獅子と兎 〜ダンジョンの物語〜 作:パーフェクトノックアウト
来週から特撮も新作エピソードではなくおさらい物。
仮面ライダーゼロワンの次回が気になる!
コロナウィルスよ、速やかに滅亡せよ!
コロナウィルスは、俺がぶっ潰す!
…て、感じでさっさと解決して欲しい。
気を取り直して、第3話どうぞ!
…………………今、コイツはなんて言った?
(キミ!ボクのファミリアに入らないかい!?)
(キミ!ボクのファミリアに……)
(…ボクのファミリアに……)
………………オイオイ待て待て。
レオーネはまだ酔った状態だが、頭をフルに回した。
…………た、確か…この世界の神ってヤツは……
①刺激を求めて地上(下界)に降りてきた。
②神の力は使用禁止になってる。
③命に関わる傷を負ったら、故郷?の天界に強制的に送り還される。
④そして冒険者の集団、ファミリアの主神、つまりはその創設者をやってる。
(今までの情報と、このチビっ娘の言葉を統合してみると……………コイツは…まさか……!!)
僅か数秒の内に整理し、疑問に対する答え合わせと証明の意味合いも兼ねて、レオーネはチビっ娘に質問をぶつけた。
「オイ、まさかお前が神ってやつか!?」
「そうだよ。神に会うのは初めてかい?おっと、まだ名乗って無かったね。ボクはヘスティアだ。コレでも、【ヘスティア・ファミリア】の主神さ!」
「…………………………………………………………………………………………………」
十秒間の沈黙の後、
「ハァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!?????」
夕日が沈むと同時に、雌獅子の本日最大級の驚愕の絶叫がオラリオに響き渡った。
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━━━━━━━━━━━━━━数十分後
「いや〜、神様会ったことねぇから、どんな神々しいモノか思ってたが、何かスゲー想像の斜め上だったなぁ。」
「まぁ、ボクらなんてこんな感じだよ」
(いや、軽すぎるだろ……。)
大絶叫の後、少し落ち着いたレオーネは、チビっ娘神ことヘスティアと打ち解け合っていた。
「で、ファミリアの主神ってことは、それなりにメンツは揃ってるのか?」
「あぁ…一人だけだね……。」
「オイオイ、不人気ってヤツか?」
「そんなことないやい!ファミリアを始めたばかりだから、まだ零細なんだよ。」
ヘスティアはたわわな胸を揺らしながらプンスカになった。
「あぁ、そういうことか。悪い悪い。」
(しっかし、ホントデカイな……マインが長年居たせいか、『ツインテールといえばペッタンコしかいない』というアタシの認識は間違いだと証明されちまったぞ…………。)
『悪かったわね!!!』……と、何処かから仲間の声が聞こえたが、気のせいとしよう……。
「それでレオーネ君。改めて聞くけど、ボクのファミリアに入団してくれるのかい?」
「いいぜ。なんかほっとけ無いし、アンタと一緒に居ると楽しそうだしな。」
「ホントかい!?ありがとう!!あ、後ボクの事はヘスティアで構わないよ。これから宜しく!」
「あぁ、こっちこそな。」
二人は愉しく駄弁りながら、ある場所に向かっていた。
「で、この先か?お前のファミリアのホームは?」
「そうだよ。良いところだから、期待してくれよ!」
「ほぉ、ソイツは愉しみだ。」
━━━━━━━━━━徒歩数分後
「…………………………………………………………………………………………………」
「さあ着いたよ。ここが僕達のホームだ!」
そこにあったのは立派な城……ではなく、見事なお屋敷……でもなく、かなり年季の入った、外観が非常にボロボロの教会であった。ナイトレイドのアジトと比べても月とスッポンであった。
「……マジか?」
「マジだよ。」
「……お化け屋敷か?」
「失礼だな!コレでも中身はスゴイんだぜ!地下に隠し部屋があって基本はそこで生活してるのさ!!元々ここはファミリアを始めるときに、神友のヘファイストスから受け取ったものなんだ。」
(まぁ、ボクがグータラして追い出されたときに与えられたトコだなんて言えないけど………)
そう、ナイショ。
(一発でコイツの生活レベルが分かっちまうとか、一瞬コイツを貧乏神だと思っちまったのは言わないようにしよう……)
というのもナイショ。
「さっき零細とは言ってたが、ここまでとはな……。」
「うぐ………ま、まあこれからだよ!新しい団員も入ったことだし!ドンドン大きくしていけばいいさ!貧困なんかに負けないぜ!」
……この神様、本ッ当に良いやつだな。超がつくほどの善人…イヤ、善神か。マインやチェルシーなら『甘い!』って即突っ込むだろうけど、コイツを見てると、アタシが世話になった帝都のスラムの皆を思い出すな…貧しくて辛くても、雑草魂一つで日々を乗り越えていく、そんな逞しさに溢れた人達だったなぁ…………。
「これからはレオーネ君も加わるから、そう遠くない未来、こんな貧乏生活ともオサラバできるよ!」
前言撤回だ………まるっきりヒモの発言じゃねぇか。さっきの言葉も神の威厳も台無しだぞ。
ここまで来る途中、生活費稼ぐためにバイトやってるなんて言ってたが…芋売とか、店番とか…ソレ神がやることか?
ホントいろんな意味で台無しだぞ、この駄目神………
「そういや、一人団員がいるんだよな?」
「そうさ!ボクのカワイイ家族、ベル君の事さ!雪原を駆け抜ける白兎のように、身も心も真っ白な純粋な子だよ!!」
グイッ!
「お、おう…そのベルってヤツ、兎人か?」
「いいや、君と同じ人間だよ。あ、これだけは言っておくよレオーネ君?」
「?」
まだ何かあんのか…?
「ボ!ク!の!ベル君には手を出さないようにね!」
…………………え?そこ!?
「彼はホントに真っ白な子なんだ!ボクにとって大事な子供なんだ!だから─」
「ああ、分かった分かった。取って食うなんてことはないからな。まぁいい男だったら軽いスキンシップくらいは─」
「んん??」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………
「……ジョークだ。」
ヘスティアの威圧を受け、レオーネは一瞬ビビった。
(オイオイ、このちっこい体の何処に今のトンデモナイ恐ろしさがあったんだ……油断なんねえな、神様!)
「とにかく、ボクのベル君にヘンなことはしない様に!いいね!?」
「だから分かったって。」
「じゃあ、改めて部屋に行くよ」
こうして、レオーネの第二の人生が始まった!
如何でしたか?
今回はヘスティアとの駄弁りがメイン。ベルを誘惑しそうな女は絶対に入れない、なんて考え全開のヘスティアが、唯一レオーネを受け入れたのは、前回レオーネに感じた何かが非常に気になった点が大きいですね。それについては次回に回します。
レオーネの性格上、ベルに絶対過度なスキンシップをするのは確実ですが………
ベルとの出会い、恩恵の刻みも、次回に回します。
ではまた!