雷神の刃   作:淫欲童子

16 / 22
雷と孤独

ずぼっ!!

 

木が倒れ積み重なっている近くの土の中から手が出る

 

ズモモモッ

 

「あづっう!!」

 

体を出すと右目を抑え地面に転がると着物を破り眼を隠す

 

「ちくしょうが!ぶっ殺してやんよ!クソ鬼共が!!」

 

男は立ち上がると周りをみる

 

「墓か、護れなくてすまなかった。これを作ってくれたのは炭治郎だろうな。せめて、炭治郎だけでも無事でいてくれるといいな・・・・・・いや、あいつは大丈夫か、禰豆子もこの墓にはいないんだろうな」

 

男は転生前の記憶の一部と呼吸についてのみ思い出していた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男は服を家で着替えると墓に刺さっていた刀を抜き、そこら辺にある木を適当に斬ると削って、刀から鍔と柄を外して仕込み杖の形に改造する。反りがあるため不恰好な杖に見えてしまうが仕方ない

 

売れそうなものは今度売る予定だった毛皮くらいしかなかったが少しの金にはなるため、いくつか集めると街へ降りると売り払う

 

「これからどうするか・・・・炭治郎の行った山を探すのも良いが、それよりクソ鬼をとっとと殺してやりたいところだが」

 

「おう、雷蔵どうだい!仮面でも!弟達と一緒に被ってみないかい」

 

雷蔵は呼び止められ店をみると

 

「これは」

 

「面白いだろ、右目から上の部分が取り外し可能なんだよ」

 

それは二つの角を持つ鬼の面で外れる部分にでかく雷とかかれていた

 

「これを貰おう」

 

「あいよ・・・・坊主達の分はどうする?」

 

「いや、また今度にする。いっぺんに買うと嫁に叱られる」

 

「禰豆子ちゃんだったか?別嬪になったんだろ?」

 

「あぁ、だが別嬪過ぎるのも困る。尻に敷かれても敷かれ心地がよすぎちまうよ」

 

「はっはっはっ!嫁に敷かれるたぁ大変だな!苦労するぞ?俺みたいに!」

 

「余計なこと言って嫁に叱られるんじゃないか?後ろで手をくんでるぞ?」

 

「え!?」

 

「冗談だ」

 

そう言い雷蔵は店を後にする

 

「雷蔵は・・・・・・家族と共に死んだ。今から俺は」

 

男は新たに覚悟を決めると仮面を着ける

 

 

男は自身の名を呟く【鳴神】

 

「原作通りなら二人は無事だろう。記憶を取り戻すまでは復讐するだけだ・・・・・・でも、夢に出てきた女の子綺麗だったなぁ、どっかで見たことあるんだけどな。そう言えば日の呼吸も覚えて見ようかなぁ。出来そうな感じするし・・・・原作で動き少しやってたからな」

 

 

その後、鳴神と名乗る男はいろんな地方を転々と渡り歩くことになる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「鬼になりきってなくてよかったわぁ~普通に飯が食える」

 

「があ!」

 

「おっと」

 

鳴神は後ろから襲ってきたものをよけると刀を振るう

 

「あっ、鬼か」

 

鬼は塵となり消える

 

鳴神はウサギを木で刺してクルクル回しながら火を眺める

 

「上手に焼けました~てか?」

 

「ぐるるる!がぁぁぁ!!」

 

「飯どきなんだけど?」

 

俺は避けると

 

鬼の頭をつかみ地面に叩きつける

 

「血鬼術」

 

バチっ!

 

ここ数日で血鬼術と呼吸を研究しているがわかったことがある

 

まず日の呼吸、前世の記憶から型は何とかわかっているが呼吸方がいまだしっくりこない。派生故にタグることができてもおかしくないのだが実際見ないとわからないか

 

続いて血鬼術は何度か使ったらわかったが能力はしょぼい雷を放つ、雷で体を押す、雷は以外と細かく操れる、見たいな感じだった。

正直もう雷で山一つ焼き払ったりできれば呼吸も必要ないんだけどね?

 

「やっぱ脳味噌焼くだけでせいぜいか」

 

「がぁぁぁ!!」

 

俺は四肢を切り飛ばすと

 

「こいつ無惨と繋がんねぇかな?」

 

「がぁぁぁ!!」

 

ザンッ!

 

「やれやれ」

 

俺は呼吸や血鬼術の研究をしながら鬼を殺していく、基本的に鬼の部分を出しながら生活をしている、何故か、顔を知られないためだ

 

そして時は流れる

 

「こんにちは~鳴神君で~す」

 

「な!?」

 

「こいつが」

 

「な、鳴神だと!」

 

「なっ!」ガタガタブルブル

 

そこには鬼とそれを囲んで鬼殺隊の面々

 

「あ、そこの鬼さぁ、無惨君に伝えてくれた?」

 

「あ、あ、あ」

 

右目の目が赤く光り、額から角がはえており、鬼の仮面を着けている俺は一年もすれば有名になっていた

 

「まぁ、いいか」

 

俺は鬼の首をきると鬼殺隊を見る

 

「こいよ」

 

「「「っ!」」」

 

指をクイクイとやり煽る

 

「水の呼吸壱の型」

 

「風の呼吸!」

 

「雷の呼吸!」

 

俺は鬼殺隊の剣撃をよける

 

「いけるぞ!」

 

「おしきれ!」

 

「攻撃をとめるな!」

 

よける!よける!

