巫女さんに家を覚えられた。
素材 [石ころ、空き缶、長靴、タイヤ、木材、粘土] GET!
DIY [斧] 作成!
巫女さんに抱えられた。
#3
○△月□□日
朝は畑の雑草と虫を取り、昼は岩と木を叩いて周り、ついでに魚篭いっぱいまで魚を釣り、
日が傾く前に里で形のいい魚を売って、里をぶらつく。
釣りの効率が増したお陰で日中には里に帰れるようになり、
時間を持て余していたら、ご近所さんからもっと能力の確認をしたほうがよいと助言された。
そこで未だに作ってすらいなかったスコップを作ろうと思う。
岩を叩く速度はスコップのほうが速いのだが、
素材の持ち運びのことを考えるとなるべく持っていくものを減らしたいので、
石斧があれば事足りると思い作っていなかった。
しょぼいスコップを作成し、人里やその周辺を回ってみることにする。
さてゲームでは何か埋まっているところには☆のマークのようになっていたが、
実際にはどんな感じなのだろうか。
里の中を見回っても特に気になる箇所は無く、
里の人に落し物かと心配されたり、イワナ釣ってくれと頼まれたり、
知り合いの婆さんに漬物を貰ったり、クソガキにズボンを下ろされたりした。
あのクソガキめ、俺が慧音先生と話しているときに下着ごと落としやがって、
もし落とし穴の種を見つけたらターゲットにしてやる。
と思ったが逃げたクソガキを慧音先生が猛ダッシュで追いかけていったので、
忘れることにした。
きっと頭突きと宿題を喰らったことだろう。
俺も良く喰らったものだ。
懐かしい気分のまま人里を出て、ちょいと西へ。
岩がゴロゴロと点在している原っぱへ。
岩を叩いて回りつつ地面を見ていると、
土が僅かに浮き上がりひび割れのようになっている箇所を見つけた。
さっそく掘ってみると、一発で埋まっているものを掘り当てることができた。
まるでプリンを掘っているみたいだぜ!
それで出てきたものなんだが、埴輪だった。
なんか見たことがあるような気がして、あちこち触ってみるとカラカラと音を鳴らし始めた。
小さくて灰色かかった緑色していて、カラカラと音を鳴らす埴輪・・・。
なぜはにわが地面に埋まっているのかは、
よく分からないが化石よりもよっぽど俺好みのアイテムだ。
しかし音に合わせて動いてしまうので、運び辛いので止めたいのだが・・・。
上のぽっちに触ったら動きが止まったな。
○△月□○日
なんとなく埴輪を家の横に置いてみる。
ふむ見覚えがあるなと、しげしげと見ていたらこれもどうぶつの森に出てきたアイテムの一つだ。
たしかあつ森には登場しなかったと思うのだがと、首をひねっていたらご近所さんがひょいと登場した。
ご近所さんの手には竹の容器に入った漬物が、どうやら昨日おばあさんから貰った漬物を分けたお返しらしい。
その場で茶色く変色した大根をぱくりと食べる。
やっぱりご近所さんの味噌漬けは最高だね!
俺がそう絶賛したらご近所さんに、巫女さんのところに持って行けと更に追加で漬物を渡された。
ご近所さんも一緒に行かないのかと聞いたら、年だから俺一人で行けと言われた。
そうだねと返したら、アームロックを極められてしまった。
慌ててご近所さんはお若いです!と叫んだら放してくれた。
また余計なことを言う前に退散し、神社へと向かう。
道中に埴輪がないか探していると、地面にひび割れを発見!
