姫松高校麻雀部監督代行播磨拳児   作:箱女

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 「これは……、あれですよね、播磨先輩にカノジョさんがいたってことでいいんですよね?」

 

 テレビの画面に映った拳児の表情が一瞬だけ曇ったのを見逃すことなく、漫は話しかける相手を限定しないような音量で口を開いた。新たに拳児に発覚した事実が衝撃的だったのか、手に持っていた湯呑みを口に運ぶでもテーブルに置くでもなく、ただ中空でキープしている。

 

 室内を満たすのは変わらずに働き続けているエアコンの小さな駆動音といまだに続くインタビューの音声だが、それらは彼女たちにとってほとんど意味を成していなかった。いま控室には由子と漫と絹恵の三人しかいない。拳児は当然として、洋榎と恭子はつい先ほど飲み物を買いに出かけており、郁乃は試合直後に野暮用と言ったきりまだ帰ってきていない。

 

 「まあ播磨さんも高三やし、おかしくはないよね」

 

 拳児が来た当初はレギュラー陣の中で誰よりも怯えていたが、今ではけっこう懐いた絹恵が後を承ける。思春期の少女というのは意外とああいうタイプにころりと落ちることもあるらしく、絹恵は絹恵でその辺は理解できなくないとの見解を自身の中で示している。しかしどう頑張ってもあの男との楽しい会話を想像することができないので、一般的な女の子が憧れるようなカップルにはなれないのだろうとも思っている。どこかのカフェで楽しそうに話を弾ませている拳児など想像するだに恐ろしいものがある。

 

 拳児の過去については、本人と郁乃以外は誰も知らない。もう少し丁寧に言うならば、郁乃は拳児が姫松に来ることになった経緯までは知っているが彼個人の事情については何も知らないし知るつもりもない。そのこともあって拳児のインタビューの発言の意図を理解できるのは、本人を含めて三人がせいぜいといったところだろう。

 

 「先輩も事情あるんなら話してくれればええのに……。水くさい思いません?」

 

 「んー、でもそう簡単に話せることでもないと思うのよー」

 

 彼女たちは共通して意外と気が利くところがあり、また拳児を裏プロだと思い込むという大前提でのミスをしてはいるものの頭の回転も決して鈍くない。だからこそ必要以上に事を深刻に捉えることなく話をすることができており、そのことは当人たちの間で意識されることは最後までなかったが、それは拳児と彼女たちの関係においてきわめて重要な意味を持っていた。そのことの価値は決して落ちることはなく、むしろ時間が経つにつれてより大きくなっていく類のものなのだが、それに気付く者もまた誰もいなかった。

 

 ここしばらく、あるいは拳児が姫松に来る前からずっとインターハイを中心に生活を回してきていたため、彼女たちが播磨拳児というただひとりの男について考えることなどほとんどなかった。たしかに気になる要素だらけの人間ではあるが、そこに気を取られて麻雀がおろそかになるようでは名門などと名乗っていられない。全国優勝を目指すという意味においての彼女たちにとって重要なのは、播磨拳児が指導者として優れているかどうかであったし、また拳児はその期待にきちんと応えた。だから姫松というチーム内部の関係性はそれで成立していたし、ある意味ではそこで完結しても何ら問題のないものであった。拳児に対して監督としてのものではない興味を抱いたのは、確実な変化である。

 

 ただ、彼女たちの関心は拳児の過去だとか深刻になりそうなものではなく、もっと俗っぽい部分に向かっていた。まだ女子高生なのだから仕方あるまい。

 

 「そーいえばアレですよね、ゴールデンウイークにめっちゃ美人な人来たやないですか」

 

 「あー、臨海から帰って来た次の日やったっけ」

 

 先輩を含む複数を相手に話をするのだから、もちろん漫は敬語を使う。絹恵は漫に対して返事をしているから敬語を使っていないだけで別に不敬なわけではない。ほとんど無意識にその使い分けができるようになるのだから先輩後輩の関係というのも不思議なものである。

