ジオン水泳部で戦機道、はじめます! 作:逃げるレッド五号 5式
一応、早い時期に受けに行った志望校に受かったので、記念も兼ねて投下します。
面接が4対1の枚数不利だったのでかなり焦ったゾ〜。
あ、話消し飛ばすけども、大掃除してたら無くしてたと思ってた漫画たち___ハカイジュウの6〜20巻、ウルトラマンストーリー0全巻、ULTRAMANの3〜14巻見つかったんだゾ〜。これでストーリー0は買い直した分と合わせて二冊ずつになってしもうた……。
まあ、それはさておき、レンコウMS隊の活躍をどうぞご鑑賞ください! 今回もかなりぶっ飛んだ作戦ですので、お覚悟を。
それでは、どうぞ!
レンコウMS隊は無人街南地区最端部に到着し、都市へとつづく大型鉄橋を渡り終えたところであった。
守「なんとか着いた……」
シゲ『街に続く道はここの橋と北側にあるもう一つの橋のみだ。ここで敵の数を少しでも減らしたいな…』
ナギ『まだついて来てるなぁ、ゲルググA型がいっぱいだぁ』
黒森峰の追撃部隊は橋を渡り終えたレンコウMS隊を向かいのビル群の影から監視している。彼女らはいつでも攻撃が出来るようだが、命令が下ってないのか、今のところは静観してくれるらしい。
ユウ『どうするイッチ?ここで迎え撃つか?』
ダイ『かなり水面から高い橋だから水陸両用機じゃない限り、水中移動でこっちにたどり着くのは川の流れもあって難しいと思う』
守「いや、ゴリ押しでいつか絶対突破されるし、向こうの機体数からしてこっちに潜伏してる奴がいるはず……だから挟撃もしくは合流される前に速攻でさっきから俺らをストーカーしてきてる前衛部隊を叩く!」
ナギ『お?ついに王者への反攻作戦開始ですかね!?』
守「ああ!みんな、準備をお願いします!これより"BREAK OUT !!"大作戦を開始するっ!!この作戦の鍵はまっつぁんだ!!」
マサト『俺か?おう!任せとけ!!』
一方、監視を行なっていた黒森峰追撃部隊は一斉に動き出したレンコウMSを見て、それをまほに報告する。
ゲルググ4『ユーさん、相手が動き出しました』
ユー「オッケーです〜。…マホ隊長!相手は橋を渡りきったよ!」
まほ『了解した。そちらにはレーベとマックスが向かっている。ユーは部隊を率いて南橋へ進攻し、都市部進出のための橋頭堡として制圧しろ』
グラーフ『北から回っても問題はないんじゃないか?』
まほ『いや、北の橋は多数のMSが渡れるような設計で作られてはいない。私のアレックスやグラーフのアクトだけならば例外だが…嫌でもこの橋を渡らなければ河川に挟まれた市内へ入れないんだ。そして水中から行こうものなら相手の水陸両用機群の格好の餌になるだろう』
エリカ『水陸機じゃなければ気にせず渡れるものを…』
まほ『だが、幸いにも南橋はかなりの強度を誇る大型鉄橋だ。相手チームでも我々のチームの全火力でも橋全てを落とすことは出来ない。橋を渡る際には当然敵の抵抗があるだろうが渡りきればこちらが優勢になる』
ユー「了解です!これより前進します!」
マックス『私たちはもう少しで到着する』
レーベ『到着し次第、後方から援護します』
ユーの先行量産型ゲルググを先頭に前衛部隊がシールドを構え前進を始めた。橋の向こう側では道の真ん中でアッガイがクロスシールドを構え陰からドラムマシンガンをいつでも撃てるようにしている。そのさらに後ろにはザクマリンもサブロックガンを構えているのが分かる。ここで前衛部隊の侵攻を防ぐつもりだ。
ゲルググ5『数が少なくないですか?』
ゲルググ1『北側の橋を落としに行ったんじゃない?それかゲリラ戦の準備かな?』
ゲルググ6『減らせる時に減らしましょ!』
ユー「その通りです!各自、射撃しながら前進!!」
タクミ「盾汎用が来る!応射するよ!!」
誠司『向こうのシールドがデカいっすよぉ!!』
濃密な弾幕がアッガイとザクマリンを襲う!クロスシールドの外殻部分が削り取られていき、やや押され気味になっている。黒森峰前衛部隊とマックスとレーベのマリーネがゆっくりと橋の上を歩いていく。
ここで河川沿いのビル屋上に登っていた逸樹のゾゴックが身を乗り出し、ついに作戦開始の号令を上げる。
守「よぉおし!ミュージック掛けろ!!まっつぁん、ナギ、ユウユウ、準備はいいか!!」
マサト『…っと、所定の位置に着いた!始めれるぜ!!』
ナギ『アイサー、キャップ!!』
ユウ『音楽、流しもうしそうろー!』ピッ!
