MH ~IF Another  World~   作:K/K

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白色の使い/いつかの未来

 暗闇の中、壁伝いに先の見えない道を走る。涙はとうに枯れ果て、それでも絞り出そうとするかのように目の奥が痛む。

 途中何度も転倒し、その度にこのまま死んでしまいたいと思ってしまう。だが、物音一つしただけで体はバネ仕掛けのように起き上がりそのまま駆け出す。

 仲間が死んだ哀しみよりもあの悪魔に襲われる恐怖の方が上回っているからこその反応であった。

 自分が浅ましい人間であることを嫌でも思い知らされる。

 背後あるいは頭上からの残像のような恐怖に怯えながら、走り続ける。

 

「あっ……」

 

 暗闇の奥に小さな光が見えた。

 疲労する体を動かして、その光を求めるように走る。

 光を潜った時、刺すような閃光に思わず目を瞑る。しばらくの間瞼越しに光を感じていたが、やがてゆっくりと瞼を開ける。

 目の前には緑の森が広がっていた。

 助かった、という言葉が浮かんだがそれ以外の感情が湧いてこない。失ったものの大きさに生還の喜びなど消し飛んでしまう。

 全て夢であってほしかった。只の悪夢であってほしかった。だが、草木のニオイ。風の感触。降り注ぐ太陽の熱。五感を刺激するもの全てが現実だと言ってきた。

 ふと足元に目を向ける。そこには複数の足跡があった。見覚えのある足跡。周りの景色も同じく見覚えがある。

 そこで、ここが自分たちが最初に入った入口であることに気付く。

 ならばこの道を戻れば――

 最後の力を振り絞って森の中を進む。

 そう長くない距離の筈なのに、何十キロも歩いて来たように感じながら目的の場所に辿り着き、目の前の扉を叩く。

 

「はーい……え! ど、どうし――たんですか?」

 

 扉を開けた宿屋の娘は、ボロボロのネイの姿を見て驚き声を詰まらせながらも介抱しようとしてくる。

 素直に宿屋の娘の肩を借り、宿屋の中に連れられると入口付近にある椅子の上に座らせられる。

 

「ちょっと待ってください」

 

 そう言って一旦娘は姿を消すと、水の入ったコップを持って現れる。

 

「どうぞこれを飲んで下さい」

 

 ネイの手にコップを握らせる。

 すぐにでも飛びついて飲み干したかったが、疲労し切った体は中々動かない。

 

「ありが、とう……」

 

 取り敢えずまだ動く舌を使い、礼だけは言う。

 

「私、お父さんを呼んできますね」

 

 娘はそう言って宿屋の外に出ていく。

 少しの間脱力しながらも今後のことを考える。まずはギルド本部にこのことを話さなければならない。そして、戦力を集めあの悪魔を討伐するか、二度と出られないようにあの洞窟を塞いでしまうか。

 自然と手に力が込められる。冷たい水をコップ越しに感じ、疲れている頭に少しだけ喝が入り、ようやく悪夢が終わったことを実感した。

 そんなことを思いながら渡された水を飲――もうとしてその動きは途中で止まる。

 ネイがコップに口を付ける直前で動作を止めた理由は何か。彼女の視線はある一点に向けられていた。

 親子の部屋と思われる部屋のドア。余程ネイの来訪が急であったのか僅かに開いている。

 この時、何故かネイの頭の中にナハの言い残した言葉が頭を過った。

 

『あまり時間が無い。重要なことだけ言っておく。今からひたすら壁伝いに走れ。止まるな。真実を探せ。この三つを守ればきっと君の未来が繋がる』

 

 前二つはあの洞窟から逃げることを指しているとして、最後の真実というのはどういう意味なのか。

 真実ということは、何か嘘があったということになる。その嘘とは何なのか。

 

『冒険者さんたちは、これから街の方に向かうんですよね?』

 

 自分たちがあの洞窟へ行くことになった切っ掛け。

 

『それだったらいい近道があるんですよ』

 

 もしも、もしもあの時、彼女があの悪魔のことを知っていたら? 知っていてわざとあの洞窟のことを教えたのだとしたら?

