言うなれば運命共同体。互いに頼り、互いに庇い合い、互いに助け合う。1人が皆の為に、皆が1人の為に。だからこそ戦場で生きられる。玲鵬隊は兄弟! 玲鵬隊は家族!! うs……ゲフンゲフンッ。そんな感じのRTAはーじまーるよー。
この一年、レズちゃん隊はひたすら部隊を強化してきました。金にものを言わせて時短を計り、余計な出兵やイベを省く、完全にガバを取り戻す揺り戻しの時期でしたね(倍速)。その結果手に入れたのはじゃーん! 1000人を超える我が隊であります。勿論500騎の騎兵も準備出来ています。あぁ゛゛~この赤い肩が勢揃いする真ん中を隊長として堂々と歩く感覚、たまらねぇぜ(絶頂)
【玲鵬隊、出陣!!】
今日はついに山陽へ出兵の日です。近所の町の皆が見送ってくれます。レズちゃんは私財を使って町の発展や治安維持に貢献してるからね、どんだけ悪評があっても地元の人気は高いのよ(選挙感)
「玲鵬隊、万歳!」
「あの小娘がなぁ、頑張れよー!」
「きゃー粋面様抱いてー!」
「また良い男仕入れてくれよなー!!」
どこぞの赤肩部隊には考えられないくらいの歓声です。汚く稼いで綺麗に使う。世界共通の法則なんだなって思いました(小並感)
今回の出兵ですが連れていく兵はピッタリ千人でいいです。配分で言うと500を騎兵、残り500を歩兵にします。そうでなくとも今回は機動戦が主体になるので騎馬隊は最低でも300は揃えたいですね。あぁ、千人で切った理由は後で分かります。
さて、最後に物資ですが忘れないように咸陽で注文したアレを持っていきます。アレってナニだって? すぐにわかりますよ(ゲス顔)
あ、そういやカットしましたが途中で金が溜まったんでいつもの割引鍛冶屋に鉄鞭の改造を頼みました。鉄鞭と輝く凧型24面体によって出来たのなんと『八稜錘』です! 鉄鞭の先っちょになんかでっかい煌めく塊が付いた感じですね。見た目適当な仕事ですが能力はしっかり上がっています。特に耐久値だけで言えば最終盤でも使える値です。
……まぁ改造に当たって手のひらサイズだった24面体がなぜか大きくなって不定形に偶に蠢いてたり、そもそも1つだったのに何故か二つになって鉄鞭に引っ付いてたりしますが細かいこと気にしても仕方ありません。仕様です(目逸らし)
あと鍛冶屋のオヤジが「五次元構造…異世界の色彩……翼、闇。混沌が、黒い混沌の闇に這うものの扉が……う、うああああああ」と鍛冶屋として成長していました。これで今後はこのオヤジからも甲冑や盾を注文できるようになりました、やったぜ。
そんなわけで山陽戦です。山陽戦の序盤は幾つもの攻城戦です。最初はまず高狼城……ではなく攻城戦チュートリアルから始まります。この時点で一定以上の位だと城攻めのチュートが入るんですね。具体的に言うと山陽攻略の前準備として、高狼城周辺の小さな城を事前に落としておくことを要求されます。今までは一部下として城攻めを行っていましたが、ここからは一人の指揮官として城攻めが出来るのでその予行演習ですね。
それでは軍編制と共に攻撃目標の城へ出発です。ほれいくどー。
着いた先で軍編制です。実はここで確定で二人の千人将が補佐で入ります。スッパリ斬られる郭備と乱銅の二人です。
「郭備と申します。どうぞよろしくお願いします。玲守3千人将殿」
「千人将乱銅だ。指揮下に入る」
この二人なのは製作者側の意図があるんですが、まぁそれはどうでもいいです。とりあえず今は郭備は甲冑持ちの騎馬隊持ち。乱銅は歩兵中心ですが攻城戦が得意なスキルを持っていると覚えてくれてればそれでいいです。
ここからは攻城戦の説明が入りますが全部飛ばします。RTAでは当然です。彼ら2人の千人隊はそれぞれ東西へ、レズちゃんたちは正面に備えます。ここで例のブツをだします。じゃじゃーん! 雲梯です!!
