機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズIFストーリー 悪魔達が紡ぐ鎮魂歌   作:リン・オルタナティブ

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はい、プロローグです。
とりあえずは頑張って書いていって、無事完結したいと思っています!
あとこのIFストーリーでは多少の個人的解釈が混ざっていますのでそこんところはご了承を!


悪魔達よ......さぁ......目覚めの時だ.....

次のアンケートを発動します!答えてみてね


厄災戦過去編
プロローグ 厄災戦の異分子(イレギュラー)


          厄災戦

 

 

 人類の人口の約四分の一の命を燃やし尽くし、言葉のままの虐殺と殺戮を続けてた厄災の天使........MA(モビルアーマー)と、人類がMA(モビルアーマー)に対抗するために造り上げた.....MS(モビルスーツ)とガンダムフレームの......太陽系全体を巻き込んだ全面戦争の事だ。

そして.....時を同じくして今、厄災戦末期の最中...火星では絶望的な戦況に瀕していた....。

_____________

 

-火星-

 火星のとある地帯で......何機ものMA(モビルアーマー)がたった1機のMS(モビルスーツ)を完全に包囲していた。

 そのMS(モビルスーツ)は、片膝を地面につけ、疲弊していた。装甲の殆どは食い千切られたかのように所々(ところどころ)が破損しフレームが剥き出しになっており、厄災戦の前は綺麗に輝くかのように艶が出ていた鮮やかな純白と群青色の塗装は剥がれ落ち、ナノラミネートアーマーの本領が発揮できずにいた。

 顔にある特徴的なV字型のアンテナは、片方が根本から取れ、地面に突き刺さっていた。しかしそのツインアイは、自身の搭乗しているパイロットの意思を増幅するかのように、青々(あおあお)としたスカイブルーに光ってMA(モビルアーマー)達を寄せ付けない.....膠着状態に陥っていた。

 

「(.......ごめん。やっぱり帰れなさそうだよ)」

 

___後に悪魔と呼ばれたガンダムフレーム.....その中の1機であるガンダムアスモデウスに搭乗しているパイロットの名は......ラナカ・ストーランド。

 純粋な彼女は世間では珍しい、女性で阿頼耶識を使うパイロットであり、アスモデウスへの搭乗を自ら志願したと言う少々....いや、かなり変わった()()()()()

 

 彼女の出自は少し変わった経歴の持ち主で、幼い頃....物心がついた頃から機械に触れることが多かった。それは視覚的にではなく()()()にだ。親の隙を見てはテレビなり何でも触り、触ってはキャッキャキャッキャと歓声を上げる......そんな日々が続いていた。

 

 そんなある日、もうすぐ9歳になる成長期の頃.....それ(厄災戦)は始まった。

 

 厄災戦が始まると、自身の両親は愛する愛娘を避難させようとした。当然まだ駄々をこねるような年頃のラナカは反抗に反抗を重ねたが、親の....両親の言葉に渋々従い都市部からかなり離れた辺境の田舎に避難することになった。

 

“お父さんとお母さんは、必ず迎えに往くからね”

 

 その言葉を遺して両親は死亡。MA(モビルアーマー)のビームを受けて焼かれて死んだと.....まだ10歳にもなってなかったラナカにとっては.....絶望の底に完全に沈むのにそう時間はかからなかった。

 それから彼女はずっと独りで.....孤独で過ごし続けていた。同じ境遇の子供はラナカの他にもごまんと居た。....だが彼女はそんな子供達よりも絶望し、孤独になった。瞳には光が無く、その瞳の中身は()()の一言に尽きるものだった。

 

 そんな彼女を絶望の底から引き上げた存在が.....モビルスーツ(ガンダムフレーム)だった。

 ガンダムフレームはMA(モビルアーマー)を倒す唯一の手段......その事実を知った彼女はそのガンダムフレームと呼ばれるMS(モビルスーツ)乗りたいと思った。

 しかし、彼女の前に立ちはだかる壁があった.....そう()()()()()()()()だ。

 