レンコウ各機のスピーカーからハイテンションなイントロが流れ出した!
♪【日本ブレイク工業】ver.レンコウ
ユー「な、なんです!?」
ゲルググ7『敵フラッグ、向かいのビルの屋上にいます!!……ってうるさっ!?』
まほ『…どう来る……? あと数分でそちらに合流する。警戒を厳としておけ!』
エリカ「どんなアホなことするつもり!?』
レーベ『とにかく、進みます…』
ゾゴックや他の水泳部の外部スピーカーから大音量であのぶっ壊れソングが再生される!一般の通信回線にも垂れ流しているようで、敵味方双方の通信が麻痺し、中継しているドローンも曲を拾っていたため、観戦会場もざわついているようだ。
ガノタ1「ん?これなんの曲だ?」
ガノタ2「たしか2ちゃんでも流行ってた…」
観客「これ、ブレイク工業じゃねーかww」
観客「正直草だ」
戦機道ファン1「これ流れるってことは……あっ(察し)」
戦機道ファン2「でも、あの橋壊せるのか?」
ガノタ3「バカやろう!水泳部の中に工業出身のヤツがいるじゃないか!」
ダージリン「!……始まるわね」ワクワク!
ケイ「oh!ノリノリな曲ね♪」
アンチョビ「お、高架下にアッグがいるぞ!手を、いやドリルを振ってる…ってそんなことしてる場合かぁ!」
アッサム「アッグはホバー機体でしたね…だから水面上でも動けると…」
カチューシャ「坊主のナギーシャと笑顔な方の佐々木がいないじゃない!イチーシャだけに頑張らせるつもりなの!?」
ノンナ「橋を落とせるのでしょうか?それとも、全く別の作戦を?」
オレンジペコ「私、ドキドキしてきました!」
エビ「右に同じく!」
英治「以下同文!」
逸樹は不敵に笑って呟く。
守「さあ、はじめよう!」
それを合図に高架下水上にいたアッグが両腕のドリルを掲げると目の前にあるコンクリートの柱に突撃する!同時に外川はレーザートーチを照射し出す!
マサト「いっくぜぇええ!…ブレイク!!」
ナギ『ブレイクゥ!!』
ユウ『強豪校を〜♪』
ガガガガガガガッ!!
橋の中間まで来ていた黒森峰前衛部隊は音楽を流されていたため、反応することが一瞬遅れたものの、事態の把握はさすが強豪校と言うべきか、その行動は素早かった。
ユー「!?、振動してる……下に敵!!」
ゲルググ3『あれは工事現場にいるやつ!!』
ゲルググ1『バカね!例え柱を破壊し尽くしても補助の鉄柱も切って、重要箇所を破壊しないと意味がないわ!それが出来るかしら!』
ゲルググ6『私は下のドリルに牽制を……ああ!!柱に潜ったぁ!!』
レーベ『到着した………対岸のビル陰から支援機2。来る!』
マックス『渡りきりなさい!向こうのアッガイたちが引いていってるわ!!』
ユー「りょ、了解です!」
マックス、レーベのマリーネが橋のたもとに着くと、先行しているユーたちをビームライフルで援護し、顔を出してこちらを狙っている敵支援機のゾックとジュアッグを妨害しながら前進するユーたちの後をついて行く。
シゲ『(試合の)敗退〜♪』
ダイ『(黒森峰の)敗退〜♪』
守『(それに)一役買いたい〜♪』
マサト「うおおおお!!削って掘ってぶっ壊せぇえええ!!!」
ガガガガガガッ!
