ジオン水泳部で戦機道、はじめます!   作:逃げるレッド五号 5式

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お久しぶりナス! やっとリボンの武者ァ…を15巻まで揃えた投稿者の逃げるレッドです。
Twitterでも呟きましたが、リボンの武者ァ…内のパロ部分がかなり面白くてページをめくる度にニヤついてます。劇パトの食糧買い占め班然り、姫のくそみそベンチ座り然り…一部は狙ってないとは思うけれども細かいとこまで見てるとかなり時間使うゾ〜♪

さて、劇場版への布石としてこの回を投下します。

それでは!どうぞ!


24.嗚呼、栄冠はキミに輝く! 〜忍び寄る巨悪〜

亜美『___東北連合高校の勝利っ!!』

 

 

 

 

守「………取ったぞ。日本一……!」

 

 

 

 

 

 

 

レイラ『も、もしかして……』

 

エリカ「……うそ…隊長…」

 

ダイ「うおおおおー!…………あれ?」

 

 

会場の様子もまた、まるで時が止まっているかのような雰囲気であった。

先ほどまで、黒森峰の勝利を信じて疑わず、勝利のガッツポーズをして固まる者。手を組んで祈っていた者、恐る恐る目を開けて状況の把握をする者……例を挙げればキリがない。

しかし、いつまでも静寂が続くことはなかった。各々が今起こった現実を認識しだす。

 

観客2「いま、なんつった…?」

 

ガノタ「東北連合の勝利……?」

 

戦機道ファン1「って言ってたな…?」

 

戦機道ファン2「か、勝った!勝ったんだぞ!! おい、早く理解しろ!!」

 

未知なるおっさん「信じてたぞーーー!!」

 

男子高生「やったったぞ!!!」

 

 

ウオオオオオオオオオオオ!!

 

誰が最初に叫びだしたか…会場は割れんばかりの歓声と拍手でいっぱいとなる。

それは初出場であり初の男子チームであり、さらに他校と比べ圧倒的不利な実情を抱えながらも、決勝まで破竹の勢いで突き進み、そして戦機道絶対王者の黒森峰を倒すというジャイアントキリングを成し遂げた、幾多もの熱闘 激闘 死闘を潜り抜けた東北連合への賞賛が大半である。

 

観客364「いいゾ^〜いいゾ^〜いいゾ^〜いい___(池沼bot)」

 

観客810「Fooooooooooooーーーーっ!!!」

 

観客893「おら、お前ら…よぉく見とけよ…(彼らの勇姿)」

 

観客1「おー激しい(^ω^)(レスリング的感動)」

 

観客53「先に、周りの兄ちゃんたちが、漢涙を、ドバァーーっと出していた。わしも目頭、熱くなってきたぜ。」

 

B兄貴「とんがりコーン is レンコウ OK ?(レ)」

 

ケイ「OK!」

 

ナオミ•アリサ「「OK!」」ズドン!!

 

観客810「えぇ……?」

 

観客2「なんだこのサンダース!? 」

 

アンチョビ「やったぞ、逸樹がやったぞおー!飲め飲めぇえーー!!」

 

カルパッチョ「ドゥーチェ、やってくれましたねー!」

 

ペハロニ「やったっすよー!」

 

観客53「やったぜ。やったったぜ。(共鳴)」

 

カチューシャ「イチーシャ達が勝ったわよ!!」

 

ノンナ「お見事です」

 

ブリザード6「やりました(空母の風格)」

 

オレンジペコ「まさかのどんでん返しでしたね!……試合の後処理はどうなるのでしょうか?」

 

アッサム「これで終わるわけが無いですね。恐らくあのハデスも、今頃使用後に自壊するよう予め設定しておいたプログラムを実行していると思われます」

 

ダージリン「そうしなければルール上で違反にならなくとも違法に入手したシステム…それも軍事用だなんて知られたら法律違反だから…よね?」

 

 

ダージリン「……そちらの話題も重要であることには変わりないわ。調査人員を増やして証拠を集めるとして、今は彼らの勝利をみんなで祝いましょう?」

 

 

さて、大騒ぎしてる観客達を尻目に、特別観戦席にいらっしゃる方々は紛糾していた。

近年の国会でも稀に見ないほどの大荒れの形相を呈していたのだ。

俗に言う、見ている側は面白い光景というやつである。

 

