めちゃくちゃ美化した作者が行く改造IS街道 作:ネジが外れた作者
『ピピピ、ピピピ、ピピピピ』
「……ん、んうぅ……?あれ、俺いつの間に寝て……」
目覚ましの音に俺の意識が引き上げられる。体は何やら柔らかい物(多分布団だ)に包まれている。少し体を起こしてボーッとしていると、少しずつ意識がはっきりしてくる。
「……あぁ、そうか。俺、転生したんだったわ」
今の状況を口に出して確認する。そう、俺はカオスと名乗った神にコーラを餌にされ、異世界でチート持ち転生者をしばきまわすという任務を依頼されこの世界に来たんだ。改めて確認してみると俺、アホだな。何でまずチート能力より先にコーラを飲んでもデメリットがない体を要求したのやら。
「……ここは、多分家だな。わぁい、お家なのら」
雨風を凌げる拠点があるのはいいことだ。ま、とりあえず家の間取りを確認しないと。そう思いながらやたら物の少ない大きな寝室から出る。
「……ここは、2階か。2階建てなんかな?」
そんなことを呟きながら階段を探す……とすぐに見つかった。何故かドアがついていたが。
「……ま、降りるか」
とりあえず気にしないで降りる。階段は直通だ。降り切ると、またドアが見えたのでまた開ける。するとまた目の前にドアが現れる。
「……ドア多すぎん?」
この家ちょいとドアが多すぎやしないだろうか。その疑問を胸に左を向くと……
「……ひっろ。広いなぁおい」
思わずひっろと口に出るぐらいに広く、物がない物悲しい部屋が俺の目の前に現れた。ついでに奥の方に通路が見えた。思わず部屋を正面に見ると、左右の壁にもドアがあるのを見つけた。
「……お部屋いっぱいなのらぁ」
思わず口調が馬鹿みたいになってしまった。階段を降りたときに見たドアは地下室だろうか。とりあえず、後ろを見ると、玄関と靴置き場があった。ちなみに俺はドアに挟まれた木の足場の部分に立っている。リビング(予定)に進行し、正面の壁へ向かう。ここにはドアはなく、さっと入れた。
「……ここはぁ、キッチンか」
その先はキッチンだった。冷蔵庫やコンロ、その他もろもろが置かれている。キッチンに丸々一部屋とかやべぇなおい。キッチンを後にし、次は左の扉に向かう。扉を開けると、そこは洗濯機や脱衣かごがあり、その先には風呂があった。
「お、風呂があるなぁ、あ、トイレもここか」
水関係はここに詰まっているらしい。覚えておこう。バスルームを後にし、次は正面の扉に向かう。そしてドアをオープンザセサミ。
「……ここは、来客用の寝室かな。ゲームやらなんやらがいろいろ置いてあるな……うわ、でっかいスクリーンがある」
この部屋は来客用の寝室らしい。後、レクリエーションルームも兼ねてるのだろうか。デカイスクリーンがある。さて、後は……
「地下室っぽいとこかなぁ……」
とりあえず来客用寝室を後にし、地下室だろう部屋の前のドアに立つ。ドアには鍵がかかっていたが、俺がノブを握るとかちゃっと音が鳴った。何だこれ、指紋認証か?便利だな。そんなことを考えながらドアを開ける。だが、この階段は明らかに雰囲気が違った。なんというか、薄気味悪い。
「……えぇい、コラニストに撤退はない!行くぞぉ!」
自分に活を入れつつ、地下への階段をゆっくり降りていく。降り切った先には……
「……うわぁ、うわぁ、うわぁ」
そこには、大量の武器があった。そして、防具らしきものを吊っているハンガーには黒いツナギが掛かっている。灯りは少な目だ。ここにもデカイスクリーンがある。床は変わらず木製だが……その時、目の前にあるスクリーンが突然光りだした。
『ハロー!この家はお気に召したかな?』
「……あぁ、家具さえあれば満足できた」
『ありゃ、まぁ後で送るし多少はね?』
何故かいきなりカオスが連絡をしてきた。いったい何の用なのやら。
『あー、あー。君は何で僕が連絡をしてきたか疑問みたいだから、説明しよう。まずはそうだなぁ……この家だね』
「この家は何なんだ?部屋がここを含め6部屋しかないぞ」
『あぁ、それはとびだせどうぶつの森ってゲームの家を参考にしたのさ。家具は望むなら置いとくよ』
「……そう。で、次は?」
『うんとねー、次は君に与えた特典だね』
「……与えた?どういうことだ?」
『……君がコーラだコーラだと喧しいから特典について決めてなかったでしょ、だからとりあえず今いくつか決めるのさ。そうだなぁ……5つだ』
「……あれ、望むならいくらでも云々は?」
確か、向こうでそんなことを言っていた気がする。
『金品とかの支援はね、特典は5つだけさ。後、君の働きに応じてということにしたのさ。君が僕の依頼をこなす度に報酬としてって感じ』
「……あれ、おい待て!干渉できない云々は何だったんだ!?」
『あぁ、あれね。あれは、どこにも穴が開いてないから無理だったんだけど、君を送るために何とか穴を開けてその穴を固定してるんだ。だから、支援はいくらでもできるからねぇ~』
「……あぁ、そう」
何だろうか、突っ込む気が起きない。
『さて、無駄話はほどほどにしてさ。特典を選んでおくれよ。あ、イケメン化と素頭をよくしたのと、コーラを飲んでもデメリットがない体は元からあるから。それ以外で選んでねぇ~』
「……ふぅむ」
いざ選べと言われると意外と悩むものだ。一つはすぐに決まったのだが……
「じゃあ、一つ目は真・女神転生Ⅳ FINALのステータス全カンスト分の能力が欲しい」
『ほいほーい、んじゃ、ちちんぷいぷい!』
カオスが奇妙な呪文を唱えると、俺の体に力がみなぎっていくのを感じる。
『ほぉい、じゃ、君のゲームのデータに合わせたスキルも使えるようにしといたからー。あ、装備はそっちに送ってあるよー』
「……あぁ、やっぱこれ「マスタースーツ」とかか。じゃ、剣は「混沌の剣」か?」
『そだよー。さ、2つ目はー?』
「……ダンボール戦機のオーバーロードだ」
『はいはー、チェストォ!』
気合いの入ったカオスの掛け声と共に、俺の感覚が研ぎ澄まされていくのを感じる……てやばい!発動してる!?抑えなきゃ……よし、解除。
『はい、あ、アラタくんが苦しめられてた副作用はないからねー』
「それはありがたい、あんな感じで衝撃音に苦しめられたくないからな……3つ目は、俺のかつての相棒をISにして欲しい。装甲娘みたいな感じにしてもかまわん」
『あーい、これはいずれ送るねー』
「分かった、4つ目は……ファンタジーライフの全ライフライセンスゴッド並みの能力をくれ」
『はいよ。てぇん』
気合いない掛け声だったが、頭に何かいろいろ入り込んでくる。多分、知識だろう。これで生活も大丈夫だ。
「……5つ目は保留だ、今は思い付かん」
『了解、じゃ、僕は君の相棒をISにするから、じゃあね。あ、そうだ!』
「ん、何だ?」
『君の口座作ってそこにお金を預けてるから、必要なら引き下ろしといて。後、どれかのマスタースーツに手紙が入ってて、そこに君のプロフィールを入れといたから。確認しといてね。ほいじゃ』
「あぁ、さようなら」
ようやく通信が終わる。さて。
「……俺のプロフィールとやら、確認するか」
んぎもっぢぃぃぃぃ。