黒雷フル○ン事件から数日後のある日
「なんで、いつのまにか一緒に食事してるんですか。出てってください」
「カナエちゃんが良いって。だからこれからもよろしく」
「姉さん!なんでこんなヤツ!」
「あらあら、私命助けてもらったし。しばらく泊めてもいいじゃないしのぶ」
「いやよ!何かあったらどうするの!そんなだから他の男が勘違いするのよ!」
「そうよ!そうよ!カナエちゃん!」
「あぁ~。桑島君の立ち位置がいまいちわからないわねぇ」
「しのぶちゃんおかわり!」
「・・・・・・・・はい」
しのぶはしぶしぶご飯をよそって渡す
「うまうま」
「男の子ねぇ」
「そう言えば、しのぶちゃん結構良い動きするけど、しのぶちゃんは何目指してるの?お嫁さん?俺のお嫁さんなる?なろ?」
「なりません。私は鬼殺隊になりますのでお気になさらず」
「えぇ、俺の女になりなよぅ。こんな料理美味しい、良いお嫁さんになるよ絶対。しのぶちゃんにこんな殺し殺されの世界なんて似合わないよ」
「それ、どういう意味ですか」
「別に?か弱い女の子なんだから、普通に暮らせばって思ってね。男でもだ。怨みがあんのかしらないけど普通に安全に楽しく暮らさないのかなってね?カナエちゃんもだし」
「馬鹿にしてるんですか。姉さんを助けたから、上弦と戦って生き残ったから!男だから!鬼を殺せるから!私を馬鹿にしてるんですかっ!!」
「しのぶ」
「そんなに私は弱いですかっ!あぁそうですよ!弱いですよね!怪我人のあなたに遊ばれて!機能回復訓練も満足に相手にならないですからねっ!」
しのぶは席から立ち上がると出ていく
「ごめんなさい」
「なぁ、カナエちゃん。俺なんか悪いこといったか?」
「しのぶはね、力が弱いの。昔、師匠にしのぶの力だと鬼の首は切れないから諦めろって何度か言われていたの。私もしのぶには死んでほしくないから、最初は止めたけど今は呼吸を見たりして教えれるところは教えているわ」
「もしかして、そんときにでも普通の女として暮らせとか?」
「言われたわ」
「はぁ~。何言っちまってんだろうな俺」
「今は、藤の花を研究してる。諦められないんだと思う」
「んで?カナエちゃんは今の鬼の首を切れないしのぶちゃんを選別試験に出すの?」
「いかせたくないわ」
「そっか・・・・・・」
黒雷が立ち上がると
「しのぶなら、まっすぐ行ったところを右に進んだ研究室よたぶんね」
カナエの言葉が終わると鎹烏が飛んでくる
「カァー、コクライ!ヒガシノヤマデフモトノマチカラユクエフメイシャタスウゲンザイキュウゾウ!スグニムカエ!」
「千鳥、輝哉に今療養中だから他に回してくれと伝えろ」
「カァー!ソウイワレタラコウイエトイワレタ!タイシカラノレンラクモトダエテル!ハシラニシタノダカラハタラケニート!ハタラケニート!」
「誰がニートだ!」
「ちょっとしのぶちゃんに謝ったら出かけるね。帰ったら昇進祝いよろしく~」
黒雷は手をヒラヒラと振りながら出ていく
研究室
黒雷が入ると部屋のすみに膝を抱え、泣いているしのぶが目に入った
「やぁ、しのぶちゃん」
「何ですか」
「ここ、研究室なんだってね。さっきカナエちゃんからきいたよ。」
黒雷は近くの薬品を触る
「毒になる材料と藤の花、藤の花の毒薬でも作る気?」
「あなたには関係ありません。下弦を倒せるあなたには毒なんておかしくて、卑怯なしろものでしょうから」グスッ
「さっきは、悪かった。何もしらないのに、毒は完成してるの?」
「こんど姉さんに試して貰うのがそこに」
黒雷が、しのぶの指した方を見ると木箱にいくつかの種類の試験管や塗り薬のようなものが入っていた
「しのぶちゃん、お詫びと言ったらなんだけど今から逢引いこうよ」
「は?」
黒雷は木箱を手に取ると
「カナエちゃんに内緒でいくからすぐにでるよ~」
「な、何で姉さんに内緒なんですかっ!?」
「カナエちゃんに嫉妬して欲しいからかな」
黒雷はそう言うと準備をしに部屋へと戻る
「そういやぁ、じじぃから羽織が来ていたな」
黒雷が羽織を拡げると黒字に黄色い雷模様でストライプのようになった羽織。刀を見ると柄は黒染めの薄い布がまかれ、鞘は漆塗りの漆黒。刃をみると漆黒の刀身に波紋に添うように金色のラインがはいっており悪鬼滅殺と彫られている
「よし、あとこれも持っていくか」
黒雷は部屋の奥から昔使っていた日輪刀、そしてウェストポーチを手に取る
研究室
「しのぶちゃん。準備できた?」
黒雷がもどると、しのぶはまだ膝を抱えていた
「はぁ~」
黒雷はため息を着くとしのぶを肩に担ぐ
「きゃ!な、なにするんですか!?」
「カナエちゃんの手紙はここにも置いておくか、居間と俺の借りてる部屋にも置いたしどれかしらに気づくだろう」
そう言うと黒雷はしのぶを担いで屋敷から走りさる
その日の明け方
黒雷達は宿屋に来ていた
「なんなんですかっ」
しのぶは泣きながら叫ぶ
「なにって初逢引?」
「泣いてる女を宿屋に連れ込んでですか?」
「宿屋の主が女でよかったね。俺が良い男だから浮気して泣かれたっていったら信じて貰えたよ」
「最低ですね」
「まぁ、お楽しみはこっからだよ。」
しのぶは黒雷をキッと睨むが、黒雷は素知らぬ顔で寝る
「帰ってもまた連れてくるから、とりあえず寝なよ」
しのぶに布団を投げる
「・・・・・・・・」
翌日の夕方
「さて、行こうか」
「・・・・・・」
しのぶを肩に担ぐ
「いつまでもむくれているなよ。」ナデナデ
「なんで、お尻を撫でるんですか」
しのぶは諦めたように言う
「しのぶが可愛いから」
そう言うと黒雷は宿を出ると近くの山に向かう
「ここでなにするんですか?私を犯しますか?」
「なんで?」
「ずっと私のお尻を撫でてるじゃないですか。いい加減にしてください」
黒雷はしのぶを降ろすと羽織を投げ渡す。羽織はしのぶの頭に掛かる
「しのぶちゃん、今日をゆっくり楽しもうね」
「姉さんに手を出さないでください。姉さんを悲しませたくないんです」
「お断りだね。ゾクゾクしてきたよ。分かるかい?この感じ、ワクワクしてきたよ」
「なんで姉さんは!こんなヤツ!こんな、やつ」グスッ
しのぶは羽織を投げ捨てながらヘタリこみ泣く
「よく泣くねぇ。せっかくの可愛い顔が台無しだ。さあ、夜はこれからだ楽しもうしのぶちゃん。君の人生を変えてみせるからさ」
黒雷は笑みを浮かべながらゆっくりと、しのぶに近づく