 鼓動が早まる。乾き切ったと思っていた体から汗が噴き出す。

 ネイはただの考え過ぎだと思った。疲れた体、仲間を失って弱り切った精神が後ろ向きな考えをさせているに違いない。

 だというのに喉が乾いている筈なのに手渡されたコップを椅子に置き、疲労困憊なのに親子らの部屋に向かって歩き始める。

 ドアの前に立ち、ドアノブを握り締める。

 体が震える。この先にある何かに自分が怯えていた。しかし、いつまでも躊躇していられない。あの娘がいつ戻ってくるか分からない。真実を見つける前に見つかったら、永遠に答えを知ることが出来ないような気がした。

 一度だけ深呼吸をした後、ドアを開け中に入る。

 最初に目に入ったのは、机と椅子。視線を横に滑らせると壁際に二つ並んだベッド。その視線を今度は反対側に向けたとき――心臓が凍り付いたかと思った。

 壁際に置かれた棚。いくつもの蝋燭が並べられ照らされている。その棚に鎮座するのは、あの洞窟でネイたちを襲った白い悪魔の像であった。

 

「何、で?」

 

 意識がごちゃごちゃになりそうになる。彼女らは知っていたのだ。あの存在を。知っていて、居ると分かっていてあの洞窟を教えたのだ。

 そう分かった瞬間、色々なことが腑に落ちる。古いせいで大量の煙が出てきた携帯松明。そもそも前夜のあの石鹸からして仕組まれていたのかもしれない。ニオイで獲物を探る白い悪魔に見つかり易くするようにニオイ付けをしていたのだ。

 途中で松明が消えたのもそうだ。暗闇にすることで洞窟内から逃げられなくする為の細工。

 ならこの宿に戻って来た時、娘が驚いたのは生きて戻ってきたからということになる。

 

『はーい……え! ど、どうし――たんですか?』

 

 あの言葉を詰まらせた後、次に繋ぐべき本当の言葉は――

 

「どうして生きているの?」

 

 ――次の瞬間、ネイは後頭部に強い衝撃を受け地面に倒れ伏す。

 混濁する意識の中、首筋にかけ血の生暖かい感触が伝わっていくのを感じた。

 

「あーあ。あのまま水を飲んでいたらこんな痛い思いをしなかったのに」

 

 頭上から聞こえて来る声に、何とか体を捻じって視線を向ける。そこには宿屋の娘が父を伴って立っていた。

 人当たりの良さそうな笑みは消え失せ、親子共々家畜でも見るような無感情の瞳でネイを見下ろしている。娘の手には薪が握られており、それでネイを殴ったようであった。

 

「あな、た達が仕組ん、だ……!」

「そうですよ。貴女たちはあの御方への生贄なんです」

 

 隠すことなくあっさり肯定する娘。それどころか、あの悪魔を御方などと敬った言い方をする。

 

「どうして、こんな、ことを……」

「そうですね。何処から話しましょうか……」

 

 

 ◇

 

 

 娘は語る。あの悪魔が現れる前の村の惨状を。

 この村には、統治する貴族の一族が居た。元々は村人から慕われる聡明な貴族であったが、先代が無くなってから状況は一変した。

 当代の貴族は、重税を村人たちに課し、あらゆる財を絞り取るようなことをし始めた。

 当然抗議する村人も居たが、その村人も貴族の兵士によって襤褸屑のようになって帰って

 くるか、物言わぬ屍となって戻って来るかの二択であった。

 圧倒的な権力と暴力によって村は支配され、誰もが貴族に逆らうことが出来なくなった。

 男は重労働。女は、貴族が気に入れば慰みモノ。

 

「あれは本当に嫌だった……」

 

