どんな卍解でも藍染様なら使いこなせると思うの 作:ブライゼナーガ
現世、尸魂界、虚圏を一つにするため、霊王を吸収し、絶対強者といえるほどのちからを有したユーハバッハとの最終決戦。ユーハバッハに藍染の刃が迫る。
「流石だと言っておこう。まさか私の鬼灯丸を折るとはね」
槍でありながら使用者の意思により三節棍へと変わる変幻自在の恐ろしい斬魄刀であり、かつて護廷十三隊を絶望の淵に叩き落とした鬼灯丸。ユーハバッハはそれをあっさりと叩き折った。
「そのようなもの、私からすればただの木の棒にすぎん。」
「なるほど言うだけの実力はあるようだ。しかしユーハバッハ。これを見てもまだ同じ事が言えるかな」
藍染は折れた鬼灯丸を持ちながら解号を唱えた。
「卍解 龍紋鬼灯丸」
鬼灯丸は三つの特殊な形状をした巨大な刃物を鎖で一連に繋がったものへと変化した。藍染はそれを神速に近い速さでユーハバッハに振るう。
「無駄なことを」
しかしこれから起こるすべてを見通し知ることができる能力、全知全能(ジ・オールマイティ)によりユーハバッハは悠々とその攻撃を避ける。
そして、地面へと向かったその攻撃は霊王宮を粉々に打ち砕いた。砕け落ちた霊王宮が尸魂界に降り注ぐ。
「なん……だと……」
驚愕する一護を余所に、霊王宮が落ちたため瀞霊廷に降り立つ藍染とユーハバッハ。
藍染と共に戦う一護はその攻撃力に希望を見出だすが、藍染の卍解に変化が生じていた。攻撃を行った龍紋鬼灯丸の刃が砕けたのだ。
「な、何で攻撃した刃が砕けたんだ!」
ユーハバッハが何かしたのかと一護は疑ったが、それは間違いである。
「この卍解は破壊にのみ特化した卍解だ。故に防御力など欠片もなくこの卍解は脆い。私の一撃から来る反動にすら耐えられないほどにね」
「な、どういうことだよ!! 卍解は直らねえんじゃねえのか!!」
卍解は一度壊れると直らない。故に脆いというのは致命的な欠陥であった。
「その通りだ黒崎一護。故にこの卍解は生まれ出でた時より三度しか振るうことを許されない卍解だ」
「なん……だと……」
そして龍紋鬼灯丸の真ん中の刃の側面には龍の紋が彫られており、それが半分ほど赤く染まっていた。
「そしてこの卍解にはもう一つ能力がある。破壊し、破壊されるごとにその力を増していく」
「なん……だと……」
その言葉に一護は戦慄する。つまり、たった今霊王宮を破壊した一撃ですら龍紋鬼灯丸にとっては準備運動にすぎないということだったからだ。
藍染は持ち手を砕けた刃から背中の刃へと移す。
「さあ、終わりだ。ユーハバッハ」
「来るがいい、藍染惣右介。そして絶望を知るがいい」
片方の刃物をユーハバッハに向けて投げる。ユーハバッハは避ける。瀞霊廷はその余波により半径100キロに亘って破壊された。
これにより鎖でユーハバッハの退路を絶つと同時に龍紋鬼灯丸の攻撃力を最大限にまで高める。
そしてその退路に藍染の限界まで赤く染まった龍紋鬼灯丸の刃が迫った。
しかし、ユーハバッハに驚きも焦りも無かった。なぜならこの未来はすでに全知全能により見ていた未来だったからだ。
藍染が最後の攻撃をしようとした瞬間、全知全能の改変により龍紋鬼灯丸は破壊される。
はずであった。
「なん……だと……」
そう言ったのはユーハバッハだった。
(まさか卍解の力の上昇が全知全能を上回った……いや……まさか……!?)
「まさかその卍解は未来をも破壊したというのか!!」
ユーハバッハが見ていた未来は、これから藍染により破壊される未来だったのだ。
「終わりだユーハバッハ」
そう言うと藍染は刃を振り下ろしユーハバッハは斬られた。卍解と共に破壊されたユーハバッハを見下ろしながら藍染は呟く。
「最後に感謝するよ、ユーハバッハ。私はこの卍解を手にしたとき、私の前にこの卍解を振るうに足る相手が現れるかどうかを懸念していた。
ありがとう、ユーハバッハ。君は私が卍解を振るうに足る相手だった。」
龍紋鬼灯丸
好きな人には申し訳ないですが、擁護不能のクソ雑魚卍解です。
いや、ここまでとは言いませんが、(ハゲがあれなのを踏まえても)もうちょっと破壊力ないとデメリットに欠片も釣り合いません。
アニオリか小説で蛇尾丸みたいに新名称ください。
未来を破壊した云々はまあぶっちゃけライブ感ですが、藍染様の霊圧を破壊にのみ費やしたら出来そうだと思いました。