東方博麗子伝   作:疾風海軍陸戦隊

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天狗のお姉ちゃんにお任せあれ!

「清く正しい!文々。新聞の射命丸文と言います!」

 

にっこりと笑う黒髪のお姉さんにさくらは首をかしげて

 

「きよくただしいぶんぶんまるしんぶんしゃめいまるあや?お姉さん名前長いんだね?」

 

「あ、いえ、私の名前は射命丸です。射命丸文と言います。最初のやつは私がやっている新聞のキャッチフレーズのようなものです」

 

「・・・・?」

 

意味が分からず、さくらは首をかしげる

 

「あやや・・・・まだわからないですよね?」

 

さくらのしぐさに文は苦笑する。さくらは文を見て

 

「お姉さん。綺麗な翼があるけど‥‥天使なの?」

 

「あら、ありがとうございます。それと天使ではありません、ほら天使の羽は白いというでしょ?」

 

「でも、お姉さんの翼。綺麗だよ?」

 

「あやや!?ありがとうございます。でも私は天使じゃありませんよ。私は烏天狗です」

 

「天狗?でもお姉さん。鼻が長くないよ?天狗って鼻が長いって本で見たよ?」

 

「あやや・・・・それはちょっとショックですね~私たち天狗は鼻が長くないんですよ~ほら。ぼくとおんなじでしょ?」

 

とにこやかに自分の鼻を指で突っついてさくらに見せる

 

「それで・・・・ぼくの名前はなんていうんですか?」

 

「さくらだよ!」

 

「さくらですか!いいお名前ですね~ところでさくら君は何で神社にいたんですか?親御さんは一緒じゃないんですか?」

 

「お母さんはお買い物だよ僕はここで待ってるの」

 

「おやおや?おひとりで待っているんですか?」

 

「うん」

 

「(ふむ・・・・・どういうことでしょうか?人里離れたこんな僻地に子供を置いて?)そういえば、霊夢さん…神社には巫女さんがいるはずですが?いなかったのですか?」

 

文の言葉にさくらはうなずいた

 

「霊夢さんは留守ですか・・・・・あ、ところでさくら君はなぜ神社の屋根にいたのですか?」

 

「うん。実はね。空を飛ぼうと思ったの」

 

「空を?」

 

「うん。お母さんもお母さんの友達も僕の友達もみんな空を飛べるんだけど僕は飛べないから、練習していたんだ」

 

「ふむふむ…なるほど事情は分かりましたが、それで怪我をしてしまったら本末転倒・・・・お母さんも悲しんでしまいますよ」

 

「うう・・・ごめんなさい」

 

しょげながら文に謝るさくらを見て文は何かを思い出した

 

『ごめんなさい・・・・私もお母さんと同じ空飛んでみたかったの・・・・』

 

「(ふふ・・・・昔の霊夢さんに似ておりますね~~)まあ、怪我もなかったみたいですし‥‥そうだ」

 

文はさくらの目線までしゃがむと

 

「さくら君は空を飛びたいんですよね?」

 

「うん!」

 

「空の飛び方は教えることはできませんが・・・・・」

 

「ん?」

 

さくらが首をかしげると文はにっこりと笑う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わあぁーーーーー!すごぉーい!!」

 

「楽しいですかさくら君?」

 

現在、さくらは文に抱っこされた状態で、空を飛んでいた

 

「うん!すごいよお姉ちゃん!すっごく速い!!」

 

以前のようなふわふわな感じじゃない。風がビュービューと音がする。風がまるで川のような勢いで流れる感じを体で感じる。これが空を飛ぶのだと

 

「そうですか!ではこういうのはどうですか!」

 

と、文はさらに加速させそしてまるでジェットコースターみたいに急旋回したり、急上昇したりしていた

 

「うわぁーすごぉーいい!!」

 

さくらは怖がることもなく楽しそうに笑っていた。

 

「よぉーし!じゃあこれなんかどうですか?」

 

そういうと文は急上昇する。

 

「うわわわわ!!」

 

急な上昇にさくらはびっくりした表情をする。その表情を見た文はクスリと笑い

 

「(驚いていますね~でもまだまだ!!)