 

 「あの人はなんやったんですかね?」

 

 「播磨はカノジョさんがおらんようになってすぐ別ー、いうタイプにも見えへんしねー」

 

 「組での知り合い程度のモンなんですかね」

 

 組をクラスと読み替えれば正解なのだが、もちろん彼女たちはそれを意図して組と発言しているわけではない。由子は普段の学校生活では拳児と同じクラスに所属してはいるものの、仮に拳児が姫松に来る前に他の学校に通っていたと言われてもその姿をなかなか想像することができないだろう。裏プロというイメージも手伝って、根本的に学校という場所が似合わない男なのだ。

 

 まだ姫松の試合が続いていたときに買ってきたペットボトルで舌を湿しながら話は続く。真剣勝負の合間にはこうやって息抜きをするのも重要なことだ。その点ではいやいやながらインタビューへと向かっていった拳児も褒められるべきであろう。まさか本人がいる前でこんな話もできるわけがないのだから。

 

 「いやー、意外と片思いなんかもしれませんよ?」

 

 漫がにやりと温めていた洞察を披露する。

 

 「播磨に? それは考えにくいと思うのよー」

 

 即座に由子から否定が入る。実は当てずっぽうのわりに漫は大正解だったりするのだが、本人は絶対に認めないだろう上に対象があの播磨拳児だ。正しい判断を下せというほうが無茶な話なのだ。

 

 「へー、クラスやとダメダメやったりするんですか?」

 

 「いや、前に自分はモテへんみたいなこと言ってたのよー」

 

 「実際どーなんですかね、背とか高いしプラスもけっこうある思いますけど」

 

 いつの間にか議題が拳児の事情から拳児が本当にモテないかどうかにすり替わり、それから時間が少し経過すると洋榎と恭子が控室へと戻って来た。拳児が姫松へと来て以来、意外なことに彼についての話題で盛り上がったことはほとんどない。どこか触れてはいけないような感じが知らない間に部全体に浸透していて、誰もそれについては疑問を持つことすらしなかった。だからそのぶん彼女たちの拳児に関する想像を含む話は、いったん始まるともう止まらなかった。ふつうなら止める立場にいる郁乃もいなければ、やり玉に挙がっている拳児もいない。その話は最終的にそれぞれの男性の好みにまで発展するのだが、それはまた別の話であって、ここで触れるべきことではないだろう。

 

 

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 予想していたよりは早く終わったが、拳児にとって慣れないインタビューというものはそれなりに精神的疲労を残すものだった。事前に郁乃から聞かされてはいたものの、姫松が優勝すると仮定してあと二回はこんなものを受けないとならないのかと思うと、ため息のひとつもつきたくなるというものだ。しかも勝てば勝つほどインタビューは長くなるものであるらしい。そんなに話すこともないように思うのだが、その辺りについて拳児は門外漢のため考えるのをやめることにした。

 

 意外にもテレビカメラの前では拳児も緊張をするらしく、ちょっとした喉の渇きを覚えていた。このホール内で飲み物を買おうと考えたら、選手用の自販機に向かうか二つある出入り口の売店に行かなければならない。普通に考えれば近い自販機を選ぶところで、拳児は出入り口の方へと足を向けた。誤解をしてはいけないが、拳児は姫松高校麻雀部に馴染んでこそいるものの、未だに女子だらけの空間で落ち着くほどに溶け込んでいるわけではない。周囲を気にしないタイプである拳児でさえも、その環境は気付かないうちに疲労を蓄積させる。それをこの四ヶ月で学んだ彼は、休憩するときは一人になることを選ぶようになったのだ。

 

