獅子と兎 〜ダンジョンの物語〜   作:パーフェクトノックアウト

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ダンまち✕原作死亡キャラ 候補その3 3つのヒント

 一つ! 復讐

 二つ! 何でも喰らう左腕

 そして三つ! 別名「○禍○○主」


???「コレが!アタシのヒントだ!!」



第7話

─ダンジョン内─

 

 

 ベルと共にダンジョンにやってきたレオーネ。

 

 

「これがダンジョンかぁ。ワクワクするなぁ少年!」

 

「レオーネさんはしゃぎ過ぎですよ。気持ちは分からなくもないですけど…。まさかエイナさんの授業忘れては無いですよね……。」

 

「今その話はヤメロ、三途の川が見えちまう……。」

 

(思い出す所か、もうこの世の悪夢そのものとして頭に染み付いちまったんだよ………)

 

 やはり、エイナの勉強会の地獄は、完全には解消されてなかった。

 

 

「そう言えばレオーネさん、本当に武器は使わないんですか?」

 

「まぁな。今まで刃物で戦ったこと無かったし、ガキの頃から拳オンリーだから、殴って倒すのがアタシの戦い方。簡単でいいだろ?」

 

「でも、モンスターには触ると毒にかかるものも居るので、殴ってばかりは問題なんじゃ……」

 

「あ〜、そんときはアレだな!岩をぶん投げる!或いは岩で押し潰す!」

 

(凄い適当だなぁ………)

 

 若干適当な所もレオーネらしい所である。

 

 

「さぁ〜て、始めるとしよっか!」

 

 軽く準備運動をし、レオーネは身構えた。

 

 

 『解き放て、内なる魂 手懐けろ、外なる本能』

 

 

 呪文を口にした途端、レオーネの身体が変化し始めた。

 

 

 【リオネス!】

 

 

 ショートヘアの金髪は鬣のように長く伸び

 

 頭からピョコンと獣の耳が立ち

 

 両腕両足は獣のソレへと変貌し

 

 オマケに尻尾まで生えた

 

 

 その姿は、まさに百獣の王の名を冠する獅子そのものである。

 

 

「おー!やっぱりこの姿になるのかイヤ〜久しぶり!そしてこの姿になるとやっぱ昂ぶってくるなぁ!」

 

「す、凄い…!コレが、魔法!」

 

 ベルは初めて見る魔法に心踊らせていた。

 

「ハッハッハ、凄いだろ少年。……………でも感想は後にしな、構えろ。」

 

「え?」

 

 ベルは辺りを見廻すが…

 

「?…レオーネさん、何も出てこな──」

 

 

 

 

 

「危ねぇ!!」バキッ!!!

 

 

「!?」

 

 

 不意に顔を上げると、レオーネの蹴りがゴブリンの頭を捉え、砕いたのだ。

 

 ダンジョンはモンスターが無限に生まれるという、正に危険地帯と言っても過言では無い地下迷宮。今倒したゴブリンは、何の偶然か天井から生まれ、そのまま落ちてベルに襲い掛かったのだ。

 しかし、レオーネは魔法で変身した事で五感全てが研ぎ澄まされており、人間にとって死角である頭上からの奇襲にも反応できたのだ。レオーネの場合は、『以前の家業』の事もあるので、変身しなくても気配だけで気づけたが。

 

 

「ボーっとすんな!来るぞ!」

 

「は、はい!!」

 

 

 ベルが構え直すと同時に、ゴブリンが四匹ほどこちらに向かってくる。

 

 

「ほー、あれがモンスターか。なーんか弱そう……いや、慢心はダメ、だったな。」

 

「レオーネさんは、そこで見ててください!」

 

「お手並み拝見だな、じゃあ少年の戦いぶり見せてもらうぞ!」

 

「はい!」

 

 

 ベルはナイフを構え、ゴブリンと対峙した。その様子を、ジッと観察するレオーネ。

 

 

(ナイフでの接近戦が少年のスタイルか。しかし、分かり易いな……。タツミは元軍人の爺さんから色々と叩き込まれてきたって言ってたな。タツミと少年を見比べれば一目瞭然だが、少年のコレは態々比較の必要が無い程分かり易い。)

 

 ベルの戦い方を見て、ある事を評価するレオーネ。その間、ベルはゴブリンを倒し終えた。

 

 

「少年はさぁ、戦い方とか一切習ってない感じだろ?」

 

「……分かっちゃいます?僕オラリオに来る前は、ただの農民だったんです。だから戦闘の経験とか余り無くて。」

 

(全部我流……ホント勇気あるな……。)

 

「やっぱ一回でも良いから、腕の立つ冒険者の誰かに教えを受けた方が少年の成長にも繋がると思うぞ。」

 

「やっぱりですか?じゃあ─」

 

「あ、悪いがアタシはあんま教え上手じゃねえから他を頼ってくれ。」

 

「そ、そんなぁ…。」

 

 

 話し込んでいると、今度はゴブリンが六匹やってきた。

 

 

「よし少年!次はアタシ一人でやらせてくれ!」

 

 

 スイッチを切り換え、瞬間、ゴブリンの群れに勢いよく突っ込むレオーネ。

 

「え、ちょ!?レオーネさん!?」

 

 

 レオーネのスピードに呆気にとられるベル。

 

 

「オウラァ!」

 

 ぶつかる直前に高く跳び、天井を強く蹴り、最後尾にいた一匹を右手で押し潰し、着地と同時に左手の爪で一匹を引き裂き、勢いを利用してカポエイラのような回し蹴りで二匹、そして背後から襲ってきた一匹を裏拳で倒した。

 

 この攻防、僅か十秒。

 

(す、凄い……!)

 

 レオーネの戦いぶりに見惚れるベル。

 

 しかし、当の本人は何処か不満げであった。

 

(コイツら危険種ほどではないな……おっと、エイナも言ってたな、『ダンジョンでは何が起こるか分からない』…あ〜、ホント染み付いちまったなぁ……それに……)

 

 エイナの授業を思い出し、もう一つ気になった事を考えていると、今度はコボルドが十匹ほど襲ってきた。

 

「また来たのか、団体さんがゾロゾロと。少年、まだやれるか?」

 

「はい!まだ行けます!」

 

「よし。もうひと暴れと行くぞ!!」

 

 

 

 

 その後、調子に乗って5階層まで進み、帰ってきた時の報告の際に、鬼の形相を浮かべたエイナから二人揃って長〜いお説教受けたのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 




ホントにホントにホントにホントにライオンだー♪

レオーネインダンジョンの第7話、如何でしたか?



先ずは投稿が遅れてすみません。
最近の忙しさとストーリーの構想が出ない事もあって、遅れちゃいました。

後、自分の技量故、原則小説は一ヶ月に三話しか遅れそうに無いことを申し上げておきます。送るときは日曜日に限定します。




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