ジオン水泳部で戦機道、はじめます!   作:逃げるレッド五号 5式

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お久しぶりナス!

どうも、超動フィギュアのティガが欲しい投稿者の逃げるレッドです。
どこにも円盤が無かったので小説版超時空のアドベンチャー買っちゃったゾ。

あ、バトオペの方ではジェガン実装秒読みっすね!ジェガンは連邦でかなり好きな部類なので絶対に当てたいゾ〜。


さてさて、この回の次がいよいよ劇場版本編です。
それでは!どうぞ!


戦機道、対大学選抜編 〜十人十色だ水泳部!!〜
25.蹂躙される幼芽たち 〜潰された未来〜


 

 

 

今の時期は、本格的な夏前。

突如参戦した新生男子チームによって予想外の盛り上がりを魅せた夏季高校戦機道全国大会が終わり、多くの人間にとって本命である夏季高校戦車道全国大会が開幕した時期。ちなみに東北連合高校が財政面でウハウハしつつ、秋季全国大会を目指し他校と積極的に交流しようとしている時期でもあった。

 

そして沢山の人間の目が、少女達の、それも今年の夏季戦機道大会優勝校___東北連合高校を彷彿とさせる怒涛の快進撃を続けている、無名の新参校『大洗女子学園』の戦いにいっている中、それを囮として利用するかの如く暗躍の手は広がっていた。

 

 

 

 

ユニオンスター海洋高校 多目的グラウンド

 

グラウンドの天気は、黒い絵の具をぶちまかしたかのような曇天。そして至る所で爆発が発生し黒煙が上がることでまるで薄暗い空をさらに上塗りするかのようである。

それらはユニオンの戦機道履修生徒達の現在の心情を象徴しているようだ。

現在彼らは突然申し込まれた戦機道連盟選抜チームとの試合を行っていた。

 

ドラゴン『ウェアッ! 不覚ゥ…』

 

ズズゥウウーーン…___パシュッ!

 

ビリー「ドゥラゴォン、あんたぁ…♂ あとで(自分もそっちに)行きまっそ♂(レ)」

 

カーリー『アカン!これじゃワイらが死ぬぅ!こっちが死ぬねん この火力差じゃ!』

 

グラウンド沿岸部に追い込まれ防戦一方な状況に陥っているのは、やはり『ユニオンスター海洋高校』の隊長ビリー・ヘリントンの愛機、水中型ガンダムやアクアジムなどで構成された部隊。元が総合格闘技大会常連の学校でもあったためか、正面切っての戦いは大の得意ではあったものの、頭脳戦はイマイチだった。つまり相手の策に面白いほどハマってしまうのだ。

…そして、潤沢な資金源を持ち連邦機体を運用する彼らは、東北連合の水泳部ゴリ押しドクトリンに少なからず影響を受けており、使用する機体が連邦水泳部によって多数を占めている。

本来ならば有利な水中に引き摺りこんで戦えば良いのだが、彼らは良くも悪くも脳筋だ。追い詰められれば思考は単調になってしまうのが性である。

 

一般兄貴1『(敵の侵攻が)超スピード♂!?』

 

一般兄貴2『(前方の敵機)マラ♂サイ…あーもう無理です……(カズヤ)』

 

オリバ『(こっちの)銃が小さすぎるぜぇ…』

 

いくらレ帝特有のポジティブ思考があるとは言え、彼らも高校生でありそれには限界はある。

ユニオンの士気は最底辺まで下がっていた。

さらに士気の低下に拍車を掛けるのに貢献するは、敵部隊…Z世代の射撃機体___リック・ディアスの大規模増援であった。

 

リック1「中距離戦を意識し、それを維持。近接戦をさせるな」

 

リック3『相手は虫の息です。…私たちはオーバーキルなのでは?』

 

リック2『これくらい徹底的にやらないとつけあがるのよ。マラサイの援護に三機回して』

 

ズドドドドドド!! チューンチューチューン!

