もふもふドクターともふもふオペレーターと時々◯◯   作:もふもふニキ

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プラチナ以外にももう一人オペレーターが出てきます


プラチナ編 2

「準備の確認だ、まずはスリッカー」

 

スリッカー

 

もっともポピュラーなお手入れ用の道具。

弾力のある細い針金が並んだ幅広(T字型)のクシで、オーバーコートやアンダーコート用だな。ちなみにオーバーコートは太く長い上毛、アンダーコートは細く短い下毛という感じだ。

毛玉の発生を防ぎ、マッサージの効果が期待でき、血行がよくなる

 

「お次はコームとボブハサミ」

 

コーム

 

スリッカーで毛を整えたあと、仕上げのために使うのだな

トリミング時には、毛並みを整えたり、毛を立たせてカットする際に使われる必需品。俺達で言うところの櫛に当たるか?

 

ボブバサミ

 

トリミングに使用するハサミの中で最も小さく軽いハサミで、ヒゲや耳元、足回りの毛をカットする際に使う。髭や足回りは今回は要らないがな

 

「んで、カットバサミと」

 

カットバサミ

 

カット専用のハサミで、ボディラインの仕上げや、尻尾の形を整えたり、耳の毛を切りそろえたりする際に使う、さっきいったコームと併用して使う感じか

 

「そしてバリカンにドライヤーだな」

 

ドライヤー

 

トリミング専用のドライヤーには、スタンドにたてかけられるタイプや、アームに取り付けるタイプのものがあって乾かしやすいらしい、バリカンは刃を変えるぐらいか

 

「最後にカンシ、イヤーローションにパウダー。グルーミングスプレー」

 

カンシ

 

耳の毛を抜く道具。カンシを使い耳の毛を抜いた後に、イヤーローション等で耳掃除だ

 

 

イヤーローション

 

耳の毛を手入れした後に綿棒などに沁みこませて、耳の中の汚れをふき取る

 

イヤーパウダー

 

こっちは耳のケア専用のパウダーです。皮脂の分泌を抑え、清潔な状態を保つ

 

グルーミングスプレー

 

シャンプー後の仕上げ、毎日のブラッシング等に。絡まりを解消し、静電気を防止。あいつら毛が絡まってバリバリ言わせてるらしいんでな

 

「準備は万端。あとは俺次第か」

 

物は取り揃えれるだけ取り揃えてみた、この荒廃した世界にそんなものあるのかって少し思ったが普通にあった、というか品揃え豊富だった。種族用だったり、種族用にもいろんな種類があってよくわからなかった

 

ちなみに店員に聞くと小3時間程話を聞いた

 

 

…かなり恐怖を感じた。もしかしたら俺の理性が吹っ飛んだ状態はああ見えるのかもしれない。今後気を付けよう…

 

ちなみに道具を届けてくれたのはペンギン運送のテキサスである。あれもいいもふもふ具合

 

テキサスはループス。狼である、ちなみにプラチナはクランタ、馬である。フェンはわんわんおか狼だと思っていたのだがまさか馬娘だったとは思わなかったでござる。

 

そのテキサスだが無口なように見えて実は何も考えて居ないらしい。意外だった

 

そして次のトリミングの相手はテキサスにきまっている。何でもアーツを使うと尻尾の毛にビリビリ来て痛いそうだ、たまにぴょんぴょん跳ねてるのはそういう理由だったのか、知らせなかった。

 

『ドクター』

 

『ん?テキサスか、配達ご苦労様』

 

『これは何に使うのか』

 

『ああ、これはトリミングっていって尻尾とか耳とか。そういうのをケアするための道具だよ、ロドスにはそういうオペレーター多いからな』

 

『それは私にもできるか?』

 

『え?』

 

『私にもできるか?』

 

『別にいいけど…予約でいいのかな?先約が居るんだ』

 

『なるほど、ならそのつぎだ』

 

『了解、了解』

 

『報酬だが…耳ぐらいならさわってもいい』

 

もふもふ権利がトリミングの対価らしいのだが、別にかまわない。近々テキサスはロドスの支援に来てくれるらしい。そのなかでアーツを使う度にぴょんぴょん跳ねてるのを見られれば彼女のキャラクターが誤解されてしまうだろう

 

 

とまあそんなことがありつつ道具が揃ったわけだ

 

「さて、プラチナを待つかな」

 

────────────

 

一方プラチナはというと…

 

「………………」

 

そわそわ

 

「………………」

 

そわそわ

 

「………………」

 

そわそわそわそわ

 

「………………」

 

そわそわそわそわそわそわ

 

「………………………………………………」

 

絶賛そわそわ中である

 

ぽふっと与えられた個室でベッドにうつぶせになりながらそわそわしている。まだトリミングには時間がある、この時間がもどかしくてしかたないのである

 

「…………」

 

ぼーっとした顔でただただ虚空を見ている。アサシンであるプラチナではあり得ない行動だろう。

 

だが実際プラチナは上の空なのである

 

(ドクターと買い物か…)

 

ぼーっとしながらそう考える。ぶっちゃけトリミング云々はプラチナ自身割りとどうでもよかったりする。自らはアサシンでそもそも身なりなど気にする処か本来自然と同化しなければならないのだから(これをドクターが聞いたら半日程説教するだろう)

 

そんなこととより買い物である、買い物

 

ロドスの中では記憶を失った後に来たことになっているのだが、何度か「仕事」で一緒になる機会があったのだが、その頃のドクターとはなかなかに違った印象を受ける。あのもふもふ好きは記憶を失う前と余り変わらない気がするのだが

 

そんなこんなで戦っていたらちょうどドクターが記憶喪失になった直後にロドスへ来たのだがプラチナなのである

 

ドクターのことは少なからず興味がある。なかなか趣味嗜好をもふもふ好き以外に見つけるいいチャンスだと思っているのだ

 

「…そろそろ準備しようか」

 

とりあえずシャワーを浴びて行こうと思う、トリミングするときは髪を洗って乾かしたあとの方がやり易いと聞いている。そのわりにはしっかりと身を清めたり服装に気を付けたりしていたのを後から気づいたプラチナはこう漏らした

 

「…なんでだろ」

 

 




ちなみにプラチナは初狙撃高レアなので愛着があります。あとフェンがクランタだったのは本当に驚きました

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