ベルがひみつ道具を使うのは多分間違ってる   作:逢奇流

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灰を切り裂く剣閃

 ベルを殺そうとする仮面の人物(エイン)

 ベルを利用しようとする闇派閥(イヴィルス)

 そして、2つの勢力から逃げようとするベルたち。

 

 睨み合う彼らのなかで、先に動いたのは闇派閥(イヴィルス)だった。

 

「先ずはエインを止めろ!」

 

 個々の力では最弱の怪人にすら劣る彼らは、その驚異を先に排除しようと矢を射掛ける。

 並の冒険者ならば致命の矢の雨も、第二級冒険者並の身体能力をもつエインには当たらない。

 

 闇派閥(イヴィルス)の攻撃を片手間で捌きつつ、エインは中層のリザードマンが使う自然武器(ネイチャーウェポン)で、ベルの心臓目掛けて突きを放つが。

 

「させるか!」

 

 モダーカの剣がそれを弾き、反動を利用して仮面に包まれた顔面目掛けて蹴りを放つ。

 だがエインはグニャリと体を曲げ、攻撃を回避して見せた。後頭部と足がくっつきそうなほど、空中で体を折って見せると言う、人間ではできないような柔軟な動きにモダーカは唖然としてしまう。その隙を逃がさんと宙に浮いたままエインがモダーカに剣を振り落とそうとし。

 

「っ!」

 

 飛来した炎雷を空中で身を捻って避ける。

 

無詠唱(ムエイショウ)カ、面倒(メンドウ)ナ」

 

 エインは腕を伸ばし、睨み付けるベルを一瞥すると距離をとる。

 矢より強く、速い速攻魔法。

 それだけならば驚異ではないが、上級冒険者相手には無視できない隙を作ることはできるのだ。

 

「【ファイアボルト】‼」

 

 詠唱を必要としない特性を存分に活用して、常識外の魔法の連射を披露するベル。

 四条の火柱が、霧を裂いてエインに迫る。

 闇派閥が射掛ける矢とベルの魔法による弾幕がエインを釘付けにした。

 

「このまま……っ⁉」

 

 先ずはこの場で最も驚異となるであろうエインを確実に無力化しようと、込める魔力を高めるベルだったが、闇派閥(イヴィルス)の一部がベルを取り囲もうとしていることに気がつき、そこから移動する。

 

 敵の敵は味方ではない。 

 闇派閥(イヴィルス)はあくまでも、自分たちの目標であるベルを殺そうとするエインと反目しているだけ。ベルのパーティーと手を組む気など更々ない。

 エインへの攻撃に集中しだしたベルに隙を見出したのか、一部の者はベルの確保に動く。

 

「おっと」

 

 それを武骨な大刀が阻む。

 暗黒期こそ経験はしていないが、ヴェルフもオラリオに来てそこそこ経つ。

 日陰者の考えが予想できる程度には修羅場は潜ってきているのだ。

 

 ヴェルフが肩に担ぐ大刀を警戒して足を止める闇派閥(イヴィルス)たちは、凄まじい敏捷で駆け付けたモダーカによって一掃された。

 

(仮面野郎には立て直されるが……っ)

 

 モダーカのやるべきことはベルの安全の確保だ。

 危険人物にかまけて護衛対象に敵を近づける愚を、もう二度とは起こさんと残る闇派閥(イヴィルス)にも剣を突き立てて警告する。

 

 矢と魔法の弾幕にほころびが生じ、エインは距離を取って体勢を立て直した。

 闇派閥(イヴィルス)もキリの中から次々と現れる増援によって、戦力に陰りは見えない。

 そして、ベルたちは互いの死角を補うために、互いの背中を庇い合って四方に警戒を敷く。

 

(また状況が膠着しやがった。どうする……)

 

 モダーカは再び訪れた探り合いの時間にうんざりしながらも、一連の状況を頭の中で整理し直す。

 

 この場で最も強いのはエインで間違いはないだろう。

 しかし、その強さは決して状況を決定づけるほど圧倒的なものではない。

 モダーカも一対一では危ないが、ベルの援護があれば十分に有利が取れる程度の相手だ。

 

 逆にこの場で最も個々の力が弱いのは闇派閥(イヴィルス)だ。

 レベルはリーダー格が2程度。自爆装置を持つわけでも、呪詛装備(カースウェポン)を持つわけでもない彼らはモダーカを脅かすことは無いだろう。

 ただ、純粋に数が鬱陶しい。エインに有利を取るとすぐに邪魔をしてくる。

 エインを破ったら次は自分たちだと分かっているからだ。

 だったら出てくんなと言いたいが。

 

(状況は悪くないが、良くもない)

 