 

一般兄貴1『もう終わりだあ!!(レ)』

 

オリバ『オイオイ、まだ騒ぐんじャアねえよ』

 

一般兄貴2『(俺達の学園から)出て行けぇ!(迫真)』

 

一般兄貴3『アニャーン♂!!(レ)』

 

オリバ『ツヨシィ!! ……俺が行くぜえ! 力こそがパワーってこと、教えてやる!!』

 

カーリー『うせやろ!? 無茶やリーオー、無理すんな!!』

 

ここでユニオン最硬最強の筋肉、オリバの駆るザクⅡ F2型がヒート・ホークとシュツルムを持って飛び出す……が、やはり接近戦にならなければ勝負にならないようだ。

 

オリバ『やってみなくちゃ分からねえだろう!? ぬぉおおおおおおおお!!!』

 

バシュゥウン!! ___ドルルルルルルルルッ! ドルルルルルルルルッ!

 

単機で立ち向かう勇ましい一人の男は、クレイ・バズーカで足を止められ、そこにバルカン・ファランクスとビーム・ピストルによる集中射を受けて倒れる。

 

ビリー「ああ……ベスト♂パートナー・オリバ………わおーん(´;ω;`) (嘆き)

辛いっす♂…お前ら、人のものを…!(レ)」

 

カーリー『……もう俺らクビや…(悟り)』

 

 

リック1「残敵の掃討を開始。さっさと終わらせなさい」

 

そしてこのあと、連盟選抜チームはオリバ撃破を足掛かりにし、一気にユニオンの防衛戦をごく短時間で突破。序盤に希少なエースパイロットを多数失っていたユニオンは指揮系統の混乱と士気の低下が重なり、態勢を立て直す前にあっさりと本陣まで攻め込まれ陥落。

結果、戦機道チーム存続を掛けた試合に負け、後日ユニオンスター海洋高校の男子戦機道は創設僅かの期間で解体された。

 

 

_________

 

聖グロリアーナ女学院 戦車・戦機道演習場

 

 

 

 

現在聖グロの演習場は、姉妹校である『精霊オデッサ男子学園』と戦機道連盟選抜チームの対戦場所となっていた。

 

 

ドシュッ………!!

 

真辺「!? 田尻様からいただいたガルバルディがッ……!?」

 

___ズドォオオオン!!!

 

浦賀『隊長ぉ!!……おのれぇ、一騎討ちに水を差すとは、騎士道の精神も無いのか!!恥を知れ!』

 

たった今撃破されたのは、オデッサの戦機道チーム隊長である真辺 卓人のガルバルディαである。

彼は連盟選抜チームの指揮官が乗るガルバルディβに一騎打ちを申し込んだのだが、その最中に背後から無数のネモが乱入……サーベルを突き立てられ撃破されたのだ。

 

β-1『騎士道も何も、これは全力で臨む試合です。そちらが勝手に始めたことでしょう? それにそちらのチームの命運を掛けた戦い……本当にやる気はあったのですか?』

 

浦賀『くっ……!』

 

大木『ああ(真辺隊長が)落ちたねぇ、落ちましたね…(諦観)』

 

卑劣な策を取った連盟選抜チームに対して憤りを感じていたのは、敬愛する隊長を助けられなかったオデッサの一般パイロット達も だった。

 

一般騎士1『真辺様の無念、我らが取ります!! このままでは真辺様が報われません!!』

 

一般騎士2『その通り!同数対決に持ち込めばそれは我らの土俵!!』

 

大木『……いかんですねぇ、このままだと…バラマキ(各個撃破)されそうで怖いっすね なんかね(予想)』

 

しかし、大木が懸念を示している間に他の部隊が独断で動き出してしまう。

 

一般騎士1『もう我慢ならん!ゆくぞ!』

 

一般騎士2『サーベルのさびにしてくれるわあ!!』

 

一般騎士3『覚悟ぉ!!』

 

