姫松高校麻雀部監督代行播磨拳児   作:箱女

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18 気になるあの子☆

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 カレンダーの月の数字が七になり、梅雨明けまでもうひと踏ん張りというところのある日曜日に拳児の携帯電話が鳴ったのを漫は聞いた。太陽はちょうど青空の頂点近くに位置しており、拳児がおにぎりを三つとペットボトルのお茶を、漫が母親に作ってもらったお弁当を手に屋上を目指して廊下を歩いているときのことだった。つまり昼休みの出来事である。

 

 着信音から判断すると、どうやら電話がかかってきたらしい。合宿が終わってから拳児の周囲をちょろちょろするようになった漫は知っている。決して彼に電話がかかってくる回数は多くはないが、それでもたまにはかかってくるなんてことまで知っている。基本的にかかってくるとすれば郁乃と、あるいは連絡事項を抱えた恭子くらいしかいないだろう。ごくたまに漫も知らない人からも電話がかかってきているようだが、その人についてはわかる気がしなかった。ひょっとしたら以前いた場所からかかってきているのかもしれない。流石にそんなところまで深入りするつもりのない漫は、拳児に遠まわしに質問をするような真似すらしなかった。藪をつついて蛇が出てきました、と笑って済ますことのできない可能性もあるのだ。

 

 心持ち歩調を緩めて拳児の隣を漫は歩く。誰でも携帯で話しながら歩くときには意識が散って、すこし歩くのがゆっくりになるものである。ふいと視線を斜めに上げる。百五十センチに満たない漫と大柄な拳児の身長差は三十センチにもなるため、漫からするとほとんど頭上に電話口があるような状況である。あまり背の高い男子と並んで歩いた経験のない漫にとっては、どちらかといえば面白くないほうに分類される感覚だった。

 

 とは言っても漫の身分としては本人に怒られないからということで勝手に周囲をうろついているだけのものであって、決してカノジョのような文句を言えるものではない。だから漫にできることと言えば、せいぜいが特に気にしないことくらいであった。もちろんそれにも限界はあったが。

 

 人目を気にせず、また注目の的であるということに無自覚な拳児は、ここが学校の廊下であるということに意識を向けない。外で電話に出るときと何ら変わりのない声量で応じるのである。それは別に彼が不良だから校則に刃向かって廊下で電話をしているわけでもなんでもなく、単純に外と内との区別をしていないのだ。良く言えば差別のない意識の持ち主とも言えるが、拳児の場合は無頓着と言ったほうがはるかに近いだろう。

 

 もう出会ってからまるまる三ヶ月も経過する。初めは引くどころの騒ぎではなかったが、今では漫にもそれなりに拳児の感情の機微がつかめるようになってきた。わかりやすく笑ったり悲しんだりこそしないものの、間違いなく機嫌不機嫌の差は存在すると漫は確信している。どちらもそうそう拝めるものではないが、たとえば機嫌がいいときには飲み物なんかを奢ってくれたりするのだ。その辺りのことは周囲をうろちょろするようになって初めてわかったことである。このとき学んだ “人を見た目だけで判断してはいけない” という経験は後の漫の人生にいい影響を与えることになるのだが、本人も拳児もそんなことは知る由もなかった。

 

 拳児も麻雀部員にはそれなりに気を許しているようで、たとえば隣を漫が歩いているこの状況下でも何らの気兼ねなく電話で話をしていることがひとつの証拠にあたる。あるいは拳児も他人に隙を見せるということに慣れてきたのかもしれない。不良としてはどうだかわからないが、高校生としては大きな成長と言えるものだろう。

 

 

 隣を歩く男が声量を絞るということをしなかったため、漫にもその内容が片方だけは耳に入ってしまっていた。拳児の言葉の断片を繋いでいくと、どうやら麻雀の、それもインターハイに関わる内容であるようだった。会話の運びから察するに相手は年齢が近く、かつ姫松の人間ではないだろうことが予想される。漫の知るかぎりにおいて、拳児の知り合いでさらにそれらの条件に当てはまるような人物はぱっとは出てこなかった。ちょっとしたいたずら心と興味が湧いた漫は、ダメならダメで構わないという軽い気持ちでその相手が誰なのかを聞いてみることにした。

 

 「ウチの部のハナシもしとったみたいですけど、どちらさんです?」

 

 拳児の持っているビニール袋が腿に当たってがさりと音を立てる。

 

 「ん? ああ、辻垣内のヤツだ。臨海の連中もソートー調子いいらしくてよ」

 

 「えっ、辻垣内さんって()()?」

 

 漫からすると、辻垣内智葉という人物は播磨拳児に最も近づけてはいけない一人であった。何せ姫松に通う生徒が未だ誰一人として見たことのない拳児の素顔と笑顔を見たというのだから、その警戒レベルは最大に上げて然るべきと言えよう。

