「それっ!!」
「うわぁー!!すごいチルノちゃん!」
「へっへー!あたいはすごいでしょ~!」
幻想郷にある大きな湖のところで、僕と森で知り合ったルーミアちゃん。そしてルーミアちゃんの友達のチルノちゃん。大精霊ちゃんこと大ちゃんと一緒に水切り遊びをしていて今チルノちゃんが投げた石が20回以上水の上を跳ね飛んで行った
「次はさくらの番なのだ~」
「頑張ってさくら君!」
ルーミアちゃんと大ちゃんの声援に僕は頷いて平たい小石を掴み、先ほどチルノちゃんが投げたのと同じやり方で思いっきり投げてみた
ピチャッ!ピチャチャッ!!ポチャン!
僕の投げた小石はチルノちゃんほどじゃなかったけど何回か跳ねて水面に沈んでいった
「おおっ!さくらもすごいのだ!!」
「すごい!さくら君!!初めてなのに!!」
「さいきょーのあたいほどじゃないけど誉めてあげるわ!」
「えへへ・・・・・」
初めてできた友達に褒められ、嬉しくなって照れ笑いをする僕。初めて外で遊んでそしてできた友達と遊ぶのがとても楽しかった。そして気が付けばもう夕方になっていた
「あ、もうそろそろ帰らないと」
「そうだね。もうすぐ日が暮れるもんね」
「じゃあ、さくらまたね~」
「ばいば~い!!」
「うん!みんな、ばいばい」
そう言うとみんなは手を振って飛んで帰って行っちゃった。少し寂しも気がしたけどまた明日会えるから・・・・・だから寂しくないもん。そう僕は自分にそう言い聞かせた
「あ、暗くなる前に早く帰んないとお母さんに怒られる」
僕は急いで神社に向かうため森に入った。本当は暗くなる時に一人で行っちゃいけないってよく来る魔法使いのお姉ちゃんに言われていたけど、遅くなったらお母さんとの約束を破っちゃう。僕がそう思っていると・・・・・
キュルルル~~
「あ・・・///」
急にお腹が鳴った。そう言えばお母さんの作ってくれたお弁当、ルーミアちゃんに全部上げちゃったんだっけ・・・・・・
ルーミアちゃんが喜んでくれたのは嬉しいけど、やっぱりお腹が空く・・・・どうしよう。そう思った時だ
「・・・・・ん?」
その時僕は何か変な視線を感じた。辺りをきょろきょろ見渡しても誰もいない?気のせいかな?なんかあの茂みら辺から変な視線を感じたんだけど・・・・・僕は首をかしげる
「あ、早く帰らないと・・・・」
ふいに僕の脳裏にお母さんが怒っているというか笑っているが目が笑っていない姿が浮かび上がってしまう。その姿に僕は身震いがし、森の中を入ろうとしたその時、頭になにかぶつかるような衝撃がした
「きゅ~」
空腹で今にも倒れそうな僕に追い打ちをかけるかのように頭になにかの衝撃が襲い僕はそのまま気を失うのであった・・・・・
少し時間を遡り、さくらの様子を見る者がいた
「・・・・・あれがお嬢様の言っていた子ね・・・・・」
私の名前は十六夜咲夜。紅魔館の主であるレミリア・スカーレット様に仕えるメイドです。わたくしはお嬢様の命により湖に来るという男の子を紅魔館へとお連れすることになっています。最初、お嬢様に命令されたときは驚きましたメイドを始めて数十年、まさか人の子を拐ってこいと言われるなんて思ってもいなかったから。
でも仕事なので仕事は完璧にこなさないといけません。
そして今私は目的地である湖に来ています。すると湖の片隅に数名の子供たちが遊んでいるのが見えた。
妖精が2人に1人は妖怪ね。もう1人は…短い黒髪で麦わら帽子をかぶった・・・・・・・・女の子?
変ね…お嬢様は男の子だと言っていたけど。今遊んでいる人間らしき子はどう見ても女の子だわ。お嬢様が言い間違えたのかしら?ともかく男の娘だろうが女の子だろうが紅魔館にお連れしないと。そう思い私はじっとその子の監視を続けた。
そして時間が経ち夕焼けになったころ、
「あ、もうそろそろ帰らないと」
「そうだね。もうすぐ日が暮れるもんね」
「じゃあ、さくらまたね~」
「ばいば~い!!」
「うん!みんな、ばいばい」
他の三人が去っていき、ターゲット一人になった。好都合だと思った私は、時間を止めてすかさず彼を気絶させて連れて行こうとしたんだけど・・・・・
「っ!?」
急にあの子が私の方へ振り向き、私は慌てて隠れた。もしかして気づかれた?私はこっそりあの子を見るとあの子はジーと私の隠れている茂みをじっと見た後きょろきょろと見渡す。そして森の中へ入ろうとするのを見た私は、まずいと思った。
しかしあの子は何処かしら勘が鋭そう。時間を止めて接近してもすぐに回避されそうだわ。
ここは何か気をそらしてその隙に接近してあの子に眠ってもらうしかないわね・・・・・・でもどうやって・・・・・
そう私が考えていると、不意にそばに在った小石を見つける。そうだ。これで気をそらそう。
そう思い私は小石を手に持ち、あの子の後ろにある木に向けて投げた・・・・・・
・・・・・・そのつもりだった。
カツゥーン!!
「きゅ~」
「っ!?」
私の投げた小石は木ではなくあの子の頭に見事にクリーンヒットし、あの子はとてもかわいらしい声をあげて倒れた
「・・・・・・・はっ!?しまった!!」
かわいらしい声に思わず見とれてしまったが、すぐに事の重大さに気づいてしまう。
私としたことがつい、昔・・・・というよりあの中国にナイフを投げる感覚で投げてしまった。
どうしよう。誘拐する前にその子を殺してしまった!!
顔を青ざめ慌てて私はその子のそばに行く。もし死んでいたら、お嬢様になんて言わなければ・・・いいや、それよりも罪もない子供を殺してその子の親になんて詫びればいいのか・・・・・
ああ…こんなことになってしまうんだったら、普通に声をかけて紅魔館へ誘導するべきだった。そう、ものすごい罪悪感を感じながら私は倒れている子を見る。
幸いにもその子は目を回して気絶していただけだった
「ほぉ・・・・・よかった」
死んでいないことに安心して私はほっと息をつく。しかしその子の頭にはたんこぶができていた。予定とは違うけど、とにかくこの子を手当するため私は紅魔館へ運ぶことにしその子を抱きかかえる・・・・
「・・・・・いい匂い」
その子を抱きかかえた瞬間、やわらかい感触と花のような、いい香りがした。なにより、その匂いに心がポカポカと暖かくなる感じに私はどこかしらの懐かしさを感じたのだった。
「・・・・・・はっ!いけない。いけない」
私ははっと我に帰り、その子をわが主のいる紅魔館へと連れて行くのであった・・・・・
ヒロインは誰が良い?
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フランドール・スカーレット
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十六夜咲夜
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霧雨魔理沙
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博麗霊夢
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幻想郷全員