかり顔から床に落ちた。そこにAN-94が接近し倒れているP90に銃を突きつける。

P90は額を抑えながら起き上がり、銃を突きつけられていることに気づきすぐに両手を挙げた。

「いたたー、なんなのさー」

AK-12はP90のわめき声を無視して部屋を見る。部屋には特に変わった物はない。

タンスの中も漁ったがP90の私服しか出てこない。鍵がかけられている棚があったのでP90に開けさせてみたところ、紐としか思えないきわどい下着が大量に出てきた。誰を相手にするときに使うのだろうか。AK-12に下着を広げられ、P90は頬を赤らめる。

「ちょっと、やめてよー」

P90の嘆きを無視し、事件のあった日なにをしていたか問い詰める。仮にP90が嘘をついていてもメンタルをハッキングして調べればいいだけだ。

P90がそれぞれの事件があった日なにをしたか答え始める。

「そっ・・・・・・その日は部屋でコスプレ衣装作ってたよ。久々にIDWの衣装作ってたんだ」

P90の言葉に違和感を感じたAK-12は目を開けてもう一度何なにをしていたか尋ねる。P90は正直に答えることにした。

「本当は、カルカノ姉妹の妹の方のコスプレして、きわどい写真を撮ってました。それを売ってお小遣いを稼いでましたごめんなさい」

 

P90の答えにAK-12とAN-94は驚かなかった。一般的な基地であれば問題行動として買った人間の調査が始まり、P90も処分されるだろうが、この基地では些細なこととして扱われる。

定期的に死ぬ指揮官や自販機にいたずらと称して爆発物を仕掛ける人形、インチキ占いでお金を巻き上げる人形がいる基地ではP90の行為など問題にもならない。

AK-12とAN-94の二体は、P90は事件に無関係と判断して部屋からでようとしたが、P90が二体を引き留め、どうしてこんなことをしたのか、半泣きになりながら問い詰める。

「AN-94、説明してあげて」

AN-94はP90に事件の事を説明する。説明を聞いたP90は武器を手に取り「あたしも協力する」と言い出した。彼女がシロなのは分かりきっているので休日を無駄にする必要はないと言ったのだが、彼女は聞かない。

「だって、あたしと同じP90がひどいことしてるんでしょ。それなら止めなきゃ。それに、そいつのせいであたしの休日は潰れたようなものなんだから。あたしも被害者だよ。報復しなきゃ」

AK-12はP90が調査に加わることを認めた。

 

P90を加えた三体はFive-sevenの部屋に向かった。Five-sevenの部屋を調べたが、彼女とFALのハメ撮り動画を発掘したくらいで成果は得られなかった。

 

次に三体は基地のサーバールームにあるコンピューターで各基地の指揮官について調べることにした。殺害された指揮官に共通点はなく、どこかで関わっている形跡もなかった。各基地の財政状況もいたって普通で、治安上の問題もない。基地内で猟奇殺人が起こる理由が見当たらない。

 

「ねえ、これみて」

P90がモニターを指さす。P90はAK-12の指示でこの基地の指揮官の動向を調べていた。他の基地の調査だとデータベースをハッキングしなければいけないが、この基地内を調べるだけならその必要はない。モニターには一階の階段が映し出されている。時刻は深夜三時で普段なら寝ている時間帯だ。そんな時間に指揮官は地下一階から上がってきた。AK-12達は指揮官が地下に降りていく映像を探してみたが、その映像は見つからなかった。どういうことなのだろうか。

 

「AN-94、P90。先に指揮官のところへ行ってて」

AK-12の言葉に従い、二体は指揮官の元へ行く。残ったAK-12は目を開き、端末にアクセスする。

 

 


 

 

・・・二時間後

 

「AK-12はまだこないのか」

 

執務室では指揮官と二体の人形が待っていた。P90はソファーに座り足を投げ出し端末を見ながらくつろいでいる。くつろいではいるのだが、銃はいつでも手に取れる所に置いている。AN-94は指揮官の後ろで待機している。二体ともAK-12の意図を理解していた。