「これはこれは、その様なものをお持ちとは」
「おいおい。大したもん持ってんじゃねぇか」
雲梯とは分かりやすく言うとスゴイ梯子です(語彙力×)。これで一気に城壁へ駆けあがり、門を開けましょう。ほれいくどー
【攻撃! 開始せよ!!】
雲梯は攻城兵器なだけあって高いのですが、井蘭車などに比べればまだ手が届く値段です。勿論雲梯にもグレードがあって、それによってかけられる城壁の高さが変わります。買ったのは中の下位まで届く雲梯です。勿論このちっさいお城には余裕で届きます。
「隊長! 届いたぜ!! 俺様が先陣を切るか!?」
よくやった邪慰安。でも先陣を切るのはレズちゃんだ! レズちゃんの武器をオニューの八稜錘に持ち替えます。そして馬を走らせて雲梯で出来た道を突っ走りながら滅多に使わない武芸スキル”旋盾”を発動!
【なんとぉー!!】
レズちゃん目掛けて鬼のように飛んでくる矢を弾きながら吶喊です! 旋盾は武器をクルクル回すことで一定の確率で飛び道具を防ぐ効果があります。ぶっちゃけこういうニッチなタイミングでしか使いません。見た目はF91やターンAのアレですな(ビームローター感)
余裕の突破。城壁についたらそのまま暴れ回りましょう。この時点で敵さん士気が落ちてます。城門開けられた時点で完全降伏しますね。
「降伏だ! 降伏する、もうやめてくれ!!」
はい終わりました。本来なら数日かけるところですが攻城兵器があればこんなもんです。RTAでは必須ですね、まぁここでしか使わないんですが。
「へっへっへ。ここからはお楽しみってことでいいんだよな?」
「隊長殿。これよりは秦の土地になる場所。民には軍規に沿って加護を与えてやるべきかと」
はい、攻城戦の長として戦を終えるとこの様な選択肢が出されます。要は略奪・凌辱をするかしないかです。暴虐を働くと兵のテンションが最高潮に維持できます。また物資や資金、お宝を入手できます。質と量、どちらも今までとは比較になりません。食料や軍用品も手に入り、ここで消耗した分を補充して次々と戦線を上げていくみたいな感じです。勿論代わりにその城や地域の治安は最低値に落ち込み、その一帯での兵の募集や税の収益に多大な影響がでます。一つ二つならまだしも幾つもの地域で暴虐を働くと、テロが多発して国家戦略に影響しかねますね。
逆に原作のあったかホモたちの様に民間人や投降兵は保護してあげるとその地域の治安は良くなり、上記の真逆になります。こちらのデメリットは即物的な収益と個人的なメリットが少ないことですね。しかし自分の名声やカルマ値を下げることができます。
前にも言いましたがこのゲームではあまりに悪行を重ねると他の部隊やキャラに嫌われて協力されなくなったり、最悪殺し屋に狙われたりします。なので諸々を含めてこのRTAでとるべき選択肢は……
【魏人の皆さん。お願いがあります。死んでいただけないでしょうか?】
合従軍で終わるチャートになーんで気を遣わなければならないんでしょうか? こんなもん一択だ一択。
【えーっと。できれば自殺してくれると早いんですが、だめですか?】
「ふ、ふざけるな! 我らはもう戦わない! お前たちに従うといって……」
あーそういうのいいから。倍速倍速ゥ!
