リストラおじさん、ゴップになる   作:寒原光雪

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新キャラ登場回です。


目覚める者達

==== 月面 グラナダから200km地点

 

デメジエール・ソンネン少佐はグラナダから200km地点にある直径10km余りのの巨大な

クレーターに設けられた野戦陣地、通称「出城」にいた。

開戦の翌日から独立戦車旅団『アジア』旅団長ケラーネ准将の命により戦車第一大隊は

出城の建築に動員された。勿論、他の大隊も駆り出されている。

クレーターの底に穴を掘り、穴の壁面をレゴリスを焼き固めたレンガで覆い、沈没艦の残骸から

剥がしてきた装甲材とベトンで蓋をして更にレゴリスを詰めた土嚢を積んで敵の砲撃に耐え得る

陣地とするのである。

 

穴の外縁には塹壕を掘っているが、MS用で深さが20m近いこれも巨大なものだ。

作業には勿論MSが動員されたが、HT-12B『ギガン』も腕部を交換して土木作業に参加していた。

いいところが無かった月面戦車『マゼラアタック』は砲塔部分のマゼラ・トップのみが生き残った

車両が多く、これらは砲台としてクレーターの縁に配置されていた。

マゼラベースはドーザーブレードや砲塔への接続部分にクレーンを装着し、工事車両へと改造

された。旅団の持つ機械力を駆使し、一月あまりの間にクレーターは堅固な陣地へと姿を変えた。

この出城は弾薬や推進材の集積地でもあり、グラナダの防衛にもエアーズ、アンマンの攻略にも

使える拠点であった。旅団司令部でもある陸上戦艦『ダブデ』はこれまた巨大な掩体壕に収まって

いる。陸上戦艦のセンサーと通信機能を活かすため無蓋掩体ではあったが。

 

陣地構築についてはソンネンも一通りの知識はあるものの、ここまでの巨大な陣地は経験が無い、

というかジオン軍はコロニーの演習場でしか野戦築城の経験が無かった。ただ、月面でのそれに

ついては数年前から研究が進んでおり、グラナダの企業と共同でレゴリスを原料としたレンガや

コンクリートの開発が進められ、ジオンの占領前から量産が進められていた。

工兵大隊の指揮官は「まさか、開戦直後に自分達の出番が来るとは思わなかった」とソンネンに

言っていたが、準備は万端であったのだ。

 

連邦軍による攻撃を阻止するため、出城や近隣の大型クレーターの上空では特科連隊の艦艇が

飛来し、M粒子の散布とチャフを混ぜた赤外線遮蔽効果のある煙幕を張るなど周回軌道から

の偵察を防ぐ措置が取られていた。

それでも、通信傍受や近傍市からの通報により旅団の野戦築城は察知されており、連邦軍は

遠距離砲撃でそれを妨害しようと試みた。開戦初日で猛威を奮った巨砲を出城や周辺のクレーター

に撃ち込んできたのである。周回軌道まで打ち上げられた砲弾は事前のプログラムに従い姿勢制御

スラスタを噴射し、指定された地点に降り注ぐのだ。

ただ、ジオン側の妨害工作が功を奏して着弾観測ができず出城への直撃弾は無かった。

 

「偵察部隊くらいは出してきても良さそうなもんだが…」ケラーネ准将はブランデーを垂らした

コーヒーを飲みながらソンネンに語りかける。

「連邦はソロモンにご執心で攻略作戦の物資を集積してるそうです。月は後回しなんじゃないで

しょうか」ソンネンはグラナダの総司令部で聞いた話から立てた推論を述べたが、ケラーネは

「連邦の物量なら両面作戦も可能だと思うがねぇ。何より初日に見せたインチキじみた砲撃の

タネも皆目検討が付いてない。不利な状況なのは確かだな。ま、マゼラアタックとなによりギガン

の量産で貴様の戦車大隊は頭数だけは揃った。練度の方は大隊長の手腕に期待だな」と旅団長は

ソンネンに部隊の錬成を一任しているが、演習の方は出城の築城に全力を注いできたので殆ど

行えていなかった。十代の志願兵達も戦車部隊に配属されたのに建築重機オペレーターの真似事を

させられ不満が溜まってるようだ。ソンネンはこれを宥め賺してなんとか士気を保ってきたが、

このままでは連邦の侵攻より先に内側から部隊が崩壊しかねない。

なにか士気を維持する方策が必要だった。

 

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==== 月⇔サイド1航路

 

重巡『リュッツオウ』は第101特科連隊旗艦の任を解かれ、突撃機動軍の通商破壊作戦

『ディアーナの矢』作戦に参加することになった。

連隊長アンリ・シュレッサー准将も『矢』を構成する通商破壊艦隊『ムーンレイカー』の司令に

任ぜられた。

リュッツオウはその旗艦となった。同艦はチベ級でも後期に建造されたイヨネスコ型融合炉を最初

から搭載しており、機動性は連邦のマゼラン級に劣らない優秀艦だった。

母艦としてもMS15機を運用できる、乗り込むのはジョニー・ライデン大尉以下ハッテ会戦で戦果

を上げた腕利き達である。

 