推進派4「な、なっ!ありえないわ!! あんな輩に負けるなんて!!」

 

推進派2「インチキ…あれはきっとインチキか何かを使ったんです!!」

 

推進派6「あんな高校にシステムを買う予算もコネも無いはず!」

 

その騒ぎを制したのはしほである。

 

しほ「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負け無し。……結果は真摯に受け止めなくてはいけません」

 

推進派4「あんな雑魚共に手間取った挙句負けて、その態度はなんなんですか!?」

 

しほ「……あなた方のような大の大人が取り乱しては周りに示しがつかないのでは? そして彼らはどう言われようと今年の夏大会の優勝校です。雑魚と一蹴するのはやめておいた方が良いわ。 それに、問いただしたいこと、説明してもらいたいことが山ほどあるので」

 

落ち着き払っている彼女の態度に腹を立てたのか、それともこの場では不利と判断したからか、推進派のリーダーは聞こえるような舌打ちをした後、席を立って退出していく。

 

推進派1「えぇ。たしかに上に立つ人間が見苦しいところを見せるのはよろしくないわ。 今日のところはこれくらいにして私達は帰りますね先生。…それでは、ごきげんよう」

 

しほ「………」

 

逃げるように去っていく推進派メンバーの女性達。

その後ろ姿を消えるまで無言で睨みつけていたしほも、今まで一言も喋らず空気と化していた児玉会長と、恐らく胃に穴が空いたと思われる辻局長に挨拶をし、推進派についての対応を頼んでから退出したのだった。

 

_________

 

 

時はやや進み数十分後。

東北連合と黒森峰は試合終了の挨拶を、拘束が解かれた審判団の前で行い、鳴り止まない拍手喝采の中で優勝旗を受け取るレンコウメンバーズ。

両校の機体も全て運搬・収容が完了し、残るは試合後の(自主的かつ自首的)交流のみとなった。

 

 

 

 

 

 

 

ナギ「…………」アセダラー…

 

黒森峰's「「「…………」」」イライラ…

 

ナギ「ほ、本当に…誠に……この度は申し訳ございませんでした……出来心だったんです…悪気はありませんが後悔はこれっぽっちもありません…。

……すいません許してください!なんでも、許してください!(駄目元)」ドゲザァアーーー!!

 

黒森峰's「「「………駄目です」」」

 

ナギ「いやぁあああああ!!!!(RI君)」

 

オルラァア! オサエルォオ!!

モウユルサネエカラナア!!

ヤメロオマエ! ハヤラセコラ! ハナセコラ! オネエサンユルシテェ…

オメエハモウコッカラニゲレネエンダヨ!

ポッチャマ……ヤメテヤメテ! タタカナイデヨ!! ライダータスケテ!

 

ブリザード6「あわわわ……」

 

ノンナ「……もはや伝統芸ですね」

 

グラーフ「これはしばらくかかりそうだな…」

 

ダージリン「私も仲間に入れてくださるかしら(英国微笑)」

 

アッサム「恨みたらたらですね…」

 

 

タクミ「キミが突っ込んできた時はかなりビックリしたよ…」

 

小梅「そちらも気迫があって対面した時、かなり緊張しました……」

 

ユウ「リア充の香りがするなぁ…」

 

剣持「アイツら、すげー良い雰囲気だぜぇ?」

 

レーベ「ハイゴッグの人と、アッグガイのヘンタイさん、何やってるの?」

 

マックス「覗き見?」

 

ユウ「いや、ちゃうんすよ!」

 

剣持「そ、そうだよ(便乗)」

 

レーベ・マックス「「……」」ジトー…

 

 

ビス子「へぇ、暴走アッグを操ってたあなた、初参加だったのね…」

 

マサト「へへっ!そっちの機体が硬すぎたこと以外は楽しかったぜ! ホントにあれモビルスーツか?」

 

ビス子「ふふん!国際規格の装甲と装備相手に余裕で勝てるとは思わないことね!」

 

マサト「……すまんが…その、ひっくり返されて蜂の巣にされたことは黙っといた方がいいか?」

 

ビス子「………お願いします…」

 

 

ナオミ「ほら約束のサインだ。優勝おめでとう」

 

