雷神の刃   作:淫欲童子

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雷と炎

黒雷は包帯だらけでベッドに横たわる

 

「黒雷さん、ご飯たべますか?」

 

「あら、しのぶ?随分桑島君と仲良くなったわね?何があったのかしら?二人で!二日も!いなかったんだし、ねぇ桑島君?」

 

カナエはニコリと笑いながら言うが目と声は笑ってない

 

「何も!鬼殺の現場見せただけ!」

 

「酷いです。黒雷さん。二人で同じ宿に泊まったのに」

 

しのぶは泣き真似をしながら黒雷の胸に抱きつく

 

「く・わ・じ・ま・君?」

 

「お、落ちつけ、カナエちゃん!」

 

「姉さん、黒雷さんのお世話は私がするから姉さんは他のことお願いね」

 

「あらあら、しのぶ。桑島君のことは、お姉ちゃんに任せて」

 

カナエがにこやかに言うがしのぶは

 

「黒雷さん、はい、アーン」

 

「えっと」

 

「あーん」

 

「あ~ん」

 

カナエはふぅとため息をつく  

 

「お姉ちゃん、しのぶと桑島君が仲良くなって嬉しいけど、寂しいなぁ。桑島君」

 

カナエは黒雷のベッドに腰掛けると肩にもたれ掛かる

 

「姉さん」

 

「お姉ちゃん、しのぶの事好きだから、寂しい」

 

「なら、なんで、黒雷さんに抱きついているの?」ニコッ

 

「桑島君がしのぶちゃんにちょっかいださなければ、しのぶちゃんがお姉ちゃんのところに帰ってきてくれるかなって」

 

「へぇ~、そう」

 

「(二人の間に何かバチバチしたのが見える)」

 

黒雷が胃に穴が開く日は近いか否か

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とそんな治療生活が終わるころ

 

「カァー!コクライ炎柱ト共ニ南南西ヘ向カエ!」

 

「やだ!」

 

「カァー、イヤナラ給料ナシ給料ナシ!すぐに炎柱ノ屋敷ヘ行キ合流セヨ」

 

「だりぃ~」

 

黒雷は渋々屋敷へと向かう

 

 

「こーんにーちわー!槇寿郎くーん!あーそーぼーー!」

 

黒雷はそういいながら屋敷の門を蹴って開ける

 

「あーぁ、なんで喧嘩売ってきた奴のところに足を運ばなきゃなんねぇの?」

 

ぼやきながら玄関に行くと、酒瓶をもった槇寿郎がでてくる

 

「ちっ!騒がしいと思ったらてめぇか」

 

「輝哉からの指令だ。とっとと準備してくださいやがれ」

 

「お前も柱なんだろ?一人でいけよ」

 

「その言葉が聞けてよかったよ。これで輝哉への面目がたつ」

 

「てめえ、御館様を!」

 

がっ

 

槇寿郎が胸ぐらを掴むと

 

「いちいち絡んでくんじゃねぇよ!」

 

黒雷も胸ぐらを掴む

 

「お辞め下さい!父上!」

 

槇寿郎を小さくしたような少年がでてくる

 

「ちっ!」

 

槇寿郎は家の奥へと戻る

 

「申し訳なかった!父上は今虫の居どころ悪くてな!」

 

少年は活発な口調で話す

 

「いや、こちらこそ無作法だったな。親父さんとは初対面の印象が悪くてな、失礼した。」

 

「うむ!良ければ、茶でも飲んでいかれてはいかがだろうか!」

 

「ご馳走になる」

 

黒雷は部屋に案内される

 

「先ほどは父がすまなかった!」

 

「もういいよ。こちらこそすまなかった」

 

「うむ!そう言って貰えると助かる!して!今日は何用で!」

 

「輝哉・・・・ってもわからんか。御館から指令が出た。俺と炎柱の二名で任務に当たれとな、まぁ別に一人でもいいが輝哉への義理立てできたからな」

 

「そうであったか!ならば俺からも父上に言ってみよう!」

 

「いや別に」

 

「そうか!任せてくれるか!」

 

「話し聞けよ」

 

黒雷がため息を着くと襖が開かれる

 

「杏寿郎お客様ですか?」

 

キリリとした目が特徴的な美しい女性が現れる

 

シュン!

 

黒雷は一瞬で女性の元に近寄ると手を握る

 

「美しい方だ。どうでしょう今夜一緒にお食事でも!」

 

「なんと!」

 

杏寿郎は黒雷の早さに驚きの声を上げる

 

「ゴホッ、ゴホッ!失礼いたしました。」

 

女性は口を着物で覆いながら咳をするとまっすぐに黒雷を見詰める

 

「話しは少し聞こえておりました。主人の無礼心よりお詫び申しあげます。主人も私がまもなく死ぬと医者から聞かされ酒に頼っているだけです。どうかお許しください」

 

「死ぬ?」

 

黒雷は着物の袖に血を見つけ、奥の部屋に薬の袋を見つける

 

「失礼」

 

奥の部屋に進むと

 

「あぁ、なんだ結核かぁ」

 

「えぇ」

 