すこし盛り上げっているし、もしかしたらスコップを持っていると地中のものが、
地表まで上がってきているのかなと思いつつ掘り返してみる。
出てきたのはゴツゴツとした大きな岩のようなもので、
俺よりも大きく凄く重い。
掘り出したはいいものの全く微動だにしない。
おそらく化石なんだろうが、見ても分からないし、持ち歩くこともできない。
う~ん外れだな。
現状はどうしようもないので放置して先に進む。
神社についたので、参拝しておく。
さて巫女さんはどこだろうと境内を見回してみるが姿は見えず。
倉庫の方だろうかと境内をさまようと、地面にひび割れが、巫女さんそっちのけで掘ってみると、
埴輪でも、化石でもない何かを見つけた。
石像かな。なにか動物をかたどっているようだが・・・。
気になったので神社においてある桶と借りて水洗いしてみる。
ふむ?作りがへたくそすぎて何なのか分からないな。
「こんなところで何してるのよ?」
像を見ていたら巫女さんに話しかけられた。
さっきもこんなことあったなと思いつつ、境内に埋まっていたこととなにかの像みたいだと答える。
「ふーん?微かに神力を感じるわ。御神体みたいだけど、地面に埋まっているくらいなら分かるのに何で気づかなかったのかしら?」
御神体だったのか・・・。
巫女さんが言うには、過去に神社で祭られていたものらしいが、力が弱すぎて何の神様か分からないとのこと。
信仰がほとんど無いから神としての意識も感じられないらしい。
でも信仰が戻ったら何か分かるかもしれないし、丁度いいので神社で祀って様子を見てみるとのこと。
真剣な顔でそういって来たので、掘り出した像は巫女さんに任せることになった。
味噌漬けを巫女さんに渡したら、また里まで運んでくれることになった。
折角なのでちょっと遊覧飛行を頼むと、また参拝にくるならと言われた。
空から見る幻想郷はやっぱり雄大で感動する。
○△月□×日
畑を見て、岩と木を叩いて、魚釣って、神社行って、空飛んで帰る。
道中では埴輪が無いか地面を注視する。
○△月□△日
今日もいつもの作業を終えて、空を遊覧中だ。
巫女さんと小一時間ほど話してみたが、中々大変らしい。
巫女さんを継いでから参拝客なんて来ないので、妖怪退治で稼いでいるのだが、
最近は低級、中級妖怪を退治しすぎて仕事が無くなってしまったそうだ。
この前喰うに困って森にある草を食べたらお腹を壊してしまっただの、
魚を釣りに行ったら何も釣れなかっただの、
知人から貰ったキノコに似たキノコを食べようとしたら、知人に止められただのと、
色々なエピソードが語られた。
○△月□☆日
今日も今日とていつもの作業を終えて、空を遊覧中だ。
巫女さんの知人の話は非常に多く、中々豪胆な人物らしい。
自分の目的のために、実家を飛び出て魔女になったらしく、
数年前には空を飛び、今ではビームを乱射する。
いつも適当にあしらっているのだが、日が経つにつれて腕前を上げてたまにヒヤッとする場面があるらしい。
○△月□●日
今空遊!
今日は巫女さんから御神体の経過を聞いた。
俺の連日の参拝でちょっとだけ信仰が溜まったみたいで、水を司る神様らしいことが分かった。
まだ御神体には神様としての意識は宿っておらず、権能もほとんど無いとのこと。
きちんと信仰を得ることができれば、雨乞いや治水なんかもできるとか。
二人で信仰を増やすにはどうしたらいいかと考え、
とりあえず参道を整備しないと誰も来ないのではと結論がつけられたが、
誰が参道を整備するのかという話には二人とも無言であった。
○△月△○日
遊覧飛行を楽しんでいると、北側から誰かが飛んできた。
「よう霊夢!男と逢引か?」
「参拝客よ」
「あの神社のか?」
金色の長い髪を靡かせた魔女っぽい服を着た少女が巫女さんに絡んできた。
若干いたたまれない気持ちになったが、その子の顔で誰か気づく。
霧雨さんちのマリちゃんだった。
あれーマリちゃんじゃん、おひさーと言ったら、顔を引きつらせていた。
知り合いなの?と巫女さんが言うので、一緒に慧音先生のスカートを捲った仲だと言った。
マリちゃんが赤くなってる。更にマリちゃんとの思い出を語る。
マリちゃん家の商品で鍋をしたり、妖精の捕獲作戦をしたり、
退治屋のゲンさんのヅラを盗んだり、慧音先生の頭突きはどれくらいの威力があるのか試したり、
古道具屋の店主の眼鏡をベタベタと触ったり、慧音先生のおっぱいに飛び込んだりなどのエピソードを話した。
あの頃は自分が子供であることをいいことに、いろいろなイタズラに精を出したものだ。
まあ今でも慧音先生に対するイタズラは止めていないが、
あの人寺子屋卒業してイタズラやめたら調子狂うとか言い出したからな。
もはややらされてると言ってもいい。
そうだ最近イタズラしてないな。やらなきゃ。
あと蹴るのやめてよ。マリちゃん。
○△月△×日
慧音先生が干していた衣服の中に、赤いフンドシを加えてみた。
速攻で俺の仕業だとばれた。
新品だよ!と言ったが、そういう問題ではないと怒られた。
○△月△□日
夢の中に不定形の何かが現れた。
何か言っているな。
耳をすませて何を言っているのか聞いてみる。
【魚を5匹捧げよ】
なんだこいつ