突撃機動軍の最精鋭ともいえるリュッツオウはムサイ級5隻を従え、サイド1へと向かう航路上で

網を貼っていた。突撃機動軍に所属するムサイ級も改修を受けコムサイと引き換えにMS9機を

搭載する格納庫を備えていたのでMS60機を数える「大兵力」であった。

 

「月のあちら側、アームストロングやフォン・ブラウンの艦隊勢力を偵察できてないのは

痛いな。最悪、敵は輸送船団を囮に我々を撃滅しようと動くやもしれんしな…」シュレッサー

率いる『ムーンレイカー』の他に『ディアーナの矢』作戦には『ムーンリバー』『ムーンライト』

『ムーンウォーカー』の4個艦隊が参加しており、チベ級4隻、ムサイ級20隻、MS240機を

数える。この時点で突撃機動軍が月軌道の外に動かせる兵力の大半と言っていい。機動軍第7師団

がエアーズ、アンマンへの侵攻を行わないのは主力の第一混成旅団『アフリカ』から熟練

パイロットのほぼ全員を引き抜かれ、新人で穴埋めしているからだった。

ザクはグラナダで作れるが、パイロットとして軍に志願するグラナダ市民はいなかったのである。

 

「ま、その時は伝令艦飛ばすしかないですな。味方が来るまではなんとかしますよ、

オイゲン中佐が」ライデン大尉は肩をすくめた。

(と、言いつつこの男は身体を張って本艦を守るだろう)シュレッサーは苦笑しながら、

「貴官はどうするのだね?」と尋ねた。ライデンは「そうですな、折角派手な『専用機』を

任されましたから『ここまでおいで』をやって連邦の一個大隊も引きずり回してやりますか」

ライデンは専用機としてMS-06R1A リック・ザクを受領していた。真紅と黄色のカラーリングを

施している非常に目立つ機体である。

 

「大尉が引きつけた敵の背後に『ビグロ』が襲いかかるというわけか」

「アレを囮にしてもいいんですが、何分新兵が乗ってましてね、虎の子を損耗するリスクは

避けたい訳で」とライデン。

XMA-05 ビグロは型番からXが取れ、「MA-05」として制式化された。全長45.5mとMSの2倍の

大きさの胴体に大推力の熱核スラスターを2基備え、大口径メガ粒子砲と多連装ミサイル

ランチャーの戦艦すら一撃で葬る火力を持った軍期待の新兵器である。「ハッテ会戦」で連邦の

MA「G-1」ことGW-01に煮え湯を飲まされた経験から部隊からの強い要望で開発は加速し、

ロールアウトに大きな貢献を果たしたギニアス・サハリンはドム開発への貢献も含め准将に

昇進した。現在、最初の量産型MA-05A は作戦に参加している艦隊につき1機、合計4機が配備

されている。

「ビグロの搭乗員、例の『機関』出身だったな。どうかね?」とシュレッサー司令は

リュッツオウ隊の新人、ユーマ・ライトニング伍長について直属の上官、中隊長のライデンに

尋ねた。

 

「子供ですよ。ビグロって玩具に夢中になってるただの子供です。誰ぞの思惑で動いてるんじゃ

ないか、と身構えてたこっちが拍子抜けする程です」とライデン。ユーマ伍長のことを話している

顔はいささか優しい目つきになる。「まるで我が子のことのようだな。もっとも息子と言うには

大尉は少し若すぎるが。伍長は私の末の息子と同い年でな、あんな子供が大人でも操縦が難しい

機体に乗って戦っている、という現状に思うところがないではないがね」とシュレッサー。

ライデンは「あのクソガキが息子とか勘弁して欲しいですなぁ。アイツ、模擬戦で自分に負ける

と、八つ当たりでビグロの操縦桿へし折ったりコンソールの計器やモニターをいくつも壊して

るんですよ。ただでさえ、艦の底に張り付けてて整備が大変だってのに、整備班長はかんかん

ですよ。自分が『機体に当たるな!』と何度言っても聞きゃしません」と肩をすくめる。

シュレッサーが「なら、負けてやりたまえ。整備班も作業が減るし、交換部品の消費も減る」と

冗談めかして言うと「お断りします。本人の為になりませんし、何よりあんな子供に負けるのは

面白くない」とわざと真面目くさった顔で返すライデンだった。

 

その時、「11時、M粒子の濃い地点があります」とオペレーターが報告を上げる。

旗艦の艦長を兼ねているシュレッサーが「第二種戦闘配置」を告げる前にライデンは格納庫に

駆け出していた。

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==== サイド5⇔サイド2 航路

 