【それじゃあ兵士の皆さん。皆殺しにしてください。虐殺です!】
投降兵や捉えた住民は奴隷に出来て売り飛ばせますが、それの商談でまだチュートとか挟んで手間がかかるんですよね。そのまま住まわせるにしても戦後処理チュートとかロスだし、ぶっちゃけ金策の目途が立ってるんで一番早いのがこれです。さっさとチュート攻城戦は終わらせましょう。
「ば、ばかな! なんてことを!!」
「へっへっへ。話が分かる隊長でよかったぜ」
武将には勿論それぞれ性格が設定されています。この手の命令には参加しないしない者も当然いますね。そういうの含めてのチュートリアルなんでしょう。
「じゃあ行ってくらぁ。勿論お宝は上納するからよ、楽しみにしててくれや」
あっ、おい待てぃ(江戸っ子)
【略奪は許しますが凌辱は許しません。迅速にこの城の民をせん滅しなさい】
「おいおい、そりゃないぜ。略奪は出来て遊ぶのは駄目なんて。そりゃああんたも女だからかい?」
士気上がるのお前の隊だけじゃん。超兄貴と超兄貴!でレズちゃんたちの士気は常に高いし、郭備兵は参加しないし。ていうかRTA的に時間の無駄だしな! それにほら、そういうのよくないと思います(適当)
とりあえずそこに一般人がおるじゃろ? ホイッ(狼牙棒フルスイング)
【いたずらに苦しみを与えることは絶対に許しません。もたつく伍が一つでもあればその上の人間の首が飛ぶと思いなさい】
こんな風にな(模範を示すHMの鏡)
「……分かった。分かったよ。直ぐに終わらしてくらぁ」
んじゃ後はレズちゃん隊もこのハゲたちがさぼってないかチェックしつつイカれたパーティーに参加です。ぼくもしゅる~(マジキチスマイル)
「魏人はこの恨みを100代まで忘れぬぞ……」
【ら、ら、ら……殺しましょう、殺しましょう。ぐっさりぐっさり殺しましょう】
レズちゃんも上機嫌に新調した鉄鞭を振るってます。先端に玉もついたし、気分はもぐらたたきですかねぇ(ワニ●ニパニック派)
虐殺中は若干のイベがありますがほかに比べたら短めですね。民衆を生かした時の感謝や奉仕のイベより全然楽です。そもそもここのチュートリアル、実はカルマ値や他キャラの好感度になーんも影響しないんですよ。乱銅も郭備もモブ中のモブですからね。なので存分に好きな選択肢を選んでください。この手の悪行を全くしないプレイの称号にも関係ないんで、うま味な稼ぎイベとして善行プレイ実況者なんかもここでは略奪と奴隷ゲットしてますね(納得のHM笑み)
「お待ちを! どうかお待ちになって下さい! 民間人を全て殺す必要はありません! なぜこんなことをなさるのですか!?」
少しすると郭備が意を決してレズちゃんに詰め寄ってきました。このレスバは絶対に起きるので直ぐに返答してあげましょう。
【ここは山陽に入る為の入り口。高狼城から前線へ物資や兵員を繋げる補給線を組むでしょう? それを見張れるこの城に魏人は置いておけません。万が一があってはいけないの……でしょう?】
「そ、それは……」
ガバガバやな、ロジハラではない(確信)
斥候なんてそこら中にいるから民間人なんぞ幾らでも生かしておいてなんの問題もないし、長い目で見ても政治や軍略的には軋轢を生まない方がいいんですけどね。まぁここはレズちゃんの弁舌能力でごり押しや!
「おい、お前は副官だろう! 隊長の汚名になるぞ、本当に止めなくていいのか!?」
レスバには数パターンありますがね、他人の力を使うのは卑怯じゃね?(棚上げ感)
「ん? あぁ、別に珍しいことでもないだろ。それに天の言葉なら玲守は折れないだろうしな、皆玲守の言葉なら従うさ。一応、しっかりした理由も珍しくあるじゃないか」
んほー。イケメンはこちらの味方になってくれました。流石はイケメンやな! 惚れてまうわ、やっぱ顔がいい人間は違うな(ペッ)
これも高魅力値の恩恵ですね。士気の他に指揮官への信頼度も高いので、レズちゃん隊の兵士たちは皆ちゃんと命令にしたがって仕事を行ってますね。金と高魅力値と環境(超兄貴)により我が隊は鉄の信頼で結ばれているのだ! ククク……これが玲鵬隊よ!!(HM的ドヤ顔)
「真面じゃない……」
しばらくすると収支報告です! んほー、いい仕事してますねぇ(歓喜)。うま味が過ぎる物資や金、お宝が手に入ります。これが略奪の良い所です。乱銅ですがあのハゲは攻城戦に役立つスキルの他に略奪にボーナスがかかるスキルがあります。なので略奪する際は存分にこき使ってあげましょう。
あ、それと収支の一部は彼らに褒美として分け与えてあげると士気が上がる他、次回以降もいい仕事してくれます。ほーれご褒美だぞぉ(角砂糖3個感)
「へへ、ありがてぇぜ。何だかんだであんたとは上手くやれそうだな」
ハゲに優しく、人に優しく。それが走者の走り方(HM笑み)
しかしこんな小さな城でこんなうま味なら、これとは比較にならない高狼城以降ならどれだけのパラダイスが待っているんでしょうか!? そうやって悪魔の誘惑をするのがこのゲームの開発者の嫌らしいところです。勿論横で主人公たちメインキャラがしっかり見てるんですがね(パパラッチ感)
はい、これでチュートは終わりです。次回からは「玲鵬隊の玲守はどんな理由であろうとクソヤロォは絶対に許さねぇ」と主人公たちに媚を売りましょう。RTAは外道鬼畜プレイになってしまうってのは僕は逃げだと思いますね(HM的キリッ)
それじゃあ今日はここら辺でバイバイキン!