一般騎士4『我らの力を見せる時っ!』

 

浦賀『ま、待て!総員行くな…!これも奴らの策の一つだ!!』

 

大木『ふぅ………浦賀さん、これもうアイツら止まりませんわ…』

 

諦めが殆どを占めている声色で副隊長の浦賀に大木は話す。それは言ってしまえば負けが確定したという文言と同じであった。

 

浦賀『………こんな終わり方…なのか…』

 

大木『…立て直しは不可です。ここは最後に思い切りやりましょうや…』

 

浦賀『そう、だな……。最後に騎士道の誇りにかけて、華々しく逝こうか。彼らだけに苦い思いはさせない』

 

 

 

 

浦賀『オデッサの騎士達よ!敵に一太刀でも多く刻んでみせよ!!』

 

ビーム・サーベルを抜刀した浦賀のギャンキャノンが先陣を切り猛進を開始。

そのすぐ後ろに追従するは数を減らしたギャン量産型部隊。鬼気迫る勢いで向かう彼ら。

 

オデッサ's『『『うおおおおおおおお!!』』』

 

 

その一方で選抜チーム側は冷ややかであった。

 

β-1「愚かですね………制圧しなさい。男に情けは無用です」

 

ネモ1『応戦開始します。各機続いてください』

 

ネモ2『さっさと終わらせて帰りましょ。退屈です』

 

ネモ3『さんせーい。あーあ、もうちょっと手応えあると思ったんだけどな〜』

 

ネモ4『あれじゃあ タダの的だね』

 

ビキュゥウウン! ビキュゥウウン! ビキュゥウウン!

 

バババババババッ! ビキュゥウウン!

 

 

 

アッサム「さすがにここまでの戦力差は…」

 

ルクリリ「新鋭機ばっかだなんて…」

 

推進派2「今日はグラウンドの使用許可を出してくれてありがとうございますね。

試合……と言っていいかも分からないモノも、もう少しで終わりそうですから、そろそろお暇させていただきます」

 

ダージリン「………っ!」

 

オレンジペコ「ダージリン様……」

 

_________

 

 

迫真BL工業高校 特大型グラウンド

 

 

木村『ぐあっ!? そ、そんな…まだ僕はやれるのに!! そうだろ寒ジム!!』

 

遠野『鈴木先輩、マズイですよ!木村君の機体の動力系と駆動系がイカれたみたいです!!』

 

鈴木『ダメだ!MURはんと田所ッサはこっちには来れない!………っ、こっちも突破されるぞ!!デジムのレールガンを撃ってくれ!』

 

遠野『分かりました!…鈴木先輩、ヅダの対艦ライフル寄越してください!弾がもう尽きかけなんです!』

 

鈴木『ファッ!?(驚愕) お前もかよぉ!?』

 

迫真BL工業高校の戦機道チームは東北連合高校よりも少ない総勢7人であり、整備も実戦もこなす、戦機道新参勢ではありながらも実力は備わっていた集団だった。

彼らも一方的に戦機道連盟の女子武道推進派によって自分達の高校男子戦機道の存続をかけられた試合をしていた。

そして今、機体・パイロットの数と質両方の意味でも虎の子であった木村のジム寒冷地仕様が戦線を事実上離脱したことでさらに不利な状況へと加速していく。

 

 

只野『これ(試合)に勝ったら、俺たちはまだロボット動かせるんですか?』

 

谷岡『おう、そうだよ。だからこんな汚ねえケツしてそうな奴らはぶっ飛ばさねぇといけねぇんだ』

 

只野『(キャリー)オナシャス!(足手まといで)センセンシャル…」

 

谷岡『馬鹿じゃねえの(快活) テメーは俺がバディとして見込んだやつだ。自分の実力を蔑んでばっかだとなぁ、上達もクソもねえんだよ!分かったら俺のデュルゥラハンについて来い。あくしろよ?三浦・田所と合流するぞ』

 