ウモン・サモン伍長(15)はMH23船団第1護衛隊で最年少のRG-01 リ・ガード搭乗員だった。

中隊16機の搭乗員は再招集組の30代や40代がほとんどで現役組は中隊長の中尉とウモンだけ

で、中尉も30代のベテランなので10代は彼1人だけだ。同僚の中にはウモンの父親より年長の者

が4人もいる。自然、「おっちゃん達」にウモンは可愛がられた。食堂で食事をしていれば、

「もっと食え」とおかずを一品分けたりしてくれる。搭乗員の献立は主計科が決定した物なの

だが、「医者から塩分控えろって言われてなぁ」とか「カロリーはビールで取るからよ」と

言いながらおっちゃん達はウモンに食べさせようとした。皆、ウモンが年の割に身体が小さいの

を気にしているらしい。本人は「チビの方がパイロットに向いてるんだ」と気にしてないのだが。

 

ウモン達モビルポッド中隊は護衛隊旗艦の護衛空母『カンパニア』に露天係止されていたので、

この日の出撃も最寄りのハッチから自分の機体まで飛んで行かなければならなかった。

だが、ウモンのロケットパックはこの日調子が悪く、おおいに出遅れてしまう。既に中隊各機

は隊形を組んでいたので最後に第4小隊の4番機というポジションに入ることになり、中隊長からは

「これは帰ったら腕立てだなぁ、サモン伍長」と言われ、同僚達からは「年寄りを先に出勤させて

自分は重役出勤とはえらくなったなぁ、ウモン君も」とからかわれた。ウモン機は「顔」にあたる

本体部に血走った目とシャークティースをペイントしており、こういう時は非常に目立つ。

ゴメス中尉は少年兵のウモンを見失わない為と許可してくれている。

ウモンが「ロケットパックが調子悪くて…」と弁解すると、「整備不良か、腕立て追加だな」と

中隊長、中隊の皆は爆笑している。「ちぇっ!」むくれるウモン。これが中隊の日常だった。

 

第1護衛隊の艦載機はBM-02が12機、RG-01が16機の合計28機であった。

船団護衛作戦の初期には駆逐艦にRG-01を係止していたが、加速が悪くなるのと整備が巡洋艦以上

の艦でなければ出来ないので最近は巡洋艦か護衛空母に搭載される様になっていた。

対して船団の前方を塞ぐ形で陣取るジオンは巡洋艦3隻、艦載MSは合計27機と推定された。

既に何機かは発艦し、3機編隊を組んでこちらに向かってきている。

 

中隊長ゴメス中尉は「前方警戒部隊を突破したか摺り抜けた戦隊だ。練度の高い連中だと思った

方がいい、中隊全機誘導弾装填。敵がまだ撹乱装置が利くと思ってくれてるのに賭ける」

16機のRG-01はガン・ランチャーにシーカーを変更した新型誘導弾を装填した。

12機のBM-02はビームライフルを敵編隊に向けている。

 

MS中隊を率いる大尉の「全機、撃ち方始め!」の号令でザク編隊に向かいビームとミサイルが

飛ぶ。遠距離ビームは回避機動を取る敵機を外すが、誘導弾はザクの胸に付いている欺瞞装置

を物ともせず目標を捉え、2機を撃墜、1機の頭を吹き飛ばし、2機の右腕を破壊した。対MS

誘導弾は武装を持つ機体の右側上半身を狙う様プリセットされている。この日もそれが正常に

機能したようだ。

 

「やったぜ!」リ・ガード中隊から歓声が上がる。32発を発射して命中が5発、とは少ない

ように思えるが、MSの機動性とマシンガンの散弾や頭の機銃で迎撃されることを考慮すれば

上出来と言えた。だが、残った22機のザクは攻撃機動を取りながら第1護衛隊に迫る。

ゴメス中尉は「中隊全機、誘導弾は込めたな?発射!」と号令をかける。欺瞞装置が利かない

ことを察したザクはミサイルを迎撃するか回避機動を取るかした。

今度は距離が詰まっていたせいか3機を撃破した。再び歓声が上がる、がその直後マシンガン

の弾幕を襲い一番敵と近い2機が絡め取られ火の玉になった。

「オルソン!」「ランダー!」戦死した2人の名が悲鳴のように叫ばれる。ウモンは自分を

「重役出勤」とからかったオルソン軍曹の死に声も出せなかった。ゴメス中尉は「各自

回避機動! 火器使用自由! 何でも使って生き延びろ! 敵を蹴っ飛ばしてもいい!」と

指示を飛ばした。敵が火力を集中したBM-02隊は既に4機を失っていた。敵はYS-77、連邦軍

制式のアサルトライフルまで使っている。アサルトライフルを使う角付きのザクは特に腕利き

で、既に2機を撃墜、3機を戦闘不能に追い込んでいた。12機いたBM-02で戦闘可能なのは

5機、RG-01は14機である。自然、ビームライフルを持つベムが後衛となり、リ・ガードが

前衛となった。敵はベムとの戦闘で4機を失い18機となっている。

 

