速攻で攻略したいので攻撃力と機動力に特化したいと思います。《凍結》 作:Many56
ログインしたら目の前には広場が広がっていて、そこそこ賑わっていた。
さて、こういうゲームはまずレベル上げをして強くなる必要がある。
(とりあえず近くのプレイヤーにでも教えてもらおうかな)
周りをキョロキョロ見回していると緑の迷彩柄の服を着たのプレイヤーが目に止まった。
「あの、すいません!レベル上げってどこでやれば良いですか?」
「ん、お前初心者か?」
「はい。今日始めたばかりで、何も分からなくて…」
「そうだな、西の森なんかがオススメだ。あそこはザコ敵がうじゃうじゃ出るから最初のレベル上げなんかには一番良いだろ」
「そうですか。ありがとうございます!」
「頑張れよ!」
とりあえず西の森に行くことにした。
数分後
AGIを高く設定したおかげであっという間に到着した。
森の中に入って1分もしない内に小さなウサギのモンスターが現れた。
(カワイイ…ちょっと気が引けるけど、俺のレベル上げの糧になってくれ)
そう思い、体当たりを仕掛けてきたウサギを居合斬りの要領で真っ二つにした。
『レベル2になりました』
今レベルが上がったからステータスを見ると、どうやら合計5ポイント上げられるようだ。
「STRに3、AGIに2振り分けておこう」
また森の中を歩いていると、今度はハチのようなモンスターが現れた。
体当たりを仕掛けてきたので、AGIを活かしてそのままヒラリとかわした。
「そんな遅い攻撃当たらないぜ」
そう油断したら緑の液体を吐いてきた。
「げ、これ毒だ。とっとと倒そう」
しかし相手は飛んでいる。どうするべきか?
(相手を油断させて、突っ込んできた所を斬りつけるのが良さそうだ。)
そう思いつき、一旦逃げるフリをした。
案の定ハチはそのまま追いかけて、体当たりを仕掛けてきた。
「喰らえ!居合斬り!」
振り向き様に先程と同じように居合斬りを叩き込むとハチは真っ二つになって倒すことができた。
『レベル8になりました』
『スキル【拮抗破壊】を獲得しました』
【拮抗破壊】
〈戦闘の際、ステータスの内(HP、MPを除く)3つが敵より低く、2つが敵より高い場合、ステータスが1.5倍になる。獲得条件はフォレストクインビーとの戦闘の際、ステータスの内(HP、MPを除く)3つ以上敵より低く、レベル15以下のプレイヤーが単独で対象モンスターを討伐すること〉
(うわ、これかなり使えるな!ステータスのほとんどをSTRとAGIに振っているから戦闘の時ほぼ常時発動状態になるぞ)
また、足元には指輪が落ちていた。
装飾品・フォレストクインビーの指輪
フォレストクインビーを討伐すると獲得できるレアアイテム。VIT+6。10分ごとに最大HPの1割を回復する。
「なるほど、さっきダメージ受けたからこれで回復できるな。さてと、ステータスはさっきと同じくSTRとAGIに振りますか。この調子でバンバンレベルを上げていこう!」
約2時間後
『レベル15になりました』
『スキル【居合斬り】を獲得しました』
『スキル【刀の心得V】を獲得しました』
【居合斬り】
〈刀を抜刀しざまに敵を斬りつける技。MP消費5。STRを30%加算して攻撃する。居合抜き(刀を抜いて1.5秒以内に敵を攻撃)でモンスターを30体討伐すると獲得〉
【刀の心得V】
〈STRを常に5%上昇〉
かなりレベルが上がってきている。
さっきも【HP強化小】と【MP強化小】を手に入れて、ステータスもかなり上がってきた。
(今日はこのくらいにして、明日もまた頑張ろう!)
そんな感じで今日を終えた。
翌日
「さあ、今日も一日頑張ろう!」
昨日と同じく西の森に向かった。
しばらくすると、大量の爆発テントウムシが湧いて出た。
「うわっ、さすがにこの数はキツすぎる!」
全力疾走で逃げたら目の前には壁になっていた。
(止まりきれない!壁を蹴って方向転換だ!)
そう思い足を前に出したが、壁に触れたにも関わらず足には感覚が無く、そのまま貫通した。
「うわっ!」
気付いたらいつの間にか洞窟なっていた。
(どうやら隠しダンジョンのようだな。せっかくだからこのまま進んでみよう!)
洞窟の中は登り坂になっており、進んで行くと様々なモンスターが現れ、それをちぎっては投げ、ちぎっては投げを繰り返していくと大きな門が現れた。
(多分、この先がボスなんだろう。気を引き締めてかかろう)
門を開けると外に出て、山の山頂付近だった。
「ギャオォォォ‼︎」
大きな怒号が響きわたり、大量の鱗に覆われ細長い体を持った巨大な飛龍が現れた。
「強そう…でもやるしかない」
体当たりをかましてきたが紙一重でかわし、そのまま一撃を叩き込んだ。
「ガワアァァァ!」
俺の攻撃を受けてどうやらそれなりに効いているみたいだが、HPを見ると大したダメージにはなっていなかった。
(うーむ、これはかなり厳しそうだ)
回避しては攻撃を繰り返している内に、飛龍は距離を取り、火炎を吐いてきた
「ヤッベ!怒らせちまったな…」
そう考えながら飛龍の火炎を避け続け、近くの壁まで誘導した。
(壁伝いに跳べば届くかな…)
俺は居合斬りの構えを取り、一気に飛龍へ肉薄した。
「喰らえ!居合斬り!」
ズバッと大きな音を立てて飛龍のHPが残り5割まで削れた。
(よし、いける)
そうすると、飛龍はオーラのようなものを纏いまたしても体当たりを敢行してきた。
(なんかヤバそう、速度も速くなったし、これならどうだ!)
