三周年生放送に自分が送った小隊が紹介されて顎が外れるほどびっくりしました。
そこで幸運を使い果たしたのか、妖精ピックアップでは空挺妖精は来ませんでした。
今回のメインはPPKです。IWSシステムで活躍してくれるあの子です。
PPKの不名誉を隠すため、我らがメインヒロインAK-12がとった作戦とは!?
作者による分かりやすい内容説明:ほのぼの
・・・グリフィンS13支部の秘密部屋
少女たちが絡み合っている。秘所をこすり合わせ、喘ぎ声を上げている。部屋は女たちの汗と愛液の混じり合った臭いがして、それが女たちの性欲を刺激する。
「ああん、いいわ、そこよ。ソコ、すごくいいわ、あぁっ」
金髪の少女は絶頂を迎え、目の前が真っ白になり、意識が途切れる。少女を絶頂させた銀髪の女はそばに置いてあったピーチジュースを飲み干し、次の相手を探しに向かった。
ここはグリフィンS13地区。特徴がないのが特徴の地区である。当然のことながら基地も特徴がない。三周年を迎えているというのにゲームと変わらない標準的な基地だ。
そんな基地の執務室から今回の物語は始まる。
夏真っ盛りで西日が差し、外は大変なことになっているがこの部屋はクーラーが効いて快適だ。指揮官と副官のAK-12とともに仕事を進めていた。現在は人形の暴走により消失したS30支部に残された品物をどうするか各支部で話し合いが進んでいる。この基地は電子機器を引き取ることになった。気化爆弾など引き受けたら基地の中で使う人形が出かねない。
この基地の人形は平気かもしれないが、指揮官は確実に死んでしまう。電子機器ならば、危険なことにはならないだろう。ジャンク品であっても人形達の誰かが欲しがるはずだ。
本社に機械部品の引き取りを希望する旨をメールで本社に伝えた。
本日中にやらなければいけないこともだいぶ終わったので一息入れるかと思ったら、ドアをノックがノックされた。指揮官が入室許可を出すと一人の人形が入ってきた。
「指揮官、報告書を持ってきたわ。あたくしが直筆の報告書、きちんとみてくださるわよね」
報告書を受け取り、中身を見る。後方支援で得た物資の一覧だ。どれも大成功で、物資がいつもより多めに入ってきている。これならば装備製造に回りしてもいいだろう。
「ありがとう、PPK。これで人形達の装備に回せるよ。そして君たち人形が飲む紅茶も融通しよう」
PPKはその言葉に笑みを浮かべる。指揮官から下がっていいと言われ、PPKは立ち去ろうとするが、部屋を出る直前に気になることを言った。
「AK-12、昨日のパーティー良かったわ。こんどはいつ開催するのかしら」
パーティーとはなんのことだろうか。ここ最近、パーティーが開かれたことはない。念のため端末で調べてみても開催された記録など存在しない。
AK-12の表情はいつもと変わらない。指揮官はPPKにどういうことか聞くとPPKはあっさりと答えた。
「あら、指揮官は知らなかったのかしら。AK-12が主催した戦術人形限定乱交パーティー。人形達が一心不乱に重なり合うの。女同士の終わらない快楽の宴、すごい気持ちいいのよ。気持よすぎて死んじゃうかと思ったわ~」
PPKは陶酔した顔で語る。そのまま五分ほど語り続け、PPKは部屋を出て行った。
・・・・・・指揮官はAK-12を見つめる。
五分ほど見つめていると、AK-12が根負けしたなどということはなく、単にめんどくさくなったのだろう、説明を始めた。
AK-12はAN-94をひざ枕し、頭を撫でていた。
何人かの人形が談話室で端末を見ながら陰謀論について語り合っている。少しすると端末を見ていた人形達が突然笑いだした。最初は無視していたが、だんだんうるさく感じてきたので、注意しようと彼女たちの方を見た。彼女たちは床をのたうち回りながら笑っている。そういうことをしそうな人形もいるが、PPKはそういうタイプではない。
嫌な予感がしたからメープルシロップを一気飲みしていたTAC-50の楓月をハッキングして端末を確認した。端末には古いイラストが表示されていてその上に文字が書いてある。
直接目視確認したわけではないから自身は今のところ何も感じない。そう思ったら横でTAC-50が笑いだし始めた。楓月とリンクされているから直接見たことになるのだろうか。PPK達を確認すると、既に活動を停止していた。人形が笑いすぎて窒息死?