 

 「ほかにそんな名前の知り合いいねーしな」

 

 「へー、ケータイの番号なんていつの間に交換したんです? いや合宿やとは思いますけど」

 

 「ま、アイツも外国人に囲まれて大変だろうからよ、相談に乗ってやるっつーことでな」

 

 朗らかな調子でそう告げる拳児に対して、漫はなんとも煮え切らない笑みを返すことしかできなかった。仮に悩みを抱えた人が大勢いたとして、そのなかで播磨拳児に相談しようと考える人間がどれだけいるだろうか。百人いたら九十八人が相談しないだろう。あるいはそれでも甘く見積もり過ぎているかもしれない。漫は例のアドバイスの件もあって、拳児のことを信頼してもいるし、事によっては尊敬していると言ってもいいかもしれない。だが悩み事を相談するのだけは彼女の中ではナシだった。それは決して人格が信用ならないなどと言っているわけではない。おそらく拳児に相談すれば真面目に取り合ってくれるだろうことを漫は理解している。ただ、漫たち姫松の部員から見た拳児の出自は裏の界隈であり、そこにいた彼がどんな解決策を持ち出すかなどそれこそ見当がつかない。そちらの筋の人間が出てこないとも言い切れない。だから漫は、今度は智葉のことを思いやって口を開いた。

 

 「……ほ、ほどほどにしたってくださいよ?」

 

 「別に相談らしい相談があるわけじゃねえよ、世間話みてーなもんじゃねえか?」

 

 「えっ? あれ、その言い方だとけっこう電話してたり……?」

 

 漫の少女回路が熱を帯び始める。拳児と智葉が付き合っているという確証は得られていないが、逆に付き合っていない証拠も得られていない。ここからの話の持っていき方次第では本人から言質を取ることすら可能かもしれない。敬愛する末原恭子は好きにさせておけばいいとの見解を示したが、大会前のそれはスキャンダルになりかねないと考えていた漫は、ふたりの関係がどのようなものであれ確定させておきたいとの思いを持っていた。

 

 

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 立ったまま腕を組み、そこから右手を顎の辺りに持ってきて思考の海に沈む。その姿は高校生であるにもかかわらず妙に様になっており、彼女が積んできたであろう経験を思わせた。彼女がその頭を悩ませるのは、ほとんどが麻雀に限定される。年頃の少女がその全精力を麻雀につぎ込むことについては議論があるかもしれないが、本人にとってそこに存在するのはひとつの決断であって他ではない。しかし今日は事情が違っていた。珍しいことに末原恭子は麻雀以外のことに頭を悩ませていたのである。

 

 「なんやきょーこ、便秘か?」

 

 「ちゃいます。ただの考え事です」

 

 短い息とともに恭子はじとっとした目を洋榎に向ける。天真爛漫なのは大いに結構なのだが、多少デリカシーに欠けるのが麻雀部主将の玉に瑕な部分であった。仲の良い自身や由子などと話しているときならばまだ構わないが、それ以外の人と話すときにはもっと気を遣ってほしいというのが恭子の偽らざる本音である。

 

 「ふーん、どっかオモロそうなガッコでも見つかったん?」

 

 「あー、いえ、今考えとったんは漫ちゃんのことでして」

 

 「漫ぅ? 心配どころか最近はむしろ調子ええやろ」

 

 芯から不思議そうに洋榎が疑問を口にする。たしかに合宿を経験して以降の漫は、自身の爆発に頼るだけではない打ち方を身につけつつあった。彼女の爆発状態にバリエーションが生まれたことも対局相手にとって十分に脅威になっていたが、何より素の状態でも勝率を上げてきていることがここ最近の上重漫を語る上で外せない内容である。もちろん完璧とはまだまだ程遠いものの、もしこのまま彼女が調子を上げていくと仮定したならば、いずれ上重漫というプレイヤーから弱点がなくなるだろうことは明白だった。

 

 「そうですね、数字にして見るとようわかります」

 

 「ならなんで漫のことでむつかしい顔しとんねん」

 

 眉を不思議そうなかたちにして洋榎が問いかける。いつの間にか彼女は腕組みをしていた。

 

 「……最近」

 

 「お?」

 

 「最近、漫ちゃん播磨に引っつきすぎやと思いません?」

 

 「…………は?」

 

 いたって真面目な表情をした恭子の口から飛び出したのは、洋榎の予想を遥かに飛び越えてどうでもいい内容だった。開いた口が塞がらないとはこのことで、二の句が継げないままゆっくりと時間だけが流れていった。

 

 「いやだから漫ちゃんが」

 

 「それはもうええから」

 