逸樹たちが歌いながらも橋上の部隊を釘付けにしている間、外川は片っ端からコンクリートの柱をドリルで掘り続け、大穴を空けていく。殆どの柱の中心が抉り取られ、橋を支えているのは柱の側面、補助の鉄柱のみである。だが、やはりこの鉄橋は頑丈なようで"まだ"橋は崩れそうにない。
エリカ「前方敵機体多数!!」
まほ『先行しているユーたちを援護しつつ我々も橋を渡る。ゾックの粒子砲とジュアッグのロケットに気を付けろ。シールドを使え!』
小梅『またジュアッグが出てきた!…牽制射!!』
ババババババッ! ズドドドドドドッ!!
そこにまほ率いる黒森峰本隊も到着。下にいるアッグが何かしらよからぬことをしていることを把握していたため、まほは本隊も前進させ橋を渡りきるつもりだ。
守「アレックスと愉快な強機体たちが来た!!…うおっ!!ガトリングってこんなに射程があるのか!?バトオペの感覚で立ってたら蜂の巣だな!!」
ナギ『ねえ、俺たちの出番まだ〜?』
ユウ『暇すぎてウルトラマンナイス観てたわ』
守「だあれぇ!!(黙れ!!) もうすぐだから!我慢してくれ!!ひゃー!ザク改とエリ姉もかなり怖い!」
逸樹はまほのアレックスの腕部ガトリングの弾丸が飛んできたので一時的にビルから降りて姿を隠す。しかしその間にも作戦は続いている。今度はジュアッグとゾックが射撃位置を移動して砲撃を開始!そして支援機の仕事を邪魔されないように、ザクマリンやアッガイ、アッグガイが固まっている黒森峰部隊に集中射撃を行う!
ゲルググ4『支援機が!!くっ、身動きが取れない!!』
ユー「怯まないで!シールドが防いでくれるから!」
ゲルググ2『学校祭でもないのに歌うなぁ!!』
レーベ『次は本隊か、私たちを狙ってくるか…?』
守「コブラさん、山椒さん、やっちゃって!!」
ダイ『ガッテン承知!!』
シゲ『へっくしぇん!!』
ゾックとジュアッグ、それぞれビームと実弾を発射した……が、MSには一発も当たらない。それを見て黒森峰のパイロットたちは少し安堵する。
ゲルググ4『な、なによ!外してるじゃない!!』
ゲルググ2『アハハハッ!ヘタクソね!』
ゲルググ5『そんなの、効かないわ!』
アクト2『…違う!狙いは私たちじゃない!』
マックス『大丈夫。橋自体は保つわ。アッグでも倒壊するのに必要な鉄骨は切れない!』
アクトのパイロットの考えは正しかった。橋自体は"まだ"保つ。しかし彼らが狙っていたのは橋側面にあった橋を支える留め具やワイヤーだった。そして高架下水上のアッグは改造ショルダーカッター《カタギリくん》を起動させると、ロボットアームが表出させ、カッターと連結。振り回しながらスラスター全開で水面を疾走する!イメージ的にはバイキンマンUFOのアレ。
マサト「ただのチェンソーじゃない! "カタギリ"はスーパーチタニウムコーティングだ!少し太いだけの鉄骨なんかスパスパいくぜ!!!」
アッグはコンクリートの残りをドリルで、鉄骨支柱をカッターで切り飛ばす!
シゲ『(鉄橋の)耐久年数減らしてく〜♪』
ダイ『(わしらのせいで)コンクリートが朽ちてゆく〜♪』
タクミ「いまだ!二人とも!!」
そしてギリギリまで橋の両側の水中にそれぞれ待機していたズゴックとハイゴッグが顔を出した。これに驚いたのは黒森峰である。鉄骨がまさか簡単に切られ、最後の仕上げとばかりに敵がさらに現れたのだから。
レーベ『!!、伏兵!』
エリカ『これは…先行部隊の逃げ場が無い…!』
まほ『鉄骨が切断された…あとは橋の下にある連結帯……ユー、今すぐ橋を渡りきれ!!橋が崩れる!!我々も後退するぞ!!』
これは今まで使われてこなかった機体の情報の不足、戦機道では未だ無敗であった黒森峰の僅かながら残っていた慢心もあっただろう。しかし運命は非情である。気づいたころにはもう遅い。当然、相手が退避行動を取る時間など、駒凪と優は与えなかった。
ユウ『喰らえや!ロケット、発射!』
ナギ『ヘッドミサイルは全部くれてやる!!』
『『崩れろ!!』』
二機が放ったミサイル、ロケットは寸分違わず橋裏の連結器具に命中、爆散する。
ギギギギギギッ!