誠司「よっしゃあああああ!!!」

 

 

エビ・英治「やったったー!優勝旗持って凱旋パーティ開くぞー!!」

 

アンチョビ「よぉし!今日は宴だあ!みんなで騒ぐぞーー!!」

 

アンツィオ応援団「「「おおおーーーっ!!!」」」

 

ケイ「お祭りならサンダースも大得意よ!」

 

アリサ「隊長…その経費はまた私持ちですか…?」

 

ダイ「飯だ飯だ!!早くやろうぜ!日が暮れちまうよ!」

 

レイラ「そうだ、ゾックの兄さんの言う通りだ!」

 

カチューシャ「浮かれすぎよ!」

 

シゲ「浮かれる時もあった方がいいだろう?」

 

カチューシャ「意味わかんない!」

 

シゲ「ははは……」

 

 

 

 

 

 

 

エリカ「アンタたちが勝つなんてね…まあ、おめでとう」

 

守「あははは、どうも…」

 

まほ「まさかゾゴックのシステムはダミーだったとは…しかも、なんて言う名前だっただろうか?」

 

守「えっと…"ハッタリ(H)アンポンタン(A)スットコドッコイ(S)システム(S)"です…」

 

エリカ「はあ……ネーミングセンスが壊滅的ね…しかもその舐め腐った名前は何よ!」

 

守「文字通りハッタリかますための仕掛けだよ。紙吹雪とかLEDとかも全部付けたの俺だからね!? ……まあ、プラウダ、サンダース、黒森峰…強豪校なら生徒個人の趣味でなくとも、ある程度対策のために原作の機体や作品の設定を調べてると思ったんで。だからいざって時にシステムを発動して、あの時みたく隙を作ったところで叩く…という運用を考えたんですよ。まあ使い道はサシの時ぐらいですけど…今回は偶然活きた感じなので…」

 

まほ「"ガンダム"を良く知ってるキミ達にはまだまだ追いつけそうもないよ。実力も知識も」

 

守「いやいや…絶対まほさん達の方がありますから!」

 

まほ「偽りのシステムを使っていたと言うことは、あの反応と動きは素の実力だということだろう? 私はシステムの力を借りてキミと互角だった。実力では明らかにキミが上手だよ。胸を張ってくれ」

 

守「いやいや、こすい手やど外道戦法使って勝ったようなもんですし…」

 

まほ「……だが、そういった搦め手に弱いということが今回の試合を通してわかったことは大きな収穫だ。恐らくこれは戦車道でも言えるだろう。人数が多い競技になったら余計弱点が大きくなるはずだからな…。

それでも、今年の戦車道全国大会までに直るとは到底思えない。地盤作りからやらなければ」

 

エリカ「………」

 

守「…でもきっと出来ますよ。そっちには二人と、頼りになる人達が大勢いるはずですから」

 

まほ「キミにそう言ってもらえると出来そうに思えてくる。ありがたいな」

 

守「僕も嬉しいですよ。………あのぉ、まほさん…?」

 

まほ「ん?どうした?」

 

守「試合開始の時に……

 

勝ったら一つ言うことをなんでも聞いてくれるって

 

言ってましたよね?」

 

エリカ「あ、アンタ!?」

 

まほ「……ああ。言ったな」

 

エリカ「隊長!?」

 

まほ「いいんだ。私が承諾していたからな。…さて、何が望みなんだ?」

 

守「………えぇっとぉ…そのですね、お友達になってもらえると、嬉しいなぁ〜って…」

 

逸樹の願いが意外なものだったからか、エリカは肩透かしをくらい、まほは驚いて目を丸くした後、笑いながらそれを受けた。

 

まほ「ぷ、あははは! なんだ、もっと欲望丸出しのものを求めてくるものだと思っていたよ」

 

守「それは心外ですよぉ……」

 

エリカ「酷いのだったらアンタのことぶってたわよ」

 

まほ「フフッ、すまないすまない。お安い御用さ。 喜んで友人になろう。それなら連絡先も良かったら、どうだ?」

 

守「え!! はい!是非お願いします!!」

 

なんとか自分の願いが叶うと、逸樹は喜びに浸ろうとしていた時、最後にまほが逸樹にリベンジを誓う。

 