 

そしてどんどん増援がくるがそれも全て裁く

 

集中力をどんどんあげるとついに筋肉がすけてみえる。

 

今までも見えていたが初めて自分の意思で切り替えることができた。

 

「水の呼吸」

 

「炎の呼吸」

 

「風の呼吸」

 

「雷の呼吸」

 

「岩の呼吸」

 

「水の呼吸」

 

「花の呼吸」

 

 

「もういいや、お前らの使う呼吸は充分見させて貰ったよ」

 

俺は距離をとると

 

「それじゃ、これにて血鬼術 雷導」

 

鬼殺隊からは俺が一瞬で消えたように見えたことだろう

 

 

「共通の呼吸方法」

 

「共通する動き」

 

「その呼吸ならではの動き」

 

「全てを見透かし、一つ一つ暴いていけば」

 

俺は独り言をぶつぶつといいながら刀を握り

 

「おのずと繋がる・・・・・・・・円舞」

 

「碧羅の天」

 

「列日紅鏡」

 

そこで型がとぎれる

 

「この後が合わない・・・・・・もう一度だ」

 

刀を振り

 

血鬼術を使い

 

刀を振り

 

型を研究し

 

鬼を狩り

 

鬼殺隊から呼吸と型を盗む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

季節は巡り

 

鬼に轟く

 

鬼殺隊に響き渡る

 

鬼狩りの鬼がいると鬼殺隊を嘲笑う鬼がいると

 

その鬼は呼吸を使う

 

その鬼は日輪刀をもっている

 

仮面の鬼・・・・・・鳴神(ナルカミ)

 

雷と呼吸を使いし神を名乗る鬼

 

名のとおりの存在

 

皆恐れる

 

奴は雷神であると

 

出会ってはならない存在であると

 

季節が巡るごとに噂は広がり

 

舞台は浅草へと移る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

産屋敷家

 

「今回も柱全員が集まれたことを嬉しく思うよ」

 

「御館様も御健勝そうでなによりでございます」

 

今この部屋には柱が集まっている

 

岩柱、風柱、蛇柱、蟲柱、恋柱、音柱、霞柱、水柱、炎柱

 

そして

 

花柱

 

「カナエ、まともに戦えない身でありながらいまだに柱でいてもらってすまないね。」

 

「いえ、僅かな間であれば戦えますので、御館様の護衛の大任嬉しく思っております。」

 

花柱胡蝶カナエ、上弦の弐と戦った際に重傷を負うも肺の片方を摘出することにより命を繋いだ

 

しかし呼吸も数分程度しか使えなくなり現在は降任が育つまで輝哉の護衛として柱を続けている

 

「そう言って貰えると助かるよ。他の隊士の心の支えの為にもできれば柱は簡単に減らしたくなくてね」

 

「御館様、本日は重要な話があると聞いたのですが!」

 

「そうだったね、今日は最近現れた鬼を狩る鬼についてなんだ」

 

その言葉で柱全員に緊張が走る

 

「その鬼は呼吸のようなものを使うらしいが、隊士は殺さず鬼のみを殺すらしいんだ。これについてどうしようかと思ってね」

 

「僭越ながら即刻殺すべきかと」

 

「同じく!」

 

「でも、その鬼は鬼しかころさないんですよね」

 

「人は食べられているかもしれませんよ?」

 

「うん、だけどその鬼を放置すれば鬼どうしで殺しあってくれるかもしれないし、あわよくば十二鬼月もと僕は思ってるんだ」

 

「今日はこの考えを次の柱合会議まで考えてきて貰おうと思ってね」

 

その後、柱達からは様々な声が飛んでくるものの会議を進行させ解散となった

 

「カナエ、僕の意見どう思った?」

 

「・・・・・・もし、人を食べていないなら協力できたらいいと思います」

 

「・・・・・・そうだね。もし、こちら側についてくれたらとてつもなない戦力になるだろうね」

 

「人を食べない鬼の少女を連れた少年と関係が?」

 

「そうだね。その意見がでたときどうなるかの様子見もあったし、呼吸が鬼の中で広まったらどうなるか」

 

「・・・・・・・・・・」

 

「君は黒雷が死んでからも変わらないね」

 

輝哉は静かに涙を流していた

 

「御館様」

 

「すまないね。鬼舞辻を倒すまで泣くつもりはなかったんだけどもどうしても彼の事を思いだすとね。

僕は鬼殺隊の皆を自分の子供のように思っているんだよ。彼を除いてね」

 

「はい」

 

「黒雷は親友だった・・・・・・いや、彼は悪友と称するほうがいいのだろうか。今も彼のいた時間をついさっきのように感じるんだ。彼が生きていたらすぐに連絡をしてくる。助からない怪我を受け血鬼術の中に消えたならもう死んでいると分かる。

だけど

だけどね、今にも悪い、ナンパして熱い一時を過ごしてたら時間忘れてたわ!とか言いながら帰って来そうでね」

 

「・・・・・・はいっ」

 

カナエの瞳からも涙が流れる

 

「それでも私は彼の知ってる私でいたいんです。いつもボロボロになっていた彼がまたボロボロで帰って来ても、帰ってこれたと思うように、私の鬼と仲良くなりたいという言葉を笑わないでくれたときの私のままでいたいんです。シノブは変わっちゃいましたから、承子も多くが殺されました。だから私だけでも彼を迎えてあげれるようにしたいんです」

 

「そうだね。もしかしたら本当に笑いながら戻ってくるかもしれないからね」

 

あり得る筈もない事を夢見二人は寂しそうに笑う

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。