只野『ワン!(了解の意)』

 

既に分断され、各個撃破に持ち込まれかけている状況でも打開策を模索するチームメイトの鑑であろう行動を取る二人。

しかし彼らにも魔の手が迫る。

 

DJ-1『旧世代機なんてスクラップになってしまえばいいのよ!!』

 

DJ-2『タンクは良い的ね!スコアとして貰ってくから!!』

 

DJ-3『…早く白旗をあげろ』

 

追撃に入ってきたのは数機のディジェとバーザムだ。ビーム、散弾に通常弾、あらゆる射撃を加える。

 

只野『アッーー!』

 

谷岡『TDNォ!! くそ…!俺たちじゃ無理なのか…?あの試合を目の前で見てただけの俺たちじゃあ……無理なのか』

 

…無慈悲な攻撃は容赦なくペイルライダー・デュラハンとザク・タンクの柔な装甲を貫いていき、さらにはコクピット周辺を執拗に射撃や格闘によって完膚なきまでに破壊した。

 

 

 

 

田所『痛いですね……これは痛い……』

 

三浦『オルァ!田所、ここは踏ん張りどころだゾ! ちゃんとみんなを信じろぉ〜?』

 

田所『きっとアイツらも頑張ってるって、はっきりわかんだね!』

 

また、本隊として孤軍奮闘しているのは、隊長である三浦と補佐である田所が乗っている、ガッシャとドム・トロピカルテストタイプである。

彼らもまたバーザムやマラサイ、ディジェにガンキャノン・ディテクターによって全包囲され逃げ場も無い状態であったが、それでも仲間たちが救援にやってきてくれると信じてここまで耐えていた。

しかしそんな状況も終わりを迎え出した。

 

ズドォオン!!

 

田所『ヌッ!?』

 

三浦『田所っ!』

 

田所のドムが相手の攻撃を受け、転倒した。

三浦との距離は決して近くはなく、援護に回る前に大量のΖ世代機に彼は囲まれてしまう。

そして近づいてきたガブスレイのフェダーイン・ライフル付属ビーム・サーベルにより討ち取られる。

 

田所『三浦はん…これは、ダメみたいですね…』

 

三浦「お前の分も最後まで……待て、お前ら、田所の機体囲んで何しようとしてんだゾ? ソイツはもう戦闘不能…」

 

ここからさらに三浦はそこで驚くべき光景を目にすることとなる。

 

___ザシュッ!!

 

三浦「!? お前達、なにやってるんだゾ!?白旗が上がった機体に攻撃をするなんて!!」

 

三浦が目にしたのは、こちらのチームの機体に対する壮絶な死体撃ちと死体蹴りであった。

公式試合でも稀にあるのだが、それは撃破判定がギリギリ出るか出ないかの機体にやむを得ずにする場合が殆どであり、基本はタブーに当たる行為である。

いくら特殊カーボンによってコクピットが守られているからといっても、その恐怖は到底拭えるものではない。

 

田所『痛すぎぃ!! オォンアオン!』

 

ドシュッ! ドガァッ! ドドドド!

 

田所『やめてくれよ…(涙目) 俺のトロピカルをこれ以上、(壊すのは)やめてくれよ……』

 

ビキュゥウウン! ズドドドド!!

 

田所『アーーーー……ナキソ……』

 

これに怒りを覚えたのは三浦である。例え撃破されていても、チームメイトはチームメイト、仲間である。救出する必要は無くとも、彼は助けにいこうと向かう。

 

三浦「………こんの、畜生めがっ!!!」

 

バーザム1『足と腕を狙え。見せてあげようじゃないか? 何も出来なく無様を晒すところを』

 

当然技量だけでは物量に対抗することに限界はあり、ガッシャ特有のヒットボックスも災いしすぐに胴体を残して半壊。

田所にあと一歩のところで助けの手は届かなかった。

 

バーザム2『そこでゆっくり見ててください』

 

バーザム3『あなたもコレをやったら相手してあげるので』

 

 

田所『やめろぉ!やめてくれえ!! 俺のトロピカルをこれ以上、やめてくれえ!!!』

 

ズバッ! ズバッ! ザシュッ!!