まほ「また、戦機道で戦う機会があったら、よろしく頼む。次は負けない。」

 

守「!!……わかりました。こっちも全力でやらないといけませんね!! 新王者の防衛を完遂してやりますよ!!」

 

エリカ「ふん!首を洗って待ってなさいよ、マモル!」

 

守「へいへい、わーってますよぉ。いつからエリ姉はそんなツンツン娘になったんだか…」

 

まほ「マモル君、私は…頑張ってみるよ。キミ達の道に近づくにはまだ遠い。けれど今度は仲間を信じてやってみる」

 

守「そうですか…。まほさんなら大丈夫ですよ」

 

まほ「そうか。そう言ってくれるなら…」

 

二人は固い握手を交わした。お互いの目には炎が灯っているように見える。この先も二人はライバルとして切磋琢磨していくに違いない。

 

エリカ「あの後になんて言おうとしたんですか隊長」

 

守「僕も…気になります」

 

まほ「………今は秘密だ」

 

今は東北連合と黒森峰の健闘を讃えよう。

 

この試合は、新しく開かれていく道の、ほんの始まりだ。

 

少年少女の歩みは絶えることなく続いていく。

 

そして、例え邪な思惑を持つ者が立ち塞がったとしても、それを打ち破って突き進むだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナギ「イッチ助けてぇえええええ!!

 

駒凪からの救援要請は唐突なタイミングであった。

 

守「………良い雰囲気をぶち壊しにくんじゃねええええ!!!」

 

逸樹、キレた……!!

 

まほ「!?」ビクッ!

 

当然隣にいたまほはビックリするわけである。

だがそちらのことなど気にしないと言わんばかりに、今度は駒凪を追いかけてきた戦闘モードの黒森峰生徒がわらわらと雪崩れ込んできた。

 

黒森峰's「「「西住隊長、逸樹さん!コイツを引っ捕らえてボコボコにしてもよろしいですか!!」」」

 

駒凪は逸樹の方をウルウルとした瞳で見て訴えかける。

……だがしかし。

 

守「あ、いいっすよ(快諾)」

 

ナギ「そ、そんなぁ…!なあ頼むよイッチィ、親友だルォオ!?」

 

親友から切り離された駒凪は半ベソ状態でなおも助けを求める。だが逸樹は無情にもそれを一蹴する。

 

守「お前、アレは言い過ぎ」

 

ナギ「でも、わしだけじゃなくてユウユウもイッチも言い過ぎだからオッケーかってならないんですか!?」

 

守「無いです。……あぁ、悲しいなぁ…(他人事)」

 

駒凪は最後の希望である、自分が一番イチャモンを付けていたまほとエリカに縋ろうとする。

 

ナギ「に、西住隊長ぉ…そして逸見副隊長ぉ…た、助けて…! アレは本心から言ったわけではないんですぅ!!貶めようとしたわけじゃないんですぅ!!」

 

エリカ「………(憐れみの目)」

 

まほ「………私は一向に構わないぞ、盛大におもてなしされていってくれ。遠慮はしなくていいからな」

 

ナギ「」

 

両隊長からのお墨付きを貰った一同、狂喜乱舞のランラン状態である。

 

黒森峰's「「「やったー!サンドバックーー!!」」」

 

ナギ「ドナドナドナドーナー…ナワデシバラレテー…ドナドナドナドーナー___」ズルズルズル……

 

因果応報…なのだろうか。

精神崩壊した駒凪は縄でぐるぐる♂(レ)巻きにされて、引き摺られて何処かへと運ばれていったのだった。

 

締まらない終わり方かもしれないが、これにて高校戦機道の夏季全国大会の出来事は幕を閉じる。

 

 

_________

 

 

某私有演習場

 

 

 

 

 

 

ズドォオオオン!! ババババババッ!!