「まぁ、この薬じゃあ症状を緩和させても治らねぇし、そろそろ薬も効かなくなってきたってところか?」

 

「医学に心得がおありで?」

 

「まぁ、ちょっとした知り合いに流行りの病気とか聞いてなぁ、まぁ、症状の進行次第で治せるかもな」

 

「本当か!!」

 

「うお!?」

 

杏寿郎は黒雷は肩を掴むとガクガクと揺さぶる

 

「診てみないと!」

 

「頼む!母上を助けてくれ!」

 

「わかった!わかった!」

 

黒雷は杏寿郎から抜けだすと杏寿郎の母、瑠火のいくつか質問をすると触診していく

 

「フムフム、よし次はパンツ脱いでこっちに尻だして」

 

「え!?」

 

「おい!本当にこれは診断なのか!」

 

「まぁ、症状の一つに肛門周辺にも症状が出る場合があるからな(ただ見たいだけだけど)」

 

「そうか!すまなかった!」

 

「はいは~い、やれやれ、本当に普段持ってるものが役に立つとはねぇ」

 

黒雷は結核の治療が何故できるか。それは複数ある黒雷の転生特典の一つであるからである。病気の診断、治療、薬の知識を特典として貰っていたのだ。

そして、旅先で治療してキャッ!ステキ!となるものを夢見てこの時代に主流の病気の治療薬を持って歩いているのである

 

そして、透明な棒を出すと

 

「っ!うぐっ!///////」

 

瑠火の尻に棒をさして中を見る

 

瑠火は顔を真っ赤にしながらたえる

 

ガシャン!

 

「おい!俺の妻に何をしている!!!」

 

襖の外から槇寿郎の怒鳴り声が聞こえる

 

「炎の呼吸壱ノ型」ゴオォォォォ

 

「あぁ~ヤバい」

 

黒雷は刀を構える

 

「お待ちを父上!」

 

「不知火!」

 

「あぶねぇ!」

 

黒雷の避けると 

 

後ろから槇寿郎の腰にてを回し

 

「バックドロップぁ!!!!」

 

「ちちうえーーーーー!!!!??」

 

ドオォォン!!!

 

黒雷は畳に槇寿郎を沈めると

 

「フムフム成る程、はい良いですよ。病状の進行具合は確認できました。」

 

そう言い荷物を漁る

 

「あの、抜いてください////」

 

「あ、すんません」

 

黒雷は薬を二つ出すと

 

「こっちが結核の薬でこっちが結構強い薬なんで胃薬です。」

 

「あの、御代は」

 

「あぁ、要りません。」

 

「そのような訳には」

 

「ならば今宵限りでも、私の嫁に」

 

手を握る黒雷の手をそっと外すと

 

「私は既に主人に操を立てています。御代を」

 

まっすぐに見る瞳にため息を着くと

 

「そこの酔っ払った畳に頭を突っ込んでる奴の方が良い男と?」

 

槇寿郎が頭を畳に突っ込みピクピクしているのを見て

 

「ふふ、えぇ、とても良い主人です。今は心が疲れていただけです。きっと元の主人に戻ります。」

 

「やれやれ、炎は熱くていけねぇや」

 

黒雷はポリポリと頭をかくと

 

「今日の分の薬は良いもん見せて貰ったってことで勘弁してやるよ。薬の用法と容量、あと注文票と薬が貰える屋敷書いといたから俺の紹介と言うことでただで貰える。炎柱に言っといてください。今日以降の薬と治療で貸し二つだ、利子着けて返しやがれってね。それじゃあ任務があるので」

 

そう言うと手をヒラヒラさせながら出ていく

 

「ありがとう!」

 

杏寿郎が黒雷を追ってくると頭を下げる

 

「礼なら完治したときにしろよ。これで治んなかったらアホみたいだろ」

 

「大丈夫だ!俺は貴方を信じる!」

 

「・・・・・・そうかい」

 

黒雷が出て行こうとすると

 

「俺は!貴方が羨ましい!酔っていたとは言え父上を気絶させ!薬学に精通している!まさに天賦の才であろう!父上は私に才能はないとおっしゃった!やはり才能がなければ貴方のように慣れないのだろうか!」

 

「才能ねぇ、俺も才能なんてねぇよ」

 

「それは謙遜であろう!」

 

「本当だ。俺は他の弟子が一の努力で型一つ覚えたときですら自分では五努力してたと思ってたけど型一つまともに使えなかったさ、でも、天才が一の努力をしたら、凡人が十の努力をしたら、俺は千の万の努力をして越えてやるよ。」

 

「貴方は何のためにそこまでするのだ、鬼に恨みでも」

 

「女にモテるためだ!!」

 

杏寿郎は一瞬固まるが

 

「ハッハッハッ!そうか!わかった!」

 

「縁があったらまた会おうぜ杏寿郎君」

 

「そう言えば貴方の名前を聞いてなかった!!!」

 

「桑島黒雷、女好きの柱さ」

 

「うむ!わかった!女好き柱の桑島殿だな!」

 

「ちげぇよ!!!」

 

 

その後黒雷は一人で任務を完遂させた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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