紅魔館大図書室
「ちょっといいパチェ?」
「あら、レミィじゃないの。どうしたのこんな真夜中に?」
レミリアが声をかけたのは紅魔館図書室の主であり七曜の魔女。そしてレミリアの親友でもある、パチュリー・ノーレッジだ
「あら?私が来ちゃ何か都合が悪いことでもあるの?」
「いいえ。それよりも例のレミィが言っていた客人は来たの?」
「ええ来たわ。とってもかわいらしいお客様がね」
「かわいらしい?ねえ、レミィ。私は疑うのは好きじゃないけど、本当に運命を変える?」
「大丈夫よ、そう運命が定めているから」
自信満々な笑みでそう言うレミリアに、パチェリーは自分が観た運命の行く末を確信していると感じた
「そう。レミィがそう言うのならそうなんでしょうね・・・・それで本当は何しに来たの?」
「話が早くていいわパチェ。実は、こあを借りたいのよ」
「小悪魔を?」
「ええ、ちょっとお使いに行ってほしいのよ」
「使い?全く話が見えないわ。ちゃんと説明してくれる?」
「ええ。実は・・・・・」
レミリアはパチェに事情を説明した。運命を変える力を持つさくらを連れてきたのはいいもののさくらが母親のことを心配し、その不安を取り除くため、また急にいなくなった息子のことを不安に思っている母親にも説明させるため、小悪魔こと、こあにさくらの母親のもとに行かせて状況を説明。できればその母親も紅魔館へ連れて行くということであった
「事情は分かったわ・・・・で、なんで小悪魔なの?咲夜ではだめなの?」
「知っているでしょ?明日の明朝に例の作戦を始めるって、咲夜は博麗の巫女を倒すための一角としていなきゃいけないのよ」
「なるほど…だから戦力外の小悪魔を使いにね・・・・・・分かったわ。後で小悪魔にその子の家に使いに行くように言っておくわ」
「ありがと、パチェ」
「いいわ・・・・それで、その子の家は何処にあるか知ってるの?」
「・・・・・・あ」
パチェの言葉にレミリアはしまったというかをになるとパチェはジト目で彼女を見る
「・・・・・まず、そのさくらって子にお家の場所を聞くことから始めるといいわレミィ・・・・」
「はい・・・」
パチェの指摘にレミリアは気まずそうに返事をするのであった
その夜、さくらは目を覚ましていた。
「おかあ・・・・さん」
誰もいない部屋、ベッドに座りそう呟く。今頃霊夢は自分のことをどう思っているのか。心配してくれているのか。それとも・・・・・
『さくら』
さくらの脳裏に笑顔で自分の名を呼ぶ霊夢の姿が浮かび上がる
「お母さん・・・・・・」
さくらは目に涙を浮かべてそう言う。明日にはレミリアの使いの人が霊夢に自分がここにいることを知らせに来てくれる
だが、まだ幼いさくらは母である霊夢がいないことに強い寂しさを感じた。
ここ幻想郷に来る前のさくらはいつも一人だった。いつも寒く暗い部屋で一人っきりだ。両親はいつも外に出かけて帰ってくることはほとんどなかった。帰ってきてもいつも憂さ晴らしなのか殴る蹴るの暴行ばかり
だが
そして今さくらは霊夢のことを思うと寂しい気持ちが募るばかりだった
「お母さん・・・・・会いたいよ・・・」
さくらはそう呟き、窓の方へ行くそして紅魔館から見える夜空を見て
「お母さん…僕は・・・僕はここにいるよ」
そう言う。そしてさくらは手を伸ばすと、さくらの手から光みたいなのが空へと飛びそして※空から文字が映し出される。
「・・・・・」
さくらはその文字で霊夢が気づいてくれることを祈った。なぜ自分にこのような能力を持っているかはさくら自身にも分からなかったが、なぜか無意識にそれができるのだ。
そしてさくらは窓から離れる。すると・・・・
「・・・・え?」
部屋の外から歌声が聞こえる。あまりにも静かなためその声ははっきり聞こえた
「誰・・・・・だろう?」
歌声の主がだれなのか興味を抱いたさくらは部屋を出て廊下を歩く。いつもなら薄暗いところは怖くて行けないのだが、その歌がだれが歌っているのかという好奇心が勝り、その歌声のする方へどんどんと歩き出すのだった・・・・・・
とある暗い部屋・・・・・
「暗い部屋の中、私は一人・・・・・」
小さなピアノのおもちゃを弾きながらわたしは一人歌う。この部屋に閉じ込められてから何年経ったのかわからない。お姉さまと同じ永遠を生きる私はずっとこの部屋で一人っきりで人形遊びをしたり、咲夜がある所から買ってきた外の世界から持ち出されたというゲームなんかで遊んだりもした。けど、たった一人じゃつまんない・・・・・
「寂しい・・・・・」
お姉さまたちはいつも私を仲間はずれにして楽しそうにしている。それに対し私はずっと一人このまま暗い部屋の中を何も言わない人形相手に過ごすだけ・・・・これほど寂しくつまらないことは他にあるのだろうか・・・・
ああ…誰か私を外の世界に出してくれないかな・・・・・
私は一人そう呟くと階段の方から足音が聞こえてきた。
いつも料理を運んできてくれる足音ではない。その足音は扉の前で止まり、数回のノックの後、扉は開かれた。
「こ・・・・こんにちわ・・・」
入って来たのは私より小さな……女の子?