 たしかに恭子が漫に対して特別に目をかけていたことを洋榎は知っている。去年に至っては監督に直談判して自分のレギュラーの座を明け渡したほどである。通常ならば許されない暴挙と言えるが、すでにそのときには恭子は先輩後輩を含むすべての部員から信頼を寄せられる存在であった。すくなくとも恭子の判断ならばと誰もが納得する程度には。漫本人が気付いているかどうかは定かではないが、それは現三年生の間では共通の了解事項である。

 

 その辺りのことを踏まえて先ほどの恭子の発言を考えると、なんとも単純な結論が導かれることに洋榎は気が付いた。ただその結論は、常に理知的で冷静な末原恭子が真剣な顔をして頭を悩ませるほどの問題かと聞かれれば待ったをかけざるを得ないようなものだった。

 

 「つまり播磨に漫が取られたみたいで悔しい、と」

 

 「取られたいうか、その、漫ちゃんが楽しそうなのはええんですけど……」

 

 目線を下にそらして唇を尖らせ、なにやらもごもごと言いよどむその姿はどう言いつくろっても名門姫松の大将を務める存在には見えなかった。ふたりの立っている日差しの差し込む廊下に弛緩した空気が流れる。

 

 「……それやったらきょーこも漫といっしょに播磨に引っついたらええんとちゃうん」

 

 もちろん洋榎は冗談のつもりでこの提案をした。いくら天真爛漫と言えど思春期真っ盛りの女子高生なのだから男女関係の機微にはそれなりに興味も関心もある。その上でずっと引っつくなんて提案を真面目にするわけがないのだ。すくなくとも恭子には。洋榎個人の印象では漫が拳児の周りをちょろちょろするのはどこか微笑ましさを感じさせるものであった。それはたとえば近所のお兄さんや従兄なんかと接するようなイメージに近く、男女のそれを感じさせない関係性であったからセーフの判定を下せるものであった。漫のそういった行動に対して部員から声が上がらないのも、おそらくそういった認識が広まっているからなのだろう。

 

 しかしそれが恭子となれば話は別である。もし仮に恭子と拳児がしょっちゅう一緒にいるなんてことになれば、周囲は間違いなくふたりが()()なったのだと確信するに違いない。そしてそれは近くに漫がいようと変わらないだろう。だから洋榎は恭子がいつものようにツッコミを入れてくれることを期待していた。笑い飛ばしてくれることを期待していた。

 

 廊下の開いた窓からぴい、と鳥の甲高い鳴き声が聞こえて、ほんの少しだけ間が空いた。恭子が視線を床に落としてなにやらぶつぶつと小声で呟いている。彼女が考えをまとめる時の、半ばクセのようなものだ。この瞬間、洋榎はなにかイヤな予感がした。すぐさまツッコミが入るべきときに恭子が考えをまとめようとしている。それは検討するに値することが頭にあるのと同義であって、一笑に付すべき内容ではないという判断を下したということでもある。ではその検討すべき内容とはいったい何か。つい先ほどの洋榎の発言である可能性が極めて高いのは自明である。そうして、彼女が下した決断は、洋榎のプランとは大きく異なるものだった。恭子はひとつ頷いて、すっきりしたように口を開いた。

 

 「うん、そうですね、別に難しく考える必要ないですよね」

 

 「ま、待ち! もう少しよう考えよ? 播磨もおるんやで?」

 

 焦ったように洋榎が恭子を遮る。実際に拳児と恭子の二人がどうなろうが洋榎の知ったことではないが、噂になったら面倒なことになるような気がして仕方がなかった。

 

 「……いたほうが都合ええと思いますけどね。部の方針の話もしやすいですし」

 

 ひどく真面目な調子で恭子が返したことに洋榎は衝撃を受けていた。照れだとか恥じらいだとか、そういった感情はちらりとも見受けられない。たしかに恭子は堅物ではあるが、だがそれでも彼女が女子高生であることに違いはないはずである。悲しいことにまったく実にならなかったが、洋榎と恭子と由子と三人で恋バナなんかをしたことだってあるのだ。

 

 変な意味で男慣れをしているはずのない恭子の、拳児に対する態度の理由が洋榎にはわからなかった。完全に “ナシ” だから悩んだりする必要がないのか、あるいはその逆なのか。いくらなんでもそこについて考えていないなどということはないだろう。そのことを加味した上での判断なのだと信じたかったが、洋榎は洋榎で混乱してしまっていた。これが麻雀に関わることであれば恭子の判断に全幅の信頼を置くのだが、今回の問題は麻雀絡みではない上に何が正解かがまったくわからず、さりとて強引に止める手段があるわけでもなく、最終的に洋榎は問題を先送りにすることしかできなかった。

 

 

―――――

 

 

 