指揮官を逃がしてはいけないということを。

指揮官はすでに今日の業務を終え、明日の準備も整っているが、AN-94とP90が帰してくれない。やることがないので執務室の端末で映画を見ていた。主人公は軍人で、アメリカ軍と日本のジエイタイという軍が合同演習をしているさなか、エイリアンが襲来。ジエイタイの船は破壊され、米軍の船に救助され、ジエイタイの乗組員と米軍が協力して宇宙人と戦う。奮戦するも船はボロボロになり敗走することになる。当てがない一同に暗い雰囲気が漂うも主人公はミズーリで戦うことを思いつく。一行は記念館であったミズーリに乗り込み、かつてミズーリの乗組員であった老人たちの助けを借りながら宇宙人を撃破するストーリーだ。戦艦がドリフトをするシーンが人気らしい。

その映画も見終わったのだが、まだAK-12は来ない。

 

指揮官は帰ることにした。単純に待っているのが面倒になっただけではなく、なにか嫌な予感がしてきたのだ。

指揮官がドアノブに手をかけた瞬間、外から勢いよくドアが開けられた。指揮官はドアに鼻を打ちつけ地面に倒れる。

「あら指揮官、床で寝るなんて行儀が悪いわよ」

ドアを開いて登場したのはなぜかスーツ姿のAK-12。指揮官は鼻をおさえながら立ち上がる。そして余りにも遅いことに文句を言うがAK-12は聞き流した。

「この事件の全容が掴めたわ」

AK-12がそう宣言する。指揮官もそこまでは予想していなかったらしく目を見開く。

一同の反応を確かめ、AK-12は調査の結果を発表する。まるで推理を披露する探偵みたいに。

「結論から言うとね。この基地に例のP90は来てるわ」

AK-12の言葉に指揮官と人形二体は驚く。指揮官は部隊を向かわせるから早く言えと続きを促す。

AK-12は指揮官に「落ち着きたまえワトソン君」とスルーし説明に入る。

 

事件が起こっているのは間違いない。それぞれの基地の指揮官と人形は確かに死亡していて、殺人事件として捜査されている。そしてグリフィン本社にも報告が行っている。

ただし捜査は各々の基地で行われていて各基地は連携していない。

各基地に他の基地でも事件が起こっていることを知っているか聞いたが、どの基地も他の基地でも同様の事がおこっていることは把握していなかった。

「これだけなら十分あり得るわ」

さらに彼女は続ける。グリフィン本社の記録を調べたが、S13地区になにかを命じた記録がない。これはどういうことなのだろうか。ヘリアンにも確認したが、この基地に連絡した事実はないそうだ。指揮官の様子に変化はない。もう少し揺さぶりをかける必要がありそうだ。

AK-12は続けて監視カメラに映った指揮官の映像についての話を始める。

「基地のカメラに指揮官が地下から上がってきた映像があったのよ。けれど、降りて行った映像はなかった。これって何かおかしくないかしら」

そう言い、AK-12は指揮官に近寄る。そして指揮官の顎を指で軽く持ち上げる。AK-12と指揮官の目が合う。そう、目が合った。

 

「あなたは誰なのかしらね」

 

指揮官は答えようとするも焦りからうまく答えられない。自分が本物の指揮官でないことはバレている。だが、どうやって成り代わっているかはバレていない。考えろ・・・・・・考えろ・・・・・・。

指揮官は少しずつ後ろに下がる。AN-94とP90はそれとなく銃のセレクターを解除する。

壁にぶつかった指揮官は三体を見る。AK-12の眼は見開いていて、AN-94とP90も銃のグリップに右手が添えられている。

 

AN-94とP90が銃を構えようとした時、指揮官に変化が起きた。

肉体が瞬く間に変化し、グリフィンの制服を着たP90になったのである。P90の腕には人の物と思われる肉片がこびりついている。

AN-94とP90は即座に銃を構える。

 

グリフィンの制服を着たP90は両手をあげる。

「ありゃりゃー、指揮官死んじゃったかー。まあ血管傷つけたっぽいし仕方ないかー」

AK-12もこれには予想外だ。AN-94にP90を拘束させ、どうやって指揮官に成り代わったのか答えるよう迫る。

するとP90はあっさりと答えた。

元々別のPMCに所属していたが、任務で廃棄された研究所の調査をしたときにこの黒曜石のナイフを入手。ナイフの横には説明書もおいてあり、その説明書には人の肉片を切り取りそれを身に着けるとその人物に成り代われると書いてあった。最初は信じず、ただの工芸品として自分の懐に入れていた。

