私の兄者がこんなに強いはずがない   作:ガタガタ震えて立向う

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・何事も無かったように転載+加筆話投稿
・IFルートに呂玲綺がでないという深刻なバグ
・やまだああああああああっ!
・こまけぇこたぁいいんだよ


陳公台と連呼されるとチ○コに聞こえ(ry

 

 陳宮。字は公台。

 後世では「優柔不断」あるいは「運に恵まれなかった策士」と様々な評価をされる彼ではあるが、かの人材マニアである曹操がその才を惜しみ、死後には家族を丁重に遇したというほどに買われていた人物でもある。

 にも拘らず、その陳公台(祝☆脱モブ)は曹操を見限り、呂布を迎え入れての反乱を企てていた。

 

「ようこそおいで下さりました呂布殿。私は陳公台。陳公台と申します」

「……音々音の兄か」

「おや、自己紹介の必要はありませんでしたかな?」

 

 そういえば妹の陳音々音は呂布(妹)にべったりだったと思い出し、公台(脱モブ)は乗り出していた身を少しだけ引く。

 

「お久しぶりでずぞ兄上!」

「これはこれは音々音。相変わらず、相変わらず小さいですな」

「……兄上だってちっさいですぞ、ちんきゅーきっく!」

「なんと!?」

「……仲ええなぁ」

 

 感動の再会かと思えばじゃれあい始める陳宮兄妹に、霞は生温かい目を向ける。

 

「それにしても……公台やっけ? 何かこう……前に見たときと何か違うような……」

 

 前にどこで見たのかは覚えていないが、どうも以前の陳公台(モブ)とは違う。そんな気がして、霞はうむむとうなり声をあげる。

 

「気付かれましたか。……実はこの陳公台、見くびられぬよう威厳を出すため、髭の手入れに、髭の手入れに力を入れているのです!」

「おお! 中々似合ってますぞ兄上!」

 

 違う。絶対違う。この違和感はそんなちっさい違いでは無い。

 しかしこれ以上つっこむとメタな領域につっこむため、霞は追求の手をゆるめるのだった。

 

 

「父上! 此度は私も戦に出ます」

「呂玲綺……」

 

 いよいよ戦いが始まるという時。呂布は突然現れた自らの娘を見て、珍しく呆気にとられ絶句していた。

 

「……え? 呂布やんあんなでっかい娘おったん?」

「……」

 

 明らかに成人もしくはそれに近い娘の登場に、霞は思わず隣に居た恋に聞くが、恋は無言でコクリと頷くだけだった。

 

(というか呂布ちんは玲綺の叔母? それ以前に呂布やんと呂布ちんは双子やから呂布ちんの年齢も……。あかん、これ以上考えたらあかん)

 

 何か気付いてはいけない事に気付いてしまった霞であったが、そこは出来る女。即座に思考を切り疑問を放り出すのだった。決して作者が細かい設定のすりあわせを諦めたわけでは無い。というかすりあうわけねえだろ!?

 

「ん? という事は呂布やん、妻子あるのに貂蝉に粉かけよったん?」

 

 何気ない霞の一言。それによって陣地の空気が兵卒に至るまで凍った。

 

「ち……父上。わ、私が邪魔ならば縁を……」

「文遠! 玲綺から目を離すな!」

「……御意」

「無理矢理話進めよった!?」

 

 何やら悲壮な覚悟を決めている玲綺に対し、奉先は対処を張遼(兄)にぶん投げる。

 そしてグルンと勢いよく振り向くと、殺気混じりというか殺気しかない目で張遼(妹)を見る。

 

「霞! 貴様は俺と共に最前線だ!」

「え……というか呂布やんやる気やん。というか殺る気やん(うちを)」

「さあ、逝くぞ!」

「ちょっ!? 助けて呂布ちん!?」

 

 殺られる。そう確信して恋に助けを求める霞だったが、当の恋は姪っ子を慰めるのに忙しくその叫びを華麗にスルーしていた。

 

「で、あんなこと言われてるけど、貴女的にはどうなのかしらん?」

「……わ、私、玲綺様の継母として上手くやっていけるでしょうか?」

「……大丈夫そうで安心したわ」

 

 密かに覗き見ていた貂蝉(筋肉)と貂蝉(腹黒)。呂布父娘が必死こいてる割に案外気楽であった。

 

 

 左慈。字は元放。

 様々な術を操り、三国志演義は勿論のこと正史においても曹操をおちょくり倒したとされる、三国志きってのびっくりどっきり人間である。

 しかも困った事に実在の人物だったりする。

 ……え? マジで?

 

「このッ! いつまで放置するつもりだあのクソ爺!?」

 

 そしてそんな左慈(若)は、何故か何も無い山奥深くに封印……というか縛って転がされていた。

 

「おや? 一ヶ月も飲まず食わずだというのに、随分と余裕があると見える。やはり若さ故か」

「若さ関係ねぇ!? というか何をさらりとえげつないことをしているこの爺!?」

 

 いつの間にか現れ、転がっている左慈(若)を見下ろす左慈(爺)。あごをさすりながら暢気に自分の半身を眺めている。

 

「貴様! 仮にも俺の同一存在でありながら、何故この狂ってるにも程がある外史を放置している!?」

「ほう。やはりこの世界はそう呼ばれるものであるか。しかしそれが何だというのかね?」

 

 激昂する左慈(若)に対し、左慈(爺)は変わらぬ様子で答える。

 

「所詮この世は泡沫の夢。正史であろうと外史であろうと、そこに生きる人々にはさしたる違いはあるまい。そなたや小生の都合で終わらせるなど、傲慢だとは思わないかね?」

「……知った風な口を」

 

 悔しみに顔を歪める左慈(書き分けがめんどい)。しかし今の時点では圧倒的に不利だ。歯がゆくとも、今は大人しく機を待つしかない。

 

「何よりこの世界……放置したほうが面白い事になりそうではないかね?」

「それが本音かこのクソ爺!?」

 

 左慈。きっと真面目に相手をしたらあかんタイプの人間である。 

 




謎の落書き(飽

【挿絵表示】

もっと無双と恋姫のコラボ増えないかなと思う今日この頃
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