ウイルスを疑ったAK-12はサイトのサーバーをハッキングし、掲示板そのものを削除した。
活動を停止した人形達は修復施設に送り、快速修復契約を使い即時修復。再起動する前に記憶を一部書き換え、乱交パーティーを行ったことにした。
「・・・・・・というわけなのよ。指揮官、私の活躍を褒めたたえていいのよ」
AK-12はドヤ顔で言う。指揮官としては使った覚えのない資源や快速修復契約の謎が分かったとともに、見たら笑い死にする画像に関して本部に報告しなければいけないという仕事ができた。どう書けばいいのだろうか、指揮官は頭を抱えた。
指揮官は頭を抱えたままAK-12にどうすべきか聞いてみたが返事はない。AK-12が使っているデスクを見たが、彼女の姿がない。時刻を確認すると夕食にちょうどいい時間帯になっている。おそらく彼女は食堂に行ったのだろう。指揮官の自分に一言も言わずに。
「自分も飯食うか」
指揮官は備え付けの冷蔵庫から合成サンドウィッチと代用コーヒーを取り出した。
余り味のよくないサンドウィッチをこれまた余り味のよくない代用コーヒーで流し込む。
食べながら、グリフィン人間専用掲示板を流し読みする。
T16支部の指揮官が部下の人形達と一緒にバーベキューをしている写真を投稿していた。自身はそんなこと一度もやったことがない。その次はS29支部の指揮官がスコーピオンのコスプレをしながらスコーピオンと一緒に写真を撮っている。四十過ぎの大男のコスプレは夢に出てきそうだ。
そのまま流し読みしていると、写真ではなくイラストが投稿されていた。古いペイントソフトで描かれたと思われるイラストで、見ていて笑いたくなってきた。
そのイラストがAK-12の言っていた物と同じと気づいた指揮官だが、もう遅く、笑いたい衝動を抑えられない。
「アハハハッ」
息ができなくなっても指揮官は笑い続け、翌朝冷たくなった姿で発見されることとなる。
死んでいる指揮官の顔は笑顔だった。
・・・AK-12の部屋
ベッドでAK-12とAN-94が横になっている。二人は全裸で汗まみれになっており、AN-94の首筋には噛み跡がついている。
AK-12はAN-94の髪を撫でながら今日あった出来事を話した。
「戦術人形乱交パーティーね。本当に主催してみようかしら」
AK-12のその言葉にAN-94は頭を振って否定する。愛しいAK-12が他の人形と肌を重ねるのなんてありえない。もしかして自分がAK-12を満足させることができていないのだろうか。
泣きそうな目でAK-12を見つめるAN-94。
「冗談よ、あなた以外とそういう関係になるつもりはないわ」
そう言ってAN-94を抱きしめ額にキスをし、抱きしめたまま眠りについた。
40.戦術人形乱交パーティーが行われた事は決してありません。そのようなイベントを覚えていると主張する人形はAK-12に記憶を書き換えられた可能性があります。I.O.P社でメンテナンスをしてもらいます。
40-1.実際に行ってもいけません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回モチーフにしたSCP
SCP-3078 - 認識災害クソ投稿
http://scp-jp.wikidot.com/scp-3078
今回のキャラ&用語紹介
PPK:笑い死にしたが、本人の名誉のため乱交パーティーの記憶に書き換えられた
TAC-50:ドローンを無断で使われただけじゃなく笑い時にしたうえ、台詞もない。一番割を食った
AK-12:美しき女性主人公。彼女のとっさの機転で大惨事は防げた
AN-94:ネコ
T16支部指揮官:リア充
S29支部指揮官:オタ充
S30支部:『M1911ちゃんが気化爆弾で花火を作るお話』に出てきた支部。吹っ飛んだ
今回の指揮官:非リア白人男性。デスクワークは得意だがボッチ飯の男。見たらいけない画像を見たため笑いすぎて窒息死
感想とか読了報告ください。歓喜します!!
作者ツイッターID:@Luna_Ichinose