「敵を撃墜せんでいい! 時間を稼げば救援が来る!」ゴメスは遅滞戦術を指示するが、敵は

リ・ガードを次々と撃破していく。ウモンは必死で攻撃を回避していた。

生き残りに必死な彼は優しかった「おっちゃん達」が死んで行くのを見ているしかできなかった。

 

殆ど茫然自失となりながら、訓練の成果で機体を動かしているウモンに角付きのザクが迫る。

「ひっ!!」悲鳴を上げるウモン、次の瞬間衝撃がきてウモン機は敵の弾幕を摺り抜けた。

ゴメス機がウモンを蹴飛ばして回避させたのだ。「ぼやっとするな!ウモン!」ゴメスが

活を入れる。お陰で少年は意識を目の前の戦闘に切り替えることができた。

狩りの邪魔をされた角付きはモノアイを光らせゴメス機に向いザクマシンガンを放った。

ゴメス機は回避するが、脚を1本失い、AMBACが利かなくなったところをヒートホークで

顔を割られた。「隊長!!!」ウモンは絶叫する。

 

「ああああぁぁぁ!!!」ゴメス中隊長の死を感じた瞬間、何かが切れた感覚と共にウモン

の思考は加速されRG-01リ・ガードのオート機動スイッチを無意識の内に切り、フルマニュアル

操作で憎き角付きへ向かって行った。

敵がよろよろをこちらに銃を向けるのが見える。スラスターを上に向け回避、敵の股ぐらに

潜り込むと足の指で敵の太腿を掴み機体を屈めて背中のスラスターに向けて180mm砲弾を

発射、ザクのスラスターが爆発する前に蹴飛ばして離脱、狼狽した様子の列機に砲弾を

2発名命中させて爆散させ、3機目はまた下に潜り今度は75mm連装機関砲を放つ。

装甲の薄い股関節に被弾したザクが火球となる。

「つぎ!」ウモンは叫ぶと次の3機に向けて機動を取り、敵の攻撃を驚異的な反応速度で回避

しながら推進ベクトルを瞬時に切り替えがら接近していく。ウモンの機動に敵は付いて

これないようだ。

4機目はウモンを見失い足を止めマシンガンを乱射しているところを今度は上から背中に砲弾

を叩き込んだ。ザクが爆発する瞬間、敵パイロットの死を感じることが出来たが、何かに突き

動かされているウモンには何の感慨も無い。敵の死を喜ぶ感情さえ湧かないまま機体と一体化した

戦闘機械となっていた。

相変わらずザクはスローモーションの様に見える。その勢いのまま2機を葬り去る。

ウモンはザク6機を撃墜していた。

 

ウモンの思考が加速していたのは実時間にして3分も経っていなかったが、別の方向から飛んで

来たビームを視認してウモンの加速は止まった。「増援が来た。遅いんだよ…」次の瞬間、

ウモンの目から滂沱の涙が溢れた。

 

母艦カンパニアに帰還したウモンは生き残った同僚、おっちゃん達から「お前のお陰で生き

残れた。ありがとうなぁ」「お前マニュアルで機体動かしたのか?凄かったぞ!」と

感謝され、讃えられたが「オレがもっと上手くやれてたら隊長も他の人も死なないですんだのに」

と泣きじゃくるばかりである。

 

「それは違うぞ伍長」という女の声に振り返ると、ノーマルスーツ姿の美女が立っていた。

増援に来た前方警戒部隊の士官のようだ。「君が抜群の働きでザク6機を撃破しなければ、

君の中隊は全滅した可能性が高い。君が戦友を救ったんだ。胸を晴れ」とポニーテールの美女は

言った。肩の階級章を見ると大尉のようだ。

「あの。あなた大尉っすよね、オレをMSにベムに乗せてください!ビームなら敵が避けられない

ビームなら、もっと上手くやれるんだ!」ウモンは訴える。同僚たちも「こいつはモビルポッド

なんかにゃ勿体無い逸材ですぜ。是非とも大尉のとこで面倒見てやってください」と一緒に

頼み込んでいる。

美人大尉は苦笑しながら「10機を失った君達の隊はカンパニアと共にルウムに帰還する。

そこで再編成されるだろうから、その時サモン伍長の転属も許可されるだろう」と今後に

ついて説明した。

ウモンは即MSに乗れないことに落胆する一方、生き延びた実感に今更足が震えるのを感じた。

 

エルヴィン・キャディラックはこの日モビルポッド『リガード』を4機撃墜し「エース」搭乗員

となった。

しかし、そんなことよりオッチナン・シェル中隊長はじめ6人の戦友が戦死したのが悔しかった。

6人ともたった1機のリガードに撃墜されたのだ。(あの目と口を描いたヤツ、絶対許さないぞ…)