俺は飛龍の体当たりをもう一度かわし、飛龍に跳び乗った。
そして、上からザクザクと攻撃を加えたがそれを嫌がった飛龍からあっという間に振り落とされた。
「クッソ、こうなったら…」
振り落とした俺に向かって飛龍は一直線に突っ込んできた。
「居合斬り!さらにもう一つ居合斬り!ダメ押しのラストだ、居合斬り!」
すれ違いざまに居合斬りを叩き込み、追撃してさらにもう二つ叩き込んでやった。
「ギャワァァァァ…!」
俺の居合斬り三連発を喰らい、飛龍はそのまま倒れた。
「よしっ!俺の勝ちだ‼︎」
『レベル21になりました』
『スキル【
『スキル【抜刀斎】を獲得しました』
【
〈飛龍を召喚し使役できる。乗ることもできる。MP消費20。効果時間5分。クールタイム50分。一日5回まで。ダンジョンボスの飛龍に乗ることで獲得できる。〉
【抜刀斎】
〈居合の構え(刀を収め、右手を柄に、左手を鍔と鞘に触れた状態)をとった時及び刀を抜いて3秒間はSTRとAGIが1.3倍になる。ダンジョンボスを居合斬りでトドメを刺すことで獲得できる〉
「なるほど、これはとてつもなく強力なスキルだな。かなり使えそうだ」
飛龍の亡骸の跡には宝箱が残されていた。
中には装備やスキルの巻物が色々入っていた。
「ウオオオオオ!凄くカッコいいじゃないか‼︎」
中にはこんなものが入っていた。
【ユニークシリーズ】
〈単独でかつボスを初回で撃破しダンジョンをクリアした者にのみ贈られる唯一無二の装備〉
【白龍ノ装束】
白銀色の和服で、家紋の様に龍の顔の絵が描かれている。〈 STR+30 DEX+5〉【破壊不可】【スキルスロット空欄】
【虚無ノ月】
白銀色の鞘に黒い柄の黒刀。〈STR+40〉【破壊成長(壊れてもその都度瞬時に再生し、性能も向上する)】【虚の冥界】〈スキルを使った攻撃の際、30%の確率で発動。相手のHP量や防御系スキル等に関係なく確殺する。一日10回まで。ただし、虚の冥界がなくとも倒せる場合は発動しない〉
【蒼竜ノ袴】
蒼い袴で、細かい鱗の模様が入っている。〈MP+30 AGI+30〉【破壊不可】【スキルスロット空欄】
【御家人ノ草履】
基本的に見た目はただの草履。うっすら黒光りしている。〈AGI+40〉【破壊不可】【神風】〈3分間AGIを2倍にする。クールタイム1時間。一日7回まで〉
【飛龍の指輪】
飛龍の形をした指輪。MPを10分ごとに30回復させる。『龍』や『ドラゴン』と言った言葉が入っているスキルや技のクールタイムや消費MPを半減させる。〈MP+50〉【破壊不可】
スキル【龍刀技:飛天御剣流】
〈MPを10消費して【龍槌閃】(飛び上がり重力を利用した頭上からの斬撃)【龍翔閃】(敵の懐に潜り込み斬り上げる)【龍巻閃】(回転で敵の攻撃を受け流し、その流れのまま敵の背後を攻撃)【双龍閃】(抜刀術。刀と鞘で二連撃を敵に撃ち込む)【土龍閃】(刀で土砂を巻き上げ攻撃する遠距離技)【九頭龍閃】(同時に9方向から攻撃を加える。一日5回まで)【
この結果、ステータスはこのようになった。
スピリット
Lv21
HP 60/30(+30)
MP 75/35(+90)
【STR 100(+70)】
【VIT 0(+6)】
【AGI 120(+70)】
【DEX 10(+5)】
【INT 0】
装備
頭【空欄】
体【白龍ノ装束】〈STR+30 DEX+5〉【破壊不可】
右手【虚無ノ月】〈STR+40〉【破壊成長】【虚の冥界】
左手【空欄】
足【蒼竜ノ袴】〈MP+30 AGI+30〉【破壊不可】
靴【御家人ノ草履】〈AGI+40〉【破壊不可】【神風】
装飾品【フォレストクインビーの指輪】〈VIT+6〉
【飛龍の指輪】〈MP+50〉
【空欄】
「うーむ、我ながら恐ろしいことになってしまった。まさか二日でここまで強くなってしまうとは…どんだけ運が良いのだろうか…まあ、望んでたように強くなったんだ。さらにこのゲームの攻略が捗りそうだ!」