めちゃくちゃ美化した作者が行く改造IS街道   作:ネジが外れた作者

5 / 5
 前回の反省。及び専用機の確認。


敗北より学習するらしい

「あいてててて……やっぱ消毒液は染みるな……こればっかりはどうしようもねぇや……」

 

 家に戻った俺はとりあえず家に置いてあった救急箱を使って手当て中だ。あいてて、派手にやられた。全く、敵を知り云々の意味を体感した気がする……敵の能力が分からなきゃどうしようもねぇや……

 

「……とりあえず、今度から服の下にマスタースーツを着込んどくとして……銃や剣はどうしよう?多分、徒手空拳で勝てる奴らじゃないだろうし……」

 

 俺の悪い癖である一人でぶつぶつをしながら手当てをしていく。まぁ、ちょっと擦りむいて出血してたぐらいで、そこ以外は目立った傷はない。とりあえず、折り畳みナイフでも持っとくか……?いや、それは、無理、だ……?

 

「……俺、魔法使えますやん。何で今の今まで忘れてたんや。カオスが言ってただろ、魔法使えますゆうて……」

 

 ここで俺、ようやく魔法の存在を思い出す。いや、何で忘れてたし。はぁ、自分の馬鹿さ加減が嫌になる。

 

「……じゃ、とりあえず銃や剣なしで襲われたら魔法で対抗……ってことでいいな」

 

 んで、後は……そういや、転生者を始末っつったって、どうすりゃいんだ?殺すのか?

 

『んなわけないでしょ、あいつらを無力化するにはダメージを蓄積させて、魂にある転生者パスポートを破壊するんだ。そうしたら、あいつらはただ前世の記憶があるだけの一般人さ』

「……つまり?」

『……君、さては慣れたね?』

 

 おう。さすがに何回かやられりゃ慣れる。

 

『ま、いいや。致死量のダメージを与えてやればいい。そうすれば転生者パスポートも破壊される。そいつは死なないけどね……』

 

 ……あれ、それただ殺すより恐ろしい気が。だって、モテモテ補正とか何もかも失うんだろ?

 

『うん、被害者は記憶を持ったまま……分かるね?』

「ひえっ……」

 

 ……どうやら、下手な行動は慎まなきゃいけないらしい。

 

『うんうん、自分の行動はしっかり把握して、まずいと思ったら謝罪しないとねー。そうしないと録でもないことになるもの』

「……そうだな」

『物わかりよしでよろしい。あ、君の相棒IS化終わったから、送るねー』

「おう……って待て!どこに置けばいいんだよ?」

『地下室を広げてIS用スペース作っとくよ。あ、整備とかは近くに置いとく本読んで頑張ってー』

 

 それだけ言って、カオスは通信を切ってしまった……整備自分で頑張れって。おいこら。

 

「……はぁ。とりあえず確認するか」

 

 もうこの世界に来てから何度とりあえずと言っただろうか。もう十回は軽く越えてる気がする。とりあえずちかしつに降りよう……またとりあえずって言ってしまった。

 

「……わぁお、装甲娘っぽいが……背中の翼はISってことを主張してるねぇ」

 

 地下室に入った俺を出迎えたのは、かつての俺の相棒……イプシロン アーバン・カモフラージュであった。デザインは……肩アーマーと腰部分は据え置き、いや、腰のスカートっぽいのはちょっと長めになってる、ブースターの位置は変わってないが。あ、胸のEのマークはないのか……んで、頭はイプシロンUCのトサカと横の角っぽいのを受け継いでる。背中についたブースターも据え置きか。腕も肘部分がないことを除けば据え置きで、足はそのまま受け継いでる……いいやん、相棒の雰囲気を残しつつISにうまく落とし込まれてる。

 

 うん、満足できる出来だ。問題は、これがどこの所属で、どれくらいの性能かってことだが……

 

『まぁ、並みの第三世代を凌げるぐらいだよー。後、単一仕様能力(ワンオフ・アビリティ)は疑似・X(エクストリーム)モード……まぁただの性能上昇さ』

SE(シールドエネルギー)25%以下が発動条件か?」

『いや、任意で発動できる。その代わり、SEごりっごりに減っていくけどね』

零落白夜(れいらくびゃくや)かな?」

 

 零落白夜。一夏のISである白式(びゃくしき)に搭載されている単一仕様能力で、効果は相手のSEを無視して攻撃し、絶対防御と呼ばれる搭乗者守護用システムを強制発動させてSEを削り取るとかそんなんだったはず。

 

 なお、自分のSEも削れていく糞仕様な模様。おまけに豆鉄砲すらない始末。第2形態になってようやく遠距離武器ついたと思ったらそれもSE削っていく糞仕様。一夏が弱いんじゃなく機体が悪いだけなんじゃないかな……打鉄(うちがね)に乗せた方が強いんでないの?あっちは銃もあるよ?よく一夏は白式捨てないで乗ってるよ……俺ならすぐにゴミ箱に叩き込んで打鉄に乗り換えてるね。

 

『あれよりかは消費はマシさ。それに、出力を絞ることもできるしね』

「絞れば消費は減るのか……となると、基本は最低出力、やばそうなら上げていくって感じでいいかな」

『そだねぇ。あぁ、そうそう。その機体にもう君の二刀流戦闘のデータは入れてあるから。訓練せずとも最初の関門、セシリアはイチコロだよぉ』

「……まじか、これも二刀流なのか。分かってんじゃねぇか」

『ちゃんと遠距離装備も積んであるよぉ。あ、所属は僕の分身を送って作ったONE DREAM CORPORATIONって会社だよ』

「……会社て、お前よく作るな」

『それなりのIS用武装開発業者として名を知られてるって設定。だから、IS戦で、あれ、これダンボール戦機で見たぞ?っていう武器があったらそれはうちの製品だから』

「……りょーかい」

 

 こいつ、ヤバイな。会社まで作っちゃったよ。しかも、割りと名があるそうだし。

 

「……あ、そうだ。一つ聞きたいんだが……」

『なーに?』

「この世界の重要イベントってどれくらい起きてるんだ?」

『あぁ、それはねぇ……原作開始前のは全部起こったよぉ』

 

 あぁ、マジか。もう起こってたか。白騎士事件も、篠ノ之(しののの)家の一家離散も、第一回モンド・グロッソも、セシリアの両親死亡も、ラウラの超越の瞳(ヴォーダン・ノージェ)不適合も、第二回モンド・グロッソでの一夏誘拐事件も、(ファン)家夫妻離婚も、千冬(ちふゆ)……この世界じゃ年上だしさん付けしておこう。千冬さんがドイツに教官に行ったのも?

 

『起こってるよ。あ、一つ言うけど外国に転生者はいないから。全員日本』

「……ま?」

『マ大佐。まぁどこであろうとIS学園に全員集合するから、そこでちまちま始末しといて』

「……おい待て。それヘマすりゃ捕まるんじゃないのか」

『だいじょーぶ!君にいいものを送っておいたから!じゃ、僕は眠いからおやすみ!』

「あっちょ!……切られた」

 

 ……まじか、転生者は全員IS動かせるのか。冗談じゃない……考えてなかった訳じゃないが、何人かはそれぞれの国に行ってそこから信頼積んどるもんかと。

 

「……この戦い、厳しいものになりそうだぜ」

 

 そして、もう一つ問題が……俺の学校、どこ?中学生だよな?多分。んで、さっきカレンダー確認したら今日は月曜日……

 

「……転生初日から不登校ぶちかましてもうた……」

 

 畜生、何でこうなるんだよぉ……




 転生初日から不登校ぶちかました阿呆がいるらしい。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。