復仇を誓うエルヴィンだった。

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==== 北米オークランド

 

ジョージア州の州都でもあるオークランド郊外に並ぶトレーラーハウスのひとつに若い男と

少年が息を潜めるように隠れ住んでいた。

 

「これからどうすんだよ?オッサン」少年は険のある顔で同居人を責める。「オッサン言うな。

知り合いのツテでどっかの研究所に潜り込む算段付けてるとこだ。ゲーツ、お前こそ強化人間は

犯罪被害者って扱いで待遇はいいってのに、なんで施設を逃げ出したんだ?」

「俺は憐れみをかけられるのはゴメンなんだよ。カウンセリングだかなんだか知らないが、

二言目には『辛かったね』だの『大変だったね』だの言いやがって…」ゲーツと呼ばれた少年は

同情を寄せる養護施設の職員に苛立ち脱走したのだった。

「アンタら、オーガスタの連中は俺の能力を認めてくれた。俺のクローンを作るつもりで、能力

の低い奴らみたいにヤバイ手術だのヤバい注射だの受けなくて済んだからさ。アンタも口を利いて

くれたんだよな?バルトさん」

 

バルトと呼ばれた男、ナイン・バルトは転生者である。前世は製薬ベンチャーの研究員で、

疫病の特効薬開発に関わっていた。彼の前世での死は疫病とは関係なく通勤途中、彼の乗る

BMWに大型トラックが追突してもたらされたものだ。

彼にはある程度のガンダム知識は有ったものの、「ガンダムビルドファイターズ」は見たことは

無く、自分が登場人物の一人、それもエンボディというサイコミュに類似したシステムを開発

していたことは知らなかった。

こちらの大学卒業後、オーガスタ研究所に就職したが、戦前から人間を強化する研究をしている

とは思わなかった。そこでストリート・チルドレン上りのゲーツ・キャパに出会ったのだ。

 

ゲーツが言う通り研究所は彼のNT能力を評価し、彼自身ではなく彼のクローンを量産して被検体

に使おうとした。交流があったA.E.のニュータイプ研究所のノウハウを導入したのだ。

大量の戦災孤児がいる筈のコロニーが落ちて来た世界であればそんな手間は掛けなかったろう。

そのため、ゲーツは最小限の投薬や心理操作しか受けなかった。

脳外科手術や大量の投薬を受けた被験者が後遺症に苦しみ専用の医療施設に入院しているのと

対象的にゲーツは概ね健康で養護施設を逃げ出そうと思うほど自分の意思、というものもあった。

 

ゲーツとナインの2人は偶然、オークランドの繁華街で出会い、郊外に放置されていたトレーラー

ハウスに隠れ住んでいた。ナインも下っ端とはいえ強化人間プロジェクトに関わっており、表を

歩ける身ではなくゲーツも養護施設を逃げ出し捜索願が出ている筈だからだ。

 

ナインは裏通りの露店で入手したポータブルルーターでネットに繋ぎ、どこかへ連絡を取って

いるらしい。「ちっ、こいつも駄目か。薄情な奴だ」とか「借りを返せよ、チクショウめ」

とか独り言を言っている。その時、それを眺めていたゲーツの脳裏に稲妻が走った。

ゲーツは姿勢を低くして窓の近くへ移動し、外の様子を覗う。トレーラーハウスの外には数人の

人影があった。人影、数人の男達はジャージやセーターにジーンズという出で立ちだったが、ある

程度の軍事訓練を受けているゲーツには彼らが素人では無いことが判った。

ゲーツは「おい、どうやら感づかれたみたいだぜ」と小声で同居人に注意を促すが、ナインは

明るい顔になり、「ゲーツ、抵抗するな。迎えが来た」と返す。

 

トレーラーハウスの扉がこじ開けられ、男が1人入ってきた。残りは拳銃を抜き、外で警戒

している。「ナイン・バルト研究員だな。そちらはゲーツ・キャパ君?」ニット帽を目深に被り

サングラスをかけた男が2人に話しかける。「いかにも。貴方は軍の方ですね?」ナインは答える

が、男は「俺の所属はどうでもいい。一緒に来て貰う」とだけ言った。ゲーツの顔が一瞬険しく

なるが、害意が無いことが「分かった」ので黙って男達に付いていった。

 

一行がオーガスタ基地に着き、そこでリーダー格の男と2人がシャトルに乗って初めて男は

サングラスを外した。「自分は参謀本部のバスク・オム大尉だ。君達をサイド7に送り届ける。

バルト君、君がナカモト博士に連絡を取ってくれて助かった。彼は我々の協力者でね。被験者を

私兵にしよつという勢力が先に接触したらどうしようかと思っていたところだ」2mを超える巨体

の男は心底ほっとしていた。先程の厳つい様子は演技だったようだ。

 