 

 

平野「砲兵部隊は山を盾にして後退してください!他の残存機も全て北側に集結!!」

 

掘理井『くそっ!ここも待ち伏せか……!』

 

ひで『ねえ、無理無理!緑色の(フルアーマー)ガンダムとホバーガンダム(マドロック)があんなにいるとかボクのガンキャノンでも勝てないよぉ!!』

 

激しい砲撃にさらされている山間部。その影に隠れて応戦しているのは、最近始動した男子戦機道チームの一つ___『大東京皇進学園』所属のガンタンクⅡ、ジム指揮官機、ガンキャノン量産型、そして損傷が目立つ多数の連邦機である。

 

平野「山村では敵の本隊はいなかった…。本命はどこに…?」

 

平野は皇進学園の戦機道チーム主将であり、参謀としても動けるパイロットだ。

各部隊から情報を収集、そして戦局に合わせてチームを動かし、時には自身の駆るタンクで正確無比な砲撃を加えて敵戦線を瓦解させ突破口を作ることが得意らしい。

だがそんな彼の戦法が現在戦っている相手には全く通じていなかった。

 

平野「秋吉の第三中隊は謎の攻撃で全滅。創生と真面目のシーカーによる後方撹乱もバレていた………」

 

掘理井『良くて日野あたりと通信が出来れば…』

 

平野「突撃班が何機生きているかが肝ですね…」

 

一般隊員1『平野さん!後続のキャノン数機がスナイパー(ガンナー)に食われました!!挟まれた模様です!!』

 

平野「俺の計算がすべて駄目だ。状況は悪化していくばかり…いったい、どうすれば…」

 

どんどん砲声や爆発が近づいている。

頭を抱える平野に、突然雑音混じりの通信が入ってきた。

 

???『_ザザ…聞こえ__か?_____ら、第二___ら野、聞こえるか?』

 

平野「その声は…葛城さんですか!?」

 

相手の雑音やノイズが次第に無くなっていく。どうやら通信環境が回復してきているようだ。

相手は平野に応える。

 

葛城『ああ、俺だ。まだ半数は生きてるが、俺以外の機体は長距離通信がイカれたらしい。部隊内の連携は取れる』

 

平野「こちらに合流は___」

 

葛城は平野が発しようとした言葉を遮るように話す。

 

葛城『無理だな。こっちには日野や俺の突撃組がいるが、茶色い奴ら(ヘビーガンダム)の足止めを食らってる。 そこでだ。コイツらの射線を掻い潜って奥にある調べのついてない平野部に突撃を敢行する』

 

平野「そんな!十分な重砲支援も無しに無茶ですよそれは! データの無いフィールドで戦うのはアンブッシュの可能性を拭いきれないのに!!」

 

葛城『その通りだ。だがな、未だに発見出来てない敵本隊は十中八九そこにいる。そいつらさえ叩ければ、残るはお前達に追撃を掛けてるガンダム共だけだ。………平野、やらせてくれ。もともと射撃戦は不得意だ、どの道やるしかない。任せろ……白兵戦で俺らに敵う奴らはいない』

 

平野「…………分かりました。第二中隊の敵本隊猛襲を許可します!」

 

隊長である平野からの命令を受け、葛城は指揮下のメンバーを鼓舞する。

葛城達は近接戦に特化したストライカー系統の装備で固めたジムで統一された突撃部隊だ。そして部隊長の葛城はその中でも戦場で圧倒的な爆発力を誇るストライカー・カスタムが乗機である。

機体性能に見合った実力を遺憾無く発揮する存在。

 

当然彼が率いる第二中隊の練度も士気も旺盛。彼らも逆境に強い者達である。燃えないわけが無かった。

 

葛城「助かる。よし!これより我々は、"天二号"作戦を発動、敢行する!! 」

 

日野『かしこまり!蓮さん、それじゃいよいよ…__パァン!(手叩き)__フィスト(突撃)っすね?』

 

葛城「おうその通りだ。派手にいくぞお前ら!!相手が女だからって容赦するなよ!! 我が学園の興廃、この一戦にあり!!」

 

ストライカー's『『『おう!!!』』』

 

葛城「YO!!(号令) 突撃ぃいいーーー!!!」

 

日野『切り刻むとしたら、可愛い系ね。いいな?(目標確認)』

 

ワァアアアアーーー!!