 ホール内は現在進行形で試合が行われていることもあって人の姿は少ない。だがそれでも決して人がいないわけではなく、ホールのどこかの椅子で休憩していたらおそらく面識があるかどうかにかかわらず誰かが寄ってくるだろうことを拳児は理解していた。東京へ来てからさんざん声をかけられているのだから、さすがに拳児も学習している。本当に自身の名前は知れ渡ってしまっているのだと。そういう判断もあって、拳児は売店でスポーツドリンクを買ってホールの外へと足を伸ばした。

 

 

 サングラスがなければ視界が奪われてしまいそうなほどの眩しい日差しと、それだけで夏ということを認識させるような熱をもった空気が拳児に押し寄せる。夏でなければ多少は太陽の力も弱まるだろう時間帯なのだが、唯一例外にされている季節においてはそんなことは関係ない。日陰にいなければほとんどの人がにじむ汗を止められないだろう。拳児もそんな中で直射日光があたるような場所にいるつもりは毛頭なく、たまたま視界に入った木陰のベンチに腰を下ろすことに決めた。

 

 陽光が強すぎるのか木陰という場所がすごいのかはわからなかったが、とにかく環境が変わったように涼しくなったことに拳児は驚いた。汗をかいたペットボトルはまだ冷たさを保っており、それが拳児の手を、皮膚の下を流れる血液を冷やしてくれた。ぐるりと見回してみるとホールの中よりもよほど人の数は少なく、かなり距離のあるところに金髪頭と、それとは別方向に三人組が見える程度でずいぶんと静かなものだった。

 

 ひと息ついて目を閉じる。もちろんサングラスのせいで外から見ても本人以外にはわからない。ついでに言うならば何を考えているのかもわからない。おそらくは塚本天満に関連することなのだろうが、大体の場合はロクでもない方向に思考が飛んでいるのがオチである。それでも頬を緩ませていないだけマシと考えるべきだろう。ギアが最大まで入れば即興で作詞作曲を行うことができるのが播磨拳児という傑物である。

 

 ある程度抑制された甘さのスポーツドリンクに手を伸ばそうと顔をそちらに向けようとしたところで、スポーツドリンクを置いてあるのとは逆の方向から声をかけられた。休憩を取っていたとはいえそこまで油断しているとも思っていなかった拳児は少し驚いた。自身の感触以上に疲れているのかもしれない。

 

 「ねえってば! ハリマケンジでしょ!? 姫松の!」

 

 やたらと元気のよさそうな声のする方を向くと、腰の上辺りまで届く長い金髪の少女がそこには立っていた。丸く大きな目が快活そうな顔の造りに見事に似合っている。一般的な観点では “かわいい” に分類される美少女だろう。ワンピースタイプの白いセーラー服で、腰に細いベルトを通している。間違いなく拳児の知り合いではないのだが、どこかで見たことのある顔だった。現在いる場所と面識がないのに顔だけは見たことがあるという事情を考えれば、インターハイ出場者であることに気付くのにそう時間はかからなかった。それでもどこの学校の誰か、というところまではわからなかったが。

 

 「ンだ? ナンか用か?」

 

 これでも拳児からすれば穏やかな対応である。

 

 「別にないよ? 雑誌とかでよく見たカオだったから声かけてみただけ」

 

 気取っているわけでも悪びれる様子があるわけでもない。目の前の少女から感じ取れるのはただ純粋な興味だけだった。未だ名前すら知らない彼女の表情と言葉の間にはわずかな誤差もない。ただなんとなく面白そうだから、という思いが透けて見えるどころか前面に押し出されている。姫松に来てからこれまで出会ったなかで最も単純な表情に、拳児はどう返せばいいのかわからなくなってしまった。なおも少女は続ける。

 

 「あ、あと私たちがいるのによく優勝宣言したなー、って。面白いじゃん?」

 

 「誰だか知らねーがそりゃ当然だろ。勝つのは俺様以外にあり得ねえ」

 