 娘は無表情で当時に自分の身に起こったことへの感想を洩らす。

 地獄のような日々。だがあることで状況は一変した。

 あるとき、娘は森の中で貴族に追い回されていた。嬲るための下準備のような趣味の悪い遊びの為に。

 泥まみれになりながら貴族から逃れ、木の陰で身を隠す娘。貴族は下卑た笑い声を出しながら、どこだどこだと娘を探す。

 その時、貴族の背後の草木が揺れた。貴族は、そこかと喜々とした態度で草木の中へと飛び込んで行った。

 まったく正反対の場所に隠れていた娘はしばらくの間、その揺れた草木の方を眺めていた。

 すると草から貴族の足が突き出る。だが不自然な形であった。明らかに地面と水平の位置にあり、もがくように両足をばたつかせている。

 次の光景に娘は絶句した。

 草木の中から現れた白い生物。それが大きな口で貴族の上半身を丸呑みにしていた。

 貴族は逃れようと足を何度も動かして抵抗するが、徐々に口の中に体は吸い込まれていき、最後には白い生物の腹の中へと収まってしまった。

 あの傲慢な貴族の呆気無い最期。だが、皮肉な最期とも呼べた。

 村人たちを喰い物としていた男が、文字通り食い物にされたのだから。

 娘は全身を震わせながら両手で口を押える。それは未知なるものに対しての恐怖からくるものではない。

 

「本当に苦しかったですよ。お腹が痛くって」

 

 内から出る笑いを、嘲笑を、喜笑を抑えるのに必死であった。解放された喜び。無様に最期を遂げた貴族への嘲り。それらが合わさって哄笑となり外に飛び出そうになる。

 貴族を丸呑みにした白い生き物は、それで満足したのか娘に気付かずにのそのそと何処かに向かって歩き出す。

 娘はこのとき、村に逃げるのではなく生き物の後を追った。

 ばれないように遠くから息を殺して静かに静かに後を追う。後にニオイで獲物を感じ取ることを知ったが、このとき娘は運良く泥まみれでありそれによって自分自身のニオイを消しており、気付かれることは無かった。

 生き物が洞窟内に消えていくのを見て、そこが住処だと分かると急いで娘は村に帰り、自分の身に起こったことを父に話した。

 最初父は娘が貴族を耐えかねて殺め、作り話をしているのではないかと思ったが、すぐにそれが真実だと知ることとなる。

 貴族の行方を捜して兵士たちが村人たちに行方を訊ねに来た。

 娘は父に囁く。嘘を言って洞窟へ向かわせようと。

 父は娘の案に悩んだ。もし、その生き物が兵士たちによって退治されたら報復の先は自分たちになる。

 だが、娘は言う。あれは普通の生き物ではないと。

 結論から言えば父の心配は杞憂に終わった。

 洞窟にまんまと向かわされた兵士たちは、白い生き物によって蹂躙される。

 ある兵士は木の葉のように吹き飛ばされ、ある兵士は地面に埋まる程叩き潰される。

 何よりも驚いたのは、生き物が天の力である筈の雷の力を操り、幾人もの兵士を焼き尽くしたことだ。

 自分たちに圧制していた兵士たちが虫けらのように潰されていく光景。遠くからそれを眺めていた父と娘は、背中に言いようのない興奮が駆け抜けていくのが分かった。

 あの圧倒的力と雷を自由に扱う力。あれはきっと自分たちの境遇を痛ましく思い、救いにやってきた天からの使いではないか。

 そう思うと白い体は無垢であり穢れに染まらない清らかなものに見え、目の無い顔は、不浄なこの世を見ない為の不要なもの。絶叫のような咆哮は、この世の理不尽を嘆く声、そう全てが神々しく思えるようになってきた。

