AK-12の禁止リスト 連載版   作:一ノ瀬0512

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重装部隊実施されましたね。次回イベントで必須とのこと。
私も必死に強化したいと思います。


今回は短め。

時系列的にはトリガーハッピーでWA2000の服を漁る回前くらい。


第七話 P90「0.1%P90など予想していなかっただろうというのは事実です。作者の基地にP90は着任していません」

グリフィンS13支部のゴミ置き場。ここを散策する一人の戦術人形の姿があった。

彼女の名はP90。サブマシンガンの戦術人形だ。彼女はゴミを捨てに来たのではなく、ゴミの中から仕えそうな資材を回収しに来た。そんなリサイクル精神あふれる彼女の趣味はコスプレ。他の戦術人形のコスプレをしてその人に化けて遊ぶのだ。彼女の目当ては廃棄されたダミー人形。ダミー人形の服を剥ぎ取り、自分に合うよう仕立て直すのだ。

「WAのダミー人形発見~。しかも衣類も綺麗。指揮官ももったいないなー。こんな綺麗状態なのに捨てるなんて」

WA2000の服をはぎ取る中、彼女は何かの書類を見つけた。

 

「これなんだろう」

 

 

 

 

 

NO.▮▮    名前  通常建造機械

 

 

収容プロトコル

 

この通常建造機(以下建造機と呼称)は10m×10m程度の部屋に黒いシートをかぶせて保管してください。1週間に一度点検をおこない、いつでも使用できる状態にしてください。

 

 

この建造機との接触は防護服を着用しアイシールドで視界をふさぎ、視覚は防護服前面につけたカメラを頼ってください。肉眼でこの建造機を視認することは禁止されています。

また聴覚に関しても収音マイクによる物で頼ってください。自身の耳で聞いてはいけません。

 

追記 人間ではなく研修を受け、バックアップを済ませた戦術人形を作業に当たらせてください。上記の措置をとった整備士であっても異常性にさらされました。

作業を終えた戦術人形は速やかに終了措置が取られ、バックアップから復元されます。

 

 

説明

 

この建造機は一見普通の戦術人形建造機械です。他の建造機械と変わりはありません。

この機械の異常性はP90の建造に成功していない人間がこの建造機で建造をしようとすると発揮されます。

P90は知っての通り建造成功率0.1%です。実装された当初指揮官たちに衝撃が走りました。ほぼ全ての指揮官は過剰な建造をすることはなく、極一部の運のよい指揮官が建造に成功しました。

この建造機の異常性にあてられた指揮官はこの建造機にサブマシンガン公式レシピを元に資源を投入し、失敗します。通常の建造機であれば、出てきた人形を解体しその日の建造任務を終了すれば良いだけです。ですが、この建造機で建造すると、非合理的な思考に取りつかれ、連続して建造に挑戦し続けます。指揮官にギャンブル依存症やその他疾患の有無は関係ありません。

快速建造で建造するときは短時間でできますが、快速建造がなくなった場合数時間待たなければいけません。指揮官はその間、建造機の前で待ち続けます。この間食事も睡眠もとらず、排泄行動もおこなっていません。

そして基地の備蓄資源を使い果たし今度は基地の予算で資源を購入し建造し続けます。

最初は言葉で説得しそれでも駄目でした。建造を止めさせるべく力づくで取り押さえようとしましたが、力に優れるマシンガンやショットガンの戦術人形の拘束をありえない力ではねのけました。その時の指揮官は人間用の外骨格を装備していたわけでもなく、生身の状態です。

9mm口径の弾丸を使用するサブマシンガンが指揮官の手足を撃ち、動きを止めようとしましたが、指揮官は弾丸をかわし建造を続けました。快速建造が切れているので指揮官はその間ずっと戦術人形の攻撃をかわし続けました。時に建造機に弾丸が当たりそうになると指揮官は身を挺してかばいました。そして指揮官はそのまま建造が終わるのを待ち続け、また建造を再開しました。

サブマシンガンの戦術人形は指揮官を止めるのを断念しました。

 

基地の予算が尽きると今度は資材を投入し、借金を重ね、建造機を回し続け建造し続けます。

この間も他の人形が指揮官を時に銃撃をもって静止にかかりますが、銃撃をかわし、命中したとしても一切動きを止めることなく建造し続けました。

 

指揮官は資源を入手する手段を失い、建造が不可能になると建造機に攻撃を加え損傷を与えた後心臓発作で死亡しました。建造機は損傷を自動で修復しました。

 

S13支部からの報告を受けた16Labが回収しました。

 

 

 

 

 

「これはいったい」

自身の建造にまつわる恐ろしい話を聞いてP90は震える。こんな大変なことあたし一人じゃ抱えられない。みんなに知らせないと。

彼女は書類を懐にしまった時後ろから声がした。

 

「その書類を見てしまったのね。忘れなさい」

 

振り返って相手の姿を確認する間もなく彼女の意識は落ちて行った。

P90はエリート人形である。そんな人形の意識を一瞬で奪えるのは一人しかいない。そう、AK-12だ。彼女はP90の電脳にハッキングして意識を奪った後記憶処理をし、懐に入っていた書類を回収し立ち去って行った。P90は何も覚えていない。

 

「あれ、あたし。そうだ、さっさとWAの服回収しなきゃ」

 

彼女は何の疑問に思うこともなくWA2000ダミー人形の衣類の回収を再開する。シャツのボタンを外していると誰かに話しかけられた。

 

「P90さん、何をしているんですか?こわれた、ダミー?」

声の主はスプリングフィールドだ。P90は振り返りこう答えた。

 

 

「もったいないから服をもらっちゃおうと思って」

 

 

 

第七話 0.1%P90など予想していなかっただろうというのは事実です。作者の基地にP90は着任していません。

 




作者の基地にもP90は着任していません(事実)
作者の基地にもP90は着任していません(事実)

悲しいことなので2回言いました。



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