新世界記 エヴァンゲリオン parallel world Nexus 作:エセ悪魔
シンジくんの性格が少し勇気を持って突き進むことが出来る少年設定だからこんくらい許されっぺ(無責任)
「お父さんのこと・・・嫌い?」
「嫌い・・・か・・・分かりません・・・でも、それを知るためにここへ来たんです。」
「・・・・そうなんだ・・・強いね、シンジくんは・・・私と本当に違う・・・シンジくんは私のようにはならないでね。」
悲しげな笑顔で返される賛辞と忠告に対して自分はただ「はい」と頷くことしか出来なかった。
「凪・・・やっぱ私はダメだわ・・・」
上を向き、腕で目元を軽く隠し呟く諦めの言葉。軽く涙が頬に流れたのが幻か、一瞬だけ見えた気がした。
「・・・そろそろ辛気臭い話は無しね。あ、そうだ!お父さんからIDカードもらってない?」
幻・・・であったのだろうか?
だが、あの光景がどうしても忘れられなかった。
「あ、確か・・・これですよね?」
鞄から封筒とカードを取り出す。
「・・・うん。じゃ、これ読んどいて!」
そう言われ渡されたのは「ようこそNERV江」と書かれた観光用の本みたいなのを渡された。
裏には「機密」の文字とバーコード・・・・
(・・・・・非公開組織だよね?)
いや、ネルフ内で販売されているのかも知れない。
でもこれをすぐに渡された。
つまり持ってることが当たり前なはず・・・
それにネルフの名前、本拠地をこの新東京の外にいた自分でさえ知っている。
(・・・・おかしな組織だな・・)
そんなことを思いながらパラパラと軽くどんな内容かを読む。
「あ、僕ってここで何をしたらいいんですか?」
「・・・・・それは・・・多分お父さんが説明してくれるわ。」
なんだかミサトさんは軽く目が泳ぎ気まずい顔をしていた。
「そうですか・・・・」
とりあえずそれに納得をしておこう。巨大で複雑な地下空間をエスカレーターで移動して大体十分近く。
ブワッと空間が広がった。
淡く光る巨大な空間にまるで逆さまになったかのようにビル群達が天井にぶら下がっていた。
「凄い・・・」
「でしょ?」
下のほうを見るとピラミッド型の建造物を発見した。
「本物のジオフロントだ!」
やや興奮気味になってしまうがそれが当然だ。世界でも有数、そして科学力の結晶体とも言える都市を牛耳る場所だからだ。日本男子の憧れ?みたいな部分も軽くある。
「そう、あれが私達の秘密基地。ネルフ本部。世界再建の要、人類の砦となる所よ。」
そこからは色々曲がったり進んだりとしてベルトコンベアでの移動となった。
「いつまでも車の中はキツいでしょ?ここからなら外に出て大丈夫よ。」
そう言われて車から降りる。
ベルトコンベアは速度はやや速く風を感じる。
「えっとぉ?駅西口を出て、北三番ゲート右?ルート8に入ると・・・」
ルート8と書かれた扉が開く。
「暗記必須だけどなんかやたら複雑に出来てるのよねぇ・・・テロ対策なのは分かるけど。」
あの空間程では無いがサッカードームより広く薄暗い場所を真っ直ぐと道が置かれている。
出口が見えない。
何故エレベーター、ベルトコンベアがありとあらゆる場所で常備な理由が出来た。
「確かこれであってるわよね?」
「あの・・・迷ってます?」
「まだ不慣れでねぇ・・・まぁなんとかなるわよ!!」
「は、はぁ・・・・」
──────────────────────────
あれから順調?に進んで現在はエレベーターの中。
特に話すネタもなく、ただエレベーターの中ではカチ、カチ、カチ、と一定リズムで動く歯車の音しか聞こえない。
チーン・・・
鈴がなり扉が開くと金髪で白衣をした女性が現れた。
「ウッ?!あ、あらリツコ───」
「到着予定時刻に12分もオーバー。」
キスするぐらいな所までずんと近づく白衣の女性。そしてその圧に後ろに引くミサトさん。
「あんまりにも遅いから迎えにきたわ。人手も無ければ時間も無いのよ。」
「ご、ごめん。」
お茶目風な感じで謝るミサトさん。
(ミサトさん・・・いつもあんな感じであざといのかな?)