 そこから先のことは早かった。村人たちを説得し協力体勢を作る。渋る者にはあの天の使いの圧倒的な力を見せ、信奉させる。

 残った貴族の兵士たちも纏めて天の使いに裁いてもらい、忌々しい貴族の屋敷も燃やしてしまった。

 当然、不審に思い調べに来る貴族関係者もいたが、それら全て上手い事洞窟に案内し、天の使いの裁きを与える。

 気づけば村人全てがあの天の使いを崇拝するようになっていた。

 裁く者が居なければ生贄を捧げる。村人たちは天の使いの望むがままに生きるようになっていった。

 

 

 ◇

 

 全てを聞き終えたネイは絶句する。あの悪魔を天の使いとして祈っているその神経が全く理解出来なかった。

 だからこそ怒りが湧いてくる。

 

「貴方、たちの、せいで、私の、仲間が、化け物に……!」

「化け物?」

 

 娘は手に持った薪をネイの脇腹に叩き付けた。

 

「あがっ!」

「何が化け物だって言うんですか! あの御方に無礼な! 生贄のくせに! 捧げものの分際で!」

 

 突如激昂し、薪でネイを滅多打ちにする。

 

「あの御方は天の使いなんです! 神聖な存在なんです! あの御方が居れば私たちは怯えることなんてないんです!」

 

 足を腕を背中を腹を兎に角打ち続ける。ネイがどんな苦鳴を上げようとも打つ力は弱まらない。ネイは身を丸め、その暴力を耐える。

 

「この! この! この! この――」

 

 その手が突然止まる。娘の父が腕を掴んでいた。

 

「それぐらいにしておけ。あの御方は、死体は好まない」

 

 ネイの為では無く、あくまで天の使いという白い悪魔の為に娘の暴行を止めた。

 荒い呼吸をしていた娘であったが、深呼吸をして気分を落ち着けると手にしていた血塗れの薪を床に捨てる。

 

「そうだったね。ごめん」

「気にするな。お前が殴っていなかったら、俺がやっていた所だ」

 

 父の手に握られた斧が鈍い輝きを放つ。

 

「う、あう……」

 

 呻くネイ。体中が痛むが、幸い娘にそこまで力は無く骨折までには至っていない。

 

「どうしようか? あそこまでもう一度運ぶ?」

「村の奴らには、何人か声を掛けてある。今日中には終わる」

 

 会話からこの父娘だけでなく村そのものがあの悪魔を信奉しているのが分かった。仮にここを抜け出したとしても、他の村人たちに捕らえられてしまうかもしれない。

 

「でもまあ、次は逃げられないように脚の一本ぐらいは切り落としてしておくか」

「そうね」

 

 ネイの体から血の気が引いていく。

 

「縄と火を持ってきてくれ。すぐに止血出来るように」

「はぁーい」

 

 まるで日常の会話のように軽い口調。故に狂気を感じさせる。

 

「さて、と」

 

 娘が部屋の外に出ると、父が斧を持ち上げながらネイに近付いていく。

 

(これで、終わりなのかな……)

 

 絶体絶命の状況にネイは自らの命を諦め始めていた。

 

「だ、誰ですか!?」

 

 だが、事態は娘の切迫した声で急変する。

 

「はいはーい。邪魔だよ邪魔。どいてくれるか?」

「ま、待って下さい!」

 

 娘の声を無視してどかどかと足音を立てながら誰かが部屋へとやって来る。

 

「穏やかじゃないねぇ?」

 

 傷付き倒れているネイと斧を構える娘の父の姿を見て、バンダナを巻いた男が入って来た。

 

「調査で済まそうと思ったら怪しさ満点じゃねぇの。アルー、早く来い。負傷者一名だ」

「ちょっと待ってよ」

 

 バンダナの男の背後から金髪の女性が現れる。

 

「あの子は?」

「キユウが魔法で眠らせた」

 

 謎の来訪者たちに娘の父は叫ぶ。

 

「何だお前たちは!」

「冒険者だよ。何なら証拠も見せようか?」

 