 勝利の目と敗北の目が同居する微妙なバランス。

 天秤を動かす何かがあれば即座に一方に傾くいやらしい局面では、一つの読み違いが命取りに繋がる。

 

(最悪なのは闇派閥(イヴィルス)と仮面野郎が同時に俺たちに襲い掛かる展開だ。この階層には遮蔽物がない。下手すれば集中砲火をもろに食らいかねないぞ)

 

 対オーク対策で自然武器(ネイチャーウェポン)となる木は刈り取ってある。

 ダンジョンがそれらを再生させるのはもう少し後のことだろう。

 霧こそあるが、今のパーティーは格好の的だ。

 何か壁になるものがあれば……と内心愚痴るモダーカが、再び動き出そうとしているエインに応戦の構えをとろうとした時。

 

「耳を塞いでください!」

 

 リリの声がモダーカの背後から聞こえた。

 咄嗟に指示通りにすると同時に背後から灼熱のような閃光を感じ取る。

 

「ぎゃあああああァァァッ!?」

「グッーーー」

 

 白い世界をさらに溶かすような光にエインや闇派閥(イヴィルス)が苦悶の声を出す。

 リリが何をしたのか、リヴィラでハシャーナがどう生き残ったかを聞いていたモダーカにはすぐに分かった。

 

発光瓶(フラッシュボトル)か!)

 

 ベルがかつてハツメイカ―と言うひみつ道具によって作り出した簡易型発光アイテム。

 上級冒険者や怪人にすら通用する逃走の切り札はその効果を発揮する。

 

(こいつ、俺たちが背中合わせになっているから光を直視しないことも計算して……?)

 

 発光瓶(フラッシュボトル)は強力故に加減が効かないアイテムだ。

 発動の際には味方にタイミングを知らせないと、仲間も光と爆音で感覚を潰されかねない。

 しかし、呑気に発動を知らせれば手練れならばアイテムの性質を見抜き、対応されるリスクがあった。

 

 だがリリは敢えて大きな声で耳を塞ぐように指示を出したのだ。光は背中合わせになっている仲間たちには大した影響は与えないと踏んで、爆音だけに敵の意識が向くように誘導したのである。

 このアイテムの存在自体は聞いていたヴェルフだったが、その使い方に戦慄した。

 

「よしっ、このまま一気に上の層へ……」

「駄目です‼ 霧のせいで本来の威力を発揮できてません! 仮面ローブはすぐに動けるようになります!それより、インファント・ドラゴンに隠れてください‼ 闇派閥(イヴィルス)の矢程度なら防げます!」

 

 ベルたちは一瞬だけ迷い、リリの選択に従った。

 すぐに感覚が戻るなら、迂闊に背中を見せるのは厳禁。気休めでも障害物があれば、この三つ巴を有利に進めることができると。

 

 リリの言葉通り、パーティーがインファント・ドラゴンの遺骸に隠れた少し後、感覚を取り戻したエインが苛立った様子でそのローブをなびかせた。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

「……これからどうしますか?」

 

 殺気立つ闇派閥(イヴィルス)たちの気配を、昇華(ランクアップ)した感覚で察知したベルがモダーカに意見を聞く。

 多少はベルたちが有利になったとは言え、敵はどちらも健在。ここからが正念場だ。

 

「まず、あの仮面野郎をどうにかする。俺たちが動けないのはあいつのせいだからな」

「だが、現状あれをどうにかできんのはあんただけだろ……えっと、モプーカ」

「モダーカだっつんてんだろがテメェらコラァ」

 

 モダーカとヴェルフがお約束を繰り広げる中、リリとベルは作戦を話し合った。

 

「敵は炎雷(ファイアボルト)を警戒しているはずです。ですがひみつ道具に銃がありますから、そちらを使えば意表をつけるでしょう」

「銃なんてあったっけ?」

「ガンって言うのは銃と同じ意味です」

 

 リリの考えた作戦はエインと闇派閥(イヴィルス)の分断である。

 戦況が拮抗しているのはこの2つの勢力の内、どちらかを潰そうとするともう一方が邪魔をしてくるからだ。

 それをあらかじめ防ぐために闇派閥(イヴィルス)を遠ざけて、エイン対モダーカ&ベルの構図に持ち込む。

 

「でも、ひみつ道具を出すときの光はどうしよう」

 

 リリの作戦に異論はないが、ベルはヘスティアに厳命されているひみつ道具の秘匿ができないのではないかと危惧を漏らす。

 既にベルがひみつ道具を持っていることは知られたが、それを生み出しているのがベル自身だという事までは辿り着くことはできないはずだ。

 

「コレを利用すればちょうどいい目くらましを発生されられます。それに紛れて具現化しましょう。ついでにリリが風を起こして闇派閥(イヴィルス)に嗾けて動きを止めましょうか。一石二鳥です」