 そう言ってから少女の顔を見ると、ぽかん、と口を開けていた。よくころころと変わる表情だ、きっと感情と顔の筋肉が直結しているのだろう。拳児は誰かを思い出しそうになるが、それだけは必死に食い止めた。その理由はやはり拳児にしかわからない。

 

 「あっは! いいよ面白いよハリマケンジ! 私を知らないなら教えてあげる!」

 

 心底楽しそうに少女は笑った。ただし先ほどまでの純粋な表情ではなく、嗜虐的な要素を端々に覗かせた凶悪なものだ。そこにあるのは絶対的な自信と、それを土台としたある種の称賛だった。その恐れを知らない天性の威勢の良さは、真似事でさえできる人間が限られる。ある特定の分野において革命を起こすのは、たとえばこのような良い意味でのバカなのだ。少女は似ていた。選手と監督という立場の違いこそあれ、その愚かしいほどの真っ直ぐさと自分に対する信頼は、つい最近どこかの高校の監督になったヒゲグラサンのものとよく似ている。

 

 そうして、あくまでも自分の立場の優位を信じて疑わない少女が自身の名前を告げた。

 

 「大星淡。白糸台の大将だよ」

 

 「そうか、俺ァ播磨拳児だ」

 

 「サイアクでも決勝までは来てよね、ハリマケンジ。そうじゃないと……」

 

 その視線も表情も語調も話している内容も、すべてが彼女の自信の深さを示していた。もう既に彼女の中では自分たちが決勝戦に進むことは決まっていることのようだった。拳児の記憶によれば白糸台は準決勝には進出を決めてはいるはずだが、その準決勝は明日以降に行われるはずである。つまり、そんなところでつまずくなど考えもしていないということなのだろう。サングラス越しの拳児の目をしっかりと捉えて、淡は今度はいたずらっぽく口の端を上げながら言う。

 

 「そうじゃないと、私がどれだけすごいかわかんないでしょ?」

 

 「上等だ。実際にやるのは俺じゃねーが覚悟しとけよ」

 

 「やっとちょっとだけやる気出たよ。じゃ、決勝で待ってるねー」

 

 言うだけ言って、淡はさっさと踵を返した。去りゆく後ろ姿は明らかに機嫌がよさそうで、鼻歌まじりにホールの方へと向かっていく。拳児はベンチに座ったままスポーツドリンクを少しだけ口に含んで、初めて怯えることなく真っ向からケンカをふっかけてきた少女の印象を反芻していた。麻雀に関わることになってから何度も感じてきた強者の匂い。絶対数ではそれほど多いはずがないのに、何の因果か簡単に何人か思い出せるほどに嗅ぎ分けてきたそれを、拳児は淡から感じ取っていた。

 

 前評判ではさんざん最強だと聞かされてきた白糸台の一員と接して、拳児はインターハイを甘く見ていたことを認めざるを得なくなっていた。姫松の優勝の前に立ちはだかるのは、臨海女子だけではない。拳児は映像でも打ち手の実力を見抜くことができるが、それはやはり直に会って得られる情報とは質を異にしている。雰囲気や立ち居振る舞いなど、そこを見れば実戦でどれだけやれるかがよくわかる。そもそもインターハイの準決勝に残っている時点で実力は保証されているようなものなのだ。大星淡を警戒するべきだ、という考えが拳児の意識に昇っていたかはわからないが、ペットボトルを持っていないほうの手は固く握られていた。

 

 

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 足取りは軽く、誰もいない選手専用の廊下に革靴の音が高く響く。ホールの売店で購入したのかチョコチップクッキーと五センチ大の薄い煎餅がビニール袋の中でがさがさと音を立てる。仕草だけ見れば子供のそれで、とても全国最強の名を冠するチームの大将には見えない。少女はある控室の前で立ち止まり、意気揚々と扉を開けた。もちろん、挨拶は忘れない。

 

 「たっだいまー!」

 

 「ああ、おかえり。……どうした、ずいぶん機嫌がよさそうじゃないか」

 