 バンダナの男はそう言って懐から金属性の長方形のプレートを出す。そこには冒険者のランクとエッジというバンダナの男の名前が刻まれていた。

 

「貴族関係や冒険者関係できな臭い話があるもんだから調べに来たが……当たりかぁー。悪いが色々聞かせてもらうぜぇ?」

 

 娘の父は躊躇することなく斧を振り上げてエッジたちに襲い掛かる。

 エッジも腰に差した剣に手を伸ばし、抜く――かと思いきや娘の父の腹に靴底を叩き込み、部屋の端まで蹴り飛ばした。

 

「得物なんて振り回すなよ。思わず斬りそうになったじゃねぇか」

 

 娘の父はそのまま意識を失ってしまう。

 

「貴女、大丈夫?」

 

 アルが心配そうにネイの顔を覗き込む。

 散々耐え切ってきたネイの緊張の糸はここで途切れ、そのまま意識は暗闇の中に消えていった。

 

 

 ◇

 

 

「そんなことがねぇ……」

 

 エッジは不快そうな声を洩らす。

 街に向かう馬車の中で治療を施されているネイから今まで何があったのか聞かされた後の感想であった。

 

「これが奴らの神様か……」

 

 先程まで手の中で弄んでいた白い悪魔の像を忌々しそうに眺める。そのまま捨ててしまいたい衝動に駆られるが、姿を模った貴重な情報である為残念だが出来ない。

 あの後、村はエッジたちが連れてきた兵士たちによって占拠され、村人全員が重要参考人として連行されていった。

 白い悪魔に関してもネイからの情報で、洞窟周辺の出入り口を全て封鎖することとなっている。

 

「大した信心深さだよ。こんな変な奴の為にあれこれ奉仕するなんてな」

「それもどうだかな?」

「ん?」

 

 エッジの意見に馬車の隅にいた老人キユウが異を唱える。

 

「奴らの信仰自体が、自分たちがやっていることへの目晦ましかもしれねえ。罪の意識から逃れる為にもっと大きな存在に全部責任をおっ被せたかったのかもな。神様が裁いているから仕方ない、神様の意思だから仕方ないってな」

「何だそりゃ? ただの都合の良い存在だったって訳か? これが?」

「何も語らない神様なんだ。だったらこっちが色々と考えて設定を作ってやらねえとな。尤もあの様子じゃ、凝り過ぎて現実と虚像がごっちゃになっているかもな。――まあ、あくまで推測だ。答えなんざどっちでもいい」

「誰も救われねぇな、それ」

「救われたと思えたら、それで十分なんだよ」

 

 そう言うともう興味は無いといった様子でキユウは目を閉じる。

 

「私は……これから、どうなりますか?」

 

 治療中のネイが今後のことを聞いてきた。

 

「街についたら、まずはきちんと治療をしないとね」

「治ったら、お前には嫌なことかもしれないが起こったことを詳しく説明してもらうことになる。――最近、お前の見たような新種のモンスターの被害が増えてきているからな」

「そう、ですか」

 

 声に生気が無い。エッジはこのまま彼女が仲間の後を追って自殺するのでないかという不安を覚えた。

 

「……お前は、これからどうする?」

 

 だから聞いてしまった。ネイが今後どう生きていくのかを。

 

「私は……」

 

 ネイはそこで一旦言葉を止めた。すると彼女の目から涙が流れ出す。

 

「私は、必ず、あの洞窟に行きます! 仲間を、きちんと、弔う為に! どれだけの年数が、かかっても!」

「……そうかい」

 

 先程の不安は思い違いだったらしい。

 

「まあ、そんときは俺らにも声を掛けな。これも縁だ。手を貸すよ」

「ありがとう、ございます!」

 

 彼女の意思は、未来(さき)に向けられているのだから。

 

 

 




これがトルゥーエンド版といった感じです。
この話は前に書いたモノブロスの話と対になる感じで書いてみました。
あと今年で本筋の話は終わらせようと思っています。

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