 

スラスター全開で敵の射線上に躍り出た葛城のストライカー中隊。

さながら戦国武将のように先陣を切る先頭の葛城をヘビーガンダムの群れが狙うのは当然であった。しかしそれを守るために側面へとジム・ストライカーたちが動き盾となる。

 

ヘビー3『敵中隊、玉砕に出ました。こちらへ真っ直ぐに突撃してきます』

 

ヘビー1「了解。ガトリングによる制圧射撃を続けつつ、予定通り例のポイントまで後退。誘き出しなさい」

 

ヘビー2『まずは先頭のカスタムを潰します』

 

ヘビー1「しかし、相手は反応装甲を有しています。生半可の攻撃では止まりません。後退したら徹底的に、コクピットのカーボンを削るぐらいの火力で潰しなさい」

 

 

日野『見えたぜぇ?散々俺達にちょっかい出してた茶色いウン○コ野郎共がよぉ』

 

葛城「バルカン、マシンガン斉射!牽制だけだ、無視して突入する!!」

 

ストライカー's『『『うおおおおおーー!!』』』

 

ドドドドドド!! ドドドドドド!!

 

無論相手もそう易々と侵入などはさせてはくれない。

葛城のストライカーカスタムを守り被弾した友軍機が一機、また一機と脱落し、爆発する。

 

葛城「本丸にたどり着ければ、あとは掻き乱すだけ……見えた!!」

 

日野『きっと良いカッコ(の案山子でいっぱい)だぜぇ?』

 

遂に敵部隊が集結しているだろう山に囲まれた平野部に到達した葛城中隊。

だがそこに敵の本隊はいなかった。

 

葛城「な!? あの光は…!!」

 

代わりにその場にいたのは、一列に死神メガビを構えたガンダム4号機の一個小隊であった。

 

G4-1「クスクス…バイバーイ♪」

 

 

葛城「くそっ!全員、全速反て__」

 

日野『これ、極太ドジョウレー__』

 

カッ! _ズビィイイイイイーーーッ!!!!

 

密集隊形での突撃を敢行していた葛城中隊は、桃色の閃光の波に呑まれていった。

 

 

 

平野「っ!!…葛城さんとの通信が途絶えた…!何があったんだ……」

 

一般隊員1『平野さん、撤退しましょう!今からなら包囲を_ガッ!?』

 

ズドォオオオン!!!

 

突如平野のガンタンクⅡの横に立っていたジム後期型が爆散した。

 

平野「!?」

 

ひで『後ろの山道からホバーとスナイパーが迫ってるにょ!!応戦しちゃうホイ!!』

 

ひでのガンキャノンと掘理井のジム指揮官機が応戦しようと機体の向きを変えようとした矢先、今度は側面からジムキャノンⅡが多数現れ、マシンガンとビームキャノンを発射。

 

ひで『あああああもうやだああああああ!!!(デスボイス)』

 

掘理井『しまった…もうここまで距離を…』

 

平野「くそ…向こうは人員の質も機体の質も高い…俺達の運命は、勝負は、最初から詰んでいたのか…」

 

不意に不意を重ねられた平野らは退路も塞がれ、山地にて殲滅された。付近に分散し潜伏していた残存機もすべて索敵、撃破されるに至った。

 

 

 

審判『しょ、勝者ッ!戦機道連盟選抜チーム!!』

 

 

そしてレンコウの栄光ある勝利の裏では、着々と黒き影はその悪意ある手を伸ばしつつあった。




ここで簡易的なオリジナル高校チームの有力ネームドメンバーと機体紹介をば…

『大東京皇進学園』
・平野 吾郎:ガンタンクⅡ
・掘理井 通流:ジム指揮官機
・秋吉 空:ジム指揮官機
・葛城 蓮:ストライカーカスタム
・日野 太陽:ジム・ストライカー
・護藤 ヒデノリ:ガンキャノン量産型
・創生 豪:ジム・ナイトシーカーⅡ
・真面目 天童:ジム・ナイトシーカー

…となっております。
その他モブは火力班の量産型ガンタンク、護衛役や数増しのためのジム、そして一部のネームドキャラと同様の機体に乗ってます。
彼らの機体を見れば分かるように、彼ら、相当な金を掛けてます。恐らくは唯一神の末裔の方がいらっしゃるので、きっと財力を奮ってくれたのでしょう…。
訓練された兄貴姉貴ならご存知だと思われますが、そうなんです…ネームドの彼らは例の界隈から召喚したメンツです。

次回から男子校のやられ回が一〜二話続きます。その後劇場版に移る感じです。

それでは!次回もお楽しみに!
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