 椿の香りでもしそうな長い黒髪の、大人びた雰囲気を持った少女が淡を迎え入れる。彼女の言葉から察するに淡がこんな表情を浮かべているのは珍しいことなのかもしれない。

 

 「ふふーん。ねえスミレ、私ちょっとだけやる気出てきちゃったよ」

 

 「……は?」

 

 スミレ、と呼ばれた少女はただ呆気にとられていた。彼女の言動が突飛なのはいつも通りといえばいつも通りなのだが、“やる気が出てきた” とわざわざ人に向かって言うということが指し示しているのはつまり。

 

 「……これまであまり乗り気じゃなかったということか?」

 

 「だってどこもかしこもどいつもこいつも雑魚ばっかだったじゃーん」

 

 不満を表現しているのか口をとがらせて淡はこれまでの相手を総評する。悪意はない。見下しているつもりも彼女にはまるでない。ただ、実戦で感じた力量とそれ相応の結果が淡にそういう判断を下させた。言い方に問題があることは確かだが、彼女にはそれを言い切るだけのものがある。もちろんそれを目の前にいる人間がどう取るかは別の話であるが。

 

 「ばかもの。気を抜いて打つなとあれほど言っただろう」

 

 「もー、本気で打っちゃダメだし気を抜いて打ってもダメだしスミレの言うこと難しいー!」

 

 「白糸台が優勝するためだ。それにできないことをやれと言っているつもりはないぞ」

 

 どこか脱力してしまいそうなやり取りは、この控室では日常のものとなっていた。外部の人間は想像もつかないだろうが、現時点で二年連続全国団体優勝を達成しているこの麻雀部には厄介者が()()いる。ひとりは言うまでもなく自由奔放の化身と言ってもいい大星淡であるが、もうひとりは今は静かにソファでお菓子をつまんでいた。

 

 スミレと呼ばれた少女が額に手をやってやれやれと頭を振ってため息をつく。そもそも他校の研究のために控室に集まって観戦しているというのに、もっとも警戒するべき臨海女子が試合をやっているこの時間に帰ってくることそのものがおかしいのだ。そう心の中で愚痴をこぼしていると、淡が思い出したように口を開いた。

 

 「あ、そうそう。優勝と言えばなんだけど、決勝、姫松来るよ」

 

 「どういうことだ?」

 

 「そのまんま。さっき外でハリマケンジと会ったんだ」

 

 どう考えても話が繋がっているとは思えないが、そんなことは淡には関係がない。今の彼女にとって重要なのは姫松というチームが面白そう、という他人から見れば取るに足らないようなことであり、それ以外は別にどうでもよいことだった。彼女が入学してからそれほど時間が経っているわけではないが、おそらく四六時中この調子で通しているのだろう。“スミレ” はほとんど驚く様子を見せなかった。

 

 「……迷惑はかけてないだろうな?」

 

 「大丈夫だって! ちょっと自己紹介しただけだし!」

 

 「まあいい、だが姫松が本当に決勝にいるかは知らないぞ。さっきは二回戦で二位だったしな」

 

 「ありゃ? なっさけないなぁ。まあでも上がってくるよ、そんなカンジするし」

 

 終わったばかりのの試合結果くらい覚えておけ、と淡の相手をしていた長髪の少女は言いたくなったが、そうしたところで糠に釘なのは明白である。周囲から厳格とさえ評される彼女が淡の振る舞いをある程度まで容認しているのは、押さえつけたところでどうにもならないことがわかっていることが理由のひとつ。もうひとつは、彼女が他を圧倒するような隔絶した才能を有しているからに他ならない。そんな淡の口からこぼれた先ほどの言葉はどこか予言めいており、“スミレ” は後にBブロック準決勝に進出する学校のうちで、臨海女子と姫松の情報を中心に集めるように指示を出すことに決めるのだが、それはほんの少しだけ未来のことである。

 

 

 

 

 

 

 

 


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