ある時、誤射で指揮官に重傷を負わせてしまった。指揮官はその時点でまだ生存していて、すぐに救命処置を施せば助かった。だけど彼女は救命措置を施さず、手に入れたナイフを試してしまう。指揮官の肉を切り取り指揮官に成り代わったP90はそのまま逃走。指揮官が死亡したことで自由の身になり、そこからは今までできなかったコスプレに挑戦したり、活動資金がなくなれば人間を拉致し肉をはぎ取り、その人物に成り代わって資産を全て引き出し、殺害する。そんな生活をしていたある日、ある依頼を受けた。内容は成り代わる人間をグリフィンの指揮官にしてくれ。提示される報酬に二つ返事で承諾した彼女は潜入し殺害を繰り返していたが今ここで捕まった。

AK-12が依頼主の名前を答えるように迫るがP90は答えない。

「そりゃあ、依頼主の名前を答えるわけないでしょ」

自分と同じ姿をした人形の凶行に堪えきれなくなったのだろう。こちら側のP90がこのP90の脚に発砲する。

脚を撃ち抜かれたP90は痛覚をカットしているのか声を出さず、こちら側のP90に馬鹿にしたような笑みを浮かべる。

こちら側のP90はさらに激高してセレクターをフルオートにするが発砲する直前でAN-94が取り押さえる。

AK-12はこちら側のP90が落とした武器を取り脚から血を流しているP90に突きつける。

「早く答えなさい。じゃなきゃバックアップのない状態で自分の名を冠した武器で死ぬことになるわよ」

それでもP90は答えない。答えないというよりそもそも・・・・・・。

「答えるわけないじゃん。そもそも・・・・・・」

なにかを言おうとしたP90だが、突然呻きだし倒れる。そのまま白目を向きP90は動かなくなった。なんらかの要因でマインドマップが崩壊したのだろう。

 

AK-12、AN-94、P90はそれぞれの銃で黒曜石のナイフを撃って粉々に砕いた。

そしてハッキングされた軍用人形を呼び出し、このP90のボディを死体袋に詰め、ナイフの破片をポリ袋に詰めさせた。そして山に行き自爆するように指示を出した。

 

 

さらにこちらのP90のマインドマップにハッキングを行い、自室に戻り睡眠をとることと目覚めたら今回の出来事をすべてを忘れるよう設定した。

 

 


 

 

・・・翌日

 

 

グリフィンの宿舎からP90の叫び声が響き渡る。

 

「あたしの部屋が—、WA2000のコスプレ衣装が—」

 

 

その叫び声を聞きつけたとあるライフル人形がP90の部屋に怒鳴り込み、廃棄したはずの自分の服を発見し激怒。キレたライフル人形はP90の衣類をすべて引き裂き、P90はしばらく極貧生活を送ることとなった。

 

 

 

 

 

 

34.AK-12の眼は直死の魔眼ではありません。銃で撃って物を壊しても眼の効果じゃなく銃弾の威力です。

34-1.AK-12に従順なAN-94を騙してはいけません。

 




P90(グリフィン):WA2000の報復の後貧乏だった。頑張ってお金を貯めたがAK-12に部屋を荒らされWA2000にまた見つかり報復されまた貧乏になった。
P90(犯人):コスプレが好き。コスプレして他の人形のフリをして遊んだ経験もあるので演技力はある。SCP-034を得てからは割と好き放題してた。他人に成り代わり奪った金は衣装代に消えてる。


AK-12:AN-94をからかって遊んでいた。P90から探偵ポジションを奪ったが顔がいいので探偵の真似事もできた。
AN-94:からかってくるAK-12も素敵だ。

指揮官:死亡。死体は探されてすらいない。





下記が今回出したSCP-オブジェクト

SCP-034『黒曜石儀式ナイフ』
http://scp-jp.wikidot.com/scp-034

どんなものかというと黒曜石のナイフ。はぎ取った肉片をくっつけるとその人に成り代われる。コスプレには便利。



作者ツイッターID:@Luna_Ichinose

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