バルトは「サイド7」と言われ唖然としている。彼が知っている限りでは未だコロニーが1基しか

ない辺境もいいところのサイドだったからだ。

ゲーツは「俺はそこでモビルスーツに乗れるんだろ?バムやベムより新しいのにさ!」と乗り気な

ようだ。その後、サイド7までの航海でバスクと名乗った大尉からチーズケーキを振る舞われ、

ゲーツは「アンタいい人だな」と懐いたようだった。

ナイン・バルトは(辺境でおおっぴらに出来ない研究やらされるんだろうなぁ…)と前途に

不安を覚えていた。

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==== 月⇔サイド1航路

 

リュッツオウが検知した高濃度のM粒子は敵の警戒部隊が散布した物らしい。既に光学や

IRセンサーに敵艦6隻が検知されている。うち1隻は最近確認された新型重巡らしい。

前方への火力はマゼラン級戦艦に匹敵し、サラミス級より加速がいい脅威の新型である。

 

「新型艦に乗ってる艦載機が素人ってこたぁねぇよな」ジャニー・ライデン大尉は傍らのジャコ

ビアス・ノード中尉に話しかける。「どうかね、敵は学徒動員までやってるって話もある」ジャコ

中尉は情報通なところを見せる。彼はジョニー率いる中隊の参謀役ともいえる男だった。

 

「ま。こっちもこれが初陣の奴がいるし、練度は五分ってことにしとこう。それよりジャコ、

ヤークト・ザクはどうだ?」ジャコが率いる6機、2個小隊はMS-06J(Jagd)、大口径モノアイ

を備えた狙撃仕様の機体を装備している。「狙撃仕様で開発されたから機体だからC型の改造機

よりだいぶいい。武装のレールガンも中々の出来だ。少なくともビーム兵器までの繋ぎには

使える」グラナダ重工の『エレクトロ・ガン』は量産されザクの狙撃兵装として運用されていた。

ただし、誰も商標で呼ぶ者はいない、皆「レールガン」と呼んだ。「アレがビーム兵器より良い所

があるとすれば、弾が見ずらいってとこだな。ビームは撃てば居所がバレバレだが、こいつは

比較的分かりにくい。その場で2発は撃てるだろう。お前らが仕損じるとは思わんから俺達は

『ボート』に乗って輸送船団を捜索する。後ろから警戒部隊に襲われるなんて勘弁だぜ」

ジャコは不敵な笑みを浮かべる。

 

「へいへい。精々派手に暴れて敵を引きつけるとするさ。なにせビグロはでかいからな」

「お前、あのガキ一人で突っ込ませる気か?」

「な~に、ユーマならなんとかするさ。それに俺の小隊も整備班長が付けてくれた手すりに

掴まってくから一人ぼっちで敵に仕掛ける訳じゃない」ライデンは「モビルアーマー・デサント」

で敵に突撃するつもりだった。ハッテ会戦で連邦がMAをMSの足にしていたのに触発され、

ザクの荷重に耐えられる「手すり」をビグロの装甲板に溶接とボルト止めしたのである。

装甲強度の高い正面装甲は流石に無理で比較的装甲が薄い「耳」に見えるミサイルVLSの裏面

と下面に設けた。実戦ではこの手すりに掴まって戦場まで運ばれるのである。

 

「運転手君、敵の重巡まで急ぎで頼む」と気取った口調でユーマ・ライトニング伍長に命令する

ライデン。「かしこまりましたー、ダンナ様。本車は連邦の偽ムサイに特攻します」ユーマは元気

よく命令を復唱し、ライデンを苦笑させた。

「飛ばしますんでダンナ方振り落とされないようしっかり掴まっててください」と言い終わるか

終わらぬうちにビグロは最大推力で加速した。

ジョニー達はいきなりの高Gに頭を後ろに持っていかれ、本部小隊員のトーマス・クルツ准尉が

「ゴラァ!ユーマ!テメコラ、首がもげるだろが!」と怒鳴った。もう1人の小隊員、

ハインケル・バッツ准尉はザクの背中に背負わせたガトリングガンと弾倉を一体化した兵装

システムを背負っていたため重量でGがきつく「いてて…」と呻いている。

ライデンは「急ぎと言ったのはこっちだ。構わんよ」と首をさすりながら、鷹揚な態度を取った。

「ちっ。大尉がそう言うんじゃ俺も勘弁するしかねぇやな」とクルツ。

バッツは「トーマス、子供のやることに一々腹を立てちゃ小物に見られるぜ」と内心の腹立ちを

隠してクルツを揶揄した。

 

「紳士諸君、ご歓談のところ済まない。歓迎委員会がレンジに入った。ベム12機。

ユーマ、VLSに詰めた撹乱弾頭発射」ライデンの指示が終わらぬうちにユーマは「耳」から

ミサイルを発射する。ミサイルは敵との中間地点で炸裂した。ビグロは正面を向いた

ランチャーからさらにミサイルを発射する。「弾幕ってのはこうやって張るんだ!」

ユーマが得意げに叫ぶ。

「大尉」バッツがライデンに離脱の許可を求める。「俺も行きます」クルツもビグロから離れて

敵のMS隊に当たる許可を求めた。「行って来い。ちゃんと後から来いよ」ライデンは小隊員の

迎撃を許可した。

 