 色は同じであるはずなのにどうしてか他の季節と違って明らかに高さを感じさせる空と、そこにべたりと絵の具で塗りつぶしたような白い雲。風景として見れば切り取って絵葉書にでもしたくなるような綺麗な空も、実際にその下に立ってみればひたすらに体力と水分を奪っていく夏の空であった。道行く人々の表情は基本的にうんざりとしたものばかりで、暑さを楽しむなどといった粋な考えを持った人間はさすがにいないようである。顎から垂れた汗がアスファルトの色を濃くしたかと思えば、一瞬で蒸発していく様を見ればそれも無理はないだろう。麻雀のインターハイが開催されるここ東京は、屋外の環境で言えばお世辞にも良いとは言えない場所である。

 

 インターハイの会場はプロの試合でもよく使われるホールであり、またその試合の扱いもそれに準じたものとなっている。時間帯こそ朝から夕方までが基本ではあるが、当たり前のようにテレビ中継がされているのだから日本における麻雀の人気が知れるというものである。さらには解説に本家のトッププロが招かれるのが慣例となっており、そのこともインターハイの人気の一因となっている。

 

 

 調整のために早めに東京へとやってきた各地の選手と同様に、解説役として呼ばれたプロたちも続々と打ち合わせのために東京に集まってきていた。競技プロという上澄み集団のなかの、さらに上澄みであるトッププロと称される彼女たちは、他に比べて圧倒的に忙しい身分である。そのため毎年ほとんど出場選手の情報を調べる時間などないはずなのだが、それでも恐ろしいほどの的確さで解説をしていると言えば彼女たちがトッププロと呼ばれる理由の一端がわかるだろう。

 

 何の対策もせずに外にいたら一時間でこんがりと焼けてしまいそうな真昼の都心には、それでもどんな用事を抱えているのか試しに聞いてみたくなるほどに人が溢れかえっていた。興味深いのは誰もが一様に足早に歩いていたことである。もちろん体格差などの条件面に違いはあるため、まったく同じ速度というわけにはいかないが、懸命に足を動かしているのは同じだった。その風景がなんだか小さな頃にテレビで見た人形劇みたいに見えて、野依理沙はこっそりと笑みをこぼす。地上階をまるごと駐車スペースにしたファミリーレストランの窓際のボックス席には、理沙の他に二人の女性が座っていた。

 

 「前評判では白糸台高校が圧倒的ですが、実際のところどうなんです?」

 

 今回のインターハイで解説の理沙とコンビを組むアナウンサーである村吉みさきが、出し抜けに疑問を口にした。彼女も仕事の一環としてある程度の麻雀の知識は頭に入れているが、やはり本家の見る目には及ばないと理解しているのだろう。

 

 「………………難しい!」

 

 ひとしきり悩んだ後にこんなことを言われてしまえば話が進まないと多くの人は思うかもしれないが、付き合いの長いみさきは理沙が悩んだことにきちんと意味を見出していた。それだけ各校の実力が均衡しているということなのだろう。みさきの向かいの席に座っているもう一人のトッププロはただにこにこと微笑んでいた。

 

 「では、注目の学校などはありますか?」

 

 「……臨海、姫松」

 

 「臨海は今年からあの辻垣内選手が先鋒でしたね。それと姫松は……」

 

 「カントクさんが高校生の男の子のところだよねっ☆ もともと注目校だったけど☆」

 

 競技者としての活動に加えて麻雀の普及に余念がない彼女は、下手をすればプロのなかで誰より忙しい存在である。であるにもかかわらず当たり前のように各高校の情報を押さえていることに、みさきはうすら寒いものを感じさえした。

 

 「瑞原プロもご存じだったんですか」

 

 「もっちろん! でも色々と不思議なんだよねぇ……」

 

 普段はかわいいとしか評されることのない大きな目が鋭く光る。一般には “牌のおねえさん” などと親しみやすいキャラクターとして認識されているが、その本質はプロであり、頭の使い方では右に出るものがいないと言われる頭脳派である。そんな彼女でさえかの男子高校生監督についてはお手上げなのだという。みさきはその姫松の監督について考えるのを諦めると同時に瑞原はやりの凄まじさに半ば呆れていた。彼女の先ほどの発言は彼について調査をしたことを匂わせるものだったからだ。

 

 「実力も十分!」

 

 「はや!? 理沙ちゃん合宿にお邪魔したの!?」

 

 「え、ちょ、瑞原プロ? 今の一言のどこから読み取ったんですか?」

 

 「今から楽しみ!」

 

 

 三人がそうやって話しているファミリーレストランのちょうど真下を、ある一人の男がちらちらと周囲の景色に目をやりながら歩いていた。彼女たちが窓から外を眺めたところで角度の関係から彼の姿を捉えることはできない。

 

 播磨拳児は、迷子になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 


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