僕の名前は・・・・・・・・・分からない。いつも、お父さんとお母さんに怒鳴られ殴られ、自分がどういう名前なのかわからなかった。
なぜ、お父さんとお母さんは僕をぶつの?何で蹴るの?何で酷いこと言うの?もしかして僕が悪い子だから?僕が邪魔だから?
わからない・・・ただ僕は黙って殴られるだけだった。そしてなんでいつも『お前さえいなければ!』とか『出来損ない』なんてひどいことを言うの?
わからない・・・・・僕にはわからない。ただわかるのは痛くて苦しくて寂しい・・・・そんな感情だけだった。
そして僕は夜、二人が寝ている隙をついて家を出た。これ以上ここにいるのが嫌だったからだ。僕は暗い道を一人で歩いた。お父さんやお母さんに殴られ蹴られたところが痛いけど、あそこにいるよりはまだマシだ
僕は当てもなく彷徨い、気が付けば山の近くまで来ていた。そして僕は古くて今にも倒れかけそうな神社の階段に座っていた。辺りは静かで所々虫の声が聞こえ。そして月の光が神社と僕を照らしていた
「・・・・・・帰りたくない」
僕はポツリとそう呟く。帰ればまた痛い思いをする。でも僕には友達もいなければ行く当てもない・・・・・・僕は独りぼっちだ。そう言えば神社って確か神様の住むお家だったよね?僕は階段をいったん降りて鳥居の前に立ちそして建物の前にお辞儀すると
「神様・・・・・少しの間だけここに泊めてください」
そうお願いした。そして僕はそのまま進みお賽銭箱の前に立つと
「神様。僕はお金を持っていませんけど飴を持っているから。あげます」
そう言いお賽銭箱の中に飴玉を入れると階段を上って神社の中に入る。中はクモの巣が張っていて所々床に穴が開いていた。普通なら幽霊が出てきそうだと怯えるところだったが、今の僕にはそんな感覚がなく床の上に横になる
「痛い・・・・体が痛い・・・・それに寒い・・・・」
両親に殴られ傷つけられた体が激しく痛む。しかも真冬のこの寒い日には尚更だ
「・・・・・・うう・・・」
その寒さに耐えながら僕は目を閉じ、そこで僕の意識は途切れた・・・・・・
「あらあら・・・・・こんなところに子供が・・・・」
少年が眠った瞬間、空間から不気味な裂け目が出てその裂け目からふわふわとした長い金髪に赤い瞳、そして紫のドレスを着た女が現れた
「酷い怪我をしているわね。しかもこんな寒い日に一人で・・・・・親は何をしているのだろ?」
少年を見て女性は軽くため息をすると
「仕方がないわね。このまま放っておけば死んでしまうし。連れて行くしかないわね。場所は・・・・・そうね・・・・霊夢にでも預けましょう」
そう言い彼女は少年を抱え上げると隙間の中へと入っていくのであった
此処は幻想郷……妖精、妖怪、神、忘れ去られた者達が住む場所である。そして、其処は博麗神社という。幻想郷の端にある神社だ。
其処に住む博麗霊夢は秋の風景を楽しむ序に軽い散歩をしていた
そんな、ある日の事……博麗神社に一人の4,5歳くらいだろうか?男の子が倒れていた
「どうして、こんな所に子供が・・・・誰か置いて行ったわね!全く、育てる気が無いなら産むなっつうの!」
呆れたようにそう言う霊夢。しかし子供はピクリとも動かない
「ちょっと、どうしたのよ?もしかして寝てるのかしら?」
そう言い子供に近づくと、その少年は体中あざだらけで所々に切り傷があり虫の息の状態であった
「っ!?酷い怪我をしているわね・・・・・・・もう!しょうがないわね。いったい誰がこんなことをしたのよとんだ恥知らずね!!まったく!!」
とブツブツ文句を垂れる中、霊夢は少年を抱えて境内の中へと入っていったのだった
ヒロインは誰が良い?
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フランドール・スカーレット
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十六夜咲夜
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霧雨魔理沙
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博麗霊夢
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幻想郷全員