ビグロのミサイルは回避されるか迎撃されて効果は無かったものの、陣形が崩れてビグロが突破

する隙ができた。突破したところで2機のリック・ザクがビグロから離脱し、ベム編隊に

襲いかかる。

バッツ機が両手に装備した120mmガトリングガンで弾幕を張る。2機が弾幕に包まれ爆散する。

「これが本物の弾幕ってヤツだ!」あらかじめ張っておいたビーム撹乱幕のためベムはビーム

ライフルを使えず、アサルトライフルを使用するが、熟練パイロットの乗るリック・ザクを捉える

ことができない。クルツはベムとの距離を詰め、すれ違いざまにジャイアント・バズを放ち爆散

させる。「バズーカでMS撃つ時は突き刺すつもりで使うもんだ!」とクルツ。3次元機動するMS

に遠距離でバズーカを命中させるのは難しい。

 

真紅のリック・ザクを載せたビグロは敵の新型重巡を視認できる距離まで近づいた。

敵はビグロを警戒しているのか、煙幕を展開している。

「ユーマ、射程に入り次第主砲をぶっ放せ。お前なら煙幕なんざ関係ないだろ?」ライデンは

ユーマ・ライトニングの「能力」を信じているのかロックオンしていない状態で発砲しろと

命じた。「オッケー、ジョニー。ぶちかましてやるぜ」少年は2人きりの時は上官のライデン大尉

を「ジョニー」と呼ぶ。配属早々、ビグロを乗りこなす少年にライデンが許可したのだ。

 

ビグロの嘴が開いた。ユーマは目を閉じ集中すると「…そこだ!」と叫び砲口から光の奔流が

湧いて煙幕を貫く。奔流は煙幕ごしに命中し、重巡は艦橋と右側の機関部を失い各部から火を噴き

出している。

 

「よくやった!そんじゃ俺も行くか」ジョニー・ライデン機がビグロから離れ両手に持ったStG79

ストームガンを3点射する。射線は旗艦を一撃で仕留められ狼狽するベム2機のコックピットハッチ

に命中し、2機はそのまま流れていった。搭乗員だけを仕留めたらしい。

ビグロが2射目を放ち、今度は艦首に箱を付けたサラミスをへし折った。

 

次々に艦を沈められた連邦軍だが、MS隊は統制を取り戻し、鳥籠の陣形でジョニーとユーマを

包囲しようとするが、ビグロとリック・ザクは大推力で包囲を破り、後ろから一撃をかけその度

に火球が弾けた。

ジョニーは右手をジャイアント・バズに持ち替え、残る4隻のサラミスに襲いかかる。対空砲火を

躱しつつ、頭の機関砲で対空ドローンを撃ち落とし、機関部に弾頭を撃ち込む。サラミスの後部で

爆発が起きた。

 

ジョニー機にビームライフルを向けようとするベムが横から襲いかかったビグロの爪に引き裂かれ

上半身を失う。なおも反撃しようとするベムが背後からの弾幕を浴びて爆発する。

「お待たせしやした!」バッツ達のリック・ザクが参戦したのだ。

強大な火力と大推力のMAビグロと手練の操るリック・ザク3機によりBM-02 ベム中隊は数分で

壊滅した。サラミス級も全て撃沈され脱出するランチが後方へと逃れていく。

 

「なぁ、あれ撃っていいか?」ユーマが聞くと「撃つんじゃねぇ。仁義ってやつだ」クルツが

静止した。「ちぇ、ならず者のクセに…」ユーマは敵を殺害するのを制止されむくれている。

「誰がならず者だ!コラ!」クルツが怒鳴り、ジョニーとバッツは笑っている。

ユーマ・ライトニングはすっかり部隊に馴染んだようだ。

 

「流石は『真紅の稲妻』敵の新型艦を仕留めるとはな」ジャコの声が聞こえた。

大型のモノアイを付けたザクが骨組みとロケットだけの宇宙機に乗って現れた。

「よせやい、そんな宣伝部のコピーなんざ。それより、そっちの首尾は?」

「デブリに隠れて敵の護衛艦を片っ端から狙撃してやった。MSもな。護衛が軒並みやられた

船団は投降信号打ち上げたんで別の中隊に接収を任せてきた。レールガンの威力は思った

以上だな」凄みのある笑顔を浮かべるジャコビアス。

「あのガキ、いやライトニング伍長も立派な『金的持ち』だな。昇進の推薦状書きなよ、

大尉殿」「金的持ち」とは敵艦を撃沈した搭乗員を呼ぶジオン軍のスラングである。

新型重巡を含む3隻を撃沈したユーマの戦果にジャコは脱帽の思いだった。

一方で(もし、こんな子供が束になって敵に回ったら…)と、最悪の想定もしてしまう自称

参謀ではあったが。

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====  サイド6 フラナガン機関ラボ

 