二人とも顔は決して悪くは無い。
ようこそNERV江を読みながら軽く前を見ながらそう判断する。
ミサトは健康的な色気、白衣の女性は才色兼備とでも言ったところであろうか。
ただ、この二人を見てネルフの人材の採用判断が顔面偏差値もあるのではないかと考えてしまった。
(まぁ・・・そんなことないよね?・・・女性だらけとか・・・絶対ないよね父さん?!)
心の中で更に不安が増えていくのを感じた。せめて父が俗に言うクズであるのか無いのかがとても不安であった。
(もしそうなのなら助走つけて殴ろう・・・)
すると白衣の女性がこちらを向く。
「例の男の子?」
「そうよ。」
白衣の女性と自分の目線が合う。
やはり才色兼備だ。完璧系な人だと一目見て分かる。
「技術局一課、E計画担当責任者、赤木リツコ。よろしくね。」
「は、はい・・・碇シンジです。」
チーン
「さ、着いたわよ。」
再び扉が開き、三人ともエレベーターから身を下ろす。そこからはまた平面エスカレーターだったり徒歩だったりして移動する。
「さ、ここよ。」
扉の隣に付いた機械にカードをスラッシュすると扉が開いた。
部屋は真っ暗であるが二人ともそれを気にせず入っていくので自分は追い掛けるように入る。
「碇シンジくん。君に見せたい物があるの。」
この言葉を合図にバッと照明が点いた。
「ッ?!?!」
目の前には紫色でさっきよりもより一層怪獣に近い顔が目の前にいた。
「人の作り出した、
究極の汎用人型決戦兵器、
『人造人間エヴァンゲリオン』
その初号機。」
大きさは顔面だけでも高く、三階建ての建造物よりも大きいだろう。
そして人型と言った。つまり更にデカいということだ。
「我々人類、最後の切り札よ。」
ただ淡々と語られていく目の前の兵器についての説明。
究極、人類最後の切り札・・・
父さんは・・・・
「これが父の仕事ですか・・・」
「そうだ。」
上から聞き覚えのある低い声が聞こえ、思わず顔を上げた。
エヴァンゲリオンの頭より上には、自分が探していたあの人がいた。
「久しぶりだな。シンジ。」
「父さん・・・・・・」
真顔だった。
ただ何を考えているか分からない。
サングラスで目元もどうなっているかも分からない。
昔、あの言葉を受けなかった自分ならここで不貞腐れたと思う。だが、今は違うんだ!!!
「父さん・・・ここで一体何をしてるの?」
「それを今からお前に教える。
出撃。」
「出撃?!0号機は凍結中じゃ────まさか初号機を、使うつもりなの?!!」
「他に道は無いわ。」
自分は呆然としていた。
二人の言い合いは聞こえなかった。
「碇シンジくん。」
「は、はい・・・」
「貴方がこれに乗って
出撃するのよ。」
「・・・・・・・・え?・・・・出撃?」
「出撃だ。お前はこれに乗って外にいるアイツと戦え。」
この一言。父さんから放たれたこの一言が僕の中にある擦り下ろされても耐え、揺さぶられてもたえた細い細い何かがブツンと切れた。
(出撃?どういうことだよ・・・父さん・・・何も説明されないで・・・たった一言だけで・・・今まで僕をほって・・・何も与えずに・・・僕は貴方を・・・あんた信じてここに来たのにッ!!!!)
父さん・・・ゲンドウの目を見据えて放つ。
「僕はッ!!あんたの都合の良い道具じゃない!!!」
「「ッ!!」」
「あんたは・・・母さんも・・・僕の権利も・・・心さえも奪うのか?!!!!」
殺意、憤怒、激昂、拒否、全てをのした咆哮だった。
あの頃のまま育った自分には出来なかっただろう。
だが、場は静まるだけ。
誰も僕の言葉に返す言葉がない。
次回
父への怒りがシンジの心を猛烈に熱する。
それを冷やすかのように冷徹な行動にでるゲンドウ。
そしてシンジは利用されるがままにエヴァンゲリオンに乗り込んでしまった。
しかし、この世界は決して絶望と苦痛だけの世界ではない。
止まることなく求めたその先に、光は必ず宿る。
次回 、新世界記エヴァンゲリオン
parallel worldNexus
「希望、そして先にある始まり」
さぁて、次回もサービスサービスぅ♡
エヴァ風の次回予告ってこんな感じでよかったっけ?
これからのシナリオ
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破のシナリオ
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本筋のシナリオ
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ifのシナリオ
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プロメテウスのシナリオ