ゲルググ4『か、傾いてきてない!?』
ゲルググ1『あのカッターどうやったらあんな硬いものまで切れるのよおおお!!』
……アッグの"カタギリ"誕生、それは決勝戦数日前に遡る…
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連合高校戦機道部 部室
守「お、お前らぁ…練習しろよぉおおおお!!」
大会の決勝、黒森峰戦まで残り僅かだと言うのに二年生メンバーのほとんどが部室でゴロゴロとしていたのだ。当然そんなもんを見た逸樹は眼鏡を外してマジ顔で怒ったわけで…
ナギ「煎餅食べたらやりますやります!」
タクミ「ゲルググとかどうあがいても性能で負けるんだから、気持ちで負けないようにここで英気を養っているのさ〜」
守「ぐぅうう!」
ナギ「まあ、そんなに怒んないでよイッチ〜」
守「怒るわホモ坊主が!だから彼女できねーんだよぉ!」
ナギ「なんだと陰キャ眼鏡エエ!!お前は将来ガンプラショップで冴えない店員でもやってろぉい!!」
いつも仲の良い親友である二人は現在絶賛熱い火花を飛ばしている。………馬鹿じゃねぇの(嘲笑)
ユウ「目糞鼻糞ってそれ一。……まっつぁん、アニカビ観ようぜ」
マサト「おういいぜぇ!」
なぜ星のカービィを見直そうと思い立ったのか、ユウは部室にあるゲーミングモニターを使い、口喧嘩をしているレンコウ戦機道部のトップ二人を放置して、再生機を起動。アニメ本編が始まった。
モブ『ああっ!ウィスピーウッズが!!」
大樹『うわああっ!』
大木『んああーーっ!!』
屁以下『へえっへっへっ!環境破壊は気持ちいいZOY!』
モニター画面では、激安の殿堂がチェンソーで意思を持った大木たちを次々と切り倒しているシーンが映っている。大木たちの中には時折ウルトラマンティガのような断末魔を上げる者もおり、切られる瞬間の顔が例の先輩にしか見えず、本来笑ってはいけないシーンであるのにメンバーたちは草を抑えられず笑って観ている。
ユウ「フフッww!モブのウィスピーたちの顔がパンプキン先輩にしか見えねえww」
マサト「……………」
タクミ「毎回風刺アニメとか良く放送できたよねぇ…すごいや。…まっつぁん?どうしたの?」
マサト「………ドリルもだけどさぁ…カッターも浪漫あるよなぁ………アッグのショルダーカッターって振り回せるように出来ないかなぁ…」
ユウ「それって、アレだろ?バイキンマンのUFOのアームみたいなやつ?」
マサト「そうそれ!それさえ有れば攻撃範囲も手段も大きく変えられるからな!」
タクミ「でも、できるかなぁ……?」
シゲ「ん?できるぞそれくらいなら」ヒョコッ
守・ナギ「「どわぁああーーッジ!?!?」」
逸樹と駒凪が言い争っている足元の畳を開け、忍者の如く現れたのは、我らが整備班の一人である司馬だった。足元からいきなり先輩が現れたものだから二人はぶったまげる。
タクミ「し、司馬先輩!?どうして床下に!?」
シゲ「いや…ハリネズミを見つけたんだが、追いかけてたらここまで来てな。そこで外川の呟きが聞こえてきてって感じだ………ハリネズミ、見てないか?」
ユウ「い、いや…ハリネズミって……?見てないですね……」
ナギ「は、ハリネズミって学園艦にもいるんだ…」
守「そこは考える必要ないぞ…」
マサト「司馬先輩!!本当に追加改造してもらえるんですか!?」
司馬「ああ。残った予算の範囲内でなんとかなるぞ。……ハリネズミ探すの手伝ってくれないか?」
マサト「よっしゃあああああ!!」
………とまあ、こんな出来事があった。
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そんなこと、黒森峰のお嬢様方が把握していらっしゃることは勿論なく、必死に崩壊しかけている橋から我先にと渡り切ろうとしている。
ユー「レーベ、マックスも急いで!」
レーベ『うん!分かった!』
マックス『…歌が煩い!!』
ゲルググ4『早く渡りきらないと!』
少し遅れて金属と金属が擦れ合う耳障りな音を上げながら、支えを失った橋はゆっくりと崩壊を始める。後退中のまほたちから見て橋の中間から向こう岸までの部分のみが崩壊し出しているようで自分たちの方までは影響は無いことに気づく。
まほ「くそっ!部隊を分断し向こう側に着いた部隊から着実に撃破ときたか!」
エリカ『あっちはレーベとマックス以外はほぼ通常機体…サンダース対策の防御陣形が裏目に出た……』
彼らの熱唱と熱闘は続く。
守『俺らの優勝阻むヤツらさぁ〜♪』
レンコウ「「「BREAK OUT !!」」」
ドドドォオオン!