 

さらに加速させそして大きな宙返りをした

 

「どうですかさくら君!この大技!これが私の実りょ・・・・」

 

文は胸に抱いたサクラを見るが、そこにはさくらはいなかった

 

「あや?・・・・・まさか!?」

 

状況を理解し、顔を青くする文、そしてさっき宙返りしたところを振り向くと地面へ落下しているさくらを発見

 

「さくら君!?」

 

文は慌ててさくらをキャッチする

 

「す、すみません怪我はないですか!?」

 

そういう文であったが・・・・

 

「アハハハ!面白ーい!も一回!!」

 

どうやらさくらは面白かったようだ

 

「あややや~」

 

その嬉しそうな表情を見て文は苦笑うするのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「帰ったわよ~」

 

数時間後、霊夢は買い物から帰ってくる

 

「うん。掃き掃除はちゃんとしているみたいね。」

 

境内がきれいなのを見て霊夢は軽くうなずく

 

「今日はあの子の好きなものを作ろうかしら」

 

とつぶやきながら神社の玄関に向かうため縁側に行くと

 

「ん?」

 

誰かが座っているのが見えた。近づいてみると

 

「あやや・・・おかえりなさい霊夢さん」

 

「文・・・・」

 

そこに座っていたのは文であった。

 

「あんた何でここに?」

 

「いや~いいネタがないかな^と思いましてそうしたら神社で迷子を見つけたんですよ~」

 

「迷子?」

 

「はい。この子です」

 

そういうと文は下を見て霊夢も同じ方向を見るとそこには文の膝で寝ている我が子の姿があった

 

「いや~何でもこの子さくら君ていうらしいんですけど。お母さんを待っているらしいんですよ」

 

「へ~・・・・」

 

「でも物好きな母親もいるもんですね~こんな僻地なところに子供を置いていくなんて」

 

「僻地で悪かったわね#」

 

「あややや!?それよりも霊夢さんこの子の親って知らないんですかね?」

 

「それなら問題ないわ」

 

「あや?」

 

そういうと、霊夢は文の膝で寝ているさくらを抱き起す。そして

 

「それより珍しいわね。この子人見知りなところがあるから私以外の膝で寝るなんてなかなかないのよ」

 

そして霊夢はさくらを今に寝かし上に毛布を掛ける

 

「あ・・あの霊夢さん。この子の親は・・・・」

 

「さくらの親は私よ」

 

「あややや!?霊夢さんにお子さんがいたのですか!?旦那さんはだれですか!?」

 

「違うわ。この子は私の養子よ。親がいないから私が代わりに育ててるの」

 

「どっちにしてもこれは大スクープです!!これはすぐに記事に・・・」

 

「はい待った!」

 

飛び立とうとする文に、霊夢は肩をガシッとつかむ

 

「まだ、この子の存在を知らせないで」

 

「なぜですか?」

 

「それは・・・・・」

 

霊夢は文に理由を話す

 

「新聞に載せるのはいいけど、その時が来るまでは待ってほしいのよ」

 

「なるほど・・・・・本当は今すぐにでも載せたいのですが、いいでしょうですが条件があります」

 

「なに?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖怪の山、射命丸の部屋

 

「今日はこれといったネタがありませんでしたね~~~」

 

ため息をつきながら、椅子に座る文。だが、一枚の写真を取り出しそれを見る

 

「・・・・ふふ」

 

その写真は、文との空中散歩で疲れて眠っているさくらの寝顔の写真であった。それは霊夢に条件として撮った写真であった

 

「早くこの子の記事を書きたいですね~この子の特集・・・・きっと受けます。それまでの間は・・・」

 

そういって文は目の前の壁に写真を張る

 

「この写真は私の宝物です」

 

とにっこりと笑うのであった

 

「また個人的に取材に行きましょうか」

 

そういい、文は記事を書くのであった

ちなみにその後、彼女が書いた「さくら君特集」は大ヒットするのはまだ先の話・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

博麗神社

 

「さくら。留守番中退屈じゃなかった?」

 

「うん!今日はとても楽しかった!」

 

「そう…よかったわね」

 

「うん!」

 

神社の居間で、霊夢とさくらは夕ご飯を食べながら、さくらは今日の出来事を話し、霊夢はその姿を見てほほ笑むのであった

ヒロインは誰が良い?

  • フランドール・スカーレット
  • 十六夜咲夜
  • 霧雨魔理沙
  • 博麗霊夢
  • 幻想郷全員
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