 阿頼耶識システムとは、ガンダムフレームに搭載されたシステムで、搭乗者の脊髄に定着させた()()()と呼ばれる金属のプラグと機体を繋げ、搭乗者の脳と機体を直接接続することでガンダムフレームを手足のように使うことができる代物だった。

 つまり、阿頼耶識でガンダムフレームと直接接続することで、厄災の天使と呼ばれたMA(モビルアーマー)を撃破することが可能になったと言えた。

 しかし逆にデメリットも存在し、使い続ければ続けるほど、そのガンダムフレームとその繋がりは深くなり、最終的にはガンダムフレームはそのパイロットの魂すら喰らい、自身を動かすための部品にすると言う、文字通り()()の機体だった。

 

 そして現在19歳、もうすぐ20歳になるラナカは、実質10歳.....厄災戦が始まって一年、ガンダムフレームが完成したときに阿頼耶識の手術を自ら志願。その手術を三回受け、アスモデウスの搭乗に自ら志願した。阿頼耶識の手術を受けて一年......11歳の頃だった。

 それから8年間、ずっと最前線でMA(モビルアーマー)と戦い、ずっと勝ち続けてきた...。しかしそれはその分だけアスモデウスに自身の体や神経を喰らわれていると言う証拠でもあった。

 

___そして今、数機のMA(モビルアーマー)に包囲され、自身は満身創痍の機体を懸命に動かし、なんとか突破策を考えていた......しかし、

 

「....(今のこの子(アスモデウス)でこの数のMA(モビルアーマー)を相手しながら逃げる....)....やっぱり無理よね」

 

 アスモデウスのコックピットで()()()と言う言葉が脳裏にちらついたときに、一つの打開策が思い浮かんだ。

 

「.....もうやるしかないのね.....アスモデウス。貴方と相棒になれて良かった.....これからもよろしくね......行くよ!アスモデウス!」

 

 アスモデウスにそう語りかけ、アスモデウスのリミッターを外す。アスモデウスの青々としたツインアイは血に似た色で輝き始めた。

 

 ()()()()()()().....それはガンダムフレームにあらかじめ付けられたパイロットを守るためのシステム。だが、そのシステムは簡単にパイロットの意思で外すことが出来る代物で、真の力を発揮するための鍵でもあった。

 

 そして、彼女はアスモデウスのスラスターとブースターを同時に吹かせ、包囲していたMA(モビルアーマー)の1機に特攻を仕掛ける......が、現実はそう甘くはなかった。

 

「.....ぐぅぅ!!」

 

 (ただ)でさえ満身創痍のアスモデウスがMA(モビルアーマー)に突撃を敢行したとしても、簡単に避けられ、地面に押さえつけられるのにそう時間はかからなかった。

 アスモデウスを地面に叩きつけたMA(モビルアーマー)、個体名ハシュマルは自身の足裏に搭載されたパイルバンカーでコックピットを押し潰し、機能を停止させようとする。

 

「......ははっ。やっぱり....よね。ごめんなさいアスモデウス......貴方の本領を発揮できなかったわ.....ほんとにごめん」

 

 歪むコックピットの中でラナカはそうポツリと呟いた。彼女の体がパイルバンカーで貫かれる直前に『...()()()()()()()()()()()()()()()』とラナカはアスモデウスがそう言ってるように聞こえ、その言葉と共にパイルバンカーを受け入れた。

 コックピットが完全に潰され、アスモデウスは完全に機能を停止した。ハシュマルは一声咆哮をあげると、仲間のMA(モビルアーマー)と共に宇宙へと向かった。

 

 

 完全に潰されたアスモデウスとパイロットには見抜きもせずに.....。




今回から少しは厄災戦での4機の最期と前身のパイロットの過去をざっくりと書こうと思います。
誤字脱字あったら報告よろしくお願いします。

IFストーリー完走したら異分子四人衆でどこ行って欲しい?

  • インフィニット・ストラトス
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