 

三浦「ふざけるな、それは田所が一生懸命、一から整備した機体なんだ!! それをそんな風に、不必要にぶっ壊していい理由なんてない!!」

 

 

これから起こることは書かなくとも分かるだろう。

そして…三浦の声は誰にも届かなかった。

 

 

三浦「…くそおおおおおおおおおお!!」

 

 

 

_________

 

 

 

ダイ「くそおおおおおおお!! ふざけやがって、魔窟三機編成で壁張れるわけないだろお!!」カチカチ!

 

ユウ「あ、大斗が野良で戦略的味方地雷を踏んでる…」

 

タクミ「ナンマンダー ナンマンダー…」チーン 26:4

 

守「破戒僧やめろ。それと、今は巨人関係ないだろ!いい加減にしろ!」

 

ここは東北連合高校、戦機道部の部室。

夏季全国大会優勝校の部室である。そんな雰囲気なぞ、無いのだが…。

 

ダイ「ギャーーー!!相手の支援オレンジネモ君じゃねぇか! しかも二機!! 強襲の仕事壊るる^〜」

 

守「パーティも踏んだねそれ。ドンマイ」

 

タクミ「それにしても、今年の夏はすごいよねぇ。自画自賛だけど僕らのリプレイや、今やってる戦車道の大洗とプラウダの準決勝、それに甲子園もあるし!楽しみがまだまだあるね!」

 

ユウ「偶然だろうが俺たちのような試合カード引いて勝ち続けてるもんな、大洗。今は亡きナギの推しである西住さんが隊長やってるしな」

 

マサト「しかし意外よな、西住妹が復帰してくるなんて。あのまま消息切れるのかと…。それにその学校も学校だ、昔は強かったらしいけど、ほぼ無名スタートであそこまで進めるものなのか…」

 

守「この調子だとまほさんやエリ姉、黒森峰とぶつかるのかな?まさかの姉妹対決か……その前にプラウダの試合も楽しみだけども」

 

 

 

ナギ「俺は生きてるぞ!!ちなみに一年衆は裏で大洗のハイライトシーンばっか見てる!!

 

突然、部室の天井を開いて降りてきた駒凪。

その目にはクマができており、かなりの疲労が溜まっていると見受けられる。

 

守「死んどきゃ良かったんだ(辛辣)」

 

ダイ「ねえ!画面から目ぇ離せないからわからない!誰が来たの!? ナギ?それともホモ(ナギ)?」

 

ユウ「お、黒森峰への派遣指導()ご苦労さん」

 

ナギ「うす、まあ…一対多のサンドバッグをやってただけなんだけども…。てか誰も俺が天井からやってきたことに突っ込まないのな!」

 

マサト「もしかしてあれか、他のとこからもスカウト(強制)が来てたんだろ?」

 

ナギ「そんなところっすね、トンズラこいてきたぜ。凛ちゃんさんが一番怖かったゾ…。あっそうだ、戎谷会長と生徒会の先輩達も玄関から来てるっすよ」

 

守「お前もしかして忍者か?」

 

ガラガラガラ! ガチャッ!

 

モッチー「おう開いてんじゃーん!」

 

シゲ「……入るぞ」

 

エビ「おお、みんな集まってるね〜♪」

 

英治「大斗はそのままでいい。そのクソ編成でそっから持ち直してみせろ」

 

ダイ「ええ!?あと2分しかないんですが!!」

 

英治「それでもやれと言われたら最善を尽くすんじゃい!」

 

駒凪の報告通り正面入り口の二重玄関から生徒会メンバーが入室してきた。

見たところ戎谷会長はかなり機嫌が良いように見える。いまは鼻歌も歌っており、なにかしら良い出来事が起こったのか、それとも自ら起こしたのか。

 