レーベ『キャアッ!』
マックス「っ!落ちる!!」
全員の掛け声と同時に轟音を上げて橋が真下の河川に落ち、先行部隊のほとんどは橋を渡りきれていたが、後方にいたレーベとマックスのマリーネは間に合わず倒壊に巻き込まれ、茶色く濁った川の中へ投げ出される。ちなみに橋崩壊の主犯は支柱切断後、そのまま都市側の河川敷の坂に突っ込んで土の中に消えていったため被害は無かった。パイロット曰く、「俺は悪い思いしてないからw」とのこと。
マックス『くぅっ!次は水中でズゴックとハイゴッグか……!!』
レーベ『マックス、ボクがズゴックと戦う!そっちはハイゴッグを!………水陸両用機なんてドイツでも相手にしたことないよ!』
マックス『でも、やるしかない!』
ナギ「優君、タイマンだぜ?」
ユウ『ああ。俺らの十八番だな』
ナギ「敵さんもサーベル抜いたな。水中適性の無い機体で本当にやる気か?」
ユウ『……来る!』
2機のマリーネは背中を預け合い、視界の悪い水中にてビームサーベルを引き抜き、駒凪と優に向けて対峙した。
一方、なんとか橋を渡りきったものの、まほたちの本隊と分断されてしまったユー率いる先行部隊は崩れた橋を背にして、街中に潜んでいるであろうレンコウMSを、陣形を素早く組み待ち構えていた。ちなみにユーたちと共に行動するハズだったマックスとレーベは前述の通り、ルビコン組と熱い水中戦を行なっている。
ゲルググ4『ユーさん!レーベちゃんたちが!!』
ユー「あの二人ならきっと大丈夫です!マホ隊長たちも今なんとかして川を渡ってるらしいので、ここは耐えましょう!!」
黒森峰『『『了解!!』』』
彼女たちが戻ってくるか、本隊が態勢を立て直し、崩れた橋を渡ってくるまで耐えれれば良いのだ。
まほ「私のアレックスは小さな足場でも伝って行けるが…図体の大きいゲルググは難しいか……少しばかり時間がかかる。ユー、耐えていてくれ!」
エリカ『今度はゲルググの足回りの弱さを突かれた…!イラつくわね!!』
小梅『水中にいるレーベさんとマックスさんはどうするんですか!?』
まほ「濁っていて視界ゼロの水中に、通常モビルスーツを援護に向かわせても戦況変わらない…いや、寧ろ悪化するだろう。こちらは水中戦を想定した訓練を殆どしていない。…レーダーも無い有視界戦闘であるが故に、単純に誤射の危険性もある。」
エミ『優先すべきは橋向かいの孤立した先行部隊との合流、ですね』
小梅『……了解しました』
まほ「今は二人の力を信じるしかない」
黒森峰本隊は崩れた橋の部位などを足場にして、なんとか向こう岸へと向かっているが、大型鉄橋であるため、橋半分とは言っても距離は長い。ユーたちとの合流には今しばらく時間が掛かりそうだ。
場面は戻って、レンコウMS隊と黒森峰先行部隊の対峙している、無人都市の玄関口にあたる河川沿いの戦場。
ユー「後ろは川、前方にはゲリラ攻撃を仕掛けてくる水陸両用モビルスーツ……やるしかないです!」
しかし彼らの熱唱はまだまだ続く!