 

 ポンポンと作戦を思いつくリリに驚きながら、ベルはリリの作戦を頭の中でシミュレートする。

 まだ使っていないからひみつ道具に関しては未知数だが、闇派閥(イヴィルス)を足止めするのが今回の作戦の主旨。牽制のみして、当てなくてもいいとリリは言う。

 闇派閥(イヴィルス)が足を止めている間にエインは撃退できるか。

 

(多分、できる。そもそも戦闘になってしまったこの状況自体向こうには予想外。分が悪くなったら撤退するはずだ)

 

 一つ頷き作戦に了承する。

 この作戦だと初動ですべてが決まる。慎重にやらなければならない。

 

「そういう事です。聞いてましたか?モダー刀様。クロッゾ様」

「「ワリィ、聞いてなかったわ」」

「これだからガサツな冒険者はっ!」

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 ベルの魔法を警戒し、エインに注意を向けつつインファント・ドラゴンの遺骸を囲もうとじりじりと迫る闇派閥(イヴィルス)

 そんな彼らの前でインファント・ドラゴンが勢いよく灰と化した。

 

 4M(メドル)もの巨体が変換された灰の量は凄まじく、あっという間にフロアは鼠色に覆われる。

 

「魔石を砕いたのか?っち、霧と相まって前が見えん!」

 

 モンスターの命の源である魔石を砕くと、モンスターはその体を維持できなくなり灰と化す。下界では誰もが知る常識だ。

 何故自分たちのアドバンテージである障壁を消してしまったのか、視界が遮られるのは一瞬だ。理解できずに混乱するリーダー格であったが、そこに少年の少し間の抜けた声が聞こえた。

 

(なんだ?作戦の合図か? ええい、灰で何も見えん)

 

 次々と意図の分からない行動を連発する冒険者たちに、闇派閥(イヴィルス)は警戒を強める。

 エインもまた、視界が封じられた状況下の奇襲に備えてリザードマンの剣を構えた。

 

 ベル・クラネルの持つ不可思議なマジックアイテムはこの場で最も警戒されているものだ。

 戦いの趨勢を一手で決めてしまうこともあり得る規格外な手札は誰も予想できない。

 迂闊に動けずにいた彼らの前にそれは現れた。

 

「うわあああッ!?」

「つむじ風だあああぁ!?」

 

 灰と霧を巻き上げる渦巻き状の突風が突如闇派閥(イヴィルス)の前に発生する。

 つむじ風の中に入ってしまった彼らが飛ばされることは流石に無いが、インファント・ドラゴンの灰が叩きつけられ、そのまま目や口に入ってしまう。

 激痛にあえぐ闇派閥(イヴィルス)はヴェルフの強襲を受けて、もはや戦いどころではなくなり、方々に逃げ出した。

 

闇派閥(イヴィルス)ニヨル横槍(ヨコヤリ)(フウ)ジタカ……()ル)

 

 仮面によって直接灰に触れることが無いエインは闇派閥(イヴィルス)から意識を離しつつ、来るであろうひみつ道具か、モダーカによる急襲に気を張った。

 

「おおおおおっ!」

 

 裂帛が霧を突き破ってエインに叩きつけられる。モダーカだ。

 再びぶつかり合う剣と剣。

 一合、二合、三合と重なり合う剣戟の音が舞い散る草葉を揺らし、霧と煙の混じり合うフロアに一層響いた。

 

 モダーカは11人いる【ガネーシャ・ファミリア】のレベル5には劣るが、それでもオラリオに3つしか存在しないSランクの派閥の一員。

 最弱と言えども怪人(クリーチャー)相手に見事に渡り合った。

 霧の向こう側から現れる炎雷の援護も相まって、モダーカは着実にエインを追い詰める。

 

(イマ)(ワタシ)トホボ互角(ゴカク)……(ナガ)レガアチラニアル(ブン)、イズレ()サレル)

 

 状況を理解したエインの決断は早かった。

 モダーカとの剣戟を強引に中断し、ベルへ向かわんと炎雷が飛んできた方向に駆ける。

 そうなればエインはモダーカに格好の隙を見せることになり、容赦なくモダーカは斬撃を浴びせかけたが。

 

(止まらねぇ!?)

