東方博麗子伝   作:疾風海軍陸戦隊

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サクラと雪

「うわ~~!!本当に空飛んでる!!」

 

僕はなぜか空を飛べるようになった。先ほどまで風で咳と過熱で苦しかったけど、何も痛く感じない。きっとお母さんが作ってくれた薬のおかげで直ったんだと思う・・・・

 

「(でも、なんでもう一人の僕が布団の中で寝てたんだろ?)」

 

幽体離脱したことにも気づかず首を傾げたまま飛んでいたさくら。だが・・・

 

「(・・・・まっ!いいか!)」

 

と、あまり気にせず、母である霊夢を探し回った。

 

「すごいな~幻想郷(ここ)てこんなに広いんだ~」

 

いつもは博麗神社の境内か、遠くても紅魔館しか言ったことのないさくらにとって今見る景色は、見渡す限りの銀景色。春なのに雪が積もったまさに白銀の世界だったのだ。

しかもさくらは他のみんなと違って飛ぶことができないため、こうして高いところから見た景色はまさに神秘的であった

 

「すごいー!!すごーい!!」

 

初めて見る景色に、さくらははしゃいでくるくると飛び回る。

そしてしばらく飛び回って

 

「あ!お母さん探さないと!」

 

本来の目的を思い出したさくらは

 

「お母さん・・・・どこにいるんだろう・・・・・ん?」

 

さくらは森の中で黒い煙が立ち上っているのが見えた。

 

「なんだろう?」

 

不思議に思ったさくらはその場所へと向かう。そしてついた場所では

 

「あわわ~~~」

 

目を回した薄水色のショートボブに白いターバンのようなものを巻き首には白いマフラーを巻いている女性が倒れていた

さくらはそばにより

 

「おねえさん?おねえさん?大丈夫?」

 

と声をかけると・・・・・

 

「はっ!」

 

と彼女は飛び起き・・・・

 

「私は確かあの白黒の魔法使いに・・・・」

 

と、頭を抱えそう呟く。そうあの時自分は魔理沙に勝負を挑んで返り討ちにあったはず・・・・そう思っていると

 

「おねえさん?」

 

「え?」

 

突如声をかけられ、その声のする方を振り向くと、そこには小さな男の子・・・さくらがぷかぷか浮いた状態で彼女の顔を首をかしげながら見ていた

 

「大丈夫?」

 

「え・・・と。ええ・・・ボクは誰?」

 

「さくらだよ?お姉ちゃんは?」

 

桜が首をかしげて訊くと彼女は

 

「(か、可愛い・・・・じゃ、なかった)こほん!」

 

軽く咳ばらいをし、彼女は立ち上がると

 

「私はレティ・ホワイトロックよ。雪女て呼ぶ人もいるけど、大自然に生きるしがない妖怪に過ぎないわ」

 

「雪女さんなの!」

 

桜が驚いて言うとレティは

 

「そう私は雪女。季節が冬なら、寒気を広域かつ増幅させ、この幻想郷を凍らせることができるのよ」

 

と両手から冷気を出し、小さな雪を降らせる。それを見たさくらを見て

 

「怖くなったかしら?それならすぐにここを立ち去り・・・・」

 

軽く怖がらせさくらを追い返そうとしたのだが・・・・・

 

「すごぉーい!僕雪女さん初めて見た!」

 

「・・・・え?」

 

怖がるどころか。眼を輝かせるさくらにレティは困惑する

 

「え・・・と・・・・怖くないの?」

 

「うん。おねえさん奇麗だもん!」

 

「き、奇麗///」

 

さくらの言葉に頬を赤らめるレティ。

 

「でもチルノちゃん以外に雪を出す人初めて見た!」

 

「ふふ…あんな氷の低能妖精(バカ)と一緒にしないでね♪お姉さんの方がもっとすごいのよ?例えば・・・・えい!」

 

「おおぉー!」

 

と軽く両手を広げると軽く風が吹きそして小さな雪の竜巻が出るそしてその風で飛ばされた雪がまるで宝石のようにキラキラと輝きながら降り注いだ

 

「すごい!すごい!」

 

さくらは、拍手をするとレティは少し照れながら笑う

 

「それで・・・・さくら君だったけ?こんなところに一人でどうしたの?それに少し気になっているんだけど君半透明だよね?もしかして幽霊?」

 

「ううん・・・僕幽霊じゃないよ?家で寝ていて気がついたらこうなってた?それとお母さん探しているの」

 

「お母さん?」

 

「うん。博麗霊夢て名前なんだけど」

 

「え?霊夢の?霊夢に息子がいたなんて初耳ね?でも言われてみれば似てるかも・・・・・」

 

「おねえさん?」

 

「ああ、いえなんでもないわ。そうね…霊夢には会ってないけど白黒の魔法使い・・・・魔理沙には会ったわ」

 

「え!魔理沙お姉ちゃんに!」

 

「ええ…確かこの異変を一人で解決するとか・・・・・たぶん魔理沙なら霊夢と一緒のはずだけど」

 

「ほんと!」

 

「確証はないけど・・・いつもあの二人は一緒にいることが多いから・・・・」

 

「おねえさん一緒に探してくれる!」

 

「え?わたし?」

 

さくらの言葉にレティはきょとんとした表情になる

 

「うん。僕、どこ行けばいいかわからなくて・・・・」

 

「えっと・・・・・私じゃ…ダメなの?」

 

「うん。今いるのおねえさんだけだもん・・・・だめ?」

 

上目遣いでお願いするさくらを見てレティは

 

「(そんな子犬のような目で見ないで~可愛すぎるだけど・・・・)

 

さくらの可愛さにレティは

 

「う・・・・う~~ん!よぉーし!!お姉ちゃんに任せなさい!!」

 

と、さくらの懇願に陥落し、レティはさくらと一緒に霊夢を探してあげるのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、博麗神社でさくらの面倒を任された咲夜は

 

「♪~♪~♪」

 

上機嫌に鼻歌を歌いながら、紅魔館から持ってきた果物の皮をむいていた

 

「さくら君と二人っきり♪霊夢もいないし、お嬢様もいないことですし・・・・・さくら君と二人っきりで、リンゴをあ~んてしてあげられるし、薬を飲ませることも。そのままじゃ苦いと思うから私が口移しで・・・・うふふ~」

 

下心丸出しの笑みで、作業をするのであった

 

 

 

 

ヒロインは誰が良い?

  • フランドール・スカーレット
  • 十六夜咲夜
  • 霧雨魔理沙
  • 博麗霊夢
  • 幻想郷全員
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