守「黒森ブレイク工業〜♪」
マサト『ハンドドリルでDA DA DA!!』
地上の他のレンコウMS隊がユーたち前衛部隊を釘付けにしている間に地中を掘り進めるアッグは、地上ギリギリを削っていき時折ビルの地上構造をドリルやレーザートーチで破壊しつつ動いていた。度重なる爆発などによる振動により相手には地下にアッグがいることを忘れさせていた。いたとしても大した脅威ではないと思って頭の隅から蹴り飛ばした者もいるに違いない。
だが、ここで思い出してみてほしい。
ゲルググ2「ああもう!!バズーカだと当たらないじゃない!!」
ゲルググ3『あのキノコ頭はどこに行った!?』
ゲルググ1『顔出したと思ったら引っ込んでる!!』
ゲルググ4『こっちから行ってやろうかしら!』
ユー『向こうの作戦に乗せられたらダメです!』
彼ら(レンコウ)は普通じゃないということを。
ダイ『黒森ブレイク工業〜♪』
マサト『俺のドリル♂で大地を揺らせ!!』
歌詞通りにはいかないが、マサトの担当するサビ部分が終わると同時に重支援機枠のゾック、ジュアッグが主武装を使って黒森峰のユーたち先行部隊の周辺に立つ小型ビルやアパートの地上構造に向けて攻撃を行う。
シゲ「爆砕かけるぞ〜」
グルググ3『また意味のない攻撃を!』
ゲルググ5『それだけじゃあビルすら倒せないわよ!!』
ズズズズズッ! ドドドドドォオオオオン!!
グルググ4『うそっ!?ビルが倒れてきてる!?!?』
ユー「これで二度目…謀られました……!」
モッチー『家を壊すぜ〜♪』
タクミ『ビルを壊すぜ〜♪』
誠司『(全体的に)街を壊すぜ東へ西へ〜♪』
マサト『走る〜♪疾るぅう〜♪』
するとどうだろう、あらかじめアッグによって地面と建物を繋ぐ構造部分を破壊された建造物たちがまるで我先に黒森峰のMSたちを押し潰そうとするかの如く倒れ込んでくるではないか。
守「黒森ブレイク工〜業〜〜!!!」
ドッカァアアアアン!!
黒森峰's「「「うわああああああ!?!?」」」
グッシャア……!!
退路を絶たれていた先行部隊は倒れてくるコンクリートの塊を、逃げることも出来ずにただその場で足踏みをしながら自分たちを押しつぶすまで見ていることしかできなかった。
パパパパパシュッ! ……パシュッ!
TDN質量兵器と化したビルやマンション君たち迫真の倒壊によって、格闘・物理攻撃に対して耐性の低いグルググたちは瓦礫の下敷きになると、それぞれのモノアイの光が消えてランドセルから白旗が小気味の良いリズムで次々と白旗を吐き出す。
ユー「まだ、まだです……私はまだ戦えます……!!」
ユーの先行型ゲルググは辛うじて動けるようで、関節部や動力パイプなどから火花を散らしながらも戦おうとビームナギナタを手に取りスラスターを吹かせて目の前にいた、敵フラッグである逸樹のゾゴックを斬り伏せようと向かう。
モッチー「早まるなぁっ!!(トドメ)」
ズバッチィイイイン!!!
ユー『へぶっ!?』
突如としてビル影から変態調教師の剣持が駆るアッグガイ♂がヒートロッド4本全てをゲルググの背後から叩きつけた。痛そう。
攻撃の仕方が仕方であったため、ユーは意識外からの変態による襲撃時の衝撃を受け、変な悲鳴を上げてそのまま気絶してしまった。
ユー『キュー……』
……パシュッ!!