守「会長、やけに機嫌がいいですね」

 

エビ「ん?分かるかい?分かっちゃったかぁ、分かっちゃうよねぇ?」

 

ナギ「………ヴォェ!」

 

エビ「そこの坊主頭を聖グロ一週間コースに加えて差し上げろ」

 

ナギ「(要請であれば)基本イク…(従順)」

 

四馬鹿「「「えぇ……」」」

 

一同は取り敢えず戎谷会長の話の続きを聞くことに。

 

エビ「いやあ〜大会優勝で補助金が倍以上貰えたのは知ってるよね? そのお金で各部活動・同好会の臨時追加予算が出せて、しかも教材をもっと揃えることが出来た。それにね、今後対外試合もあるだろうことを見据えて、本校の船舶課と出前隊の保有備品の大規模更新が出来たんだ!!」

 

ナギ「それを戦機道部にも少し分けてくれれば人型機体やらも買えた気が……」

 

英治「あー、まあ、生徒会がいる部活だけ贔屓してるとか思われるのもマズイし、フェアじゃないからな…」

 

マサト「その備品が気になるっすなぁ…」

 

モッチー「船舶課は新たにリトル・ユーコン高速潜水輸送艇を…」

 

シゲ「出前隊には出前範囲の拡張に合わせて、リトル・ガウ小型輸送機とファットアンクルを数機購入した」

 

エビ「必要な出費だから恨まないでね…ホントはΖでもスターダストでも何か機体を買いたかったんだ」

 

守「まあそれはしょうがないとして。会長、週末の試合はどうなんですか? ユニオンと迫真との耐久制ダブルヘッダーでしたよね?」

 

ここで戎谷会長の顔が曇る。どうやら良い答えは出てこなさそうだ。

 

エビ「………えっとね、なぜか向こう男子戦機道チームから両方断られちゃった。いろいろご託並べられてね…」

 

シゲ「…他のところも乗り気じゃなくなってててな。優勝校というネームブランドの力か何かが働いたのかは知らないが、残念としか言えない」

 

英治「てことで、土曜は半日練習。日曜は休みになったのを伝えておくぞー。当分は実戦練習を増やして補うことにした」

 

マサト「そっかー、事情があるならしょうがねぇよな」

 

守「夏の間は大きい試合はもう無いから整備や改造に心血注ぎますかね……」

 

 

彼らはまだ知らない。

暑さの残る夏休みの最後に、ある一つの学園を救うための戦いがあることを。

そしてそれが男子戦機道だけでなく、東北連合高校の存亡をかけた戦いに繋がることを。

 

 




各校の情報は下記の通りです。

『ユニオンスター海洋高校』
・ビリー・ヘリントン(B兄貴) : ガンダムEz8
・クリケット・オリバ : ザクⅡ F2型
・カーリー : ジム・スナイパーⅡ(WD仕様)
・ドラゴンTNK(田中) : 水中型ガンダム
他モブ兄貴達 : アクア・ジム

『精霊オデッサ男子学園』
・真辺 卓人(壺男) : ガルバルディα
・浦賀 真助(ウラガン) : ギャンキャノン
・大木 杉(NKTIDKSG) : グフ・フライトタイプ
他モブ騎士達 : ギャン量産型、グフ
エリートモブ : グフカスタム

『迫真BL工業高校』
・三浦 智将(観客364) : ガッシャ
・田所 康二(観客810) : ドム・トロピカルテストタイプ
・木村 直樹 : ジム寒冷地仕様
・遠野 龍 : デザート・ジム
・鈴木 福谷 : ヅダ
・只野 大坊 : ザク・タンク
・谷岡 俊(観客893) : ペイルライダー・デュラハン


___となっております。彼らの救済は劇場版以降ですかね…。
さて次回は時間をすっ飛ばして大学選抜戦前までいきますよぉ、イクイク……!
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