歌声に誘われた僕は廊下歩くと階段を見つけた。その階段の下から歌が聞こえる。僕は薄暗い地下階段を下りていく。暗くて怖かったけど。あの歌を歌っている人がどういう人なのか僕は知りたかった。
そして階段を降りると目の前に赤い扉があった。歌声はここから聞こえた。僕は戸を叩く。入る前に戸を叩いてからって前にお母さんに教わったから。そして僕は戸を叩きそっとドアを開けて中に入る。そこは地下室?でもベッドがあるしたくさんの可愛いお人形があるし、誰かの部屋だって言うことが分かった。
「だぁ~れ?」
「ひゃうっ!? だだだ、誰か居るの!?」
急に真後ろから、しかも耳元で誰かにそう言われ、僕はびっくりして振り向くと、そこには赤い服を着て赤い目をした金髪の女の子が立っていた。
そしてその子は僕の目を覗き込むように見て
「貴女はだぁれ?」
「ぼ・・・僕の名前はさくら・・・・博麗さくらだよ?君の名は?」
「私は・・・フランドール。フランドール・スカーレットよ」
「フランドール・・・・・じゃあ、フーちゃん」
「フ・・・・フーちゃん?」
「うん。あ・・・・ダメだったかな?」
「ううん・・・・・・それよりあなたは人間?」
「うん。そうだよ?」
と僕はそう言うとフーちゃんは僕の目をジーと見て
「咲夜以外の人間を見るのは初めてだわ・・・・・」
「そうなの?あ・・・あのフーちゃん。フーちゃんてもしかして吸血鬼?」
「ええ。そうよ。そうだけど、なんで?」
「とっても綺麗な羽が生えてるから。奇麗な羽に奇麗な目をしてるからまるで天使みたいだよフーちゃん」
「そ・・・・そうかな?」
僕の言葉にフーちゃんは顔を赤くしてそして僕の顔をジーと見る
「ふ・・・・フーちゃん?」
「なに?」
「顔が近いよ?」
「別にいじゃない減るもんじゃないし・・・・それよりさっ君」
「さっ君?」
「さくらだから、さっ君。さっき私のことフーちゃんて呼んだでしょ?だから私もあなたのことをさっ君て呼ぶ。いいよね?」
「さっ君・・・・・・うん!いいよ!!」
僕は笑顔でそう言うと、フーちゃんは少し顔を赤くしちゃった。どうしたんだろ?
「こ・・こほん・・・じゃあ、さっ君。こっち来ない? 退屈で仕方がないのよ」
「うん、行く!」
僕はフーちゃんに手を引っ張られて部屋の奥に行くのだった。
これが僕とフーちゃんの初めての出会いだった
※ウルトラサイン
M78星雲ウルトラの星のウルトラ戦士が通信用に使用する信号で手やビームランプ等から上空にエネルギーを発射して文字を形成し、メッセージを伝える。
地球から300万光年先にあるウルトラの星にすら一瞬で届くほどの性能を誇る
ヒロインは誰が良い?
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フランドール・スカーレット
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十六夜咲夜
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霧雨魔理沙
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博麗霊夢
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幻想郷全員