 

 負った傷など知ったことかとエインは脚を止めなかった。

 怪人(クリーチャー)の頑強さを知識としては知っていたとはいえ、実際に戦った経験がほとんどなかったモダーカの油断とすら言えない隙。

 それが怪人(クリーチャー)のベルへの接近を許してしまう。

 

 リリが作戦のミスに思わず声を上げる中、エインは使命の完遂を確信した。

 誰もが作戦の失敗を感じる中、ベルは戦う意思を見せる。

 世界が時を止めたような深い集中の中で、迫る脅威にベルは眦を吊り上げ、ラッキーガンを発砲。

 

 黒い弾丸が甲高い音を伴い驀進する。

 速攻魔法(ファイアボルト)に注意を払っていたエインは、魔力を伴わない銃撃に意表をつかれ、直撃してしまう。

 

「ダカラドウシタ」

 

 予想外の攻撃ではあったが、怪人(クリーチャー)としてモンスター並みの耐久を持つエインに銃は通じない。聞こえてきたドジャンッ、と言う不吉な音も、先程のアイテムのような妨害だと考え、もう惑わされるものかと無視を決め込む。

 

 そのままベルの首をはねようとリザードマンの剣を振るった。

 ナイフに持ち替える暇もないベルは、右手に持ったラッキーガンでその剣を受け止める。

 剣と銃がぶつかり合い、ビキリッ、と破滅的な音が響く。

 腕を震わせる衝撃と同時に、リザードマンの剣に罅が入ったのだ。

 何の修理もしないリザードマンから奪った自然武器(ネイチャーウェポン)とは言え、この状況でガタが来る()()()()にエインは動揺した。

 

「ナッ……!?」

「ああああああぁぁぁっ‼」

 

 ベルは銃を持つ手に力を込めて剣を砕く。

 剣の破片が散り、互いの体勢が崩れる中、エインは執念のままメタルグローブを突き出す。

 衝撃でラッキーガンを失ったベルも、鏡合わせのように兎肉球(ぴょんきゅー)で迎え撃った。

 重なり合う爪撃と爪撃。銀と朱。

 ステイタスはエインの方が上だが、ベルにはその差を埋める魔法がある。

 

「【ファイアボルト】!」

 

 掴み合う二人の間に炎雷が発生した。

 金属の五指を吹き飛ばす爆炎がエインを草原に転がす。

 

「グッ……ククッ」

 

 モダーカが背中の大きな傷と、ベルのファイアボルトによって焼かれた左腕。

 通常の人間ならば間違いなく再起不能だが、怪人(クリーチャー)は違った。

 

「再生してやがる……」

 

 ヴェルフの愕然とした声がその理不尽を物語っている。

 二人によって負わされたダメージが目に見えて回復しているのだ。

 全く消費が無いと思わないが、これは余りにも出鱈目。

 

 エインは最低限動けるようになったのを確認すると、足元にある先ほど吹き飛んだラッキーガンを無事な右手で構えた。

 

「しまっ……」

 

 動揺するベルに発砲される赤色の弾丸。

 咄嗟に顔をグローブで庇うベルは、次の瞬間に訪れるであろう衝撃に歯を食いしばり…… 

 

 ピンポーン!

 

「へ?」

 

 状況に似合わない陽気な音に目を点にするベル。

 全くダメージを与えていない弾丸に、エインも戸惑う様子を見せる。

 

 その時、風が走った。

 

「ガッッ!?」

 

 攻撃に全く反応できずに吹き飛ばされるエイン。

 エインだけではない。

 ベルも、リリも、ヴェルフも、モダーカすらも反応できない神速の剣技。

 黄金に輝く長髪は、霧に包まれたこの階層でも良く映えている。

 

 そこに立っていたのはベルの憧憬。

 【剣姫】アイズ・ヴァレンシュタイン。

 

剣姫(ケンキ)!? ナゼッッ!?」

 

 全く脈絡なく現れた都市最強派閥の幹部に焦燥を隠せないエイン。

 ベルも何故? と言う疑問が頭の中でぐるぐると回っていた。

 

「状況はよく分からないけど……多分、あの(ひと)と同じ、だよね?」

 

 アイズはエインに視線を向けると、凄まじい剣気を発する。

 ヒューマン最強とも謳われる所以の一端を垣間見せ、抜剣の風圧で舞い散る灰を一掃する。

 

「助太刀します。倒したら、君に幻のジャガ丸くんを教えてもらう」

 

 ベルにそう告げると、アイズは目にも止まらぬ速さでエインに向かった。

 

「……え? なんでジャガ丸くん?」




 ラッキーガンは国辱超人様からのリクエストです。
 コメントありがとうございます。
 現在も活動報告でリクエストを募集していますので、気軽にコメントしてください。

 幻のジャガ丸くんを持ってきたのは白髪の少年と言う情報入手→ベル?→【アイアム・ガネーシャ】を訪ねるがダンジョンに行っていた→アイズも行く→なんか変な仮面に襲われてる→助ける代価に情報を貰おう!

 こんな感じでアイズはベルを追っかけてきました。
 凄い【幸運】ですね。

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