_________
観戦会場
観客1「うおおおおおお!? あれで全滅させるのか!?」
ガノタ「やっぱアッグガイの格闘範囲反則級だなぁ…250コストにはもう絶対いかねえ」
観客2「鉄橋やビルといい、あのアッグすごいぞ…パイロットは本当に初出場なのか?」
戦機道ファン1「俺には分かるよ。あのアッグ使いはドリルのロマンを理解しているね」
観客810「はぇ〜これがホントのがんせきふうじっすね〜」
戦機道ファン2「コンクリートの柱をカッターで切るなんてアイツすげえ変態だぜ?」
オレンジペコ「げ、ゲルググを建物の瓦礫の下敷きにして………全滅させた?」
ダージリン「黒森峰のゲルググ7機を30分も掛けないで…?」
アッザム「この流れは『ヤツら変態か…?』にした方がいいですかね?」
エビ「わあ〜すごいなぁ!流石アッグだ!」
英治「シゲちゃんめ…ドリルとカッター両方に手をつけていたか…」
ケイ「Oh! YES〜!(メタトン)」
アンチョビ「逸樹…そこでカラオケしながら戦うなぁ!しかも替え歌だから余計タチが悪いぞ!」
カチューシャ 「やったわ!イチーシャたちがあの生意気なゲルググどもを一網打尽にしてくれたわ!」
ノンナ「あら……水中戦も決着がつきそうですね」
_________
水中戦も適性機体であったレンコウ側が優勢となっており、ユウとナギは水泳部自慢の水中機動を披露し、相手を翻弄していた。
ナギ『カタログスペックが全てじゃないんだよぉ!! ホラホラステップ!!』
レーベ「な、また外した…! 速射砲でっ!」
ナギ『効かないねぇ……水中だから!!』
最大限に水中環境を利用するズゴックは、水底の土砂を巻き上げてスラスターを吹かして文字通りの有視界戦闘を再現していた。
駒凪は相手がサーベルを抜いたことを確認すると、チタニウム・チェーンを発射。がんじがらめにマリーネを拘束した。
ナギ『捕まえたぜ!食らえ、東北雪祭り直伝!!』
レーベ「な、なに? ……キャアっ!?」
突然マリーネはズゴックがスラスター全開でハンマー投げの要領で振り回し出したので機体の制御が出来なくなる。レーベも操縦桿を握ろうとするが、水中であるにもかかわらず強力なGを受けているため身動きが取れない。そしてズゴックの大技が決まる。
ナギ『 大・雪・山 おろしぃいいいいいいいい!!!』
ズゴックはそのまま上昇していき、水面から飛び出す。そしてレーベのマリーネも水面から引きずられるように現れ、それをズゴックは勢い良く上へ投げ飛ばした。
ナギ『そぉーれ!他界たかーい!!』ブゥン!
レーベ「えっ?えっ? ボク空飛んでるの!?」
マックス『レーベ!なにしてるの!?』
それは陸上のレンコウ部隊もしっかりと見ていた。
守「登り鯉かぁ……(感嘆) 風流だなぁ(呑気)」
モッチー『どっちかって言うと色的にはブラックバスっすね… 不味そうな一本釣りだぁ』
タクミ『本隊来る前にちゃんと動いてよぉ!! アレックス来たらマズイんだって!!』
当然、崩壊した鉄橋を四苦八苦して渡っていた黒森峰本隊も見ているわけで、突然部隊の右側面の水上からマリーネが重力に逆らうかの如く上へ、上へと上がっていくのだから、そりゃもうたまげるわけである。
まほ「あれはレーベのマリーネか!?」
エリカ『え、ちょっ!? はあっ!?』
レイラ『綺麗に打ち上がってるよぉ……』
小梅『西住隊長!二人を助けに行かせてください!!』
まほ「それは出来ない…耐えてくれ」
小梅『私は助けられました…だから今度は…!』
まほ「やめろ小梅!!」
まほが叫び、小梅のザク改が飛び込んで助けに行こうとした時、空に打ち上がっていたレーベのマリーネが水中から放たれた何本もの水色のビームに貫かれ、爆発しながら水中へと沈んでいった。その後水面に白旗が浮いてきた。
マックス『だめ…勝てない……速すぎっ、うわっ!!』
ユウ『心の臓がお留守だな! 俺が直々にカラテを教えてやる、オラァ!!』
ズガァアッ!!