ニュータイプ兵器の開発と「人工ニュータイプ」の()()をしているフラナガン機関のラボ

は表向きはとある医療機械メーカーの研究所ということになっている。

「被験者」達はラボに設けられた「養成所」で暮らしていた。

 

「もう、ここの暮らしに慣れた?ミハル」ララァ・スンが栗毛を2つの団子に結わえた

ソバカス顔の少女に話しかけた。

「最初は壁一枚向こうは真空、ってのが怖かったけどさ、すっかり慣れちまったよ。

ジルとミリーも良くして貰ってさ、ここの人達には感謝してるんだ」と笑うミハル。

アイルランドのベルファスト郊外に暮らす彼らに地元NPOから紹介された、と称する人物が現れた

のは去年の秋だった。ミハルには特別な才能が有り、弟妹と共にサイド6にある「養成所」でその

才能を伸ばして欲しい、という申し出だった。パート先を解雇されたばかりのミハルはその話に

乗り、宇宙に行くことを決めた。弟は生まれて初めて乗るシャトルや宇宙船に興奮し、妹は

無重力にはしゃいでいた。

 

「私も地球から来たから最初は不安だった。でも…」ララァが言いかけたところで、

「『いい人』がいたんだろ?あのマスクの軍人さんがさ」と、ミハルがにやにや顔をしながら肘で

ララァをつつく。ララァは真顔で「あの人はそんな人じゃないわ。一緒に暮らしてたのに私に

指一本触れなかったし」とミハルの言葉を否定する。「ララァは触れて欲しかったんだよねぇ~」

と、ミハルが混ぜ返すとララァは初めて少し頬を赤くした。

「博士が実験を始めるから集合だって」と、同僚のマリオン・ウェルチが2人を呼びに来た。

「よっしゃー!今日こそララァの成績超えてやるからね!」ミハルは意気込んでいる。

ミハル・ラトキエは新参者にも関わらず非常に高いNT能力を示し、ララァ、マリオンに肉薄する

成績を残している。こと、サイコウェーブ通信の距離と対象人数の多さでは研究所一である。

フラナガン博士は彼女の能力を活かす機体を構想していた。M粒子発見前の早期警戒管制機を

搭載したサイコミュで実現するモビルアーマー、あるいは小型艦艇である。

ただ、未だCAD上の図面段階であり、訓練はモビルアーマー『エルメス』のコックピットを

模したシミュレーターで行われている。

 

1時間後、訓練が終わった。ミハルは初めてマリオンを抜き、ララァに迫る成績を叩き出した。

「最後のターゲット外さなきゃララァに勝てたのになぁ」とシートにもたれてぼやくミハル。

ララァは「もう少しよ、ミハル」と勝敗に拘りがないのかライバルを励ました。

「あたしはここでいい成績残さないとジルとミリーの生活がかかってるからさ。遠慮なく

勝たせて貰うからね」とミハル。2人を少し微笑みながら眺めているマリオン。

これがフラナガン・ラボの日常の風景だった。

 

 

その夜、ララァ・スンは夢を見た。蓮の花の上に僧形の男が立っていた。

後光を背負いながら僧形の男は「少女よ、私の話を聞くのだ…」と彼女に話しかけてきた。

 




30回までこぎつけました。そして、9月最初の投稿です。今年の残暑はリアルおじさん
である作者には本当に厳しく、何度も書き直す羽目になってしまいました。

まだキマイラ隊ではないジョニー・ライデン隊の登場です。
ユーマ・ライトニングは本作では身体強化型という設定ですので、Gがキツイであろう
ビグロのパイロットにしました。本作オリジナルのオレビグロを出すかもしれません。

ウモン・サモン初登場でいきなりエースになってしまいました。
思考加速時のRG-01の機動は最近のハイパワーカーのトラクションコントロールや
その他電子制御を切った状態だと思っていただければ。
ちなみにボールやキャンサーが軽自動車なら、融合炉を持つリ・ガードは300馬力超え
のFF、シビック TYPE RやゴルフR、メガーヌRS辺りを想定しています。
その辺のハイパワーFFがTCを切ったら、という感じです。

ロザミィの二代目お兄ちゃん、ゲーツ・キャパも新登場です。まだ少年なので
声はガラの悪いジュドーみたいな感じです。ビルド勢からも映画館みたいな名前の
ナイン・バルトも登場しました。基本びっくり係として使うつもりであります。

「フラナガン機関にいるミハルと弟妹」というショッキングに思われるであろう展開を
用意しました。基本宇宙で展開する話なので彼女らを宇宙に連れて行く必要がありました。
ララァの夢に現れた男の正体とその目的は? というところで次回に続きます。
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