私は戦災孤児の奴隷出身ということもあるからか、幸運によって今の地位がある故なのか、戦乱に巻き込まれる者を自分と同じような境遇にすることには忌避感があった。何よりそういったことをするのは嫌で、部隊の皆も私の感情は理解してくれていた。色々我慢させているのだろうが、私たちはそれ以上の何かに満たされていて、それ故に凌辱や略奪などをしなくても心は満足していた。
「貴士族なんかに負けるなよ、信」
眩い目だった。今の自分にとってはその目は眩しく、しかし罅が入ったような私の心を癒してくれた。
ここに来る前にあった虐殺は私を苛んでいた。
別にそれ自体は珍しいことではなかった。凌辱は行わずというのはある意味で珍しいのかもしれないが、遊び半分での殺しをする者はこの時代では珍しくない。
「どうか安らかに」
「天涯へ旅立つ様に、鵬の下へ」
「天は俯かない、天は病まない、天は……」
隊長の命令に従い、迅速に、的確に仕事を行っていく者たち。それが冷酷で、淡々と行う様なものであったならばまだ兵士として理解は出来た。だがあれ等は違った。彼らの隊長の命令を、それの意味もすべて理解し、命令された通りに彼らは「優しい殺戮」を行っていった。
それは異常な光景だった。悲惨な光景に慣れている私たちからしても彼らの行いは直視に耐えなかった。彼らの行動に、口調に、微笑みに、それらが向けられる者だけでなく、私たちも背筋が凍りついていた。
いっそ処刑の様に仕事として行っていたのなら何とも思わなかった。だが、あれは……
「何なんだよアイツら」
「イカれてやがる」
「郭備隊長、俺たちは……」
「構わん。そのまま、凌辱が行われていないかを見張れ」
この場の異様な雰囲気に、無法者と悪評で名高い乱銅も黙々と物資の収奪を行っていた。この場から早く離れたいと思っているのはきっと奴も同じなのだろう。
【回る回る…笑う笑う……天が…ららららら…】
歌だ。あの歌が聞こえる。あの少年と話すまでずっとあの光景が頭から離れなかった。全く、情けないことに元気づけられたのは私の方なのだった。
大きく息を吸う。私ももっと上へ行く。乱銅を止めたあの少年の様な者をもっと取り立てるために。あの3千人将の様なことを止めるために。
幸いなことに今私はあの3千人将の麾下からは外れている。この気持ちのままこの戦で活躍して、もっともっと上にいかねば。
「郭備千人将 お待ちを」
声をかけられ、振り向いた時だった。
一閃。確かな腕だった。刺客紛いなことをやっているが、私よりも遥かに格上の将だと確信できた。
意識が切れる前、覚えたのは部隊の皆、あの少年、そして……目の前の相手への哀れみだった。
『あの3千人将の贄になるのだな』
そう思ってしまったら不思議と恨みは湧かなかった。しかし出来ることなら、仇はあの少年の手で叶う様にとあちら側で願うとしよう。