マックス『くぅう…せめて、最後に…!!』
エミ『レーベ、やられました!! あっ!マックスまで!!』
レーベ機白旗のすぐ横に、今度は機体の至る所を滅多刺しにされたマックスのマリーネが浮き上がる。これで事実上、黒森峰女学園の先行部隊は全滅である。
蝶野『黒森峰、ゲルググ・マリーネ戦闘不能!!』
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このスーパープレイには観戦側も驚愕していた。特に各校の隊長勢は。
ダージリン「あの……私たちのことチートチート言ってる方々も負けてない気がするのですが……」
オレンジペコ「これも夢と浪漫の力のお陰ですかね? ダージリン様も大概アレですけども…」
ダージリン「え?」
アッサム「普通背後の気配なんて察知できませんよ?ダージリン?」
ケイ「えぇ……(素)」
アリサ「あれ?もう黒森峰の戦力半分?……頭おかしい……」
アンチョビ「逸樹もだが、駒凪もヤバいな…だがまだ逸見や西住も残ってる……分からんな」
ブリザード6「わあっ!やりましたねノンナ副隊長!!」
ノンナ「………そうですね。(やはりゴッグ乗りと坊主は拉致してこちらの戦力に組み込みましょうか……)」
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小梅「くっ!! 助けれなかった…」
まほ『……全機、渡り切るぞ。水中からの引き摺り込みがあることに留意してあたれ。………チッ、半数を取られたか…まだだ、まだアレックスも、アレも残っている…待っていろ、必ず潰してやる…!!』
東北連合高校は黒森峰グルググ前衛小隊を撃滅。試合のターニングポイントとなる戦闘を制す。そして水中でマリーネとそれぞれタイマンしてきたナギとユウが合流。中央市街地まで後退することを決定した。
ユウ『ナギナイスゥ!落下着水しながら真上のゲルググ撃ち抜くとか、ファニープレイしやがって。俺なんか右前の肩パッド持ってかれたぞ』
ナギ『いやほぼぶっつけ本番だったし、バトオペにねぇだろあんな動き…出来たからドヤれますけどね!空駆けるカニさんってカッコ良くない?』
モッチー『普通だな!』
守「剣持先輩? そのビリビリ女王鞭、逆に相手のこと黄泉に送ってません?」
モッチー『昨日見つけたAAを参考にやってみたゾ。やはり、背後から襲うのは気持ちがいい!!』
ダイ『キモッ!(悪態糞土方)』
シゲ『岩落としからのがんせきふうじの流れは華麗だったな…』
マサト『はっはっはっ!地中でも爆速最強、それがアッグとドリルだ!!』
守「さてさて、これで9対10とかえげつない差の縮み方したので、次は姿の見えない芋敵を潰しに行きます。あとで挟撃とか溜まったもんじゃないんで」
誠司『場所は割れてるんすか?』
守「だってあまりにも離れすぎてると火力統制とか出来ないはず(偏見)だから、多分こっちにはいるはず。どこかに絶対いるよ……てことで我らは魔境無人都市の外縁へと足を進める……ススメ!岡山探検隊って感じでいきます」
ナギ『随分開発された秘境ですね…』
タクミ『開発された秘境ってそれもはや神秘の欠片も塵一つ残ってないんですがそれは…』
シゲ『多分南米都市のスラムか…?』
ダイ『フリージーヤードでヘイト貰ってたけども、こっち(コックピット)にも衝撃が来たぁ…』
作戦の概要説明をしているのか趣旨のまとまっていない雑談をしているのかハッキリしてほしいものである。彼らの通信内容は大会決勝中とは思えないほどフワフワしている。
勝つ気あるの?ほんとぉ?
守「全機、続いてくだせぇ!王者を下民に引きずり下ろそう戦略第二段階やります! お次は"チャリンコライダー"作戦だあ!!」
はい。一昔前に流行った日本ブレイク工業社歌ですゾ。
戦場マップのイメージは壊れてない無人都市ですかね…
崩壊描写と黒森峰の混乱が上手く書けなかったのが自分的には少し悔しいっすね。
四月まではエリカのヒーローは貯めていきます。ジオン水泳部に登場するとあるオリキャラがエリカのヒーローではある重要な立ち位置にあり、先にこちらを進めて投稿者の作品群のオリキャラ引き継ぎをしっかりやりたいと思っているので…よろしくナス!
お ○ ま け
"黒森ブレイク工業校歌"
一番
ブレイク!ブレイク!強豪校の
(黒森峰の)敗退 (決勝)敗退 (それに)一役買いたい
(橋の)耐久年数減らしてく
(俺らのせいで)コンクリートが朽ちてゆく
僕らの優勝阻む奴らさBlake out!!
黒森ブレイク工業 ハンドドリルでダダダッ!
黒森ブレイク工業 俺のドリル♂で大地を揺らせ!
家を壊すぜ ビルを壊すぜ (全体的に)街を壊すぜ東へ西へ
走る疾る〜黒森ブレイク工業
二番
ブレイク!ブレイク!相手のメンタル
ゲルググ ゴキブリ 白い悪魔を
支援機狩りはお手のもの (餅つきの)強力サポート致します
正義のパンチアームをかざせ!Blake out!!
黒森ブレイク工業 フォノンメーザー ダダダッ!
黒森ブレイク工業 アイアンクローよ相手を貫け!
機体壊すぜ 心壊すぜ プライド潰すぜ東へ西へ
煽る煽る〜黒森ブレイク工業
これを本家流して歌ってみよう!ただそれだけです、ハイ。
では、また次回!!